下着姿の母さんを散々撮影した後に
ミキオは母さんの下着に手を掛けて慎重に脱がせにかかった。
静かな部屋の中で、布地がゆっくりと肌から離れる音だけが響いた。
僕はどうしようもなく興奮していた。母さんが知らない男の手で裸にされようとしているのに。
助けないと。止めないと。
でもダメだ。見たい気持ちが上回る。僕の手も止まらない。
そしてついにミキオが完全に下着を取り去ると
母さんの美しい身体が露わになった。
僕は息を呑む。
ミキオは母さんの手を頭の上で組ませ固定した。
母さんの一糸纏わぬ姿がそこにある。
ミキオは再びスマホを取り出して写真を撮り始めた。
顔、胸、お腹、下腹部、足。
もしかしてミキオはカメラマンなのか?と思うくらいに丁寧に撮影していく。
一通り撮影するとミキオは母さんの足を膝立にして左右に広げた。
母さんの秘部が丸出しになる。
「へへっ」
ミキオが初めて下卑た笑い声を出した。
そして、スマホをそこに向けて写真を撮り始めた。
ああ、母さんのま◯こが、知らない男に見られてる
僕は興奮のあまり動いて襖にぶつかってしまった。
こちらを見たミキオと目が合う。
「誰だ?コウジか?そっちは終わったのか?」
僕の手が、勝手に動いた。
気づけば、襖を――勢いはないが、確かな意思を持って――開けていた。
その一瞬、空気が変わった。
音が消え、室温さえ違って感じた。
「……っ!」
男――ミキオが、びくりと肩を揺らした。
眉をひそめて、一瞬だけ警戒するような目をしたが――すぐにその顔は、ゆるんだ。
「なんだ、息子くんか」
まるで、顔見知りにでも出くわしたような口調だった。
悪びれるでもなく、開き直るでもなく。
ただ、“ああ、そう来たか”とでも言うような声音だった。
僕は、言葉を返せなかった。
視線は自然と、ミキオの横に横たわる母さんへと向いた。
静かに眠っている。
目は閉じ、頬はほんのり赤らんでいて、表情は穏やかだった。
無防備で――何も知らない顔。
ミキオは立ち上がることもせず、しゃがんだまま僕を見上げた。
その視線の中に、まるでこちらの動揺を楽しむような色が混じっている気がした。
「びっくりしたよ。急に開けるからさ」
彼は笑った。
軽く。
まるで、自分は悪いことなんか何もしていない、というように。
僕は、自分の唇がわずかに震えているのを感じた。
怒り? 恐怖? それとも、何かもっと別の――名前のつかない感情が、胸の奥で渦巻いていた。
「……何してたんですか」
かろうじて絞り出した声は、自分のものとは思えないほど掠れていた。
ミキオは、肩をすくめた。
「いやいや、心配いらないよ。ちょっと酔っちゃったみたいでね。寝ちゃったから、起こさずにそっとしとこうと思ってさ。」
「裸にしてですか」
ミキオニヤリと笑う
「息子くんもこの部屋に来たということは他の部屋も見てきたんでしょ。もう子供じゃないからわかるよね」
「……なんで、写真撮ってたんですか」
はっきりと聞いた。
自分でも驚くほど、まっすぐな声だった。
ミキオは、一瞬だけ動きを止めた。
笑みがほんのわずかに薄れた。
だが、それもほんの数秒のことだった。
「記念だよ。こんなふうに、一緒に過ごしたっていう証拠」
「証拠?」
「いやいや、悪い意味じゃなくてさ。俺も、ほら、年取ってきたし。記憶って、薄れていくからさ。
――だから、こうしてちゃんと残しておきたいの」
まるで、心温まる理由を語るように。
だがその言葉は、氷のように冷たく僕の中に沈んでいった。
母さんは、何も知らない。
今、隣で静かに寝息を立てている。
でも、僕は知ってしまった。
この部屋の空気を。この空気をつくっている“何か”を。
「……やめてください」
僕は言った。
震える声でも、はっきりと。
ミキオは、少し驚いたような顔をして、そしてまたゆっくりと笑った。
「へぇ。意外と強気なんだね、君」
その目に、試すような光が宿っていた。
「息子くん、ひとつ提案なんだけど」
提案?何を今頃?
「お母さん酔ってよく寝てるから起きないよ。どうだい、俺と息子くんと二人でお母さんをやらないか?」
僕は何を言われたか理解できなかった。は?二人でやる?何を?
母さんを?