新しいパーティメンバー及びパートナーたちとの逢瀬を経た翌日、海燕荘の食堂にお邪魔させて貰い朝食を取った。
一二三姉妹は別の寮らしく、後ほど移転届けを出すとふんすしていたので頷いておいた。
その後は学務課に向かい、ピンバッジが出来てるか聞きに行くと、担任経由で呼び出す前だった様で無事に受け取る事が出来た。
デザインは燕をモチーフにしている様で、太極図をイメージしているのか俺のピンバッジには左上に、真奈美たちは右下に彫られていて一対のデザインになるようだった。
「ふへへ、これで正式にご主人様のパートナーっすね」
「頼りにしてるわよ、竜胆くん」
「たとえ、火の中、水の中、森の中」
「草の中、雪の中、土の中」
「私のスカートの中、来てね?」
「んふふ、羨ましいわね。さっさと名義変えてくれないかなぁ、あの粗チン野郎」
若干過激な宮子を宥めつつ、皆が希望した部分にピンバッジを取り付ける。
そして、俺のネクタイに一人一人がピンバッジを取り付けていき、アラビア文字の5を示すVの字に並んだあたり画策していたらしい。
どうも、パートナー数を誇る文化があるらしく、一目で人数が分かる様にしたのだとか、ハンティングトロフィーかな。
そして、しれっと遠くに離れて電子学生手帳を構えた宮子が盗撮し、裏BBSに上げてたので黙認した。
此処まで来たら目立つのも許容するべきだろう、パートナーの首にごっつい金属首輪を嵌めてる時点で言い逃れは出来ないし。
独占欲を発露していると判断されても致し方無いだろう。
真奈美と満子は申組へ、一二三姉妹は子組に向かい、宮子も二年生の教室へと別れて、俺も丙組の教室の扉を開けた。
「――で、どうなったんですかな」
「挨拶は実際大事。ドーモ、フトシ=サン。リンドウです」
「む、古事記にも書かれてますからな。ドーモ、フトシです。リンドウ=サン。……はぁ、おはようございますぞ」
「おはよ。取り敢えず成果は此方」
「ひ、ふみの、……え゛、マジでござるか。初手グォレンダはヤバすぎでござるよ」
「まぁ、多分クラスが悪さした結果かなー、と」
自席の窓際の前の方に座り、初手尋問してきた太志にピンバッジを見せる。
何でも隷属には許容人数があるとかで、支配率が下がって隷属が切れたりするらしい。
なので、パートナーと言うキープ枠を作り、女漁りに文字通り精を出すのが学園男子の常なのだとか。
「まぁ、これで倶楽部設立まで後1人だ」
「……ん? 竜胆殿、拙、錫花、5人、8人だから後2人では?」
「いや、海燕荘の外部ソロニティになったから寮長もだ。パートナー名義変更で手間取ってるが実は6人」
「……おったまげーとでも茶化すべきですかな。成る程、後一人、でござるか……。げっ」
どうやら太志も自分に課せられたノルマを自覚した様で、第三段階に昇格し磨具奈さんを勧誘するか、もう一人のアテであるとら姉さんとやらを勧誘するかの二択を迫られていた。
「まぁ、別に二人とも勧誘して良いからな。過半数集めた訳だし俺のノルマは終わりだ。……次は、君の番だ」
「う、うわぁぁ、嫌なオールマイト、もしくはダークマイトでござらんかそれ。ま、まずい、この事を錫花に知られたら――」
「――私が、何だって?」
「ひゅっ」
背後を取られた太志が言葉のバックスタブを受け悲鳴を漏らした。
一時的発狂を引いたらしいので、俺はネクタイを見せる事で事の次第を伝えた。
ニヤァと笑みを浮かべた錫花さんは、サムズアップを返してくれた。
良かった、俺の役目はもう終わりだ、もうゴールして良いよな……。
「あ、そうだ。昨日の午前にソロった時に拾ったやつの鑑定よろ」
「このタイミングでござるか!? 鬼! 悪魔! 怪物!」
「と、言いつつも見てくれる太志なのだった」
「勝手に地文を読んでやらせないでくれませぬかねぇ……。……はい、物が透けて見えるエロメガネに、霧を見通す視覚強化のあるエロ出っ歯でござるな。合わせて出歯亀セットですな」
「サンキュー、出っ歯要らね。これで前髪で見え辛かった視界が開けるぜ」
「本来の用途で使われないとは思いもしなかったでしょうな……」
エロメガネこと瓶底眼鏡を掛けると、自動的にピント調整もしてくれるのか視界がくっきりと見えた。
なお、出っ歯も付けると視認阻害効果のセット効果があるらしい。
オープンエロが横行する学園でのレア度は低いな。
試しに魔力を軽く込めてみれば、太志のブレザーが透けてワイシャツが見え、更に込めると力士めいた太っ腹が、絞ってみれば内臓がはっきり見えた。
……閃いた、これは残虐ファイトに活かせそうだ。
「……何故でしょうな、一番渡しちゃいけない人物に渡った気がしますぞ」
「と言うか太志が持つかこれ。肋骨避けて心臓刺すのに便利だぞ」
「やっぱり……。竜胆殿は生粋なバトルジャンキーでござるな」
「んな訳、俺程平和を愛する者が居るだろうか、いや、居ない」
「セルフ擁護乙。……はぁ、まぁ戦力アップと喜びましょうか」
予鈴が鳴り、自席に戻っていく太志たちを見送る。
今日は月曜日なので一般学科の眠たくなる授業だ。
だらだらとした空気で行われた生温い内容の授業の最中に、瓶底眼鏡の調整を繰り返していた。
よく漫画で相手の筋肉を見て判断する、みたいなとんでも技法があるのだが、こうして透けた筋肉のみの身体を観察してみると、成る程さっぱり分からん。
多分文字通りに筋肉を見ているのではなく、力が入って捻じれる動きとかの行動の予備動作を見て判断しているのだと何となく分かった。
……にしても女性教師の白濁率100%なの末法過ぎやしないだろうか。
噂で各教師が受け持つ学科の準備室で先生を犯せると言うのがあったが、もしかするとそう言う事なのだろうか。
……可愛い同級生5人と先輩、そしてリナルナが居るから俺には必要無いな。
ちょっとした優越感を感じながら、昼のHRを終えた俺たちは思い思いに放課後を過ごすべく立ち上がり始める――筈だった。
HRが終わった直後を狙ったのだろう、勢い良く開け放たれた後方の扉から他の組の男子がキレた様子で現れて視線を掻っ攫ったのだった。
「丙組の竜胆! 居るんだろ、申組まで来て貰うぜ!」
「竜胆? そんなやつ居たっけ」
「ほら、窓側の」
「あのモブっぽい奴か」
と、伝達ゲーム宜しく視線を向けられた俺は深い溜息を吐きながら立ち上がり、件の男子の前に立った。
「用件は?」
「てめっ、5人もパートナー作ったからって調子に乗りやがって! テメェのせいで俺たちの計画が止まってんだ、その面貸せや!」
「……計画?」
「へへっ、聞きたいか俺らの武勇伝の序章をな。クラスの女子全員をクラス共有肉便器にするんだよ。なのに、テメェがパートナー契約なんざしやがったか……ら……」
「……あぁ、そう言う事か。ありがとう、呼びに来てくれて。――集まってるなら潰すのが楽だ、助かるよ」
クソふざけた事を抜かしていた申組の男子は何故か此方を見て青褪めて後退りし始めた。
太志にアイコンタクトを送ったら頷いてサムズアップまでしてくれたので、尻餅をついた男子に案内を頼んだ。
冷や汗ダラダラと流し始めた男子は、時折、モブデス、まさかな、と独り言を呟いていた。
他の組はまだHR中の様で、一箇所だけ扉が開いた組が恐らく目的地だろう。
連れて来た男子を差し置き申組に入ると、白い頭巾をした決闘委員会の人たちが居た。
……あれ、教壇に居るのあの時の仕切りの人では?
「丙組の竜胆です。呼ばれたので来ました」
「……そうか、……はぁ。只今よりこの場は決闘委員会により執り仕切る。先ず、状況説明を行う。円滑な進行のため私語は慎む様に」
仕切りの人の有無を言わさぬ威圧感により、場の雰囲気が厳粛としたものになる。
「一年申組より、本日の午後にクラス内日替わりパートナー制度制定のため学生決闘が行われる予定だったが、前提条件が破綻した状態で申し込まれていた事が発覚した。前提条件である、女子全員のパートナー不在、それが丙組竜胆との申組女子2名の契約により破綻している」
チラッと中を見やれば、前日の前言撤回と言うファインプレーを心から噛み締めているであろう満子、お待ちしてましたっす、と言う感じの真奈美が居た。
……いやほんと、あの日にパートナー登録しておいて良かった。
してなかったらこれに関わる事すらも出来なかった可能性がある。
いや、後日学生決闘していたか、その場合は面倒な事になっていたに違いない。
「申組男子一同による決闘委員会への打診は日曜15時頃、丙組竜胆のパートナー登録は13半時頃と学務課より受け取っているため、改めて前提条件破綻を通知する」
……あっぶね、ダンジョンへ向かう流れにしといて本当に良かった。
仕切りの人の言葉に申組の男子の一部が歯軋りしていたが、女子の方は何処かほっとした様子だった。
『隷属首輪』の思念で真奈美たちに聞いてみれば、女子のトップカーストと男子のトップカーストのいざこざに組全員が巻き込まれた形らしい、面倒な。
「よって、申組男子代表の要望により丙組竜胆を召喚し、前提条件のための学生決闘を行う運びになった。一年申組男子代表、前へ」
「へい、えーと、一年申組満彦だ。丙組竜胆、お前にパートナー契約破棄を求めて学生決闘を申し込む」
「挑戦者による学生決闘申し込みを確認した、一年丙組竜胆、前へ」
「……はぁ、一年丙組竜胆、学生決闘の申し出を受理します。ルールはバーリトゥード、降参宣言によるリタイア禁止、気絶による勝敗決定で」
「バーリトゥード? なんだそれ」
「……バーリトゥードは何でもありのルールだ。普段の学生決闘で採用されるものではないが、ルールの決定権は受理した者にあるため採用される。……はぁ」
「へぇ、吠えたなオタクくん。お望み通りそのルールで良いぜ!」
何故だろう仕切りの人から、面倒な、と言う感じの雰囲気を感じる。
前回のアレの様な事になると確信しているご様子だ、大正解。
「はぁー……。お互いの掛け金を確認する。申組男子代表からはパートナー契約の破棄だ。丙組竜胆は何を望む」
「……前例を知らないので、良い感じのありますか?」
「……そうだな、パートナー関連の学生決闘の場合、相手のパートナー権を得る者も多いが、此度の場合はパートナー権利用の90日間の禁止が妥当だろう」
「ではそれで」
「……はぁ。では、掛け金が出揃ったため、一年申組男子20名と一年丙組竜胆の学生決闘を執り行う。……が、場所を移して貰う。グラウンドの決闘スペースでだ」
仕切りの人が近くの頭巾の人に耳打ちし、二度見三度見されていたが、さっさと行けと促された頭巾の人が足早に出て行く。
……担架の準備かな、もしくはポーションの。
と言うかさっきしれっと20対1を宣言しなかった?
普通代表同士の1対1じゃないんだろうか。
それとも、此方が内心ブチ切れているのを見据えて、後々の処理を減らすためにしたのだろうか。
それは助かるなぁ本当に、1匹ずつ探して潰す手間が省けるからな。
「全員ギッタギタにしてやってくださいっす!」
「それが第一声は失礼でしょうが! ごめんなさい、竜胆くん。早速迷惑を掛け、んっ」
「あっ、ずるいっす、私もするっす!」
満子の喧しい口を唇で黙らせ、落ち着かせてから真奈美には頬にしてやった。
「そこは口にじゃないんすか!?」
「やっかましい、ったく」
「あっ、んっ」
お望み通り口にしてやると借りて来た猫みたいに黙り込んだので溜息を吐く。
衆人環境でんなベタな事やらせるんじゃないよ、まったく。
お陰でキャーキャーと色めき合う外野の声が聞こえてくるじゃないか。
「良い機会だったから良いよ。俺の女に手を出したらどうなるか、その身に刻み込んでやる」
「……あっ、やばいっすね、ご主人様ブチ切れっす」
「……ふふっ、頑張ってね竜胆くん」
俺らの遣り取りを見てざわついている女子が居たが、男子は最初のファーストペンギンについて行き、この場に居なかったのは幸いか。
トロフィーに口付けしたら顰蹙を買うだろう、知ったこっちゃないが。
真奈美と満子を侍らせながら、まるで申組女子代表みたいな一団の先頭を歩き、グラウンドの一角に集まる場所へと向かった。
「ちっ、最後の逢瀬くらいは許してやるよ。これから90日間はそいつらも俺らの肉便器だからなぁ!」
「……へぇ、随分と溜まってるんだな、女遊びは下手くそか童貞くん?」
「なっ、んな訳ねぇだろ! 倶楽部の女でとっくに卒業してるっつーの!」
「あぁ、つまりは素人童貞な訳だ。随分としょーもないもん自慢してんだね」
「……かっぁー、キレちまったよ。泣いて許しを乞うてもぶち殺してやる!」
決闘委員会の人たちの張った簡易結界に入り、決闘スペースに引かれた二本の白線の手前に立つ。
……これよく見たら相撲の土俵に似てるな。
お互いに決闘の準備をするが、正直第一段階に上がり立てかそれくらいの実力しか感じられないので素手で良いだろう。
「では、申組男子一同と丙組竜胆の学生決闘を行う! ルールはバーリトゥード、棄権無し、気絶での勝敗を判定とする。では、尋常に!」
仕切りの人のが手を下ろし、闘いの幕を切った。
購買部のノービスセットの小剣を構えた男子が5メートルの距離を詰め、苛烈に上段から振り下ろして来たんだが……。
右掌で刃先を真っ直ぐ受け止め、左手で手首を掴んで捻ってやった。
簡単にへし折れた手首により制御を奪われた小剣は、本来向けるべきではない持ち主に切先が向かい、利き腕と思われる右肩に突き刺さった。
「がっ、な、何だ、痛ぇっ!? はっ!? 何で刺さってんだ!?」
と言う遣り取りを全く見えてないし、気付いてもいなかった男子は痛みに呻いて小剣を取り落とした。
いやまぁ、肉体的な強度も上がってるからこんな鈍で傷付かないんだよねって言う無慈悲な話だ。
落とした小剣を拾って半ばでへし折り、端に捨てて右肩を押さえる男子を見やる。
……筋の断裂までは行かなかったか、反動弱かったしなぁ。
「じゃ、死なせてくださいって言わせようか」
男子に一瞬で近寄り、右腕を掴んで右肩に手を当てて、せーのっと引っ張る。
筋肉の引き千切れる音が響き、どんどんと右腕が長くなっていく男子の泣き叫ぶ声が喧しい。
やがてゴムの引き千切れる様な音が聞こえ、右肩から右腕を失った男子は激痛に悶えて地面を転がった。
あーあ、中途半端に鍛えたからそれで気絶出来ないんだぞ、お可哀想に。
そう言えばこいつが代表だったな、と思い出し、今度は左肩に手を掛ける。
「やめっ、やめてくれぇっ! 降参! 降参するから!」
「……残念ながらルールにより、降参は許可されていない」
「……はへ?」
「はい、じゃあ、もう一本逝ってみよう」
無常にも仕切りの人に降参を棄却された代表くんは、希望を断たれ絶望感に苦しむ顔を浮かべた。
まぁ、んな事は知らないので続行だ。
と言うか戦ってるのに呆けて良いんだろうか、だから死ぬんだよ、死なせないけど。
左腕も時間を掛けて伸ばしてから引き千切り、断面から血を溢しながら発狂した様に逃げ出したアンラッキーボーイに更なる絶望を贈るとしよう。
懐から事前に『収納袋』から出しておいた『スレイヴゴブリン』2枚を引き抜き、『隷属具象化』した。
代表くんは引き攣った顔でゴブリンを見て、仕切りの人に顔を向けるが首を振られた。
当然である、むしろこれが許可されないと『文官』系だけ不利を被る事になるのだから反則ではないし、何ならルールでも合法である。
「死なない程度に犯して良いぞ」
「ギヒヒッ!」
「ギヒャアッ!」
「うわぁあぁあっ!? 止めろ、来るな、来るなぁっ!」
「そいつらは男色寄りでね。いやほらオナホの好みでもあるだろソフトかハードかって。男の方が良いってタイプだったから、丁度良いかなって」
肉体強度が上がっていたせいで失血死出来なかった代表くんは脚を振り回して抵抗するも、あっさりと膝をへし折られて俯せにされていた。
「性欲溜まってるんだろ、君。何せクラスの女子全員を狙うくらいだしさ。俺のゴブリンの性処理を宜しく頼むよ」
何かを言う前に顎を砕かれ、成人男性の平均よりでかいサイズの肉棒を口に突っ込まれた事で必死の嘆願か、分かりましたの返事は聞こえなかった。
ズボンと下着を切り裂かれ、前戯も無しで肛門に突き入れられた事で完全に裂けている様子であり、声にならない絶叫を上げながら代表くんは犯され続けた。
なお、そんな凄惨な現場であるが、一部の申組の女子はエキサイトしており、写真や動画を撮りながらスケッチブックを開き始める始末である。
両腕無くなってるのに、ゴアじゃなくてエロとして受け入れられている、その事実に恐怖を覚えた。
ご、業が深過ぎる、早過ぎたんだ、腐るのが……。
「にしても……、こんな粗チンでよくもまぁ偉そうな事言ってたな君。うっわ、レイプされてるのに勃起してるじゃん、きっしょ。今度から性欲処理したくなったらダンジョンでゴブリンに尻穴見せたら良いんじゃない? 間抜けに腰振ってさぁ。才能あるよ君、ゴブリンチンポケースの」
が、それはそれとして油は注ぐ。
このままデジタルタトゥー化してエロ同人誌の参考文献にでもなると良いよ。
代表くんの腹部を横から蹴り付け、そろそろ終わらないかなぁとゲロを誘発し続ける。
「……お、やっとゲロったね。嘔吐物と肉棒で窒息して……、はい、終わり」
汚い身体を綺麗にするべく2匹をカードに戻し、肉棒が消え気道を確保した事で代表くんは咳き込みながら蘇生した。
数秒の気絶から目覚めた代表くんは、自身の身に起きた事を思い出してしまい発狂、痛みで悶えてまた発狂。
非常に痛ましい姿になってしまったね可哀想、いったい誰がやったんだか酷いなぁ。
「……これあと19回やらないといけないの怠いなぁ」
俺の呟きを聞いたであろう申組男子が逃げ出そうとしたが、いつの間にか増員されていた決闘委員会の人たちに捕まり、学生決闘を継続すべく黙々と動いた。
代表くんが非常に滑稽な姿で担架に乗せられて搬送されていく。
あ、小さい頭巾の人が茶目っ気出して、乗せられた両腕をヒャッハーサインにして遊んでるのを見てしまった。
……見なかった事にしよう。
「あぁ、因みにちょっとした余談なんだけど、簡易結界の仕様で致命的なダメージは精神ダメージに変換されるらしいんだよね。つまり一発で気絶する唯一の方法なんだけども」
もう駄目だお終いだぁ、と尻を抑えて絶望していた男子たちに仄かな希望が灯ったので話を続ける。
「土下座してどうか死なせてくださいって言ったら考えてあげても良いよ」
その後、決闘委員会の人たちは千切れた腕を回収しながら、肛門に著しい裂傷のある10人の男子を担架に乗せて保険療養棟のある方へと向かう羽目になったとさ。
初めは身の潔白を訴えたりしていたが、他の男子からの密告と女子たちの頷きにより代表派閥が判明したからだ。
残りの9人は巻き込まれただけで反対していたと必死に潔白を訴えたので、女子たちに判決を委ねてみたら意外な事にセーフ判定だったので、確実に致命傷になる様に首トンして失神させてあげた。
仕切りの人に頭をこつんと軽く拳骨され、人手が足りないから、と適当な理由で真っ赤に染まった決闘スペースの清掃を命じられてしまったぜ、とほほ。
補修レイドは……
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オリジナルレイド
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轟天石榴山