※この作品はR-18です。

Lily EP3 ~戦慄のエルスタイン~   作:YU-GO

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Side”J” ~獣拳爆発~

ジュウキメラとトゥルージュウレッドの激闘が繰り広げる魔空間。そこはかつてジュウソルジャー達が通っていた十桜学園と酷似していた。しかし今では荒廃しており、ひび割れた道に完全に折れ砕かれた木。そして周囲にはジュウストーンらしきクリスタルが生えている。その十桜学園の本校の前には、ジュウキメラごと赤尾健太とトゥルージュウレッドごと蒼宮朝陽の激闘が繰り広げていた。

 

キメラ「うらああああああッ!!!」ドゴォ!!バギィ!!

 

トゥルーレッド「でりゃああッ!!」バギッ!!ドガッ!!ドゴォ!!!

 

両者のバトルスーツは半壊しており、人としての身体が所々に目立っており、マスクは半壊に陥っていた。

 

美杏「す、凄い気迫…!あの朝にいが、ここまで成長してるなんて…!」

 

瑞波「やはり、前から思っていたが、真のジュウレッドは、私の朝陽に相応しいと…!」

 

ブラッド「本来俺がジュウレッドになる予定だったが、アイツなら、ジュウレッドに相応しい奴だと、俺は確信した…!」

 

ブラッド達はトゥルージュウレッドの荒々しくも勇猛果敢にジュウキメラに立ち向かう姿を見て、冷や汗を一滴垂らした。そして、心咲はブラッドが前いた世界の心咲、瑞波、美杏の幻影と共に強く祈った。

 

心咲「朝陽…!」

 

彼女は涙を流しながらも朝陽に向けて強く祈った。

 

◇◆◇

 

トゥルーレッド「レイジング…クローォォォ!!!」ザシュ!!ザシュ!!ザシュ!!!ズババババババッ!!!

 

キメラ「ちいぃ!!」

 

ジュウキメラはトゥルージュウレッドの猛攻を防ぎ、上空へ飛んで翼を広げ、翼から羽状の弾丸をトゥルージュウレッドに目かけて一斉射撃した。

 

トゥルーレッド「ぐああっ!!」

 

トゥルージュウレッドはその攻撃をもろに喰らった。

 

キメラ「所詮は何も出来ねぇクソガキなんだよ!!テメェの次はあのクソ女どもだぁ!!」

 

ジュウキメラの爪攻撃や脚技攻撃の猛攻により、トゥルージュウレッドは徐々に追い込まれていく。だが次の瞬間、トゥルージュウレッドはその攻撃の隙を見つけ、大剣でジュウキメラの腹を突き刺した。

 

キメラ「ごはぁ!!?」

 

しかしジュウキメラはその剣を抜き、腹から血が垂れ落ちながらも大鎌を形成させ、トゥルージュウレッドへ斬り刻んだ。

 

『ザシュッ!!!!!』パァァァァァンッ!!!!

 

朝陽「がはぁ!!!」

 

ジュウキメラの攻撃に耐えきれず、遂に変身が解け、蒼宮朝陽へと元に戻ってしまったトゥルージュウレッド。心咲達が敗北を確信したその時だった!

 

朝陽「ッ!!!!」カッ!!!

 

朝陽は覚醒し、その眼は完全に獣そのもので、絶望の淵の果てに超覚醒したのだ。

 

心咲「朝陽君ッ!!」

 

キメラ「死に損ないクソガキがぁぁぁぁ!!!これならどうだぁぁぁぁぁぁァァァ!!!!!!」ズドドドドドドド!!!!

 

ジュウキメラは力を全力を放ち、朝陽はその猛攻を獣の如く避け続け、エネルギー弾を爪攻撃で弾き返し、ジュウキメラへ突っ込んで行った。

 

キメラ「そんなボロボロの身体で俺に敵うと思うなぁ!!!くたばれェェェェェ!!!!!!」

 

ジュウキメラの一撃で朝陽をぶつけようとしたが、朝陽はその攻撃を拳で相殺させ、朝陽は拳に力を溜めた。

 

朝陽「オレの全てを!!この拳に賭けるッ!!!」

 

朝陽はその拳でジュウキメラに殴りつけた。

 

朝陽「獣ッッッッ拳ッッッッ!!!!!!!」

 

キメラ「ッ!!!!!!!!!」

 

朝陽「でりゃああああああああああッ!!!!!!」ドゴォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!

 

キメラ「グアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!」

 

朝陽はジュウキメラに獣拳で殴りつけ、凄まじい轟音と共にこの魔空間の全てを包み込んだ。心咲達はその衝撃に強く耐えるかのように強くしがみつく。

 

◇◆◇

 

ブラッド「すげえモンを見たな…!」

 

心咲「朝陽君…朝陽君は!?」

 

心咲は朝陽がどうなった事を心配し、土煙の中へ入っていく。心咲が見たのは、地面に膝をついて満身創痍になった朝陽がいた。

 

心咲「朝陽くん!!良かった…無事で…!」

 

朝陽「いや…奴はまだ…!!」

 

心咲「えっ?どういう『ピシュンッ!!』がっ!!」

 

土煙から光線が放たれ、その光線が心咲にヒットし、彼女は全裸のままで仰け反った。

 

美杏「ちょっ!?嘘でしょ!?」

 

瑞波「まだ生きているのか…!!」

 

土煙から現れたのは、変身が解け、満身創痍の状態になった赤尾健太が現れた。

 

健太「ゼェ、ゼェ…ここまで俺を追い込んだとは中々やるな…だが、俺の中に取り込んだジュウストーンが壊れねぇ限り、俺は不死身だぁ!!!」

 

健太の胸元にはジュウストーンが取り込んでおり、それを完全破壊しない限り彼は不死身のままという。朝陽達はもう奴に為す術は無い。絶体絶命の危機の時、健太は朝陽をトドメを刺そうと言わんばかりにぶん殴ろうとしたその時だった。

 

美杏「こんのボケナスッ!!!!」バギィ!!!

 

健太「がふっ!!」

 

美杏の渾身の拳が健太に殴り付けたが、健太は美杏に回し蹴りで反撃し、美杏の腹部にヒットした。

 

『ドゴォ!!』

 

美杏「がはぁ!!?」

 

朝陽「美杏ッ!!てめぇ!!!」ドゴォ!

 

健太「ふんっ!!」ガッ!!!

 

健太は朝陽の拳を受け払い、アッパーで朝陽をお見舞いした。

 

健太「最後の最後でボロボロになっても、どの道どんな手段を選ばずにくたばった方が早えんだよ!!!」バギィ!!

 

朝陽「ぎゃあああ!!」

 

健太の拳により、朝陽は殴られ、左目は失明しそうにならずに済んだ。

 

健太「くたばれッ!!!蒼宮朝陽ィィィィ!!!」

 

健太のトドメの拳が朝陽を襲うが、朝陽はそれを掻い潜った。

 

朝陽「おらぁぁぁぁ!!!」バギィ!!!!!

 

朝陽が渾身を込めて殴りつけた所は、健太の胸元で、その胸元に取り込んでいたジュウストーンがヒビが入り、決壊した。

 

『バリィィィィィン!!!!!』

 

健太「な、何ィィィィィィィィィィィィ!!!?」

 

健太の身体は電流が走り渡り、両手両足が粉々に砕け散っていく。

 

健太「ば、バカなぁ!?この俺が敗れるだとぉ!?この俺が、あんなクソガキに敗れるだとぉ!?」

 

朝陽「………………」

 

健太「この俺が…!!この俺が…………!!!」

 

 

『この俺がァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!』バリィィィィィンッ!!!!!!

 

 

健太は完全に粉々に砕け散り、その散り方はまるで水晶が粉々に砕け散るかの様に絶命し、彼が残した血まみれの変身アイテムが地面に転がった。

 

朝陽「健太…オレの仲間を手を出し、オレを完全に怒らせた事だ。何度も言うが、ジュウソルジャーを舐めんじゃねえぞ…うっ!」

 

健太はそのまま膝を地面に付き、意識を失いそうになったが、心咲に支えられた。

 

心咲「朝陽くん…よく頑張ったね…うっ、ぐっ、ひっぐ…!」

 

心咲は嗚咽になりながら全裸のまま朝陽を抱きつき、朝陽は彼女に感謝の言葉を言った。




獣拳
トゥルージュウレッドでしか繰り出されない究極技。その威力は絶大だが、使用後は強制的に変身が解けるといった覚悟の必殺技。
モデルとなった必殺技はドラゴンボールより「竜拳」をモデルとなっている。
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