家に帰ったらトップアイドルになったはずの幼馴染がいた。同棲することになった。 作:松木ユキ
透に促されるまま、タオルの下に手を伸ばす。毛のような感触のあと、たしかに……表面が湿った、柔らかな肉感があった。
「んっ……」
それと同時に、透は嬌声を漏らす。自分が何を触っているのか、冷静になって考えると気がおかしくなってしまいそうなので、ただ無心で指先を動かす。一番外側のヒダから……徐々に、上方向になぞる。
「やっ……ああっ……!」
「気持ちいい?」
「りょ、涼っ……!」
直接見えなくとも、透の性器からどんどん愛液が滴るのが分かる。俺の指を欲しているかのように蠢き、震える陰唇。透は完全に顔を背けて、快楽に溺れながらも辛うじて恥ずかしさを覆い隠そうとしているようだった。
「やっ、やああっ……!」
透は身体をよじり、甘い息を漏らして、全身を震えさせる。どれだけ気持ちいいんだろう。昔から見ていた幼馴染が、自分の指先でどんどんほだされていく。その事実だけで、自分の心まで溶けてしまいそうだった。
「透、横になる?」
「うん……」
そっと透の身体に両手を添えて、ゆっくりと押し倒す。透は抵抗することなく寝転がった。バスタオルは胸のところではだけており、綺麗な髪が絵画みたいに広がっている。
「やあっ、恥ずかしい……」
「透、脱がすよ」
「……~~ッ!」
言葉にならない声を発しながら、透はゆっくりと頷いた。頼りなく秘部を覆っていたタオルが広がっていく。ついに……透の身体で、一番大事な部分が現れるんだ。誰も見たことがない、俺だけが見られる秘密の場所。
「やっ……」
タオルが最後まではだけた瞬間、かすかな嬌声が聞こえた。――目の前に現れたのは、美しくも可愛らしい、透の女性器だった。見るも鮮やかな桃色のヒダがひくひくと震え、愛液がたらりと垂れて光を反射している。……こんなの、反則過ぎる。俺はただただ、見とれるばかりだった。
「みっ、見すぎだよっ……!」
「ごめっ、綺麗だったから……」
「そっ、そんなとこ綺麗じゃないーっ!」
なんて言いつつ、透は真っ赤になった顔を両手で覆っていた。さらによく見ると、恥丘を覆うように髪の色と同じ黒い陰毛が生えている。ヒダのまわりにも取り囲むように毛が生えているが、こちらは薄めだ。
「……」
「……なんか言ってよ」
「透にも、ちゃんと生えてるんだと思って……」
「は、生えてちゃ悪いのーっ!?」
「昔見たときは生えてな――」
「子どもの頃の話じゃんっ! やめて! 忘れてってば!」
透はぶんぶんと両手を振っていた。本当に可愛い。今目の前にいるのは、トップアイドルの霧崎透じゃない。世界一の幼馴染だ。
「透……」
「な、なに?」
「足、広げるから」
「やっ、あああっ……」
また自分の顔を覆う透。俺は優しく太ももを持って、持ち上げるように透の性器を広げた。さっきまで隠れていた膣口が姿を現し、分泌された体液が肌を伝ってしたたり落ちて、お尻の穴の方まで濡らしていった。
「こっちの穴も見えてるよ」
「やだっ、そんなとこ見るなあっ……!」
「ひくひくしてる……」
「だから見ないでってばあっ……! へんたい! きらいっ……!」
言葉とは裏腹に、性器の脈動に呼応するかのように震える肛門。身体の隅から隅まで見尽くしてしまった感じがあって……高ぶる気持ちを抑えられない。
「触るよ、透」
「ひゃっ……!」
たまらず、右の手を差し出した。十分なほど愛液にまみれた陰唇を、指の腹でそっと触っていく。
「あっ、やあっ……!」
「すっごい濡れてる……」
「そっ、そんなこと言うなっ……!」
「ほら、濡れてるってば」
「見せるなあっ……!」
ねとっとした粘液で糸を引いている指を見せてやると、透がすごい速度で顔を背けた。ちょっと意地悪だけど、透の反応が可愛いからついやってしまう。
「本当にもうっ! 涼なんてきらいっ! きらいだからあっ……!」
「じゃあ、これは?」
「やっ……やあぁ……!」
愛液の溜まった膣口をなぞって、表面をさわさわと弄んでみる。中の壁が波打つのがはっきりと感じられて、言葉とは裏腹に透が快感を覚えていることがよく伝わってきた。
「やっ、涼……!」
「透、可愛い」
「いまそんなこと言わないでってばあ……! ひゃっ、やああっ……!」
水をかきまぜるような音が響き、透の身体がまたよじれる。触るたびに甘い声が聞こえる。
「気持ちいい?」
「んっ……! う、うん……!」
透はたしかにそう答えて、首を縦に振った。少しずつ指を動かすのを速くしながら、寄り添うように透と顔を近づける。
「はあっ、やっ……」
「透……」
口元を手で隠しながら、上目遣いをするように俺を見る透。何かをねだるように、何かを乞うているように。とろけるような透の瞳に、思わず唾を飲みこむ。
「んっ……! んんっ……!」
また、唇を重ねた。右手でヒダを撫でて、蜜をかきまぜるように塗りたくる。指の腹でヒダをなぞるたびに、透の舌先が激しくなった。
「んっ……! ひゃあっ、んっ……!」
居ても立っても居られなくなったのか、透は俺の股間に手を伸ばしてきた。亀頭を包み込むようにして、無我夢中で擦ろうとしている。必死に抵抗する様子が、俺にはかえって愛おしく思えた。
「はあっ。やっ、やああっ……!」
徐々に、性器の上の方に指をずらしていく。ここらへんに……あるはずだよな。愛液溢れる秘部を探っていると、やがて小さく硬い突起にたどり着いた。痛くないように指を蜜で濡らしてから、そっと指の腹を当てた。
「ああっ! やっ、そこはだめえっ……!」
「気持ちいい?」
「やあっ、ばかっ……! やっ、やめてってばあっ……!」
反応は激烈だった。身体が一段と大きく跳ねあがり、波打つ。透はお腹を反らすように腰を浮かせて、ぴくぴくと震えている。
「これは?」
「やああっ……! やあっ、涼っ……!」
いちいち反応が可愛くて、にやけてしまいそうになる。クリトリスは急所らしいな。俺はだんだん指にかかる力を強めて、さらに右の乳首にむしゃぶりついた。
「あっ! やだっ、やああっ……!」
身をくねらせるように動き回る透。互いの体温が上昇しているのを感じる。夏の熱気か、それとも肉欲が俺たちの火に油を注いでいるのか。どちらにせよ、たしかに透という存在をすぐ近くに感じられていた。
「んっ、んんっ! ああっ……! ああーっ……!」
右手であふれ出る体液を受け止めて、舌先では乳首を舐めまわす。見るもの、感じるもの、聞こえるもの、五感全てで味わうものが愛おしく思える。今、俺の世界には透しか存在しない。口の中に含んだ乳首がぷっくりと膨れ上がるのを感じると、透が今まで一番大きく身を震わせた。
「やあっ! いやあっ……」
「透……」
小刻みにけいれんし続ける透。腰の下に敷きっぱなしにしておいたタオルには、ぽたぽたと愛液が垂れている。もっと……もっと、透のことを気持ちよくさせてあげたい。その一心で、俺は再び右の手を股間に差し出す。
「透、痛かったら言って」
「えっ……やあっ……!」
そっと、指を膣口にあてがう。まるでぬるま湯を入れた容器に手を突っ込んでいるみたいだ。透が快楽に溺れている証拠みたいで、思わず嬉しくなってしまう。そのまま、ゆっくりと指先を膣の中に――
「まっ、待って!」
「えっ?」
「お願い、待ってえ……!」
その時、透が慌てた様子で制止してきた。挿入しようとしていた指を引っ込めて、透と顔を寄せる。
「どうしたの? 痛かった?」
「ちがっ……違うの……」
「透?」
また透はそっぽを向いてしまった。……かと思えば、空いていた俺の左手をぎゅうと掴んでくる。柔らかで小さな感触に思わずドキリとさせられてしまったが、平静を装って問い直した。
「きゅ、急になんだよ」
「あの……ね」
「うん」
やっぱり耳まで真っ赤になっている透。恥ずかしそうに、けれど勇気を振り絞るように――透は、静かに呟いた。
「
透は、ずるい。主導権を握っていたはずなのに、気がつけばいつもこうだ。幼馴染の言葉に……自分の心が、とらわれてしまった瞬間だった。
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