※この作品はR-18です。

ワンダラーズ・イン・アナザー・ワールド ~男子は僕ひとりだけがクラスの女子といっしょに異世界へ送られたけど、僕が抱くことで彼女たちは強くなります。~   作:イジー・ムラシロ

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第六章 遠征準備の篇
113 再びバグの店で


 屋敷に戻る馬車の中でもジミーは何も言わなかった。

 

 アイたちも言いつけを守ってずっと口を(つぐ)んでいる。

 しかし、最後にローゼン辺境伯(へんきょうはく)から発せられた「(しば)り首」という言葉がアイたち全員の頭の中でずっと鳴り響いていた。

 

 やがて馬車がゆっくり大きく曲がり、少しして止まると、ガタガタと音がして馬車の扉が開いた。

 ジミーは低い声で「さあ、着いたぞ」と言うと、自分から馬車を降りていく。アイたちも彼に続いてぞろぞろと馬車を降りた。

 

ハドル「お帰りなさいませ。」

使用人たち「お帰りなさいませ。」

 

 使用人たちがジミーやアイたちを出迎(でむか)える中、ジミーはまだ黙ったまま屋敷に向かうが、後に続くアイたちからはソラか誰かが「フゥ~」と大きな声を出した。

 するとジミーが振り返る。

 

ジミー「まだじゃ。まだ静かに、な…話すのは屋敷に入ってからじゃ。」

エルザ「皆様、お帰りなられたと言ってもまだ外でございますよ。もっと背筋を伸ばしてしゃんとなさって下さい。」

 

 エルザにもしかられてアイたちはいそいそと屋敷に入っていった。

 屋敷に入るとジミーは笑顔でみんなをねぎらった。

 

ジミー「皆、朝から大変だったな。腹が減っておろう、早いがすぐに昼食にしてやってくれ。

 お前たちは少しの間上で休んでおれ。よく我慢したな…」

 

 全員が本当にぐったりして並んで階段を上っていった。

 ジミーは何か言いたげなエルザに目配(めくば)せすると、エルザは黙って彼の部屋の方へ行ってしまう。

 ジミーもアイたちに続いて自分の部屋へと戻った。

 

 アイたちはふらふらしながら何とか急な階段を上り、遊戯室(ゆうぎしつ)に入るとそれぞれが椅子や()かれた毛皮の上に文字通り(たお)れ込んだ。

 

ソラ「フア~~~~…疲れた~~~~」

モア「あーーーー、あとちょっとで倒れるとこだったよー…」

 

 何人かは立ち上がって伸びをして、他の何人かは敷物(しきもの)の上で身体を伸ばす。

 

 お城の張りつめた空気に絶対顔を見せたり声を聞かれたりしてはいけないという緊張感、それに加えて片膝(かたひざ)を付いて頭を下げる姿勢をずっと続けていたこともあって全員身体がすっかり固まってしまっている。

 

 それに追い打ちをかけるような、命懸(いのちが)けの命令に誰もが重苦しい気分になっていた。

 

ルカ「……ジミーさんの言う通りだったね……」

アユミ「…だね…」

ツグミ「………」

 

 がっくり肩を落としているツグミを見て、アカリが傍に行ってその背中をさする。

 

ナオ「何だか分からないけど、魔獣(まじゅう)のトラとか言ってたからかなり大変なクエストだと思う…」

ソラ「で、失敗したら死刑でしょ?マジムリなんだけど…」

アイ「まあ、ちょっとあり得ないよね…」

タクミ「ジミーさんの言う通りになっちゃったよ…」

 

 ジミーの言葉を信じてここまでついてきたが、状況はますます悪くなっている。

 他に選択肢(せんたくし)は無かったとは言え、もっと良い結果を望んでいたアイたちにとってローゼン辺境伯の口から出た言葉は最悪のもので、しばらくの間誰も何も言えなかった。

 

 やがてカイが声をかけ、みんなは食堂へ向かった。

 全員が暗い表情で肩を落としているのを見てジミーも一瞬厳しい表情をするが、すぐにいつもの温和な顔に戻る。

 昼食は茶色っぽいクレープのようなものに温野菜やハムなどがたっぷり()ったものだった。

 

マデラ「お帰りなさいませ。皆様お疲れと思いましたので蕎麦粉(そばこ)でガレットを作りました。

 こちらは野菜やハムを()せておりますが、まだお代わりも十分にあります。

 

 また、カスタードクリームや果物などもお載せすることができますので、そちらがご所望(しょもう)(さい)はお代わりの時におっしゃってくださいませ。」

 

 (ひど)い命令は受けたもののとにかくお城で領主に謁見(えっけん)するということの緊張感からは解放され、アイたちを空腹が一気に(おそ)ってきた。

 みな目の前の食べ物を(むさぼ)るように食べ始める。

 

 傍に立っているエルザは怖い顔をするが、ジミーが眼で大目に見るよう伝えると大きくため息をついて厨房(ちゅうぼう)へと下がった。

 

マデラの奥さん「お嬢さま、お坊ちゃま、まだお代わりがございますがいかがでしょうか。」

モア「それって、甘くできます?」

マデラの奥さん「もちろんでございます。カスタードクリームや蜂蜜(ハチミツ)、果物をお載せいたしましょう。少々お待ちください。」

アカリ「私もお願いします…」

タクミ「オレもお願いします。」

 

ソラ「私も!」

エルザ「ソラ様、食事中に大きな声を出してはなりません。普段のお声で女中もコックも聞こえております…」

ソラ「はい…」

マデラの奥さん「(笑)…では、全員分お持ちいたしますね…」

アイ「お願いします…」

アユミ、ルカ「(笑)…」

 

 ちょうど食堂に戻ってきたエルザに(しか)られたソラは昨日叱られたモアと同じように(ほほ)(ふく)らませるが、エルザは知らないふりをして食べ終わった皿を下げていく。

 そんな様子を見てアユミやルカがクスクス忍び笑いをした。

 

 甘いものも食べてお腹が膨らむと、みんなも少しほっとした表情に変わった。

 ジミーはそんなアイたちの様子に少し安心した面持(おもも)ちで口を開いた。

 

ジミー「改めて、皆ご苦労だった。昨日から今日までいろいろ大変であったろう。

 アレン様からのご命令のことはあるが、とにかく今日はもうゆっくり休むがよい…

 明日からのことはまた後で話をしよう。」

アイ「その、魔獣のトラ退治というのはいつ出発するのですか?」

 

 アイからの質問にジミーはゆっくりと首を横に振る。

 

ジミー「まあその話は後でな…まだ(わし)もその魔獣のトラとやらのことを(くわ)しく知らぬ。それでは何も考えられぬからな…」

アカリ「でも…」

 

ジミー「お前たちの気持ちが(はや)るのは分かるが、アレン様からは2ヶ月もの時間をいただいた。先ずはしっかりと準備をすることじゃ。

 

 明日出発したからと言って、それで魔獣を倒せるわけではあるまい…

 とにかく今はよおく休め、それからしっかりとどうすればいいのかを一緒に考えようぞ…」

アイ「はあ…」

 

 アイやアカリに浮かんだ不満気な表情をエルザが見咎(みとが)める。

 

エルザ「アイ様、御父上にははっきりお返事なされねばなりませんよ。」

アイ「あっ、はい分かりました、御父上…」

ジミー「よいよい、さあもう下がって休みなさい。今日は本当によく我慢したな…」

全員「はい。」

 

 アイたちが食堂を出ていく背中を見ながらジミーは目でエルザを呼ぶ。

 近寄ってきた彼女にジミーは小さな声で言う。

 

ジミー「皆、この後は自室か遊戯室で横になっておろう。

 まだ陽は高い時間だが疲れておるだろうからそのままにしておいてやってくれ、よいな…」

エルザ「承知(しょうち)いたしました。皆様のドレスなどもご用意いたしましたが、いかがいたしましょう。」

 

ジミー「そうだな…一度くらいどのような服なのかを見せるのはよかろうが、アレン様から難しいクエストを(おお)せつかったのでこれから練兵場(れんぺいじょう)にもしばしば行かねばならぬ。

 

 そうすればあの者たちも前からの格好(かっこう)の方が何かと都合(つごう)が良かろう。

 また儂からお前にちょうどいい機会の時は伝えよう。それまで少し待ってやってくれ。」

エルザ「承知いたしました…」

 

 エルザが頭を下げて向こうへ行くと、ハドルが椅子を下げにやって来る。

 ジミーはそのままハドルと一緒に自分の部屋に戻った。

 

 ジミーは部屋に入るとすぐに外出の準備を始め、部屋の中にある本をいろいろ調べ出す。彼は手を動かしながらハドルに言う。

 

ジミー「儂は今からまたバグの店へ行ってくる。

 それとカイかダイに命じて明日練兵場を使えるかどうか調べさせてくれ。

 使えるようなら明日の午後からの時間を押さえるように、とな。」

バグ「承知いたしました。」

 

 ジミーは探していた本を見つけたらしく、薄い書物を書棚(しょだな)から取り出す。そして、改めてハドルの顔をジッと見た。

 

ジミー「実は今日、アレン様から儂とアイたち全員にセルジの村を襲っている魔獣のトラの退治を命じられた。

 恐らく儂がおってもアイたちには手に余る相手であろう。それに旅の日数も下手すると一か月を越えるかもしれぬ。

 

 そのための準備の方をお前とカイとダイで少しずつやってくれ。アイたちにも手伝わせるとよいだろう。

 すまんが頼む…」

 

ハドル「承知いたしました。食料や水のようなものは私が出入りの者に(たの)んでおきましょう。

 武器などについてはカイとダイの方が詳しいので、あの者たちからお嬢さま、お坊ちゃまに説明するように申しておきます。」

 

 ジミーは身だしなみを整えると、一度大きく息を()いた。

 

ジミー「アイたちがやってきてから、お前たちにも迷惑のかけ通しになってしまった。本当にすまんな…」

 

ハドル「我ら使用人たち全員、お嬢さま、お坊ちゃまのために働くのに何の気遣(きづか)いも必要ございません。

 ご主人様、そしてお嬢さま、お坊ちゃまのためなら何なりとお申し付けください。どのようなことでもいたします…」

 

 ハドルがジミーの目を見てキッパリと言うと、ジミーはもう一度彼に頭を下げた。

 

ジミー「では、行ってくる。アイたちのことを頼んだ。」

 

 ハドルは黙って部屋を出ると馬車を呼ぶ。そして、ジミーが馬車に乗り込むと深々と頭を下げた。

 

ハドル「行ってらっしゃいませ、ご主人様…」

 

 

 ジミーがバグの店に着くと、昨日と同じように店の前には多くの人々が集まっていた。

 ジミーは今日も馬車を店から離れたところに待たせ、店の傍にまで行く。

 

 今日は昨日とは違い一番奥の家にまで行くこともなく、遠巻きに店の様子を見ている。

 すると店の者らしき男がジミーのことに気づき、彼の傍までやって来た。

 

店の男「失礼ですが、ブロッケン男爵(だんしゃく)閣下(かっか)ではございませんか?」

ジミー「左様(さよう)、今日は店主に知らせもせずに参ったのだが、主人は居るかな?」

店の男「承知いたしました。どうぞこちらへお越しください…」

 

 店員は小さくうなずくと、ジミーを先導して店に入った。

 店の男はそのまま店の奥へ行き、階段を上って昨日ジミーが通された部屋まで彼を案内する。

 

店の男「ご主人様は直ぐに参ります。しばらくこちらでお待ちください。」

ジミー「騒がせて申し訳ない…」

 

 ジミーが部屋の(すみ)にある机の前に座ると、店の男は彼に軽く頭を下げてそのまま下がっていった。

 

 ジミーはストレージからさっき自分の部屋から探し出した本を取り出すと、ページをめくって中を確かめる。するとゴソゴソと誰かがやって来た音がした。

 ジミーが本を置いて立ち上がるとドアが開いた。

 

バグ「失礼いたします。お待たせいたしました、ジミー様…」

ジミー「いや、毎日々々邪魔(じゃま)をして申し訳ない。」

 

 ジミーはバグと握手をすると、また互いに机の前に座った。

 

ジミー「今朝は時間もないのに手紙を作ってもらい、申し訳なかった。ちゃんとした中身で助かった…」

バグ「では、アレン様もあの内容で納得(なっとく)なされたので…」

 

ジミー「うむ、アレン様も側近のエドアン(はく)も手紙をお読みになられたが、特にご不審(ふしん)に思われたご様子は無かった…

 とりあえず儂とアイたちの関係は信じて下さったようじゃ…」

バグ「それで御首尾(ごしゅび)はいかがなりましたか?…」

ジミー「それがな…」

 

 ジミーは少し言いにくそうに口ごもる。

 

ジミー「実は儂が思っていた通り、アレン様はアイたちの容姿(ようし)を確かめたいとおっしゃられたのじゃが、もちろんあの者たちの顔を見られると全てがダメになってしまうので儂はいろいろと言い訳をして断ったのじゃ。

 

 それで…お怒りになられたアレン様から(うわさ)になっておる魔獣(まじゅう)トラの退治を命じられてしまった…」

バグ「魔獣のトラと言うとあのセルジの村に出没(しゅつぼつ)するという…」

ジミー「そう、その魔獣のことじゃ…」

 

 バグもジミーもしばらくの間何も言わず黙ってしまう。やがてバグが口を開いた。

 

バグ「セルジの村を襲っている魔獣のトラにつきましては先月最初の勇者パーティーが討伐(とうばつ)に参りましたが、その者どもは魔獣の姿を見ただけで恐れおののき逃げ去りました。

 

 その後に次のパーティーが参りましたが、彼らは半数の4,5人が魔獣にやられたとのこと。

 そして先日二つのパーティーが合力(ごうりき)して出立(しゅったつ)したそうですが、その者たちも数人が魔獣にやられ、残りの者も多くが怪我(けが)を負ったと聞いております。」

ジミー「さすがに武器商人だけあるな、お主は早耳じゃ…」

 

 ジミーは感心して首を振るが、バグは厳しい表情をする。

 

バグ「店に入ってくる話を聞いても今度の魔獣はただ物ではないようで、いくらジミー様であっても容易(たやす)く相手ができるとは思えませぬ。

 なにゆえアレン様はそのような難題(なんだい)を皆様へ…」

 

ジミー「まあ、腹立ちまぎれに我らに命じられたのであろう。

 こういうことは難しければ難しいほど我らが困るからな…」

バグ「何とも申し上げられませぬが…」

 

 バグは答えに(きゅう)して下を向くと、机の上の本に気づく。

 

バグ「そちらの御本は…」

ジミー「おお、今日はこれのことを頼みに参ったのだ。

 今度の魔獣退治は相当苦労すると思ってこの武器を用意して(もら)いたいのじゃが…」

 

 ジミーは本を開いてバグに見せる。そこには何かの武器の絵や図面らしきものが描かれている。

 

バグ「この武器ですか?」

ジミー「うむ…最近冒険者ギルドでも2,3度見かけたことがあって調べたのじゃが、これがあれば武術の能力などが無くとも戦えるからな…」

バグ「そうですか…わたくしも最近幾度か(あつか)ったことがございます。まだごく一部の者しか知らぬようですが…

 それで、いくつ用意いたしましょう?」

 

ジミー「一応儂の分も含めて10台頼みたい。

 それとこちらもな…これは一部を鉄にして欲しいのじゃが…」

バグ「それは今度の魔獣のために、ということですな…」

ジミー「そうじゃ…何と言っても噂だけでもただ物ではないようだからな、相当な準備をしていかねばならぬようじゃ…」

 

 ジミーはそう言って本をバグの方へ押しやった。

 

ジミー「役に立つかどうかは分からぬが、これはお主が自由に使ってくれ。」

バグ「では、ありがたくお借りいたします。」

 

 バグは軽く頭を下げて本を手に取ると、それを自分のストレージに入れた。

 

バグ「他にご所望(しょもう)の武器などはございませんか?」

ジミー「まだ命令を受けたばかりでな…武器や武具のことはカイとダイ、それとアイたちに確認させるつもりだが、儂も自分の目で確かめよう。

 それで不足の物があれば屋敷の者からまたお主にお願いしようと思う。」

 

バグ「承知いたしました。また、何なりとお申し付けくださいませ。

 それと、こちらの武器は多少お時間を頂戴(ちょうだい)いたしますが…」

ジミー「どれぐらい()かるだろうか?」

 

バグ「こちらも調べねばはっきりしたことはわかりかねますが、どれ程(いそ)がせても一週間から10日は必要かと…」

ジミー「そうか…申し訳ないができるだけ早く頼む。」

バグ「承知いたしました…」

 

 バグから魔獣の話を聞いたせいか、ジミーはかなり難しい顔をして黙り込んだ。

 そんなジミーにバグはにっこりして話しかける。

 

バグ「「彷徨(さまよ)い人」の皆様はいかがなされておられますか?まだ御屋敷に(うつ)られたばかりだと思いますが…」

 

 バグの笑顔を見て、ジミーも表情を崩す。

 

ジミー「慣れぬ屋敷の暮らしに苦労しているようじゃ。エルザにしょっちゅう怒られているようだからな(笑)…」

バグ「(笑)…」

ジミー「仕方ない、儂もこの地に移り住んですぐの頃はエルザに(しか)られてばかりじゃった…

 エルザには大目に見るようにと言ってあるのじゃが…」

バグ「何事(なにごと)も始めが肝心(かんじん)と申しますから…」

 

ジミー「エルザもそう思っておるのじゃろう…

 アイたちもよく我慢して彼女の言いつけを聞いておるようじゃ…」

バグ「せっかくレアの村からお越しになられたので、わたくしも一度お顔を拝見いたしたいですが、それもこれも何事も落ち着いてからになりましょう…」

ジミー「そうだな…儂らが無事にこの街に戻ってこられれば…と言っておこうか。」

 

 ジミーは(ふく)み笑いのようなものを見せると、椅子から立ち上がった。

 

ジミー「今日も長居をしてしまった…来る度に難しいことばかり頼んで申し訳ない。武器のことはよろしく頼んだ…」

バグ「そうしたご注文にお(こた)えするのが我らの仕事でございます。気になさらず何なりとお申し付けください。」

 

 バグもそう言って立ち上がると、昨日と同じように自分が先頭になってジミーを案内する。

 するとまた階段のところで燭台(しょくだい)を持った女中が待っていた。

 女中が差し(まね)くと、バグは改めてジミーに深々と頭を下げる。ジミーもまた大きくうなずいた。

 

 女中に案内されて、ジミーは昨日入ってきた一番奥の家のドアから外へ出た。その時にはまた難しい表情に戻っている。

 ジミーはそんな表情を崩さずに再び馬車に乗って屋敷に戻った。

 

 

 

 

 

 




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