「サカオツ……サン、コレ」
そう言って、ベッドの端に腰かけ、あぐらの姿勢を自分でやってみる。
でも、座る位置がベッドの端すぎた。
体がぐらっと傾く。
「あ、エカさんっ」
さかおつさんの声が聞こえて、身体がぐっと引き戻される感覚。
滑り落ちそうになった瞬間、さかおつさんの手が私の手首をしっかり掴んで、もう片方の手で肩を支えてくれた。
「ヤバっ……」
と息をつく。
彼の腕に抱きかかえられ、胸がドキドキする。
最近、人肌が恋しい、みたいになってたのはたしかで……。
日本に来て1年経って、ネット上の交友関係はそれなりに広がったけど、リアルは1年前とあまり変わり映えしてないのが、じわじわと寂しさを燻らせていた。
……そういうのもあってか、人肌の温もりが、急に心の奥をくすぐる。
さかおつさんの腕、思ったより力強くて、でも優しい。
エッチな興奮が、じわっと体に広がる。
彼が私を支える目、焦ってるけど真剣で、なんだか胸が熱くなる。
彼が体を離そうとするけど、離れたくない気持ちが勝っちゃう。
思わず背中に手を回し、ギュッと抱きつく。
「ありがとう」
と囁く。
さかおつさんは何か返事してくれるけど、言葉より息づかいが心地よく感じて、「オーケー、サカオツ……サン」とかなんとか言って時間稼ぎしてみたりする。
この姿勢だとお尻は無理なので胸を押し付けて、自分自身を高揚させはじめる。
もう……、ちょっとこう……、抑えが効かなくなってきてるのが分かる。
さかおつさんが私を呼びながら何か言って身体を離そうとするので、いったん彼に従う。
「大丈夫」
と言って、いったん仕切り直すつもりでサムズアップしてみせた。
さかおつさんがあぐらをかいてベッドに座り、私は彼の背後に回る。
「サカオツ……サン、オーケー?」
そう言って背後から腕を回す事を伝える。
彼の胸元にそっと手を置き、胸とデコルテをマッサージし始める。
おっぱいを彼の背中に軽く押し当てる姿勢。
雰囲気を作るためだけど、彼の体温が伝わるたび、私の胸も熱くなる。
さかおつさんの吐息が深くなり、リラックスしてるのがわかる。
ふと、彼の笑顔が自然な感じがして、いままでの緊張が溶けてきてるのかも。
なんだか私もリラックスしちゃう。
「エカさん、気持ちいいよ」
デコルテをマッサージするとき、さかおつさんが言う。
「キモチ……イイ?」
と私が言うと、彼が頷いた気がして、私は察する。
「プリヤートナ」
と、逆にさかおつさんに教えるように言う。
さらにもう一度、「キモチイイ、プリヤートナ」と念を押すように続けて言って、二人で笑い合う。
さかおつさんの笑顔、純粋で温かい。
それに思い返してみれば、変な誤解があったにしても、お客さんであるさかおつさんに2度も謝罪させるなんて、セラピストとしてどうかと思う。
なのでここはやっぱり、もっと深い「プリヤートナ」を感じてほしいって、そんな決意が湧いてくる。
胸のマッサージを続けながら、思い切って手を下に滑らせる。
紙パンツに指を差し込み、チンポの根元の陰毛をオイルで濡らし、ゆっくり下腹を揉む。彼が「あっ!」と小さく喘ぎ、背中がピクッと反応する。
ちょっとトーンの上がった声、ゾクゾクする。
もっと大胆に、彼の背中に胸を押し付け、強く抱きしめる。
スリップドレス越しに、乳首が硬くなるのが自分でもわかる。
エッチな笑みを浮かべ、肩越しに彼の顔を見る。
「キモチイイ?」
と囁く。
彼が少し赤くなり、「プリヤートナ……」と答える。
予想通りの反応に、妖艶に微笑む。
彼の唇が近く、抑えきれずにキスをする。
柔らかい唇の感触が、体の熱さを一気に高める。
この瞬間、さかおつさんと繋がりたい気持ちが止まらない。
この「プリヤ」、どこまで深く感じてくれるかな。