ワンダラーズ・イン・アナザー・ワールド ~男子は僕ひとりだけがクラスの女子といっしょに異世界へ送られたけど、僕が抱くことで彼女たちは強くなります。~ 作:イジー・ムラシロ
アイたちが目を覚ましてテントから出てくると、もう陽が
オオカミたちの
アユミは一人で
モアやタクミが寝ぼけまなこを
アユミ「(笑)…みんな、お疲れ…もうすぐ食事ができるから…今日も昨日と同じスープだけど…」
アカリ「あー、それでいいよ…あのスープ、食べやすいし美味しいし…」
ツグミ「お腹空いてきちゃった…」
ルカ「ずっと寝てたのに(笑)…」
アイ「確かに(笑)…」
それぞれが焚き火を
アユミは二つの
アユミ「ハ~イ、完成~…誰から入れる?」
ソラ「ハイハイ、ハ~イ!」
モア「え~?じゃあ次、私…」
アカリ「(笑)…」
ナオ「そっちの鍋は私がよそうよ…」
アユミ「お願い…」
ツグミ「チーズはこっちね…」
トマトの酸っぱ味のある
ソラやモアはいただきますも言わずに食べ始めた。
アイ「コラッ!ダメじゃない、ちゃんと『いただきます』、言わないと…」
ソラ「…フー、フー、いただきます…」
モア「いただき~」
ルカ「『いただきます』言わなくて、こんなに怒られてるの久しぶりに見たよ(笑)…」
アユミ「いいよ…他の子もどんどん食べてね…」
アカリ「アユミはやさしいねー(笑)…」
タクミ「じゃあ、オレもいただきま~す…」
戦闘から戻ってきた時は興奮と疲労で食欲が
その間もオオカミの遠吠えは
ナオ「スープもいいけど、パンも飲み物もあるからねー…」
アカリ「明日のためのエネルギー補給だもんね…」
アイ「私、パンとミルクティーをちょうだい…」
ツグミはスープをもう一口食べると、ホッと息を吐いた。
ツグミ「でも、このスープが食べやすいよ…」
ソラ「確かに…この豆が結構
ルカ「少し甘いのが食べやすいよね…」
アユミ「よかった…調理もしやすいし、レンズ豆が好評なのは
モア「私もクロワッサン、ちょうだい!」
ナオ「ハイハイ(笑)…」
二つの大鍋のどちらもがほとんど空になると、アユミはひとりで後片付けを始めた。ツグミが手伝おうとすると彼女は手で
アユミ「みんなはまだ大仕事があるから、こっちは私が引き受けるし…」
ツグミ「でも…」
アユミ「大丈夫…これだけの人数分の調理も片付けも結構慣れてきたから…」
食事を終えて何人かがもう眠そうな顔をしているので、アイは
アイ「え~と…まず全員がナオかモアにもう一度『ヒール』と『ケア』を受けること。
多分それだけしていたら明日は大丈夫だと思うけど、それでも明日起きてどこか痛かったり、調子が悪かったりしたら正直に言ってね…」
ソラ「誰かが調子悪かったら、明日は無し?」
ナオ「今日の戦い方だと、誰か一人欠けても苦しくなると思うの…だから全員が
アイ「ナオの言う通り、全員じゃないと難しそう…
だからこそ、朝起きた時の調子はちゃんと教えてね…」
ルカ「了解…」
みんなが少し黙ったタイミングでまたオオカミの遠吠えが響き、みんな一斉に川の向こうへと視線を送る。
アカリ「まだまだこれからだね…」
ソラ「気合い、入れ直さなきゃ…」
タクミ「よ~し、明日もやるぞ~…」
ツグミ「うん…」
オオカミの遠吠えがもう一度響くと、誰ともなくナオやモアの前に行って魔法を受けていく。
アイたちがテントに入って眠りについても、アユミはまだ片付けを続けていた。
次の朝もまた、オオカミの遠吠えがアイたちを起こした。
昨日のうちに何度か回復魔法を受けているので身体の疲労は取れているはずだが、やはり戦うという意味での精神的な疲労があるのだろう。
みんな少しぼんやりとした表情をしていた。
アイもアカリも何度も自分の
ナオ「どこか痛いとか、具合悪いとかいう人はいない?…」
モア「…そこは大丈夫…」
ツグミ「痛いとこはないよ…」
アイ「全員?誰もない?」
ソラ「大丈夫だよ…みんな元気(笑)…」
タクミ「オレも大丈夫…」
パンや温かい飲み物を身体に入れると元気が出てきたのか、みんなの
オオカミたちは朝からひっきりなしに遠吠えを繰り返して、またアイたちがやって来るのを警戒しているようだ。
今日も全員が
アイ「昨日は誰も怪我しなかったし、オオカミもある程度倒せたから上手くいったけど、オオカミって頭が良いって聞くから、今日はどういうふうに相手が対応してくるか分からない…
だから昨日と同じと思わず、お互いに声をかけ合って慎重にやっていこう…」
ツグミ「わかった…」
モア「オーケー…」
話し終わったアイがアユミに向かって黙ってうなずくと、アユミは昨日と同じく橋を
アユミ「みんな、気をつけてね…」
アカリ「ありがとう…」
ソラ「いってきます…」
橋を渡って少し進むと、昨日倒したオオカミの死骸がそのまま
アイ「タクミは傍にあるものだけでいいから、この死骸を回収しておいて…魔石も
ツグミが指示して『バリラ』をお願い…私とアカリはオオカミの様子を見てくるから…」
ルカ「気をつけてね…」
アイ「ルカは辺りに注意しておいて…」
ルカ「わかった…」
タクミとルカは辺りをうかがいながら周囲に
アイとアカリがオオカミの様子をうかがうと、既に警戒態勢だったオオカミたちはアイたちを見つけてすぐにこちらへ向かってきた。
昨日とは違って10頭ほどが固まってやって来る。残っているオオカミたちも遠吠えを繰り返す。
ウ~、ワォン、ワォン、ワォン…
ウォ~ン…
ワォ~ン…
アカリ「来た!昨日より多いかも…」
アイ「急いで戻ろう…」
ツグミたちが『バリラ』を張ってアイたちを待っていると、オオカミたちが戻ってくる彼女たちにかなり近づいて追ってくる。
ツグミたちは驚いて大声を出した。
ナオ「ダメー!すぐ後ろにいるよ!」
モア「急いで!」
アイとアカリが『バリラ』に
2,3頭に2人が放った火の玉が当たると、オオカミたちは無理に近づいてこずこちらの様子をうかがう。ソラも火の玉を投げるが、ギリギリ届かない。
ウ~…
ウ~、ワォン…
ワン、ワンワン…
グゥ~…
ソラ「クソッ、ちょっと届かない…」
ルカ「まるでわかってるみたい…」
アイ「いや、わかってあそこにいるんじゃない?…」
モア「マジで?」
ナオ「かもしんない…」
アイたちとオオカミたちは互いに
じりじりとした時間が過ぎうちにオオカミは二つの集団に分かれたように見える。
そして、一方の集団は少し距離を取るとアイたちに向かって勢いよく走り出した。
アカリ「来るよ!」
ソラ「いけー!」
近づいてくる相手に魔法使いのメンバーは火の玉を投げたり「ウィンド・フラッシュ」で切りつけたりして、アイたちは石を投げつける。
だがそうした攻撃をかいくぐった一頭が、『バリラ』の手前でまるで目の前の
モア「うわぁー…」
アカリ「ヤバい‼」
ウォ~ン…
オオカミは『バリラ』を飛び越えようとするが、高さが足りずに『バリラ』にしがみつくような格好になる。
だが『バリラ』は板ではないので厚みなどなく、オオカミはしがみつけずに向こう側に
ルカは慌てて取り出した
ルカ「エイッ!」
ギャオ~ン…
ワォン、ワォン、ワォン、ウ~、ワォン、ワォン…
タクミ「ダメだ!今度はこっちから!」
タクミの声がする方を見ると、今度は別のオオカミの集団が右側から『バリラ』に突っ込んできた。
昨日のような一頭ずつ分かれてではなく、2,3頭が固まって突進してくる。
オオカミたちは
ソラがそれを見て、急いでタクミに加勢した。
ウォ~ン…
ワォン、ワォン、ワォン…
アイ「クソッ、分かれて襲ってきた…」
ナオ「気をつけて!また飛んでくるよ!」
アカリ「何で?『バリラ』が見えてるの?」
ツグミ「見えてるわけないのに…」
正面から襲ってくるオオカミは最初のオオカミが成功しそうだったので、『バリラ』に突っ込まず、それを飛び越えようとジャンプしてくる。
まさか飛び越えてくるとは思っていなかったので『バリラ』の高さが十分ではなく、襲ってくるオオカミの顔や頭が『バリラ』の上に出る。
バンッ!バンッ!
ドシン!
ヴ、ヴ、ヴ、ウ~、ワォン…
ワン、ワン、ワォーン…
アカリ「マジか…えいっ、えいっ…」
モア「「ウィンド・フラッシュ」!「ウィンド・フラッシュ」!あっち行け!あっち行け‼」
タクミ「クソー、こっちは数が多い!」
ソラ「エイッ、コラッ、エ~イッ!」
正面から襲ってくる集団とは
タクミとソラは
ナオも「ウィンド・フラッシュ」で
ズドン!
ズドン!
ドン、ドン、ドンッ!
ワォン、ワォン、ワォン、ワォン
ヴ、ヴ、ヴ、ワォン…
ワォ~ン…ウ~、ワォ~ン…ワォン、ワォン…
ナオ「これ以上はダメ!もう一つ『バリラ』を張ろう!」
アイ「次のは高さが
ツグミ「わかった!」
アカリ「サイドは置いといて、正面から襲ってくるヤツらを倒そう…」
タクミ「大丈夫?…」
アイ「まだ『バリラ』は持ちそう?」
ルカ「ヤバいかも…」
アイ「正面はアカリがお願い…」
側面からくるオオカミたちにタクミにルカとアイも加勢した。
アカリは飛び越えようとするオオカミに石を投げつけ応戦する。
正面から来るオオカミは何度挑戦しても越えられず、その度にアカリの攻撃も受けるので
逆に側面からのオオカミたちの攻撃に、段々と弱ってきた『バリラ』による
ワォン、ワォン、ワォン、ワォン…
アイ「クソッ、
ルカ「えいっ、えいっ…」
タクミ「ヤッ、ヤッ、ヤッ、クソ―!」
ナオ「危ない!こっちに逃げて!」
ツグミ「新しいの、できたよ!」
ツグミとナオの声を聞いて、タクミとアイたちは慌てて新しい『バリラ』の方へ逃げ込んだ。
その瞬間、古い『バリラ』はオオカミたちに押し
オオカミはその勢いでツグミたちの方へ突っ込んでくるが新しい『バリラ』に防がれる。
アイたちは『バリラ』の壁の中で手を
タクミ「ハアハア、やべー…」
アイ「ハアハア、ギリギリだった…」
アカリ「かなりヤバかった…」
ツグミ「さあ、こっちは私たちだよ!」
モア「いけ、いけ、あっち行けー‼」
ウ~、ワォン、ウ~、ワォン…
ツグミら魔法使いのメンバーが『ファイア』や「ウィンド・フラッシュ」で応戦するが、二手に分かれていたオオカミたちがまた
ツグミ「みんなで一緒に『ファイラ』を使おうよ。」
ソラ「大丈夫?…山火事にならない?」
ナオ「今の季節なら大丈夫…草も乾燥してないし、土にも湿り気が十分にあるから燃え広がったりしないと思う…」
モア「じゃあ、いけー!」
何頭も倒したはずだが、知らない間に
ツグミたち魔法使いの4人は固まってオオカミたちの動きをうかがう。そしてオオカミたちが一団にまとまったところで4人全員が手を高く突き上げた。
ツグミ「いくよ!『ファイラ』!」
全員「『ファイラ』!」
ツグミたちのそれぞれの手から放たれた炎は一つまとまると、オオカミたち一団を
ギャイン、ギャイン…
ギャオ~ン…
ワォン、ワォン、ワォン…
ワォ~ン…ワォ~ン…
頭や胴体に火がついたオオカミはあるものは地面にのたうち回り、あるものは木に身体を
炎は地面の草や木の葉にも
アイ「…今日はこのまま向こう側に戻ろう…」
ツグミ「わかった…」
ナオ「燃え広がったりはしないと思うけど…とりあえず急いで戻ろう…」
今日もお互いに肩を
みんなが橋を渡ってくるのを見て、アユミは板をどけた。
アユミ「みんな、大丈夫?…」
アカリ「ありがとう…」
ソラ「ふー…あいつら、何か
アユミ「そんなに大変だった?」
ナオ「昨日と違う攻め方をされたから…」
アユミ「そう…」
全員が何も言わずにテントに入って、それぞれの
昨日も決して楽ではなかったが、今日は予想外の攻撃に苦戦を強いられて誰もが口数も少なかった。
アユミはそんなみんなに黙ってジュースを渡す。
向こう岸にまだ白い煙が立ち込めていて、オオカミたちがひっきりなしに遠吠えを続けていた。
アイ「今日は昨日と全然勝手が違った…」
しばらくしてリンゴジュースを飲み干したアイがポツリと言う。
周りの他のみんなも黙ってうなずいた。
ソラ「あんなことしてくるなんて…」
アユミ「あんなことって?」
ツグミ「私たちが張った『バリラ』をジャンプして飛び越えようとしてきたの…」
アユミ「じゃあ、『バリラ』を飛び越えて襲ってきたの?」
ルカ「『バリラ』の中までやって来たのはいなかったけど…」
ナオがアユミにコップを差し出すので、アユミはそのコップにオレンジジュースを足す。
アカリ「それに…今日は二手に分かれて別々のやり方で襲ってきたから…」
モア「あれってわざとなの?それとも偶然?」
アイ「あれは絶対に作戦だよ…一方は『バリラ』を飛び越えようとして…もう一方は数で『バリラ』を潰す気だったんだ…」
ソラ「ヤバいよ、アイツら…」
ソラは
タクミはもうテントに大の字になっている。それを見てアユミは慌ててみんなに『ヒール』をしていった。
昨日の戦いも決して簡単ではなかったが、オオカミが『バリラ』を破ってくることはないという安心感があった。
しかし今日は『バリラ』を飛び越えようとしたり、突き破ろうとしたりしてきて、昨日と比べてずっと危機感があった。
アイたちは『ヒール』を受けながら、全員が無事で戻ってこれたことに心底ホッとしていた。
アユミに『ヒール』をしてもらうと身体も心も緊張から解放されたのか、誰かのお腹が鳴る。
タクミ「あ~、腹減った~…」
大の字になっていたタクミが急に大声を出したので、みんな一瞬びっくりして彼の方を見る。
だが、タクミはぞもぞと起き上がり、その時始めてみんなが自分を見ているのに気づいてキョトンとした顔をする。
その何とも言えない表情に女の子たちは一斉に爆笑した。
アイ「フハハハハ(笑)…」
モア「キャハハハハ…変な顔~(笑)…」
ソラ「何だよ、その表情ー(笑)…」
全員「(笑)…」
タクミ「何って、お腹空いただけなんだけど…」
アユミ「ハイハイ、食べるものね(笑)…」
アユミも笑いながら例のお
アユミ「ゴメンね…これぐらいしかなくて…」
アカリ「ううん…すごく
ツグミ「うん…食べやすいし、ホッとするよ…」
アユミ「そんな…」
アイも粥を受け取りながら首を振る。
アイ「ゴメンなんて、それはこっちの
ナオ「そうそう…お礼を言わなくっちゃ…」
アユミ「そんなことないよ…」
昨日と同じように、戦ったメンバーは少しだけ食事を取るとそのままテントで眠ってしまった。
みんなが目覚めてテントを出てきた頃には太陽も
オオカミも次々と遠吠えを始めている。
アユミが作業をしている中、それぞれ黙って焚き火の周りに座る。
みんなのぐったりした様子にナオとモアがそれぞれにまた『ヒール』をかけていった。
アカリ「ありがとう…」
ツグミ「ゴメンね…」
モア「どういたしまして!(笑)…」
ルカ「ナオちゃん、ありがと…」
ナオ「どう?どこか痛くない?」
ソラ「大丈夫…でも、結構疲れてるね…」
アイ「確かに…」
アイはずっと難しい顔で焚き火を
アカリがそっと彼女の右隣にいく。
アカリ「アイ…」
アカリに呼ばれて、アイはハッと我に返って彼女の顔を見た。
アカリ「何考えてんの?…」
アイ「う~ん…オオカミが今日あんな攻め方をしてきたから、明日からどうすればいいんだろう、って…」
焚き火を囲んだ全員がアイのことをジッと見ていた。ナオはアイに『ヒール』をしようと左側に座る。
ナオ「アイ、背中向けて…」
アイ「うん、ありがとう…」
アカリ「また、同じことをしてくると思う?…」
アイは『ヒール』を受けながら首を振る。
アイ「それがよく分からないの…でも今日は昨日と全然違うことをしてきたから、明日も違うことをしてくるかもしんない…」
ツグミ「今日は確かにあんなことしてくるとは思ってなかった…」
ソラ「でもあんなことしてくるなんて、誰に分かる?まさか『バリラ』を飛び越えようとするなんて…」
ルカ「『バリラ』って向こう側からは見えないんだよね…」
ツグミ「うん、最初に『バリア』を試した時にもこっちからは薄っすらと分かるけど、向こう側からは見えなかったから『バリラ』もいっしょだと思う…」
アカリ「それでもオオカミたちは突破するのを
モア「マジか…」
タクミ「それに一つにまとまらずに、分かれて攻撃してきたから…あれで相当
ソラ「8人が二手に分かれると、大分キツくなるね…」
ルカ「あれも作戦なんだろうね…」
アイ「恐らく…」
しばらく黙ってアイやアカリに『ヒール』をかけていたナオが作業を終えて顔を上げた。
ナオ「でも、かなり大変だったけど結局はああいう攻撃を何とか防いだわけでしょ…
もし誰かが怪我をしたとか、危ない目にあったとか言うんだったら分かるけど…
難しかったし、大変だったけど悲観するような結果じゃなかったと私は思うの…」
アイ「まあ、オオカミはかなり倒せたとは思うけど…」
アカリ「アイが引っかかってるのは、明日からの戦い方のことね…」
アイ「そう…何を
誰もが考え込んで下を向く。沈黙の中にオオカミたちの声が一際大きく響く。
そこに何ともかぐわしい
タクミ「この香りは⁉…」
ソラ「カレーじゃない⁈」
アカリ「ホント、カレーだよ!」
モア「カレー‼」
全員が顔を上げてアユミの方を見ると、アユミが二つの大鍋を混ぜながらニッコリする。
アイ「今日ってカレーなの?」
アユミ「う~ん…お米は私だけじゃ
昨日までのレンズ豆のスープを今日はルーを入れてカレー味にしてみたの…
トマトを少なめにしてキャベツを沢山入れて…肉も昨日までは
モア「やったー!」
ソラ「イエ~イ!」
ルカ「はしゃぎすぎだよ(笑)…」
ナオ「気持ちは分かるけど(笑)…」
アユミ「さあ、もう出来上がるよー…」
カレーの
アカリやタクミがアユミがスープをよそうのを手伝い、ルカやナオがパンや飲み物を配った。
アユミ「スープが回った人からどんどん食べていいからね…」
ツグミ「じゃあ、いただきます…」
モア「いただき~…」
アイ「この子は、もう…」
アカリ「ハイハイ、アイもどうぞ…」
タクミ「あー、うまそうー!…」
ナオ「ねえ、ホントにそう…」
ソラ「いただきま~す!」
カレーライスではなかったが全員が待ち望んでいた味を口にして、最初にレンズ豆のスープを口にした時はまた違う感動が
独特の
ソラ「あ~、この味だよ~、食べたかったのー…」
ツグミ「(笑)…」
アカリ「でも、ホントに嬉しいね…」
ナオ「それに食欲も湧くし、沢山食べれるのがありがたいね…」
アイ「疲れが飛んでく、って言うか…」
ルカ「あー、分かる…」
アユミ「どんどん
タクミ「おかわり!」
全員「(笑)…」
昨日もそうだったが、アユミの食事のおかげで身体の疲れだけでなく不安や緊張といった心の疲れも
向こう岸から聞こえてくるオオカミの遠吠えを、みんなの笑い声がかき消した。
楽しんでくださった方や今後が気になるという方は、お気に入りや評価をいただければ励みになります。
また、面白かったところや気になったところなどの感想もいただければ幸いです。よろしくお願いします。