薄暗い部屋の奥で、かすかな気配がした。僕の視線は自然とその方向に引き寄せられた。影の中に、確かに誰かがいる――いや、何かが動いているようだった。
息を飲んで、もう少し襖を開ける。心臓が鼓動を速め、手の震えが止まらない。
「かあさん…?」
声にならない声が喉の奥で詰まる。返事はない。ただ、静寂だけが重くのしかかってくる。
そのとき、背筋に冷たいものが走った。見落としていた何か、そしてこれから待ち受ける現実の重さが、押し寄せてきた。
薄暗さに目が慣れてきたのと同時に声が聞こえてきた
僕は動けない
何が起きてる?
「はぁ、あん……」
と、女の甘い吐息が聞こえる。
「はぁん、あぁ……もっと強く吸って……ああっ!」
襖の向こうでは男が女の乳房に吸い付きもう片方の手は乳首を弄んでいた
男の唇は乳首を強く吸い上げる。すると女は体を反らせて嬌声をあげる。
男は片方の手で乳房を揉みしだきながら乳首を吸っている。女は両足を開いて男を迎え入れる格好になっている。
「ああっ! そこっ! そこぉ! 気持ちいいっ!」
え?この声は・・・イクミさん⁉︎
男は空いた手で女の股間を刺激しているようだ。時折指を挿入しているらしい。その度に女はびくんと体を震わせている。
「久しぶりだろ?欲しかったんだろ?」
「そう、欲しかったの、ずっと我慢していたから・・・」
「よし、今夜はたくさんやるからな、もうお前は俺のものになるんだ」
その言葉に反応するように
「ああっ! いくっ! イっちゃうぅっ!」
女の身体が大きく痙攣する。どうやら絶頂に達した。
男が顔を上げてこっちを見た。目が合う。
コウジだ。コウジはニヤリと笑うとスマホを取り出して何かし出した。
イクミさんは動かない。
僕のスマホが光った。コウジからのメールだ。
「来たかい、いいもの見たろ、隣の部屋にも行ってみな」
隣?他の二人のどちらかの部屋ってこと?
え?そこでも?誰が?
あれ?母さんは?ユキさんは?
僕は大混乱状態だった。
え?イクミさんがここで?母さんは?どこに?
やっと理解した僕は一瞬で血の気がひいた。
コウジは笑いながら再びイクミさんの肉体にしゃぶりついている
僕は慌てて隣の部屋に向かった。胸の中で警鐘のように鳴り響く不安。それが僕の足を勝手に動かしていた。
廊下を踏みしめるたびに、心臓の音が耳の奥に響く。ドアの前にたどり着いたときには、すでに息が乱れていた。手のひらが汗ばんでいるのを感じながら、ドアノブにそっと手をかける。
――ガチャ。
ドアを開けると、その先には襖。部屋の中は静まり返っていて、どこか重苦しい空気が満ちていた。僕は胸の高鳴りを押さえながら、襖に手をかける。
ゆっくりと、ほんの少しだけ開いた隙間から覗き込む。
中は薄暗く、まるで時間が止まったように静かだった。
一瞬、誰もいないように見えた。
「え…?」
だが次の瞬間、部屋の奥で何かが――誰かが、ゆっくりと動いた。
音はしない。だが確かに、うごめいていた。
襖の向こうの影。そこに“人”がいる。
体が固まった。喉が渇き、息をするのを忘れそうになる。視線は、その曖昧な動きに釘付けになっていた。
「かあさん…?」
口にした瞬間、自分の声があまりにも小さく、心もとないことに気づいた。
白い背中が浮かび上がる。艶めかし女の背中。
その前に男が仁王立ちしている。リクオという男だ。
女は男の股間にしゃぶりついていた。
「すごい、こんなの初めて」
「かたい、こんなにかたい」
この声は・・・ユキさん!
僕の憧れのユキさんが・・・
まるで奴隷のように男に跪いてフェラをしている。
その背中からお尻にかけてのなだらかな曲線が僕の目を釘付けにする
ユキさんの頭が前後に激しく揺れている。
「よし、出すぞ!有り難く受け止めろよ!」
リクオは勢いよくユキさんの口から引き抜くと顔めがけて射精した。
ものすごい量だ。
ユキさんは崩れ落ちるように横になる。
「まだまだこれからだからな」
僕は正気に戻る。
あれ?母さんは?
母さんは、この隣の部屋?
まさか、母さんまでこんなことを?
僕は急いで、気づかれないように静かに部屋を出た。
足がガクガクして歩けない。
それでも行かないと
隣の部屋にいるかもしれない母さんのところに
行かないと!