リリィ「この辺り、凄く響いているわ…!」
ジャック「各魔空間で、みんなが戦っているのか…。」
リリィ達はエリーゼが待つ王家の間に繋がる道で、ガレオン達やジュウソルジャー達が各魔空間での激闘が、この道の中で響いていた。
ガルム『だが、俺達は今できる事をやるしかねぇようだな。』
イリス『我々の目的は、エリーゼの解放と、魔剣ソウルエッジの破壊だ。』
リリィ「そうね。行きましょう!!」
リリィ達はただ一直線の道を走って行った。そして目の前に見えるのは、重厚な扉が立ちはだかっていた。
『ギギギギギギギギ…』
その扉は、鉄が重く動き出す音を散らしながら開いた。
ジャック「まるで歓迎されている様だぜ…!」
◇◆◇
リリィ達がその開いた扉の中へ入ると、そこには右腕が異形の姿をした蒼く、そして闇色に染まった騎士が立ちはだかり、その右腕には魔剣ソウルエッジが握られていた。
エリーゼ「よくぞ来てくれたぞ。白百合の騎士のリリィと、その騎士のお供であるジャックよ。」
ジャック「コイツが…エリーゼ?俺が見た事あるのは、幼女の姿をしていたが…?」
エリーゼ「いや、この姿はソウルエッジを持った時に変貌してな…前の姿より、この姿の方が余程戦闘で気が散りづらく、少し気に入っておる。」
今のエリーゼは、その魔剣ソウルエッジの力を使い、蒼黒い鎧を纏い、異形の右腕を持つ騎士となっていた。
エリーゼ「ソウルエッジから流れ込む記憶。ナイトメアとやらの暗黒騎士の記憶が余の身体に取り憑いてな。ナイトメア・エリーゼと呼ぼうか。」
ナイトメア・エリーゼが持つソウルエッジが禍々しく輝き出した時、リリィが持っていたソウルキャリバーが眩く輝き出す。
リリィ「ソウルキャリバーが強く反応している…!?」
イリス『ソウルエッジとは対と為すソウルキャリバーが、ここで宿命の共鳴を果たしたのか…!』
ナイトメア・エリーゼ「ソウルキャリバー…我が剣と同じ様に蘇ったのか…まあ良い。何度でも貴様を葬ってやろう…!!」
ナイトメア・エリーゼはソウルエッジをの力を解放させ、リリィはソウルキャリバーの力を解放させた。
ジャック「リリィ、手を貸すぜ。」
ジャックはリリィの隣に近づき、戦闘態勢を取った。
ナイトメア・エリーゼ「2人で余に刃向かうのか…面白い!!」
ナイトメア・エリーゼがソウルエッジを振るい、リリィはその攻撃を受け止めた。両者はいきなり鍔迫り合いが起こり、白い火花と赤い火花がギギギと散らしていき、両者は互角のまま競り負けて後退りした。
ナイトメア・エリーゼ「この戦い、何度も思い出すのう…あのジークフリートとやらとの戦いを…!」
イリス『何の事を言っているの…!?』
リリィ「ソウルエッジの中に染み込む記憶の事よ…ジークフリートっていう騎士と戦ったらしいわ。」
ジャック「コイツは歯ごたえがあっての、超クレイジーな展開が起きそうだな。」
ガルム『ま、いつもの様にぶっ倒せば良いって事よッ!!!』
リリィとジャックは共に爆発するかの様に突っ込んでいき、ナイトメア・エリーゼもリリィ達へ向かっていき、刃と刃がぶつかり合う音が激しく鳴り響いた。
ナイトメア・エリーゼ
ソウルエッジの解放によって姿を変えたエリーゼ。青く、そして黒い鎧を纏った暗黒騎士の姿をしており、その右腕は異形の姿となっている。心はソウルエッジに飲まれており、かつてソウルキャリバーと対峙した当時の姿となっている。
元となったキャラクターは、ソウルキャリバーシリーズに登場するキャラクター『ナイトメア』を参考となっている。