※この作品はR-18です。

Lily EP3 ~戦慄のエルスタイン~   作:YU-GO

42 / 44
epilogue
epilogue ~エルスタインの件を終えて…~


ソウルエッジ、そしてインフェルノを打ち倒したリリィ達アカシック隊。彼女達は盟友であるセイリア隊との別れを告げ、二つの部隊は帰るべき場所へ戻って行った。

 

そしてあれから数日後、様々な変化があった。

 

クラリス「メノウお兄ちゃん…あの戦いから数日経ったね…。」

 

メノウ「そうだな…あの戦いで、日菜が大きく変わったなぁ…。」

 

アカシックのホールでは、クラリスとメノウがテーブルにて、エルスタインの件についての話をしていた。あの戦いで、日菜が戦士へと覚醒した事や、ジュウソルジャーの蒼宮朝陽が真のジュウレッドへと覚醒した事を。

 

メノウ「ルカ、あの少年は?」

 

ルカ「あの少年?ああ、日菜と香奈子の人生を狂わしてしまったあの少年の事か。」

 

◇◆◇

 

その頃、アカシックのとある修練場では、橘日菜と橘香奈子がいた。姉妹二人は、あるスタンド使いの練習光景を見据えていた。

 

橘健治「バレットドラグーン!!」

 

健治は小竜の様なスタンド『バレットドラグーン』を具現化させ、バレットドラグーンは両翼に装着している機関銃を放ち、目の前の無数の的を見事に命中した。

 

館長「なるほど…エアロ・スミス型のスタンドか…主に機関銃やミサイルなどを装着した武装小型ドラゴンの様な姿をしているな…。」

 

日菜と香奈子の側には館長が健治の戦闘力を測っていた。

 

日菜「まさか、あの人にスタンドが芽生えていたなんて、驚きだわ。」

 

香奈子「…………。」

 

香奈子は腕組みをしながら健太の訓練光景を見ていた。

 

◇◆◇

 

遡る事数日前。アカシック内で完治された彼は、『橘健治』としての名前を付けられていた。

 

健治「エクセレント女学園の奴ら…俺の事を激しく憎んでいるよな…?」

 

健治はアカシックのバルコニーに立っており、あの時、あの時間停止銃で父親に復讐する為にエクセレント女学園の女生徒達を強姦してしまった事を今でも罪悪感に呑まれていた。そんな彼の背後に日菜と香奈子が現れる。

 

健治「香奈子…それに日菜…まさか俺をぶちのめしに来たのか…?」

 

彼はぶっきらぼうに橘姉妹にキツく言い返すが、香奈子は何処か哀れみのある顔をしていた。

 

香奈子「えぇ…本来なら、アンタをブレイカーでボコボコにしてやりたかったけど、日菜から聞いたわ。アンタは元々被害者で、あの父親ごとDr.スタンドに見捨てられた事を…ね。」

 

日菜「私も貴方に人生狂わされた事は多少は許し難いの。でも、私は貴方を救いたかった…。」

 

健治「………………。」

 

健治はあの時の事を思い出した。幼少の頃から、見捨てた母と自分を見る幼い頃の日菜と香奈子。あの姉妹は自分を見捨てていた。あの日、あの時間停止銃でエクセレント女学園の皆を強姦し、父親に復讐した。

 

だがそれが仇となって、健治は自分が行ってしまった悪事が返って来たかの様にその呪いに蝕われ、罪悪と後悔によって、健治はエクセレント女学園を時間停止銃で強姦した最低最悪の男として周りから背けられ、見下された…。

 

健治「うっ…うぅ…!」

 

健治は涙を流し、膝が地面に付き、両手も地面に付いた。

 

その後、ドロシーごとクドゥグアが贖罪の為に、このアカシック内で暮らす事を提案され、館長に慰めた後、彼は泣きじゃくった。

 

◇◆◇

 

そして現在。健治は橘姉妹、改め、橘姉弟の弟として、アカシックの戦士として、スタンド使いとして、香奈子と日菜を護る為に戦士として成長していた。

 

健治「バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラッ!!!」ズガガガガガガガガガガッ!!!

 

健治の独自な掛け声により、バレットドラグーンは一斉射撃し、目の前の多くの的は蜂の巣にされていった。

 

日菜「凄い…!」

 

館長「エアロ・スミス型のスタンドならではの得意分野だ。小柄な竜であっても、パワーは折り紙付きで機動力もある。更に…!」

 

バレットドラグーンの口から火球弾が放ち、その火球弾が的に当たった瞬間、的は見事に爆散した。

 

館長「爆発力のある火球弾。即ち爆裂弾を放つ能力もある。ドラゴンと言えば火球弾に、火炎放射も持っている。」

 

香奈子「いやいやいや。いくらなんでもドラゴンに戦闘機要素やドラゴン要素が詰めすぎでしょ(汗)。」

 

◇◆◇

 

その頃、セイリア同盟国にて、ジュウソルジャー達はある家にいた。

 

大森マルト「全く、心配してましたよ。特に朝陽さんは。」

 

マルトという名の少年は、ジュウソルジャーへと変身するアイテムの改良修理を行っており、その傍らにはビッグブルというミノタウロス型のパワードアーマーがいた。

 

美杏「あはは…マルトっちはかなり心配症だね…(汗)。」

 

瑞波「だが、あの安治の暴走をも止めれたのも、君のお陰だ。マルト。」

 

マルト「あんなデブで性欲塗れのクソ豚と一緒にするなよ!僕は元々兄さんの事が気に入らなったからな!?」

 

そうやって子供の様に怒るマルトは、あの大森安治の弟の大森マルトであり、新たなジュウグリーンとして選ばれていた。彼は変身アイテムを使用せず、パワードアーマーのビッグブルに乗り込んで戦うといった独自の戦闘スタイルを持つ。ミノタウロスならではのパワフルな攻撃だけではなく、兄の安治譲りのテクニックかつ頭脳的なサポートもこなすサポーターとしての役割を持つ。

 

マルト「はぁ…改良を終えたら、後はデブ兄の部屋の処理だな。あんな変態塗れのグッズは処分するべきだな。」

 

マルトはため息を吐くが、美杏にウジウジと弄られ、彼は子供っぽく彼女に怒った。

 

◇◆◇

 

その頃、朝陽と心咲は、セイリア同盟国にある墓地へ付いた。二人の目の前には、朝陽の両親と、心咲の両親の名が刻まれた墓場があった。

 

心咲「パパ、ママ。私達、エルスタインに勝ちました。」

 

朝陽「父さん、母さん。オレ、ジュウレッドとして任命されたよ。」

 

心咲は四つの墓場に花束を置き、二人は手を合わせて合掌し、黙祷した。

 

心咲(私は、朝陽君と結ばれました。幸せですが、ジュウソルジャーとして、戦いに身を投じ続けていきます。)

 

朝陽(成長したオレ達を見守ってください…。)

 

朝陽と心咲が黙祷と合掌を終えると、背後にブラッドが現れた。

 

ブラッド「終えたか?瑞波がいる所へ戻るぞ。」

 

朝陽と心咲はブラッドの言葉通りに墓地を後にした。墓地を後にしていく朝陽達の背後には、かつてブラッドが元いた世界線の心咲、美杏、そして瑞波の三人の幻影が立っていた。心咲の側には千咲もおり、心咲は涙を流しながら。『ブラッド…いえ、朝陽君…私達はずっと見守ってるよ…。』と言い。千咲は『そっち側の朝陽…こっち側の朝陽をよろしく頼むわね…。』と言った。

 

◇◆◇

 

アカシックにて、ちさとはルンルンと歩きながら千鶴とまことにある物を見せた。

 

ちさと「ねぇねぇ!セイリア同盟国にて、面白そうなエキスポ祭りが行われるんだって!」

 

ちさとはセイリア同盟国によるエキスポ祭りが開催するチラシと、その招待状を見せびらかした。

 

千鶴「エキスポ祭り?」

 

まこと「文化祭的な?」

 

ちさと「そうなの!!しかも、私達アカシックにも招待されているんだって!!皆と一緒に行きたいなぁ!」

 

千鶴「それは楽しみだね。だけど、そのエキスポ祭りに行けるのは限られているからね…。」

 

ちさと「そうだね…皆それぞれお仕事や任務などが色々あるし…。」

 

アリス「アリス。そのチラシ、アカシックの掲示板に貼ってくる!!」

 

アリスはチラシを持って、アカシックの大掲示板に貼り、そのチラシの近くに『アリス達と一緒に行きたい人、ここに描いてね!』と描かれた紙が貼られていた。




エキスポ祭りはSPエピソードに続くッ!!

extraもお楽しみッ!!!

Lily EP3 本編、完ッ!!!
(ホイールオブフォーチュン風)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。