烏天狗は常に、墨染の『しゅげん』の装束をまとい、顔には烏の面をつけ、背中には黒い翼を生やしている。
かれらは『ようかい』の眷属の一種だ。元はニンゲンであったが人一倍妖力を備え、『ようかい』によって半ば怪異となった。
こうした眷属たちはニンゲン達を支配する『ようかい』の手となり足となり、目して常に働いている。
烏天狗の他にも眷属は存在する。
『狐面小僧』や『ひょっとこ』と『おたふく』などがそれだ。但し、白猫御前の眷属は烏天狗のみだった。
猫の怪異のしもべたちだが、『エドガワ』と『スミダ』で併せて300人以上。
誰もが武術と妖術の使い手であり、危殆の時には武器をとって戦う。
その実力たるや、『ヤクザ』と呼ばれるニンゲンの武者5人分に匹敵し、『ジパング』にかつていた、『くうていだん』と呼ばれるエリート戦士に匹敵すると言われている。
あるいは、『ヒーロー』と呼ばれる魔法戦士のアカデミアで良好な成績を収める人材に等しい、とも。伝説的な『木ノ葉忍軍』ほどでは無いが、かなりの実力者たちとも言えるだろう。
そしてもう1つ、この妖術を用いる魔戦士達にはもう1つの異能があった。
眷属ではない並みのニンゲンたちの潜在能力を一時的に最大限まで引き出す、というのがそれである。
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「いてえええええええっ!!」
男は下腹に突然痛みを覚えて叫んだ。仕事が終わってから帰って来たところだ。
「アンタ、突然どうしたっていうのさ?」
彼の妻が畳の床の上で転がる夫に呼びかけた。屈強ででかい図体は股間を抑えながらいう。
「タマが突然きゅううーっと痛んできやがったんだ! おい!」
男はズボンのベルトを外し、チャックを降ろした。
大きな身体にふさわしい、20センチ以上もあるぶっといものが、弓反りして硬くなっている。
それは黒くて硬い亀頭を丸出しにし、ところどころで激しく脈を打っていた。
蒸し暑く、動いていなくても汗ばむその部屋で、その巨大なものは濃厚な臭いにおいを放っていた。
「タマとチンポがズキズキいって収まらねえっ! すっきりさせろ!」
そう言って妻の腕を引っ張って畳の上に転がし、乗りあがった。
スカートに手を突っ込み、下着をはぎ取るとペニスにも劣らぬくさいにおいを放つ、汗ばんだ女陰が顕わになった。
「やめてよっ! 子供達が見ているよっ!」
女はダイニングのほうに目を向けた。
2人の兄と妹とが、両親たちの様子をじっと見ていた。
兄は中学に入る前の歳で、妹はその4つ年下だ。
「夕飯の支度もあるってのにおまんこなんかしてたら、食べるのが遅くなっちゃうよっ!」
「うるせえ! きんたまのイライラが収まるまで続けるからなッ!! 大人しくしてろッ!!!」
男は妻の腰を抱え込み、怒張するペニスを汗臭い女の股にぶち込んだ。
「あああーっ!!」
抗っていたが、ペニスが奥まで入ると女は歓喜の声をあげはじめる。
「うおおっ! うおおおっ!」
男は床をきしませながら腰を動した。兄妹はそれをまじまじと見ると、妹のほうが兄の股間をしきりに触りだした。
「……にいちゃん」
兄のほうも妹のスカートに手を入れ、ショーツの中をまさぐりだす。
「やりたくなっちゃったよな?」
「……うん」
兄妹も両親と同じ部屋で寝転がった。出された少年のペニスは十分にずる剥けて、使い込まれていた。
ショーツを脱ぎ、大きく股を開いた妹のヴァギナも形が崩れていた。
この兄妹はセックスをしていた。ほぼ毎日だ。
兄のペニスが黒ずんでいて大きいのと、妹の陰唇が使い込まれて分厚くなっているのは、そのせいだった。
下半身を丸出しにした子供達が、お互いの下腹をつなぎ合わせてうめきだした。
この両親は子供達のこの行いを咎めなかった。
何せどこの家庭でもやっていることだからだ。
今のジパング人は下半身の衝動の奴隷だった。
家族の交流と称し、兄弟姉妹や親子同士で、下半身を絡みあわせていたのだ。
日常茶飯事に行われていた。近親相姦の忌などとっくに忘れてしまったのだ。
こういうことをする時には、避妊をすればいいだけの話だからだ。
妹のほうはまだ初潮が始まっていなかった。
母の歓喜の声が一層大きくなり、高くあげられた少女の足裏がヒクヒクと震えだす。
父親と兄は汗だくになり、相手の柔肌と女穴に思いのままつき込んで、そうして雄たけびを上げて奥に精液を放ちこんだ。
でもどちらも1発では収まらない。こうなったら最低は4発はいかないとペニスは落ち着かなかった。
もっともっと悦楽を貪ろうと、膣肉の洞を躍起なって穿ち続ける。
「おおっ! もういっかい出すぞ!」
「うああーっ! アンターっ!!」
男のペニスが2度目の大きな放出を遂げた時、窓がガラリと開いて何者かが入り込んできた。
それほど背は高くなく、骨格は小さい。
しかし黒づくめの格好で背に漆黒の翼を生やしていた。
烏天狗だった。
「無駄撃ちはそこまでだ」
烏天狗は甲高い声で男に言った。
それから顔に着けていた烏の面をはずす。
少年より2~3歳上に見える少女の顔だった。
烏天狗は腰の紐を外し、袴を降ろした。
薄い陰毛に覆われた股と、健康そうなむっちりとした太ももが顕わになった。
「白猫御前様の命である。我と交われ。お前の精を寄越せ」
「……ちっ。きんたまの痛みはそういうことだったのかよ?」
男は妻の身体から離れ、烏天狗のもとに近づいた。
それから彼女を寝かせて脚絆を外し、袴を脱がせた。
脚は草履と足袋以外が娘の肌のみとなり、大きく開いた脚の奥は、しっとりと濡れて震えていた。
「早く挿れて果てろ。急ぎの命だからな?」
「くそ。飯を食うべきだった」
そう言って男は股の奥にねじこんだ。
妻のそれよりも締りが良く、絡み具合はねちっこかった。
少し腰をうごかしただけで、亀頭はたちまち精をしぶかせた。
事が終わると烏天狗はチリ紙で己の股を拭き、袴を身に着けだした。
男は怒ったままの陰茎を丸出していたが、気にしていたのは自分の二の腕だった。
先ほどよりも倍近くに膨れ上がっていた。
それを見たこの烏天狗は、妹と深くつながり合ったまま腰を止めて自分に目を向ける少年をちらと見た後、
「そういや、貴様は『金剛力』だったな?」
「知っているだろうよ?」
この烏天狗はこれまで、この男と何度か交わったことがあった。
白猫御前から任務を与えられると、彼や他のニンゲンの男に必ず声をかけていた。
男はこの烏天狗と、しもべとなる契約をしていた。
そうした仕事を受ける時、自分の潜在力を引き出してもらうため、彼女と交わるのだ。
「……今度の任務は探索が主だ。お前の役目は、探しているそいつを見つけてからだ」
「で、なんだ? 今度は殺しもあるのか?」
「かもしれん。荷物運びで鍛えた腕を発揮してもらうだろう」
烏天狗は袴の紐を結び直した。
男もズボンを履き、不安と情欲とが混ざった光を目から放っている妻の頬を撫でた。
「じゃあな。一仕事して戻って来る」
男は烏天狗と共に玄関から出て行った。
この女は他に4人、しもべとしていた男と交わり、集合地点へと向かった。