爆乳な義母と義姉と義妹をハーレムに入れて、ドスケベな毎日を送る話。 作:音有五角
豪奢とした会場はまさにパーティーだ。昼間から一体なんなんだと思わなくもないが、そんなツッコミすらも吹っ飛ぶくらいに、なにもかもが豪華であった。各テーブルに置かれた料理。天井からぶら下がるシャンデリア。普通こういうのはどこか高いところを借りて催すものなのに、轟 蓮は自らの豪邸で、人を雇い用意する。金持ちを通り越して、もはやここまで来ると「力」である。
名刺を交換したり、各会社の社員や重役と会話したりする。一見するとただの大人の社交場といったところだが、会場の雰囲気にやや違和感があった。
(……どこ行ったのかしら)
何人か、いるはずの人間がいない。しかも決まって、重役に寄っている。デザイナーや管理職と言った人達は総じて名簿通りに出席しているが……。
そして使用人の男が凛子と会社の重役の一人を呼んだ。旦那様がお呼びです、と言っていた。嫌な予感がする。
(なんで、私と会社の重役の二人きり……?)
廊下を歩く。扉が開き、一番奥の部屋の前まで案内されると、重役の中年男が中へ入る。
「要求通り、谷津 凛子を連れて来たぞ」
そんなことを言って。
部屋へ入った凛子は、目の前の景色に驚愕した。
「アァン♡ すごぉい、かたくてきもちいいぃ♡」
「んんんっ♡ 素敵♡ あーん♡」
「やぁだ♡ もうマジでエッチなんですからぁ♡」
「イク、イクイクイク♡ イクぅぅぅぅぅ♡」
乱交会場……まさに、そう形容すべき部屋であった。ワイドキングサイズのベッドが三つ置かれ、その上で複数人の男女がセックスをしている。男は欠席と思われていた重役の中年男ばかり。
だけど相手をしているのは、色んなタイプの女であった。凛子と同じくらいの年の美女もいれば、結衣と同じ……いや、下手をすればそれ以下の若い女の子もいる。
「来たか。くくく、より良い体になったな、俺の凛子」
轟 蓮はパンツ一丁の汚い姿のまま、凛子に近づく。振り向くと、扉はすでに閉ざされていた。
「……これはなによ? あなたは、なにをしているの?」
愛人を家に呼んでハーレムセックスはしていた。
が、これは話が変わってくる。
男も混じった乱交。それも、男は今回のパーティーに呼ばれた会社の重役だ。ただ快楽を貪るだけの場ではないのは明らかである。
「私を裏切らないのは力だけだ。凛子、これを見ろ。セックスとは力だ。セックスの前では、男達はこうしてただ腰を振るだけのオスとなり、平気で会社をも差し出す。今回のビジネスとは、そういうことなのだよ。まぁ、今に始まった話ではないがね」
「……女を材料に、ファッション業界の会社と仲を深めているのね」
「そういうことだ」
「なにがセックスとは力、よ。あなたは、スケベなだけ。短小で早漏のくせに」
「だが、男どもが金とセックスを欲しているのも事実だ。この景色がそうだ。こいつらがゴミだって? ならば、テレビでも見ろ凛子。名のある人物が、女関連で問題を起こすことなどザラだろう? 何故そうなるのか……男とは、常にセックスを求めるからだ。そしてそれ故に、セックスとは力になる」
轟 蓮が大きな声で続ける。
「彼女が谷津 凛子、私の女だ。見ろ、この体を。こいつを裸に剥いて、今からめちゃくちゃに犯してみたくはないか?」
男どもが舐め回すように凛子を見て、ある者は「へへへっ、最高のおっぱいとケツじゃねぇか。でっかくていやらしいねぇ」などと言い放った。
轟 蓮が一歩、また一歩と凛子へ近づく。
凛子が隠し持っているスタンガンを取り出そうとする――が。
(あれ……?)
手の震えが止まらない。思うように、腕が動かないのだ。
モタモタしている間に、轟 蓮が襲いかかる。腕を掴まれ、壁に押しつけられた。
自分は母だ。立派な母に、ならないといけなのに……思えば思うほど、体が言うことを聞かない。
「い、嫌!」
「凛子、増々良い体になったな……! くくく、あの金色のでっかい下着を見かけた時は、驚いたぞ。いやらしいパンツとブラジャーを使うようになったな」
「??? 金色……なんのことよ?」
「そう恥ずかしがるな。今何色か、たしかめてやろう」
「っ! やめて、触らないで! あなたの体じゃないのよ!!!」
凛子が叫ぶ――同時に、廊下から慌ただしい足音が響いた。瞬間、扉越しに先ほどの使用人の大声が聞こえた。
「だ、旦那様! 今すぐお逃げください!」
「なんだ? 今良いところ――」
「警察が! 家宅捜査だとか、わけのわからないことを言って、押し寄せて」
先ほどよりも多くの、荒々しい足音が聞こえだす。バタン! と乱暴に扉が開かれ、大勢の警察官が部屋の中へ押し寄せた。そしてその中のリーダー格が警察手帳を見せる。警部補、小林 猛。四十代前半ほどの、体格の良い男だ。
「警察だ! 轟 蓮、窃盗品の押収のため礼状が出ている」
ぺら、と一枚の書類を掲げた。
「強制的に家宅捜査させてもらう――おっと、しかしこれはなんだ? なにか良からぬ催しが開かれているのではないか、これは驚きだ!」
大仰な演技と共に、小林は両腕を広げる。轟 蓮は舌打ちをした。パンツ一丁のまま。
「なんと白々しい……! クソが、タイミングを計らって、踏み込んだというのか……!」
そんな轟を、一人の警察官が突き飛ばす。そして凛子をぎゅっと抱き寄せた。
「晴樹!」
「――ごめんね、遅くなった」
★
カメラの映像を提出した日、交番へ本部から小林警部補が来た。僕達の遥か上にいる階級の警察官の登場に交番は大きな事件かとざわめき、緊張が走ったが、彼は僕を名指しして「二人で話がしたい」とだけ言った。奥の待合室で僕と小林警部補が向かい合う。
「荒井巡査。轟 蓮の犯行映像の提出、感謝する」
「ありがとうございます……ですけど。えっと……どんな用事で」
「轟 蓮のこと、調べているようだな。彼には極めて多くの疑いがある。余罪がありすぎて、一つ一つしっかりと証拠を上げていく必要があるほどだ。だが、致命的な証拠は中々出さない男でね。君の映像提出は助かる。タイミングも奇跡的にピッタリだ」
「轟 蓮は逮捕されますか?」
「無論そのつもりだが、窃盗と住居不法侵入だけで捕まえるには惜しい男だ。奴ならば、その程度は大金を使い、すぐ刑務所から出てくるだけで終わってしまうだろう。やるのならば、余罪全てを一網打尽にする必要がある」
いくつかの書類が渡される。見ていいのだろうか。僕は巡査。端くれというか、本部の人間ではないはずなのだが……。
「不法取引、売春斡旋、未成年淫行、麻薬売買関与、恐喝……まだまだあるが、ざっとこんなところだろうな。欲張りギルティーセットだ」
「これ……有名な企業とか、政治家もたくさん絡んでいますけど」
「世界的に有名な人間だからな。色んなやつらと繋がっている。轟 蓮の余罪を検挙すれば、芋づる式に多くの悪をさばけるという寸法だ。こいつは日本中が騒ぐぞ。ただでさえ、轟 蓮はその過激な発言により、若者からインターネットで叩かれている。それが大悪党だったと知られれば、映像も多く残っていることだし、さぞネットのオモチャにされるだろう」
書類の中には、凛子が所属する会社に関連するものがあった。
……あと、見覚えのある名前もある。この人は……。
「轟 蓮はデカいプロジェクトを進めている。そしてそれに伴い、明日企業同士で合同パーティーを行うことになっている。俺達はこの瞬間を狙い、行動することになった」
「突入するんですか?」
「そうだ。おそらく、この瞬間にヤルことをずっぽしヤルことが予測されている。このパーティには、何人かキナ臭い重役が参加しているのでな。そして彼が強くこだわっている、谷津 凛子氏も呼ばれている」
「……凛子」
「下着泥棒の容疑で、下着押収のため家宅捜査……という建前で今回は突入する。映像として証拠が残っている分、礼状としては充分だろう」
「ありがとうございます……凛子と、その娘さん達と一緒に住んでいて。助けてくれると、嬉しいです」
「ふむ。まだ若いから仕方ないのかもしれないが、君は少し鈍いな。厳しいことを言うようだが、警察官としてもう少し、頭を働かせてほしいものだ」
「え?」
「何故、わざわざ俺が直接、ここへ二人きりで会いに来たと思う? しかも、こんな機密情報を全て提示して、だ。当然、これは捜査情報漏洩行為だ。いくら同じ警察官とはいえ、無断で交番の巡査に、こんなペラペラしゃべっていいはずがないだろう。こういう書類だって、本来ならばきちんと申請しなければ見られないものだ」
僕は息を飲んだ。
「もしかして……」
「状況からして、君と凛子氏の関係はおおよそわかる。同じ男として提案させてほしい」
小林警部補は右手を差し出してきた。
「君も現場へ来ないか」
★
と、そんなこともあって次の日。突入班に加わったわけだが、巡査なのは僕だけで、どうにも浮いている。周りにいるのは僕より階級が上な人ばかり。居心地は悪い。仕方ないんだけどね。
「あの時のガキか……!」
轟 蓮が立ち上がりながら、僕を睨む。
「また凛子に触れようとしたな」
「くっ……!」
警察官が部屋の中を捜索する。乱交していた者達は毛布で体を隠したり、慌てて服を着たりしているが、もう遅すぎるだろう。彼らも捜査対象だ。これだけ大規模な犯罪、小林さん達はこれからかなり忙しくなるだろう。
轟は顔を青くする。ガサ入れされたら困るものがあるのだろう。そして……彼の判断は早かった。小林警部捕が近づいてきた瞬間、近くの自分の服をすぐさま拾い、そこから小さなスイッチを取り出したのだ。
「ふざけるな、貴様らぁぁぁぁぁ! こっちだ、こっちを見ろ! この凡人どもがぁぁぁぁぁぁぁ!」
手には赤いボタンが握られている。まさか……。
「動くな! 動いたら、このスイッチを押すぞ! この家の地下にはなぁ、爆弾があるんだ! お前ら全員、吹き飛ぶことになるなぁあぁぁぁぁ」
他の刑事がそれでも轟へ飛び掛かろうとするが、小林が手で制する。
「警部補!」
「待て。虚言じゃなかったらどうする。みんな仲良くミンチになるのは御免だ」
「ですが!!!」
「耐えろ。犯人は極めて興奮している」
「クソ!!!」
その場にいる全員が動かなくなる。だが、轟は血走った目でスイッチを振り回す。
「ダメだ、ダメだぁ!!! 両手を挙げろ、全員、全員だ!!! 妙な動きしたら、爆発、爆発、爆発、させるぞおおおおおお!」
小林は両手を挙げながら、出来るだけ平坦な声を出し、丁寧口調で会話に出た。
「轟 蓮殿。興奮しすぎです。少し冷静になってみては」
「貴様ら凡人が、俺の新生な家に土足で入るからだろうが! 殺す殺す殺す!」
「それは失礼。ですが、こんなことをしても罪が重くなるだけ。そのスイッチを手放していただきたい」
「断る!!!」
はぁ、はぁ、と轟 蓮が息を荒げる。
「貴様らは、貴様ら凡人はいつだってそうだ! 俺の、俺の足を引っ張る! 貴様らなんぞ、一体なにが出来る? 世界に貢献出来る? はっ、なにも出来ないではないか! ならば、無力なりにだまって俺に従えばいい!」
テレビなどでもよく見られる、過激な発言。場面のせいか、より激しさが増している。ぎろり、と殺意の籠った視線を向けられた。
「要求だ!!! そこのガキ、こっちへ来い!!! 早く来い!!! 今すぐ来い!!!」
僕を名指しする。凛子を要求されたらもれなく爆破オチだったが、僕ならばどうなっても問題ないだろう。
小林警部補とアイコンタクトをとる。とにかく、僕が行くしかないだろう。
轟蓮は僕の背後に立ち、両腕を首へ回し、そのまま持ち上げるようにして首を絞め始めた。凛子が悲鳴を上げる。対して、轟 蓮は増々興奮した様子で声を荒げた。僕は苦しさのあまり、うめき声を上げる。
「うっ、ぐっ」
「殺してやる、殺してやる! 凛子、俺の凛子ぉ! 見ていろ、今、目の前でこの男を、ぉぉぉぉ、殺して、殺して、それを見せてやるからなぁ! ぉぉぉぉぉぉおおおお!」
ぐぐぐぐぐぐぐぐぐ、と両腕が強く締まる。
対峙する小林警部補は、あくまでも冷静に言い放つ。
「轟 蓮殿。あなたは人を見下しすぎた。他者を……我々警察を、甘く見ないでもらいたい」
訓練でやってきた体術――その一つを放つ。体を抑えられた時の対応。かいくぐり方。僕は右足を振り上げて、轟 蓮の脛を蹴った。彼は「がっ!?」と苦悶の声を出し、僕を放し、そしてバランスを崩した。その瞬間を警察は見逃さず、すぐさま轟 蓮を取り押さえる。スイッチは他の警察が取り上げた。
僕は酸欠気味になってフラついたが、凛子に抱き止められる。
「晴樹……!」
ぎゅうううっ、とおっぱいが顔面を覆いつくす。幸せな感触であるが、息が苦しくなり、酸素不足が深刻になる。
小林警部捕が轟 蓮を抑えながら、言い放つ。
「彼は警察学校を主席で卒業している。極めて優秀なホープの一人。あなたは見下した人間に足元をすくわれるのだよ、轟 蓮」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! 凛子、凛子! 俺の凛子、俺を助けろぉぉぉぉぉぉぉ!」
凛子がきっ、と轟 蓮を睨みつけた。
「っ! さっきから、俺の俺のって……! 轟 蓮! 私の方を見なさい! 今から、私が誰の女か、見せてあげるわ!」
凛子はそう言って、大勢の人が見る中、僕の唇を奪った。
「っ!?」
「ん、くちゅ♡ んちゅ、くちゅうううううぅ♡」
しかも、がっっっっつりベロチューである。あまりに激しいキスで、僕の唇から唾液が伝う。それでも凛子は止めず、僕の舌を吸い続けた。
「ぁ……」
轟 蓮が止まる。ついでに周りの世界も、なにを見せられているんだと、固まる。
そしてトドメと言わんばかりに、言い放つ。
「彼は、私の……私達家族の、夫よ!」
当然、ヤツは発狂した。
「凛子お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛! 凛子お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!! お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」
猛獣のように叫び狂い、暴れたが大勢の抑えられているため、ビクともしない。小林警部捕が取り押さえながら「谷津 凛子氏。興奮している犯人に、強い刺激を与えないでもらいたい。御覧の通り発狂モノだ」と、呆れながら言ったのであった。
★
多くの人間がパトカーへと運ばれていく。その中で、僕へ向けて大声で罵倒する女性がいた。
「犯罪者! この犯罪者! 今の警察には、犯罪者がいるのね!!!」
……やっぱり、いたか。資料で名前と写真が乗っていたら、そんな気はしていたが。
懐かしいもので、彼女は彩芽のおっぱい突っつき事件を起こした男子生徒の、母親であった。僕を「犯罪者の息子」だなんだと喚いていたが、まだ言っている。
小林警部補が「知り合いか?」と尋ねてくるので、ざっくり経緯を説明すると「ふむ。なるほど」と頷いた。
そして彼女は、轟 蓮の「愛人」の一人だ。故に、凛子へ向けても罵倒の声を上げる。
「娼婦!!! 汚い娼婦!!! 娘の一人守れない、セックスしか能のない娼婦!!!」
もうめちゃくちゃである。なんで轟 蓮の周りには、こんなのばっかりなんだ。
と、ここで小林警部補が愛人へ近づく。
「失礼。あなたも興奮しすぎです、侮辱行為を控えていただきたい」
「ぶじょく? はっ!? 事実を言っているだけよ、事実! この女は娘もまともに育てられないし、この男は犯罪者の息子よ!!!」
「売春行為に、違法取引の関与……」
「あ゛あ゛ん゛!?」
「あなたの余罪ですよ。少なくとも売春は現行犯だ。今日からは犯罪者となりますね」
「あっ! ぶじょくよ、ぶじょく! 警察があたしをぶじゅく!」
「あなたのお言葉を借りるなら、事実を言っただけですが」
「うがあああああああああああああああああ!!!」
愛人は興奮のあまり叫んでいたが、パトカーにぎゅうぎゅう納められる。
この世界は悪が多いようだ。無事に警察になれた僕は、仕事が無くなることは永遠になさそうである。やれやれ……。
あ、そうだ。
一つ言わなきゃいけないことがある。
僕は轟 蓮が乗るパトカーへ近づく。警察がウィンドウを降ろした。
「どうした?」
「すいません。彼に言いたいことが一つ」
「……特別だ。いいだろう」
轟 蓮が血走った目で見上げてくる。
「金色のブラジャーとパンツ」
「なに?」
「あなたが、昨日の朝盗んだ下着だ」
「……ふん。それがどうかしたか」
「あれ実は、僕が買った、僕の下着です」
「なっ、ああっ!?」
轟 蓮はもちろん、側に座る警察官も目を丸くする。
「ダミーとして買ったんだ。上手くいけば、凛子の下着を守れると思って。胸のサイズも知っていたしね」
「なっ、なっ……」
「ああ、せっかくだからさ。社会勉強として、その金色のパンツとブラを一度だけつけてみたんだ」
「っ!?」
「ああ、もしかして凛子のだと思って「使った」? 残念! 僕と間接キスもとい、間接チンコだ! 気持ち悪い☆」
「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! それでも警察かぁぁぁぁぁぁぁ!」
警察が慌てて轟 蓮を抑える。
……これだけ爆乳家族を傷つけたんだ。
正直、こんな程度じゃ全然足りないけど。これくらいの復讐は、許されていいだろう。
☆
凛子と一緒に家へ帰ると、彩芽と結衣が凛子へぎゅっと抱きついた。爆乳美女三人が抱き合うと、胸がすごいことに……じゃなくて、親子仲直りということだ。
「あ! そうだ、お母さん。例の物は無事に届いたよ! 今、お兄ちゃんの部屋にある! もう、すっごかったよ!」
なんてことを、結衣が言っていた。僕は首を傾げる。
「届いた? なにが?」
凛子が笑みを浮かべる。
「ふふふ、この間、話したじゃない♡ ワイドキングサイズのベッドよ♡」
どうやら、今夜は最高に盛り上がりそうである。