ディミトリウス=キョーライ
とある剣と魔法のファンタジー世界の住人。
カイロネイアとよばれる地方のエルフの若者。
銀髪で褐色肌。
闇の戦士で『DS』という仇名をいい広めている。
(いわゆる厨二病患者だが本物のエルフなのですげーつよい。)
ミレイユ=キョーライ
とある剣と魔法のファンタジー世界の住人。
ディミトリウスの姉。エルフ。
こいつもチョー強い。
(本職は築城技師)
エスカ=クロサワ
こどもサキュバス。
人間の年齢で換算すると10歳ぐらい(だが実年齢は既に20過ぎ)。
子供を産んだことでおっぱいがでかくなっている。
ダフネ=サエグサス
ディミトリウスとミレイユの知り合い。
エルフの少女。
ぱっと目は銀髪耳長の、物静かでおとなしな美少女。
エスカと同じぐらいの年頃に見える。
(が、年齢は900歳をこえている。エルフとしてはガキンチョの年齢。)
股割れズボンを履き、常にぷにぷにの割れ目を丸出しにしている。
持っている棒でよく自慰をする。
一応村長の代行ができるほど優秀(という設定)。
カイロネイアのディミトリウス=キョーライ。
銀髪で浅黒い肌をしたそのエルフを人々は、『爆焔のダークエルフ』と呼んでいた。
彼の武勇にまつわるエピソードは事欠かない。
その中でも海の向こうのデルカン帝国による侵攻……あの冬戦争にてカントニア大陸の諸国連合を苦戦させた、『戦略鬼(せんりゃくおに)』を一番多く葬った魔戦士が彼である。
帝国の戦略鬼は通常の武器が通らなかった。
エルフ達が得意とする弓矢もそうだった。
それをディミトリウスは圧倒的魔法で蹴散らした。
姉のミレイユや、カイロネイア最強の戦士と謡われるクリスタ=アーマリクらの助けを得て、帝国を打ち倒すという大業を成し遂げたのである。
彼はまた、この異名を自称した。
闇の魔道戦士、『DS(ダーク=ソーサラー)』と。
DSは今日もまた誰かを助ける為に、カイロネイアの山々を駆け巡っている。
□ □ □ □ □
「きゃあっ!」
若い女の声だった。
DSは愛用の蛇行した刃を持つミスリルのロングソード『ヴァルド=ムアーリス』を鞘から抜いて駆けつける。
行商帰りのニンゲンの女達が、魔物に襲われていた。
「キシェエエエエーッ!!!」
耳をつんざく鋭い声。
カマキリの魔獣、デッドマンティスの声である。
あれには腕自慢の戦士でも、相当手こずると言われている。
「シャアアアアアッ!!」
倒れ突っ伏す女達の前に、大きなカマキリが前腕を高々と振り上げていた。
その鎌は、巨木の幹も薙ぎ払う強力なものだ。
(あの女たちが危ない!)
DSは急ぎ愛剣の切っ先でエルフの魔法印を空に描くと、前方に術式陣を顕現させてこう叫んだ。
「『烈光爆熱魔砲、ディム=ルース』!」
術式陣より、光の矢が数十本放たれた。
それはマッハ2.5でデッドマンティスに襲い掛かり、いくつも爆発を引き起こす。
しかしデッドマンティスを討ち取る事はできなかった。
全身を丸焦げにし、うずくまっていたがこの怪物はタフだ。
「流石は、カイロネイアで一番恐れられてる魔獣だ!」
とどめがいる。
DSは剣を青眼に構えた。
「天雷剣、ヴォルト=アンペニクス!」
声高に叫ぶとヴァルド=ムアーリスがいかづちを帯びた。
一閃。
激しい雷撃がデッドマンティスを貫いた。
巨大虫の魔物は奇怪な叫びをあげて動かなくなった。
DSは行商の女達に、身体は無事かと尋ねる。
彼女達はこの魔戦士に深々と一礼した。
「ありがとうございます。エルフ様……」
「エルフではない。『DS(ダーク=ソーサラー)』というれっきとした名前がある」
「では、
「あたしたちで何か出来ることがあれば……」
娘達は潤んだ目でDSを見つめる。
何も持たぬ若い娘が出来る礼というのは、おのずと限られている。
この場合は彼女達の、見事な大きさの乳房で為せるもの事が、一番考えられるお礼の仕方というものだった。
しかしDSは見返りを求めぬ闇の戦士、気高いダークエルフであった。
彼はくるりと背を向けて娘達に告げた。
「死にたくなければ、この山道を歩かぬことだ」
かくしてDSは我が家へ戻る。
姉のミレイユが夕餉の支度をして待っていた。
「そういえば、オクタヴィアさんの娘さんが経営しているデッドマンティス牧場から、1体逃げたのがいたと聞いたが、お前、何か知っているか?」
玉ねぎと茸のスープをすすりながら、DSはぼそっと答えた。
「いたな。ニンゲンの娘を襲ったあれがそうだったかな?」
「あれは人を滅多に襲わないのは存じているだろう、ディミトリウス。たいていは構ってくれとやってくるだろう。そりゃあまあ、戦えば手ごわいが」
「……ふっ。手強いか」
DSは長い髪をかき分け、自慢げに呟いた。
「楽勝だったな。俺の烈光爆熱魔砲と天雷剣で……」
言い終わる前に姉の拳が飛んで来た。
あわれDSは椅子ごと壁まで吹っ飛ばされた。