※この作品はR-18です。

遊戯王 ダークエンパイア   作:ななお13

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2話

 邪神の力を手に入れようと決めた孝太はまず最初に近くの神社に行くことにしていぶきに地図で場所を教えてもらった。

 その神社は山の中にあり、1時間ほどかかる場所にあった。

 

「ここか……」

「ちょっと距離があるからどこかで休憩した方がいいな……」

 

 そう話していると、母屋の外が騒がしくなった。

 

「いぶきー!大丈夫!?」

「この声は……梓紗」

 

 母屋を出てみるといぶきの名を呼ぶ和服の女性がいた。

 

「いぶき……っ!その隣のは……」

 

 女性は孝太を警戒する。

 

「邪神の力を感じてきてみたけど、まさか……」

「そのまさかや、悪いけど知ったからにはただでは帰さんで……もううちはこの人のものやからな」

「そう……なら戦うしかないのね」

 

 そう言って梓紗は和服の内側に手を入れる。

 いぶきも臨戦態勢を取るが、孝太がそれを制する。

 

「孝太君……?」

「せっかくだ、この力の実験台になってもおうか」

「やはり邪神の封印を……なら僕が倒してあげるよ!」

 

 梓紗と言われた女性はと孝太はスマホを取り出す。

 それを腕にかざすと立体映像のように腕にデュエルディスクが形成される。

 最新のデュエルディスク機能付きのスマートフォンだ。

 そしてスマホ内に保存されている互いのデッキが現れ、二人は5枚のカードを引く。

 

「「デュエル!!」」

 

 成田孝太LP:4000VS九重梓紗LP:4000

 先行は孝太だ。

 

「俺はモンスターをセット……カードを2枚伏せてターンエンド」

 

 成田孝太 LP:4000

 手札:3枚

 フィールド:セットモンスター×1、伏せカード×2

 

「僕のターン!ドロー!」

(まだ相手のデッキは分からないけど、先に動くしかないかな……)

「僕は超重武者カゲボウ-Cを召喚!」

 

 超重武者カゲボウ-C

 効果モンスター

 星3/地属性/機械族/攻 500/守1000

 「超重武者カゲボウ-C」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

 (1):このカードをリリースして発動できる。

 手札から「超重武者」モンスター1体を特殊召喚する。

 (2):自分フィールドの「超重武者」モンスターが効果の対象になった時、

 墓地のこのカードを除外して発動できる。

 その発動を無効にし破壊する。

 この効果は相手ターンでも発動できる。

 

「そして超重武者カゲボウ-Cをリリースして超重武者ビッグベン-Kを特殊召喚!」

 

 超重武者ビッグベン-K

 効果モンスター

 星8/地属性/機械族/攻1000/守3500

 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。

 このカードの表示形式を変更する。

 (2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、

 自分の「超重武者」モンスターは表側守備表示のままで攻撃できる。

 その場合、そのモンスターは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。

 

「守備表示で攻撃するモンスターか……」

「そうだよ!超重武者ビッグベン-Kの効果!自身の表示形式を守備表示にする……バトル!超重武者ビッグベン-Kは表側守備表示のままで攻撃できる!行け、超重武者ビッグベン-Kでセットモンスターに攻撃!」

「セットモンスターは『メタモルポット』だ」

 

 メタモルポット

 リバース・効果モンスター(準制限カード)

 星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600

 (1):このカードがリバースした場合に発動する。

 手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。

 お互いにデッキから5枚ドローする。

 

「互いに手札を全て捨て5枚ドローする」

 

 手札を交換する二人。

 

「僕はターンエンド」

 

 九重梓紗LP:4000

 手札:5枚

 フィールド:超重武者ビッグベン-K(守備表示)

 

「俺のターン……磁石の戦士γを守備表示で召喚」

 

 磁石の戦士γ

 通常モンスター

 星4/地属性/岩石族/攻1500/守1800

 

「……ターエンド」

 

 成田孝太 LP:4000

 手札:3枚

 フィールド:磁石の戦士γ(守備表示)、伏せカード×2

 

「どうやらビッグベン-Kを突破するカードが無いようだね……僕のターンだ、ドロー!」

 

 九重梓紗は手札を見て笑みを浮かべる。

 

「僕は超重武者テンB-Nを召喚」

 

 超重武者テンB-N

 効果モンスター

 星4/地属性/機械族/攻 800/守1800

 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 (1):相手フィールドにモンスターが2体以上存在し、

 自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

 (2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、

 「超重武者テンB-N」以外の自分の墓地のレベル4以下の「超重武者」モンスター1体を対象として発動できる。

 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

 

「超重武者テンB-Nの効果!墓地の超重武者カゲボウ-Cを特殊召喚して……さらに超重武者カゲボウ-Cの効果!リリースして超重武者カブ-10を特殊召喚!」

 

 超重武者カブ-10

 効果モンスター

 星4/地属性/機械族/攻1000/守2000

 (1):相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。

 自分フィールドの攻撃表示の「超重武者」モンスターは全て守備表示になり、

 その守備力はターン終了時まで500アップする。

 

「バトル!超重武者カブ-10で磁石の戦士γを攻撃!」

 

 超重武者カブ-10

 守(攻)2000

 

 磁石の戦士γ

 守1800

 

「続いて超重武者テンB-Nの直接攻撃!」

「く……!」

 

 超重武者テンB-N

 守(攻)1800

 

 成田孝太LP:4000→2200

 

 ライフにダメージを受けて孝太の表情が歪む。

 

「孝太君!」

 

 いぶきの心配する声が孝太の耳に届く。

 

「どう?つらいでしょ?闇の力を持つ者の闇の決闘は本人にダメージを与える……今サレンダーして邪神のカードを捨てるならこれ以上痛い思いをせずに済むよ」

 

 梓紗は勝ちを確信して孝太に問う。

 しかし、孝太は思う。

 この痛みは今まで虐められてきたことに比べたら大したことではないと。

 

「うるさい、俺はこの力が欲しい……お前もこの力で俺の女にしてやる……」

「どうやら心は元から堕ちていたようだね……なら、これで終わらせてもらうよ。超重武者ビッグベン-Kの直接攻撃!」

 

 超重武者ビッグベン-K

 守(攻)3500

 

 成田孝太LP:2200

 

「罠発動!ガード・ブロック!」

 

 ガード・ブロック

 通常罠

 相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。

 その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

「戦闘ダメージは0でデッキからカードを1枚ドローする」

「小賢しいね、どっちにしても君に勝機は無いよ……ターンエンド」

 

 九重梓紗LP:4000

 手札:5枚

 フィールド:超重武者ビッグベン-K(守備表示)超重武者テンB-N(守備表示)超重武者カブ-10(守備表示)

 

 戦況は圧倒的に孝太が不利だ。

 しかし……

 

「俺は、絶対に、勝つ!!ドロー!」

「この状況で勝つなんて無理だよ!」

「俺は魔法カード予想GUYを発動」

 

 予想GUY

 通常魔法

 (1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。

 デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する。

 

「デッキからクィーンズ・ナイトを特殊召喚」

 

 クィーンズ・ナイト

 通常モンスター

 星4/光属性/戦士族/攻1500/守1600

 

「そして罠カードオープン、リビングデッドの呼び声」

 

 リビングデッドの呼び声

 永続罠

 (1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。

 そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。

 このカードがフィールドから離れる時にそのモンスターは破壊される。

 そのモンスターが破壊される時にこのカードは破壊される。

 

「墓地よりキングス・ナイトを特殊召喚」

 

 キングス・ナイト

 効果モンスター

 星4/光属性/戦士族/攻1600/守1400

 (1):自分フィールドに「クィーンズ・ナイト」が存在し、

 このカードが召喚に成功した時に発動できる。

 デッキから「ジャックス・ナイト」1体を特殊召喚する。

 

「メタモルポッドで墓地に送ったモンスターだね……でもいくら連続召喚しても僕のビッグベン-Kの守備力は3500!突破は出来ないよ!」

「うるさい、今からお前を俺の女にしてやる……キングス・ナイトの効果、デッキからジャックス・ナイトを特殊召喚」

 

 ジャックス・ナイト

 通常モンスター

 星5/光属性/戦士族/攻1900/守1000

 

「そして俺はまだ召喚権が残っている」

「……召喚権? ま、まさか……!」

「俺はクィーンズ・ナイト、キングス・ナイト、ジャックス・ナイトをリリースして……現れろ邪神!邪神ドレットルートをアドバンス召喚!」

 

 邪神のカードを発動すると地面から赤い炎が吹き出す。

 そして邪神ドレットルートが現れる。

 

 邪神ドレッド・ルート

 効果モンスター

 星10/闇属性/悪魔族/攻4000/守4000

 このカードは特殊召喚できない。

 自分フィールドのモンスター3体をリリースした場合のみ通常召喚できる。

 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、

 このカード以外のフィールドのモンスターの攻撃力・守備力は半分になる。

 

 圧倒的存在感を放つ邪神に梓紗は恐怖する。

 

「これが……邪神……」

 

 邪神を見て孝太は思う。

 やはりこの力は自分のために用意されたものだと。

 

(そうだ……俺がこの力で支配してやる)

「で、でもこっちは守備表示だからライフにダメージは与えられない……その間に反撃を……」

「あまいな……邪神ドレッド・ルートに装備魔法デーモンの斧とビッグバン・シュートを装備」

 

 デーモンの斧

 装備魔法

 (1):装備モンスターの攻撃力は1000アップする。

 (2):このカードがフィールドから墓地へ送られた時、

 自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。

 このカードをデッキの一番上に戻す。

 

 ビッグバン・シュート

 装備魔法

 装備モンスターの攻撃力は400ポイントアップする。

 装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、

 その守備力を攻撃力が超えていれば、

 その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

 このカードがフィールド上から離れた時、装備モンスターをゲームから除外する。

 

「な……」

「これで邪神ドレッド・ルートの攻撃力は5400……バトルだ!邪神ドレッド・ルートで超重武者テンB-Nを攻撃……超重武者テンB-Nは邪神ドレッド・ルートで守備力は半減……終わりだ」

 

 邪神ドレッド・ルート

 攻5400(守備貫通)

 

 超重武者テンB-N

 守(攻)900

 

 九重梓紗LP:4000→0

 

「きゃぁぁぁぁ!!」

 

 win:成田孝太

 

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