サイドテールの巫女は一歩一歩孝太たちの方に歩いていく。
闇の力の空間が解除されたことで3人の巫女たちは触手の拘束から解除され、地面に落ちる。
しかし、散々イかされたことでそこから動く力はなく腕で何とか胸を秘部を隠す。
「遅くなってごめんなさい……けれどもう大丈夫よ」
サイドテールの巫女は仲間の巫女たちに語り掛けると孝太を睨み付ける。
「私の名は犬童ちはや、ここの邪神を封印している神社の管理者……もうあなたの悪行もここまでよ」
そう言ってスマホを突きつける。
「ふぅん……君がここの管理者か、やっぱ美少女ばかりだね」
孝太は舐めるように視線をサイドテールの巫女、犬童ちはやに向けた後、邪悪な笑みを浮かべる。
「今までお参りで何人もここを訪れる人を見てきたけど……あなたのような卑劣な存在は初めてね」
そう言うとちはやは怒りの形相を浮かべながら孝太を睨み付ける。
「何を言っているんだ?この人達だってこんな気持ちよくなって嬉しがっているじゃないか?」
そんな様子に孝太は笑いながら答える。
しかしその言葉にちはやは首を横に振る。
「言葉でどうこうするタイミングはもう過ぎているようね……」
そう言って彼女はスマホをセットする。
孝太も同様にスマホをセットする。
「ここで仕留める!」
「お前も俺の女にしてやる」
「「デュエル!」」
成田孝太VS犬童ちはや
「私の先行、私は切り込み隊長を召喚」
切り込み隊長
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1200/守 400
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
「切り込み隊長の効果により手札からもう一体の切り込み隊長を召喚」
「切り込み隊長によるロックコンボや」
「そう、これであなたは私のモンスターを攻撃できない。カードを2枚セットしてターンエンド」
犬童ちはやLP:4000
手札:1枚
フィールド:切り込み隊長×2、セットカード×2
「俺のターン、ドロー……俺は手札の磁石の戦士α、磁石の戦士β、磁石の戦士γを墓地に送り、磁石の戦士マグネット・バルキリオンを特殊召喚!」
磁石の戦士マグネット・バルキリオン
特殊召喚・効果モンスター
星8/地属性/岩石族/攻3500/守3850
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・フィールドから、
「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」を
1体ずつリリースした場合に特殊召喚できる。
(1):このカードをリリースし、
自分の墓地の「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」を
1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
「さらに磁石の戦士マグネット・バルキリオンを墓地に送り磁石の戦士α、磁石の戦士β、磁石の戦士γを特殊召喚」
「召喚権を残して3体のモンスター……」
ちはやは何が来るかを予想した。
そしてそれは合っていた。
「磁石の戦士α、磁石の戦士β、磁石の戦士γをリリースして、邪神ドレッド・ルートをアドバンス召喚!」
邪神ドレッド・ルート
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻4000/守4000
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールドのモンスター3体をリリースした場合のみ通常召喚できる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカード以外のフィールドのモンスターの攻撃力・守備力は半分になる。
「けれど2体の切り込み隊長の相乗効果によってドレット・ルートと言えど攻撃することはできない」
「なら強引に行かせてもらう……魔法カード、地割れを発動」
地割れ
通常魔法
(1):相手フィールドの攻撃力が一番低いモンスター1体を破壊する。
「片方の切り込み隊長を破壊、そしてドレット・ルートでもう一体の切り込み隊長を攻撃!」
「罠発動!リビングデッドの呼び声!」
リビングデッドの呼び声
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れる時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊される時にこのカードは破壊される。
「墓地の切り込み隊長を復活させ、再びロックが完成する!」
「攻撃は中断する」
「更に切り込み隊長の特殊召喚時に速攻魔法、地獄の暴走召喚!」
地獄の暴走召喚
速攻魔法
(1):相手フィールドに表側表示モンスターが存在し、
自分フィールドに攻撃力1500以下のモンスター1体のみが特殊召喚された時に発動できる。
その特殊召喚したモンスターの同名モンスターを
自分の手札・デッキ・墓地から可能な限り攻撃表示で特殊召喚し、
相手は自身のフィールドの表側表示モンスター1体を選び、
そのモンスターの同名モンスターを自身の手札・デッキ・墓地から可能な限り特殊召喚する。
「私はデッキから3体目の切り込み隊長を特殊召喚。あなたもモンスターを召喚してもいいわよ……召喚できるならね」
「ドレット・ルートは1枚しかいない……俺はターンエンドだ」
「私のターン、ドロー……あなたの悪行もここまでよ……私は3体の切り込み隊長をリリース」
「3体リリース? まさか……」
「そう!これが3体目の邪神……邪神アバターをアドバンス召喚!」
邪神アバター
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 ?
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールドのモンスター3体をリリースした場合のみ通常召喚できる。
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。
相手ターンで数えて2ターンの間、相手は魔法・罠カードを発動できない。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、「邪神アバター」以外の
フィールドの攻撃力が一番高いモンスターの攻撃力+100の数値になる。
「巫女が邪神を使うなんて聞いていないよ」
孝太はいぶきたちを見るがどうやら彼女たちも初めて見るようで困惑していた。
「知らなかったのか……でも後でお仕置きセックスだ」
そうこうしている間にアバターの姿が変化してドレット・ルートの姿を形取る。
邪神アバター
攻 4100
これはまずいと孝太は感じた。
ドレット・ルートの効果で攻撃力が半減しても常に攻撃力が変動するアバターの効果の前では意味をなしていないのだ。
「バトル、アバターでドレット・ルートを攻撃」
邪神ドレッド・ルート
攻4000
邪神アバター
攻 4100
「ぐぁっ!」
孝太LP:4000→3900
「私はこれでターンエンド」
「俺のターンドロー」
孝太の手札は1枚……これで打開することはできない。
「俺はカードガンナーを召喚」
カードガンナー
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 400/守 400
(1):1ターンに1度、自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
この効果を発動するために墓地へ送ったカードの数×500アップする。
(2):自分フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
自分は1枚ドローする。
「カードガンナーの効果発動、デッキの上から3枚を墓地に送る」
カードガンナー
攻 400→1900
しかしどんなことをしてもアバターの攻撃力を超えることはできない。
(しかも魔法罠が次のターンまで発動できないからな……今は耐えるしかない)
「ターンエンド」
「私のターン、ドロー……私はエルフの聖剣士を召喚、効果でエルフの剣士を特殊召喚」
エルフの聖剣士
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻2100/守 700
このカードはルール上「エルフの剣士」カードとしても扱う。
(1):自分の手札がある場合、このカードは攻撃できない。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札から「エルフの剣士」モンスター1体を特殊召喚する。
(3):このカードの攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
自分フィールドの「エルフの剣士」モンスターの数だけ、自分はデッキからドローする。
エルフの剣士
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1400/守1200
剣術を学んだエルフ。素早い攻撃で敵を翻弄する。
「バトル!エルフの聖剣士でカードガンナーを攻撃!」
エルフの聖剣士
攻2100
カードガンナー
攻 400
「ぐあっ!」
孝太LP:3900→2200
「カードガンナーが破壊されたことで俺はデッキから1枚ドローする……」
「私はエルフの聖剣士の効果でカードを2枚ドロー……これで最後よ!邪神アバターで直接攻撃!」
エルフの聖剣士に形を変えた邪神アバターの攻撃が孝太に迫る。
「墓地に存在する超電磁タートルを除外して効果発動!」
超電磁タートル
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻 0/守1800
このカード名の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):相手バトルフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
そのバトルフェイズを終了する。
邪神アバターの攻撃が弾かれる。
「カードガンナーで墓地に送ったカードね……運が良いのね、ターエンドよ」
「俺のターン、ドロー……ターンエンド」
「どうやら逆転のカードは来なかったようね、私のターン、ドロー……そして再び邪神アバターで直接攻撃」
再び邪神アバターの攻撃が振り下ろされるが、こちらも孝太に届くことは無かった。
「どうして!?」
「手札の速攻のかかしを墓地に送ることで攻撃を防いだのさ」
速攻のかかし
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 0/守 0
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に、このカードを手札から捨てて発動できる。
その攻撃を無効にする。
その後、バトルフェイズを終了する。
「往生際の悪い……カードを1枚セットしてターンエンド!」
「俺のターン、ドロー」
このターンから孝太は魔法罠が使用可能となる。
「魔法カード貪欲な壺を発動」
貪欲な壺
通常魔法
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに戻してシャッフルする。
その後、自分は2枚ドローする。
「磁石の戦士α、磁石の戦士β、磁石の戦士γ、邪神ドレッド・ルート、速攻のかかしをデッキに戻してシャッフル……その後2枚ドロー!」
孝太はドローした2枚のカードを確認する。
「……ふ」
「なに?どうしたのよ、勝ち目が無いなら今からでも邪神のカードを渡しなさい。そうすれば許してあげないこともないわよ」
「その必要はない、なぜなら勝つのは俺で、お前は俺のちんこでヨガリ狂うんだからね」
孝太の視線にちはやは嫌悪感を抱く。
「俺は魔法カード予想GUYを発動」
予想GUY
通常魔法
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する。
「デッキから磁石の戦士αを特殊召喚」
磁石の戦士α
通常モンスター
星4/地属性/岩石族/攻1400/守1700
α、β、γで変形合体する。
「今更そんなモンスターで何ができるのよ」
「お前がやったのと同じことだよ」
「同じこと……?っ!ま、まさか……!」
「そのまさかだ、磁石の戦士αの特殊召喚時に速攻魔法、地獄の暴走召喚!」
地獄の暴走召喚
速攻魔法
(1):相手フィールドに表側表示モンスターが存在し、
自分フィールドに攻撃力1500以下のモンスター1体のみが特殊召喚された時に発動できる。
その特殊召喚したモンスターの同名モンスターを
自分の手札・デッキ・墓地から可能な限り攻撃表示で特殊召喚し、
相手は自身のフィールドの表側表示モンスター1体を選び、
そのモンスターの同名モンスターを自身の手札・デッキ・墓地から可能な限り特殊召喚する。
「俺はデッキから磁石の戦士αを新たに2体特殊召喚、そっちも出しな、俺の時と違って出せるだろ?」
「くっ!私はエルフの戦士を2体特殊召喚するわ」
「流石に邪神を3枚は持っていないか~それは良かったな~」
孝太のあからさまの挑発にちはやは青筋が立ちそうになる。
「まあ来られても良いんだけど」
「え?」
孝太の言葉にちはやが疑問を覚えるが、その答えは直ぐに出された。
「3体の磁石の戦士αをリリース!邪神イレイザーをアドバンス召喚する!」
「っ!これは、2体目の邪神!?」
邪神イレイザー
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 ?
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールドのモンスター3体をリリースした場合のみ通常召喚できる。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、相手フィールドのカードの数×1000になる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを破壊する。
(3):このカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
フィールドのカードを全て破壊する。
「ま、まずい!」
ちはやはこの状況の悪さを直ぐに理解した。
邪神イレイザーの攻撃力は相手フィールドにあるカードの数で変動する。
今ちはやのフィールドにはモンスター5体とセットカード1枚の合計6枚、これによるイレイザーの攻撃力は……
邪神イレイザー
攻 6000
「攻撃力、6000……」
攻撃力ならアバターが6100になるのがだ、問題はそこではない。
「……そのセットカードも警戒してたんだけど、その表情からして今の状況に対応できるカードではないようだね。リビデか?まあいいや……バトルだ。邪神イレイザーでエルフの剣士を攻撃、馬鹿正直にわざわざそこの邪神とやり合う必要なんてないんだよね」
邪神イレイザー
攻 6000
エルフの剣士
攻 1400
「きゃぁぁぁ!!」
犬童ちはやLP:4000→0
win:成田孝太