※この作品はR-18です。

Lily EP3 ~戦慄のエルスタイン~   作:YU-GO

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第四話 ~獣魂爆発~

イエロー「ごほっ…げほっ…!!」

 

ジュウイエローは立ち上がるも、安治の攻撃によって血反吐を吐いていた。

 

イエロー「う…ぐ…なんて、威力なの…いくらなんでも…ごふっ!!」

 

日菜「美杏さん…じゃなくて、ジュウイエローさん!!」

 

ジュウイエローの背後には、アカシックの戦士の橘日菜が駆け寄って来た。

 

イエロー「日菜…か、私はまだ大丈夫……ぐっ!」

 

日菜「さっきの攻撃でダメージが大きいわ…早く安全な場所へ…!!」

 

???「そうはさせないわ。」

 

謎のスタンドが日菜に襲いかかり、日菜はその攻撃を避けきれず、吹き飛ばされた。

 

日菜「あぐっ!!」

 

日菜は地面に倒れ込むも、そのまま起き上がる。そして彼女の目の前にいたのは、彼女と同じスタンド使いの女だった。

 

日菜「貴方は誰?」

 

女スタンド使い「まだ未熟の様ね日菜。」

 

日菜「なんで私の名前を…?」

 

敵の女スタンド使いは何故か日菜の事を知っていた。何故自身の事を知っているのか、日菜は知らなかった。

 

女スタンド使い「ギア・ブレイカー。」

 

女スタンド使いはギア・ブレイカーを具現化させ、日菜を襲った。

 

日菜「ッ!!ギア・グラップラー!!」

 

ギア・グラップラーはギア・ブレイカーの攻撃を防ぎ、そのまま肉弾戦が繰り広げた。

 

女スタンド使い「…………」

 

日菜「貴方は誰?黒の国の戦士なの?」

 

◇◆◇

 

イエロー「このままでは…ピンクも、ブルーも…あのゴリラ野郎に…!!」

 

ジュウイエローの目の前には、安治の猛攻によって追い込まれてゆくジュウピンクとジュウブルーの姿が見える。

 

イエロー「出来れば使いたくは無かったけど…!!!」

 

ジュウイエローは牙を向けた時、前方で戦っていたジュウピンクとジュウブルーは身も驚く闘気を感じとり、背後にいるジュウイエローを見た。

 

ピンク「イエロー?」

 

ブルー「この気…不味いな…」

 

ピンク「どういう事?」

 

ジュウイエローが放っている闘気を感じ取ったジュウブルーは、彼女は『あの禁忌の力』を利用した事を知った。

 

ピンク「イエロー?」

 

イエロー「うがああああああああああッ!!!!!」

 

ピンク「ッ!!!?」

 

ジュウイエローが咆哮した後、迅速な速さで安治に強烈な攻撃をぶつけた。

 

『ザシュッ!!!!』

 

安治「グアアアアッ!!?」

 

ジュウイエローの爪攻撃を受けた安治の身体に、大きな切り傷が出来た。

 

ピンク「イエロー!?」

 

ブルー「ピンク!!彼女に近づくな!!」

 

ピンク「えっ?」

 

ジュウピンクはジュウブルーの警告を聞くも、ジュウイエローの脚攻撃の餌食となった。

 

ピンク「ぐっ!!」

 

ジュウピンクは受け身を取り、目の前に映るのは、安治を思うがままに蹂躙するジュウイエローがいた。その光景は、自分よりも強くて大きい獲物を狩り殺す豹の様な物だった。

 

ピンク「何が…起きてるの…?」

 

ブルー「ビーストモード…我々ジュウソルジャーがいざという時の為の諸刃の剣だ…!」

 

◇◆◇

 

ブラック「ぐっ、うぅ…!!」

 

斗馬「ほらほらどうしたぁ!?朝陽!?俺を倒さねえと、お前の女は全部俺のモンになっちまうぜぇ!?」

 

斗馬の追撃により、ジュウブラックは押し返されていた。

 

ガレオン「前よりもヤバくなっとるでぇ!!」

 

ブラッド「タチ悪いモンを使いやがって…!!」

 

ガレオン「タチ悪いモンってなんや?」

 

ブラッド「ビーストモードっていう奴だ…!」

 

ビーストモード。それは、ジュウソルジャーがいざという時に発動する為の機能。その機能を使用した時、戦闘力が超絶に上昇する代わりに、理性は失われ、破壊と殺戮に満ちた闘争本能に呑まれ、魔獣、或いは凶暴で凶悪な野獣へと変わり果てるという。

 

ブラッド「あの斗馬っていう奴…ビーストモードを上手く使いこなしてやがる…反吐が出るぜ…!!」

 

ガレオン「ブラッドはんが言う通りや。あの赤馬頭、元々チャラくてヤリチンで、しかも欲望の為にジュウソルジャーになったの、ホンマに正義感が0のバカ丸出しのクソアホレッドやな、ホンマに!!!」

 

◇◆◇

 

斗馬「おらそんなモンでへばったのか?朝陽君よぉ?」

 

ブラック「……………めるな…!!」

 

斗馬「あ?」

 

ジュウブラックの目は獣の様な瞳と変わっており、その眼光は斗馬に強く睨みつけた。

 

ブラック「ジュウソルジャーを…………!!」

 

ブラックは強力な気を放ち、その気を触れた斗馬は少し怯んだ。

 

ブラック「ジュウソルジャーを舐めるなぁ!!!!赤尾斗馬ぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!!!」

 

ジュウブラックはビーストモードを開放させ、大剣で斗馬の身体を強く切り刻んだ。

 

斗馬「ぐはああっ!!!?」

 

ビーストモードを解放したジュウブラックは理性を保ったまま、その猛攻で斗馬を追撃してゆく。

 

斗馬「この俺がっ!?ジュウソルジャーであるこの俺が!?こんなクソガキに、ぶっ殺されてたまるかよぉ!!!!」

 

斗馬は反撃を行うが、ジュウブラックは彼の攻撃をパリィで弾き返し、斗馬は大きく体勢を崩すも、直ぐに受け身を取り、ジュウブラックに目かけて容赦の無い攻撃を繰り出す。

 

ブラッド(俺達ジュウソルジャーにとっては最後の切り札でもあり、禁断の力でもあるビーストモードを上手く使いこなせているとはな…朝陽…)

 

ガレオン「まるでデッカい獲物を狩り殺す狼の様な光景やで…せやけど、俺らも負けてはいられへんで!!」

 

ガレオンは勢い良く攻め始め、ブラッドも後を追うかの様に攻めていく。

 

『ガキィン!ガキィン!!ガキィン!!!ズバババババッ!!!』

 

斗馬「元々運動が苦手だったてめぇが、ここまで強くなってやがる…!!」

 

ブラック「ブラッドのおかげだ。オレを強く鍛えて、そしてピンク達をこの手で守る為に強くなった。いつまでも彼女らを見守るだけなのは勘弁なんだがな。」

 

斗馬「図に乗るなクソガキがぁぁ!!!てめえはこのジュウレッドの赤尾斗馬にぶっ殺されて、てめぇの女どもが寝取られる事がお似合いのクソ弱野郎なんだよォォォォォッ!!!!」

 

斗馬の怒り任せの一撃が猛威に襲い、ジュウブラックはその攻撃を容易く回避し、更にガレオンとブラッドの連携攻撃の餌食となった。

 

ガレオン「テメェの様な正義感の無え絶倫でヤリチンクソレッドはな、戦隊失格や!!!」

 

ブラッド「その目で良く見やがれ赤尾斗馬!!これが正義感を持つ戦士の力だぁ!!!」

 

『ザシュ!!ザシュ!!バキッ!!ドゴッ!!!ボグアッ!!!ドッコォォォォォン!!!』

 

斗馬「ぐああああッ!!?」

 

そして、上空には、大剣を天に掲げて真下へ振り下ろそうとするジュウブラックの姿が見えた。

 

ブラック「コイツで…………くたばりやがれッ!!!赤尾斗馬ァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!」

 

『ズバァァァァァァァァァァァァンッ!!!!!!!!』

 

斗馬「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!?」

 

ジュウブラックのとどめの一撃により、斗馬は一刀両断され、断末魔を上げた。

 

斗馬(バ、バギャな………ジュウソルジャーであるこの俺ガ………こんなクソガキにィ……………!!!)

 

ジュウブラックにとどめをされた斗馬は絶命し、その肉体はドロドロに溶けていき、跡形も無く消滅していった。

 

ガレオン「欲を持った馬鹿な悪徳はな、最終的にはくたばる事がお似合いなんや。閻魔さんの所で一生反省するんやな。」

 

ブラッド「ジュウソルジャーを舐めたからだ。それに、あのデブゴリラの気が消えたって事は、お嬢ちゃんやら、仕留めた様だな…。」

 

◇◆◇

 

イエロー「はぁ…はぁ…はぁ…。」

 

ビーストモード状態で、安治をトドメを刺したジュウイエローは、ビーストモード解除と同時に変身が解け、山吹美杏へと戻っていた。今彼女の目の前には、肉体がドロドロに溶け、骨だけとなった大森安治だったモノが見えていた。

 

美杏「私らジュウソルジャーを舐めるんじゃないわよ…この、クソデブ…」

 

美杏は安治だったモノへ罵詈雑言言った後、そのままドサっと倒れ込んだ。

 

ピンク「美杏ちゃん!」

 

ジュウピンクは倒れた美杏の元は駆けつけ、彼女を起こした。

 

美杏「心咲…ごめん…ちょっとプッツンと来ただけ…。」

 

ジュウブルー「全く…」

 

美杏「でも、結果オーライって感じ?ブラックごとアサにいもあの斗馬って奴も倒せたしね…」

 

美杏は親指を立ててウィンクを決めた。

 

◇◆◇

 

その頃……………

 

女スタンド使い「一旦お預けよ。」

 

日菜「どういう事?」

 

日菜との交戦中だった敵の女スタンド使いは、ギア・ブレイカーを戻し、攻撃をやめた。

 

女スタンド使い「タイムリミットの様ね。エリーゼ様が『帰還せよ』と。」

 

日菜「エリーゼ様…?」

 

女スタンド使いは日菜へ背を見せて、どこかへ立ち去ろうとした。

 

日菜「待って!!貴方は何故私の事を知ってるの!?」

 

女スタンド使い「……………いずれは分かる………」

 

女スタンド使いはそう言うと、瞬間移動をしたかの様にその場から立ち去った。

 

日菜「…………………」

 

日菜はその場で立ち尽くしていたが、ガレオンとジュウソルジャー達の声によって我に帰り、彼らと共にセイリア同盟国のキャンプ地へと戻っていった。




紹介

ビーストモード
ジュウソルジャー達がいざという時に搭載された切り札でもあり、禁断の力でもある。発動・使用すると戦闘力が超絶に上昇する代わりに、理性は失われ、破壊と殺戮が満ちた本能の限り、目に映る物を破壊対象として攻撃すると言った諸刃の剣。
ジュウブラックやジュウレッドである赤尾斗馬の様にこの力を上手く使いこなし、制御出来るというが、それを上手く制御出来るのは至難の業である。


次回、豹とデカ乳が大激突じゃんか。
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