※この作品はR-18です。

爆焔のダークエルフ   作:洗濯屋チャコちゃん

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 魔界にもハーフリングはいる。こちらは純粋な種族だ。

 温暖な気候のレストレールラザック地方に住まい、そこで農家や技師、工芸師として暮らしている。

 魔法や魔力にも優れている。魔族としては中の上から上の中ぐらいの実力を持つと言われている。

 

 とはいえ、DSの世界のハーフリングの様な、ドワーフが持つ頑強な身体(子供みたいな細かったり小さかったりしているのに、ドワーフ並みの怪力と頑強な肉体を持つ。)を持ち、エルフの様なすばしっこさは持ち合わせていなかった。

 

 しかし彼等は悪知恵が働く。

 『コンサル商売』や『ニッチ市場の悪徳営業』など、詐欺的行為で金を稼ぐ者ばかりだ。

 あるいは、小さな身体なのに、平均して18センチ以上ある大き目のちんぽを生かした、『デカチンショタ』的竿仕事に従事したりなど。

(要は女のヒモである。魔界ではサキュバスが彼等のちんぽの虜になることが多かった。)

 

 そして、『じぱんぐ』の国があるこの世界にも、魔界のハーフリングは入り込んでいた。

 彼等はここでも『こすい』商売に精を出していた。

 24時間余裕で寝なくてよい体質を生かし、『おんらいんげーむ』のレアアイテム取得商売や、レベル上げ代行商売を行う。

 『こみけ』では自分達のかわいさやどすけべ生殖器を活かし、『かべさーくる』の『にんきさっか』や『かみえし』を篭絡して裏でレアなグッズをゲット。それを高値で転売。

 その他、ロリやショタが大好物のヘンタイと愛人契約を結んだり、年齢を偽って子供料金で各種施設を利用するといった、たいへんにこすくてずるいことで小金持ちになる者が多かった。

 

 ところで、DSの目の前にいる魔界のハーフリング達である。

 他のハーフリングに比べていささか、ぽよぽよ感がすごかった。

 あんよはぶっとく腕はむちむち。

 まるで、どこぞの『おんらいんげーむ』から出て来たような種族の体型だった。

 その種族もまた小人だが、「わたしってこういうキャラを選んじゃうぐらい、中身もかわいいんだよ?」と主張している感が強く、どちらかというと、リアルでゴブリン族やオーク族の体型の女が選んでそうな種族であった。

 

「魔界のハーフリングか。なぜここに?」

 

 男のほうのハーフリングが答えた。

 

「10年前から『監視官』として住んでいるのです」

 

 あらゆる次元、あらゆる世界を統括する魔界は、それぞれの世界の知的生命体がいる星に、悪さをしないための監視官というものを置いていた。

 そうしないと都市化した彗星を造って暴れまわったり、四段階の変身ができる化け物種族が、宇宙征服みたいな真似をしでかすからである。

 

「この世界はどんな感じだ? 面白いのか?」

「すげーつまんないところですよ、ここ。最悪です」

「私たちが来た時から既に、先輩たちが楽しそうに話してくれた、『らぐなろく』や『のぶながのやぼうインターネット』はサービス終了してましたし、『アキバ』や『シブヤ』はメンエスばっかりで、『コミケ』も『コミティア』もとっくの昔に開催されなくなりました……目立った技術革新もございませんし」

 

 ハーフリング達は言う。

 エスカとアニーというバカなガキンチョサキュバスのやらかしのせいで、この世界、特に、この『じぱんぐ』の国は糞みたいに文明が停滞し、衰えているのだと。

 

「エスカ? 俺の連れにその名前のサキュバスがいる。どんなやらかしをしたのだ?」

 

 男のほうが眉間に皺を寄せた。

 またきやがったのかよ、と小さい声で毒づいた。

 

「この世界のニンゲン達に、サキュバスの肉を食わせて『進化』させてしまったのですよ」

 

 つまり、『旨かろう安かろう亭』で出したサキュっ子料理や、『コーマンイーツ』で出したサキュバスゴーストレストランに入っていた、彼女達の肉片や体液がそうさせたのだ。

 サキュバス達、特に、エスカとアニーがお出ししたそれは、ニンゲン達を過剰に強くしてしまった。

 魔法が使えるようにはならなかったが、身体能力と健康の増強が促進された。

 それ以上に、生殖器が発達してしまった。

 ちんぽは誰もが20センチ以上、ヴァギナに至っては中が肉厚で、閉経女でも濡れっぱなしになった。

 そのせいで誰もがセックスを盛んにするようなった。

 今や『ジパング』の年平均セックス回数は世界一であった。

 1年のうちに720回だ。

 その代わり、性行為の代償的なものだった、文化的な何かが衰えてしまったのである。

 

「そういった文化を担っていた『チー牛』や『じぇーてぃーしー社員』と呼ばれる層がいなくなっちゃいまして、『クルクルパー陽キャ』ばかりの国になって、つまんねー国になってしまったのです……」

 

 同じく、ある程度の文化を担っていた『びいえる』や『ついふぇみ』も衰えた。いや、死んだ。

 男も女も理想的な肉体を手に入れ、セックス、セックス、セックスだ、と念じながら盛んに励むようになったから、妄想の余地が入らなくなってしまったのだ。

 

「ほう。まるで俺達エルフのようだな?」

「エルフの皆さんは文化的なものを重んじるからいいんです。でも、この世界のニンゲン達は……」

 

 女のハーフリングが深い溜息をつく。

 もはや、生きて働いて糞をしてやりまくるだけの野獣に過ぎない。

 暑くなった気候に頭が回らなくなり、低賃金の肉体労働に従事している者が多くなった。

 クーラーをつける金が無い家も増え、ただただ、『すまほ』で雑な情報やつまらない動画しか見ず、悪口ばかりの『えすえぬえす』で口汚いやりとりをするのと、セックスしか愉しみを見出さない。

 

「とにかくまずは、私たちの店でお話しましょう。あとでお連れさんを呼んで来てください」

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