学生決闘の余韻もたけなわに、本来の用事を済ませる事にした俺たちは磨具奈さんに連れられ『火具土』の部室へと向かった。
この黒ギャルが隷属した者しか居ない倶楽部となるとヤリ部屋的な感じなのだろうか、と若干失礼な事を考えていたのだが、プレハブ住宅が並ぶ中で一際目立つ場所があった。
トンテンカンと小気味良い鎚を振るう音が響き、ねじり鉢巻きに褌だけの状態のマッチョたちが出入りするそこには立派な『火具土』の立て看板が置かれていた。
成程、そぉー来たかぁ……。
噂に聞く典型的な鍛冶屋と言う感じであり、此処である程度成形などして『工作室』で仕上げをするのだとか。
『工作室』で完結させるものなのではと思うが、ドロップアイテムなどを元に試作する事で鍛冶師としての技量を上げて、クラスチェンジでワンランク上のその筋のクラスを得るための修行場を兼ねているらしい。
そのため、インゴットの入った木箱を肩に担いでる人や燃料の薪や炭を運ぶ人も居た。
聞けば『巨匠』の名は伊達じゃないようで、『職人』系で見込みのある奴を隷属してから弟子として扱い、色々と仕込んだ上で工房を経営させているそうだ。
そのため、武器のメンテナンスはお手の物、『職人』を持たない倶楽部などから依頼を受けて商売している。
まぁ、そのせいで勧誘が多いらしいが、学園での一般的な女子的な扱いをされるようになるとメンテナンスの質が落ちる。
なので勧誘をしようとすれば他の倶楽部からの妨害合戦が始まるため、冷戦状態の一種の緩衝地帯と化しているのだとか。
もっとも、上位の『職人』クラスを既に囲う上級の倶楽部からの誘いはないので、小競り合いは中級以下になるため第三段階へ至ってから勧誘してこいと言ったようだ。
「さぁて、どうだい此処がアタイの一夜城さ。早速見せてみろよ、それを」
「あ、はい。『グレートゴブリンナイト』から拾ったグレートソードです」
試しに片手で渡して見れば、にぃっと笑ってあっさりと受け取られたので、やっぱレベルって全てだわと実感する。
布を取って全体的に錆付きの見えるグレートソードを眺めた磨具奈さんは、検分を終えてから面白そうな物を見つけた様な表情で屈託の無い笑みを浮かべた。
「無理だぜ」
「無理ぃっ!?」
「アタイの腕じゃ表面を磨いてやるぐらいが精々だな。『工作室』で弄らずにこれはそのままで使うのが良い、そう言う武器だ。銘は『
「あの、銘器ってのは何ですか?」
「あん? あぁ、そういや新入生だったな、まだ習ってないのか。銘器ってのはだな、要するに固有の能力を持った武器だ」
「あー、伸びる如意棒的な?」
「それが倒したモンスター由来のスキルだったら固有武装だな。この程度なら銘器分類だ。アタイは銘器なら打てるが、ちょっと特殊だからこいつは適用外だ」
「まぐ姉の、『巨匠』は、銘器を打てる、凄いクラス」
「よせやい、褒められたもんじゃねぇよ。自分の腕じゃねぇんだからよ。ま、十数分待ってな」
見た目黒ギャルなのに随分と男前と言うか江戸っ子と言うか、職人気質な人なんだなぁ。
……この学園色々と濃い人多過ぎじゃねぇかな、ちょっと胸焼けしてきたぞ。
でもまぁ割と真面目な人で良かっ――。
「んぁあっ!」
――磨具奈さんが入って行った鍛冶施設があるのだろう部室の中から随分と艶やかな嬌声が聞こえてきた。
え、なに、ちゃっちゃとやっちゃうって、ヤっちゃうって意味合いだったのか?
何とも言えない表情を浮かべた錫花さんが後ろからぐいぐいと押してくるので、怖いもの見たさで恐る恐る部室の中を見て……困惑した。
先程渡したグレートソードの柄のポンメルの部分に跨って、明らかに入っているであろう腰使いで自慰をしている磨具奈さんのとんでもない痴態がそこにあった。
先程まで忙しそうにしていたお弟子さんたちが彼女の痴態を見るべく木造の床に正座し、褌からこんにちはした肉棒を扱いて自慰をし始めた。
「……ナニコレ」
「まぐ姉、武器自慰中毒、だから犯されても、中々隷属しない、多分」
「……なぁにこれぇ」
「実家の蔵で、見つけた、固有武装で、自慰。結果がアレ」
「えぇ……」
「わっ……ぁっ……」
「泣いちゃった」
知りとう無かったわこんな性癖開示、領域展開食らった心地だわ。
と言うか隷属が上書きされないって確実にその固有武装厄ネタですよね……って言う。
地面に突き刺したグレートソードでの自慰も佳境に入り、抽挿の速度が上がり上半身を仰け反らせた。
それによりぷしゃぁっと潮吹いた事で透明な汁がお弟子さんたちにぶっかかっていた。
それを見て決して射精をしないお弟子さんたちは、なんかこう、変な悟りに入ってないかこれ。
びくびくと上半身を痙攣させて絶頂の余韻に蕩けた顔を浮かべた磨具奈さんは、すぐにスンッと賢者モードになり、上半身を起こしてぬぽっと抜いて白濁とした本気の愛液で塗れた柄を綺麗に拭いて後始末をした。
そして、何事も無かったかのようにお弟子さんたちをこき使いながら専用機材などで錆取りなどをして、しゃーこしゃーこと砥石を掛けてくれたりと綺麗にしてくれた。
温度差で風邪引いちまうわ、すげぇテクだぜ。
「よし、会心の出来だぜ」
確かに曇っていた刀身が本来の色を取り戻し、真っ黒な黒曜石めいた色合いをしている。
けれどもこの柄はつい先ほどまで磨具奈さんの膣内に挿入されていたのである。
ガードなどの部分も新しい物を上から取り付ける形で本体に干渉しない様にして重心を調整してくれたのだろう。
けれどもこの柄はポンメルも含めて磨具奈さんの膣内にぬっぷりと挿入されていたのだ。
剥き身では何だと思ってくれたのだろう、良い感じの鞘も一緒に付けてくれた。
……けど、この柄、黒ギャルに自慰されてるんだよなぁ。
手渡された『バルバロイソード』は全体の重心が丁度良い感じになっており、柄に巻かれた布も良い感じだ。
「スンッ」
「ちょ、うぉおいっ!? な、ナニ嗅いでやがるんだ!?」
「失礼しました、つい」
「つい!? ついで柄を嗅ぐのかてめぇ!?」
「甘酸っぱい匂いがするかなって」
「しねぇよっ、ちゃんと綺麗にしたからなぁ! ……あっ」
加工代をしっかりとおまけして貰い、顔真っ赤にして恥ずかしそうな表情を浮かべる黒ギャルと言う最高のスチルを手に入れた事もあり、ホクホク顔で良い物を手に入れたと思うばかりだ。
と言うか自慰してたのを見られてたのを恥じる情緒はあるんだな、弟子たちは道具みたいなもんだから見られても恥ずかしくないって感じなのだろうか。
そこんところどうなの、とキラーパスを太志に送ったが、茫然自失な彼がそれを受け止める事は無かった。
じゃあ、と錫花さんにパスしてみれば、処置無しと首を振った。
何処ぞの興味無いねさんの様に背中に背負う感じで、鞘の横スリットから抜ける感じになっていて非常にお洒落なのだが、武器の帯刀が許可されていないので渋々布に包んで持って帰るしかできなかった。
道中ひそひそと此方を見て噂する奴らが居たが、先程の学生決闘の事だろうなぁと若干面倒臭さを感じつつ自室へと戻る。
「んで、錫花さんは何処まで本気な訳?」
「ん、リーダーに押し付ける、太志は私の物、ウィンウィン」
「はぁああ!? おま、錫花お前そんな事を画策していたのでござるか!? 竜胆殿の迷惑を考えるでござる!」
「……あ、そこなんだ。幼馴染のお姉さん枠を取られる的な感じではなく、割とマジな感じで言うじゃん……」
「竜胆殿、悪い事は言わないでござる。アレを貰うのは本気で止めておいた方が良いでござるよ。自分が年上だからと言って一から百まで思い通りになるとでも思ってるクソガキ大将でござるからして」
「お前らの中での磨具奈さんどうなってんだマジで、背筋震えてきたぞおい」
仮にも幼馴染に対して言う言葉じゃなくない、好感度意外と低いのか?
……あー、違うな、これ、姉に囲まれて好き勝手弄ばれた弟ポジだな、既にもう拗らせてるのか。
と、思ったものの思ったよりも目が据わってるんだが、……若干ゃ凄みを感じる。
錫花さんを見やり、幼少期のお前らマジでナニしてたんだ太志に……。
ふいっと視線を逸らした錫花さんに、完全に逆襲モードの太志が臨戦態勢になり――。
一心不乱に尻叩きの刑に処していた、そこは分からせックスじゃねぇのかよ。
少し早いが防音カーテンを閉めておき、懐からリーナとルーナのカードを取り出して具象化する。
すとんっとベッドに座り込んだ二人をぎゅーっと抱き締める。
よく分かって無さそうな二人だったが抱き締め返してくれた。
……だからと言って衣装までキャストオフする必要は無いんだよ、裸族か君ら。
元気が出るでしょ、じゃないんだよ、別の元気がビキビキしてくるわ。
見た目が見目麗しい上に愛娘補正も付いてより愛しい二人の幼女以上少女以下の容姿は正直刺さる。
俺は低身長で胸の小さい女性が好きなだけで、ペドロリコンの類では無いのだ、小学生は最高だぜ!
あぁ~ダブル頬擦りはまずい、愛おしさで心が溢れてどうにかなってしまいそうだ。
どさりと二人を抱き締めながらベッドに寝転がり、異常な筈なのに何処か日常的で平和な時間に感謝したい。
……あ゛ー、駄目だ、この子たちの母親を逸物で殺してるんだと罪悪感が芽生えてくる……。
「きゃう?」
「わふぅ」
「……血が繋がってないからセーフ? 心までモンスターにならんでも良いんだぞ」
確かにママではあるけど別に血は繋がってないしなぁ、じゃないんだよ。
わたしたち瘴気から生まれ出でるモノだし、とか言うんじゃないよ。
俺の遺伝子が混ざったからかドライな事を言い出した娘たちにパパは戦々恐々です。
……いやまぁ、ある意味出産時に死別した様なもんだけども、流石にこう手心という物をあげてくれ頼むから。
流石に居た堪れない気持ちになり良心が痛む心地でさえあった。
「なんつー罪深い奴なんだ俺ぁ……」
一番物を言えない立場の奴がなんで弁護と言うかフォロー側に回ってるんだ、成程これがカルマか。
若干ダウナーになった気分を落ち着かせるために、ベッドの柔らかさに身を委ねる。
目を瞑っていると瞼越しに感じる灯が仄かに温かく感じる心地すらしてくる。
もうこのまま寝てしまおうか、と夕飯前だと言うのに考えてしまう。
むくっと起き上がり、チャンスだ、と俺のズボンを下ろそうとする二人。
何となく抵抗せずに居ると、二人して目を輝かせて活き活きとし始めた。
……残念ながらベルトと言う物があってだな、幾ら下に引っ張ってもズボンは脱げねぇんだ。
ぐいぐいと下ろそうと頑張る二人の健気な様子を薄目で見ながら癒されていると、隣から聞こえていた尻叩きの音が粘着質な音へ代わった事に気づいた。
「おーい、太志。『隠蔽工作』忘れてるぞー」
「し、失礼をばっ!」
漏れていた音が聞こえなくなり、ちゃんと部屋に『隠蔽工作』を張った事を確認して安堵する。
俺と似た様な感性を持っているので、友人に濡れ場の音を聞かせたい派ではない太志が『隠蔽工作』を発動するとこうして無音の空間が生まれる。
つまり、この部屋の中では隠したい事が隠せる、と概念付与されている部屋になる訳だ。
SEXしないと出られない部屋概念から着想を得た新しい使い方である、アイデアの先それで良いのかよとツッコんではいけない。
ズボンを引っ張る事からチャックを下げて直接取り出す方向にシフトしたらしい、二人が社会の窓に手を入れてごそごそし始めていた。
そろそろ年貢の納め時か、そんな事を思っていたが中々取り出されないマイサン。
あぁ、小便用スリットにボタン掛かってるから出せないのか、ポンコツ可愛いかよマイドーター。
結局、むぅ、と二人して頬を膨らませてむくれてしまい、俺の両脇に陣取って不貞寝を始めてしまった。
……やはりこいつら少女ではなく幼女なのではなかろうか、おまわりさんこいつですされてしまいそうだ。
二人の頭を撫でながら体温の相乗効果で温かくなってきた事で、完全に眠気が死んでコンクリートの上でのたうち回る蚯蚓の気分になってきた。
「ある程度銭が溜まったら家電品買いに行くか……、扇風機欲しい」
窓を開けっぱなしにすると外の嬌声とかが聞こえてくるからなぁ、アンアンゼミとイクイクセーシがうるせぇ、まだ夏じゃねぇぞ埋まっとけ。
今は春だから良いが、部屋の中をある程度充実させないと夏はきついかもなぁ。
そんな事を思いつつ、真っ裸で風邪引いてしまいそうな二人の腹に毛布を掛けてやる。
……分かっていたが暑さが酷い、何せ挟まれてるからな、必然的に俺も被るんだわ毛布を。
そもそもモンスターも風邪とか引いたりするんだろうか、そんな事を思いながら天井の染みを見つめて夕飯まで時間を潰す事にした。
次から自室に戻ったらブレザーを脱ぐ癖を付けよう、そう決意したのだった、一敗。
補修レイドは……
-
オリジナルレイド
-
轟天石榴山