シャワーの音が止まり、さかおつさんが浴室から出てくるのを待つ間、私はベッドにバスタオルを丁寧に広げる。
マッサージオイルを使うから、ホテルのシーツを汚しすぎるのはいろいろ後で問題になるらしい。
なので、バスタオルは予備も含めて何枚か用意していて、ベッドが汚れないように何枚ものバスタオルを広げる。
ビジネスホテルの無機質な部屋に、私の持参したオイルボトルの香りがほのかに広がる。
準備を終え、セラピスト用のスリップドレスに着替える。
サテンの生地が肌に滑り、体のラインをくっきり浮かび上がらせる。
胸元が少し開いたデザインは、メンズエステのサービスにぴったり。
お客さんの目を楽しませるのも、私の仕事の一部だ。
スマホカメラで見ながら、髪を軽く整え、赤いリップをチェック。
ドアが開き、さかおつさんが戻ってくる。紙パンツにバスタオルを腰に巻いた姿は、ちょっと緊張してるみたいだけど、どこか愛らしい。
彼の視線が私のスリップドレスに吸い寄せられるのがわかる。
Gカップの胸や、ドレス越しに浮かぶお尻のラインをチラチラ見てる。
ふふ、こういう反応、嫌いじゃないよ。
メンズエステでは、視覚的にお客さんに喜んでもらうのもサービスの一つ。
さかおつさんが照れくさそうに目をそらすけど、すぐにまた私の体に戻ってくるその目が、彼の楽しそうな気持ちを教えてくれる。
嬉しいな、ちゃんとサービスできてるみたい。
「さかおつ……サン、オーケー?」
改めて確認して、うつ伏せになるよう促す。
言いながら私は上体を倒してうつ伏せのポーズをして見せる。
……んだけど、さかおつさん、ちょっと頬を赤らめてるし、よくみると股間のバスタオルが盛り上がってる。
シャイな感じな彼だけど、きちんと楽しんでくれてるみたいでよかった。
というより思った以上に反応が良くて私もちょっとエッチな気分が盛り上がりそう。
さかおつさんの肩をタッチして、「コレ……ウツブセ、プリーズ」と改めて促す。
彼が頷いて、「了解、エカさん」と言うと、ゆっくりベッドに横たわる。
その動き、なんだか慎重で、緊張してるのが伝わるけど、ちゃんと従ってくれるのが可愛い。
さかおつさんの背中、肩のラインが意外としっかりしてる。
オイルボトルを手に取り、蓋を開ける。
手の平に注いだオイルを両手にからめて温める。
甘い香りが部屋に広がり、施術の雰囲気を盛り上げる。
さかおつさんがベッドで待つ姿を見ながら、内心でワクワクが高まる。