※この作品はR-18です。

【百合に挟まれるハーレム王】美少女百合カップルから疑似彼氏を頼まれたけど、どう考えても俺に欲情してる件   作:かくろう

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若菜の不思議テクニック

「んはぁ、ああ、あんぅううっ」

 

 間もなくやってくるゴールデンウィークが迫った最後の日曜日。

 俺は若菜(わかな)とカーセックスに勤しんでいた。

 

 

 先日宣言した通り、俺は若菜(わかな)と二人きりのデートに出かけているのだが、今日の彼女はとても積極的でエッチな格好と蠱惑的な笑みを浮かべて俺を誘ってくる。

 

 

希良里(きらり)ちゃんの命令だから……』

 

 

 そのように言ってはいるものの、半分以上免罪符のようなものだと分かっている。いや、言い訳と言った方がいい。

 自分を保つ為の言い訳。

 

 

 それは希良里(きらり)の命令という免罪符を受け、俺とのセックスを楽しむことを自分に言い訳しているようにも思う。

 認められない心の均衡を希良里(きらり)に命令されることによって自分の意思じゃないと主張しているのだ。

 

 

 だが身体の反応はそれとは裏腹に、俺の恋人達のように従順だった。

 

 

「くはぁんっ、んんんっ、あんっ、ん、ぁ、はぁんっ、きゃいん♡ あぅ、んん♡」

 

 いや、内側に秘めた熱情はそれ以上と言っても良いかもしれない。

 最近の若菜(わかな)は少しずつ自分の気持ちに素直になり始めている。

 

 言葉の上ではツンツンしていても、身体の反応は誰よりも従順であり、可愛い反応を示してくれる。

 

 ここまで来るともうこの反応こそが彼女の持ち味とすら言えるほどだ。

 

 ワゴン車の後部にある広いシートに座る俺に跨がり、車体を揺らさないようにゆっくりと腰を前後させる。

 それでも2人分の体重がスプリングを刺激すれば少なからず車体は不自然に揺れてしまう。

 

若菜(わかな)、あんまり激しくすると周りに気付かれちゃうよ」

「らってぇ♡ 気持ち良いんだもん♡ あんたのチンポォ、1番奥の気持ち良いところ抉ってぇ、理性溶かしちゃうんだからぁ」

 

 人目に付かない場所に駐車したものの、いつ人が来るかどうかも分からない。

 そんなギリギリのスリルに支配された背徳感が2人の興奮を高めてくれるのだ。

 

 

 希良里(きらり)の命令だから俺とエッチすると、彼女はしきりにそう主張するものの、その積極性はどう考えても本人が望んでそうしているとしか思えないほどだ。

 

 

 さて、それではここに至るまでの経緯を朝の出来事から順番に追っていくとしよう。

 

 

 結論からいうと、デートと称していても今日の俺達はエッチ三昧だったのである。

 

 

◆◆◆

 

 

 間もなくゴールデンウィーク。

 

 

 キラキラアリスの二人は動画撮影に勤しみ、小春と姉ちゃん、それに恵梨香や美緒奈さんは新店の書き入れ時に休む事はできないので休まずフル出勤する予定だ。

 

 学生のアルバイトだから限界はあるものの、ゴールデンウィークが終わった後にみんなで遊ぼうと、俺達は皆が休む時期に一生懸命働くことと皆で決めた。

 

 ホワイトミルクの動画撮影と編集作業も請け負うことになった俺は、若菜(わかな)に誘われてデートがてら撮影地のロケに出かける約束をしている。

 

 一応かなりの有名人である若菜(わかな)と二人きりで出かけるとなると色々と弊害が出る。

 

 と言うわけで変装することにしたそうで、着替えを待ちながら俺は待ち合わせとして彼女の住んでいるマンションの前にクルマを着けていた。

 

「お、お待たせ」

「よう、今日は楽しもう、って若菜(わかな)ッ!? そ、その格好は……」

 

「き、希良里(きらり)ちゃんの命令で……今日は、あんたをしっかり誘惑しなさいって……」

 

 顔を真っ赤に紅潮させた若菜(わかな)の格好に面食らう。

 

 ケモミミを模したニット帽を深めに被り、その髪はいつもの金色から黒く染められている。

 

 春らしい長袖のカーディガンの下にはヘソ出しルックのシャツ。お尻の形をくっきりと浮きだたせる超ミニスカート。

 

 曝け出された生足にはフリルのついたガーターリングはピンク色だ。

 

「ス、スカート短すぎないか? パンツ見えちゃうぞ」

「……へ、へへ……パンツじゃ、ないかもよ……」

「え、それってどういう……」

 

 見えそうで見えないギリギリのラインは俺のリビドーを朝一番に勃起してしまう。

 

「あ、あんまり見つめない……じゃなかった……。私で勃起してくれるんだ……。へへ、ちょっと本気で嬉しいかも」

 

 赤らんだ顔のままではにかんだ若菜(わかな)は魅惑的にふとももへと手を置いてスカートをたくし上げた。

 

 そこにあるのはパンツか、スパッツか……あるいは……。

 

「どれだと、思う?」

 

 若菜(わかな)は俺の思考を読んだようにスカートをたくし上げ、ギリギリのラインを見せてくる。

 心なしか息の弾み始めた若菜(わかな)は、既に興奮を始めているようにさえ見えた。

 

 痴女、という言葉では片付けられない。痴女はどことなく相手を蔑んでいる要素を含んでいるが、彼女の場合は好きな人とのプレイに全力で応えようとしている。

 

 それは健気という言葉が似合う。彼女の健気さを否定することは誰もできない。

 

 そして、その健気さが少しずつ俺自身に向かい始めているのを、言葉にできない何かでヒシヒシと感じている。

 

 それは心と心が繋がっているような感覚。

 実を言うと、希良里(きらり)達と一番最初に結ばれた時から同じことを感じていた。ぼんやりとではあるが、最近になって段々その自覚が強くなってきた。

 

「まずは、一回目……」

 

 ワゴン車の運転席に座った俺の股間に顔を埋め、若菜(わかな)は勃起したペニスをさすり始める。

 

「おおう、今日は飛ばすね若菜(わかな)

「か、勘違いしないでよね。希良里(きらり)ちゃんの命令だから。今日で私にメロメロになってもらうわよ」

 

 悪態を突きながらも若菜(わかな)が興奮しているのが分かる。

 朝一番からエロモード全開の若菜(わかな)に俺も興奮していた。

 

「じゃあ、しゃぶってくれよ若菜(わかな)

 

「いいわ。最近ずっとディルドで練習してたんだから。私のテクニックに腰を抜かさないでよね」

 

 陶酔したように声をとろけさせ、淀みない動きでチャックを降ろしてペニスを取り出した。

 

「すごい……やっぱり大きい……っていうか、大きすぎるでしょ。市販のディルドよりデカいってどういうことよ」

 

 文句を言いながらも既に口を大きく開く若菜(わかな)。次の瞬間には温かい粘膜が亀頭を包み込んでいた。

 

「どうと言われましても」

 

 好きでデカくなった訳ではないし、デカ過ぎると苦労が多いという話も聞く。

 幸いなことに女の子達はその鬼魔羅を余さず愛してくれるし、長くて太い分だけ大人数で奉仕するときに便利だ。

 

「まあいいわ。一生これしか知ることは無いんだから、これに慣れれば良いだけよね……はぁむっ、んじゅ、れろれろ」

 

 大きく開いた口の中へと亀頭を導き入れて包み込んでくれる。若菜(わかな)は初速から頭をグリグリと動かして敏感な溝の部分を粘液で包んだ。

 

 ツンツンした言葉遣いとは裏腹の、優しく甘い口淫愛撫にとろけるような快感を味わう。

 

「ちゅぷ……ちゅぷちゅぷ……じゅるるっ、んじゅ、ちゅぷるるっ、ずっ、ずっ、ずりゅりゅっ」

 

 亀頭の先っぽが熱い。快感とは違う熱量が身体の奥からせり上がってくる感覚がした。

 

(ぁ、出てきた……熱いものがこみ上げてくる。みー姉ちゃんが夢中になっちゃうわけだよ。ママ達もパパのコレにやられたのかぁ。パパみたいな温かい感じじゃなくて、もっと心の中がグチャグチャになるような熱い衝動)

 

「んじゅるるぅ、凶悪な、チンポォ♡ んは、こんにゃ、濃厚なもの出してぇ、んちゅるるっ」

 

 若菜(わかな)が何かを考えている。それが何なのか分からないが、どういう訳か若菜(わかな)が何らかの思考をしていることが分かるのだ。

 最近こういう不思議な体験が多い。その正体について誰に聞いて分かるものでもないだろうが、女の子とイチャイチャしている時ほど起こることだ。

 

 恐らくは美緒奈さんが何かを知っていると思われるが、いつもはぐらかされてしまって結局今日まで何も聞けず終いになっている。

 

「くぅ、若菜(わかな)ッ」

 

「んじゅ、いいよ、らしてぇ、んちゅ、れろろろっ、いっぱい、今日は、全部私に、らしていいからぁ、んちゅ、じゅるるるっ」

 

 本人が宣言した通り、彼女のテクニックは格段に向上していた。

 俺の凶棒の弱点を的確に突いて性感を引き上げてきた。

 

(私だってママに習ってきたんだから……。快感を引き上げる……技……力を流し込む……)

 

「じゅるるるっ、ずずっ、はぁむっ」

「うおっ!? な、なんだっ!?」

 

 熱い何かが俺の中に入り込み、凄まじい快感と共にペニスが硬くなる。

 それはもう痛いほどに血流の集中した竿が張り詰め、海綿体を流れる血液は増大の一途を辿る。

 

「わ、若菜(わかな)ッ、これはっ!?」

「気持ち、いいれしょ? じゅるるっ、ずずっずううううっ、れろれろれろっ」

 

 理由不明な熱い何かが脳をとろけさせるようなもの凄い快感を生み出す。射精しそうなほどの強い快感なのに、何かに阻まれてそれ以上高まることがない。

 

 背骨から頭頂にかけてを硬いものが転がってせり上がっていくような不思議な感覚が駆け巡っていた。

 

「あぐっ、んんんんっ、わ、若菜(わかな)、これはっ!? おぐっ、んんんっ」

 

 快感が凄まじいのに射精できない感覚が段々辛くなってくる。脳が痺れて理性的な感情が麻痺してくる。

 

「はぁはぁ……わ、若菜(わかな)ッ」

 

 なんだかヤバい気がしてきた。横たわってむき出しになった太ももが妙に愛おしい。

 いや、正確に言うなら……、だんだん若菜(わかな)と衝動的にセックスしたくなってきた。

 

(そろそろ限界かな……あれ、神力の解除ってどうやるんだっけ? こうかな? こう?)

 

「ううっ、で、出るッ」

 

 ビュクンビュクンビュクンッ!! ビュルルルッ!!! ドピュッドピュッ!! ビュルルルッ!!! ビュクンビュクンビュクンッ!! ドクドクドクッ、ビュクンビュクンビュクンッ!! ビュルルルッ!!!

 

「んぐぅうっ、んぐっ、んんんんっ」

 

 なんだこれ……身体の奥から精魂の全部を抜き取られるような凄まじい快感。それでいて疲労感ではなく、幸福感が募ってくる。

 

(やっばいっ、これ、凄い量……、でもこぼしたら希良里(きらり)ちゃんに怒られる……っていうか、これぇ、なにこれ、甘い♡ 精液が甘く感じる)

 

「んぐう、ゴクッ……ゴックンッ……ゴクッ……ゴクッ……ん、ふぅ~~、むりゅ……にゅるにゅるっ」

 

 射精したばかりのカリ首にヘビのように舌を這わせ、敏感になっている性感帯に刺激を加えてくる。

 

 

 尿道に残った精液が再び吐き出され、脱力感に覆われた精神は急速に性的な衝動を鎮めていった。

 

「はぁ、はぁ……なんだか凄かった……若菜(わかな)、何かしたの?」

 

「ん、んっく……んむ……ちゅぽん……ふはぁ、はぁ、はぁ♡ あまぁい♡ 精液、とっても甘いぃ♡ こんなに、しんり、ぃ、濃厚な精液飲まされたら……あたまぁ、くらくらになっひゃうらじゃない」

 

 フェラチオだけでトロトロになった若菜(わかな)のメス顔に再び衝動が湧き上がってくる。

 

「ふはぁ……はぁ、はぁ、さあ、デートに出かけましょう。今日はいっぱいサービスするから」

 

「お、おう」

 

 蠱惑的な瞳を輝かせる若菜(わかな)

 

 美しいその瞳に魅入られて再び湧き上がってくる焦熱的な衝動を抑え込み、俺は若菜(わかな)とのデートを開始した。

 

◇◇◇

 

 

 若菜(わかな)と二人で動画撮影のロケハンに出かけた俺達。

 初っ端からフェラ抜きされて謎の強い快感を味わい、若菜(わかな)は口の中に残った精液を手の平に垂らし、俺にスマホで撮影するように頼んできた。

 

「今日は十回ノルマ課せられてるの。希良里(きらり)ちゃんに報告する用の写真とらなきゃ」

「なるほど。随分ディープなプレイを要求されてるんだね」

 

(本当はそれだけじゃないけどね……ミー姉ちゃんからできるだけ神力を練り上げろって言われてるし……もっと誘惑しなくっちゃ)

 

「さあ、デートを始めましょう。私の魅力をたっぷり伝えてあげる。あんたはホワイトミルクの若菜(わかな)を一日中好きにして良いんだからね」

 

 彼女の魅惑的な笑みを受けて期待は高まる。そうまでしてくれるなら全力でその恩恵を受けなきゃ失礼だ。

 

「よっしゃ、それじゃあ出かけるとするかっ」

 

 まだ熱に浮かされている若菜(わかな)を抱き寄せ、思い切り唇を重ねて舌を吸った。

 

「はむっう、んんっ!? ちょ、んんぅう、まだ精液、残ってりゅのにぃ」

「イヤか?」

「い、いやじゃないけど……あんたは平気なの?」

若菜(わかな)の懸命さに応えたかったから平気だ。お前可愛いからな。言っとくけど、既にメロメロだぜ?」

 

「あんたってスケコマシって言われない?」

 

「まさしく希良里(きらり)に言われたな……。いや、有紗(ありさ)だったか。姉ちゃんにも言われた気がする」

 

 最近の俺はスケコマシにもほどがあるというのは自分でも十分に分かっていることだ。若菜(わかな)の非難にもまったく否定の言葉が出てこない。

 

 そんなスケコマシな俺としては若菜(わかな)の気持ちに全力で応えたい。その証拠を示すために抱き寄せ、もう一度キスをしてデートに出発した。

 

◆◆◆

 

 ショッピングセンター街にやってきた俺達は、様々な店が建ち並ぶ商店街になっている歩行者天国を手を繋いで歩いていた。

 

 若菜(わかな)は眩しい金色の髪の毛を黒く染め上げてニット帽とマスクを掛けている。くわえてヘソ出しルックに超ミニスカートのビッチファッション。

 

 ピンク色のガーターリングがエロスを演出し、それなのに立ち姿は堂々としている。

 オーラがあるのでエロスな格好でも非常に堂々としている。いや、堂々としているからオーラがあるのか。

 

 とにかく流石は現役モデルと言った感じだ。周りは彼女の隠しきれない美貌に注目を注いでいる。

 

 だが若菜(わかな)はその視線にもまったく動じていない。いないのだが、その実、彼女の内情は恥ずかしいのを必死に我慢している。

 

 俺の目にも途轍もなく堂々としているように映っているのに、その内面が恥じらいに満ちていることが何故か分かる。

 

「さ、さあ行きましょう。今日はエッチざんm、じゃない。楽しい楽しい美少女若菜(わかな)ちゃんとのデートなんだから」

「あはは、凄い自信だな。さすが若菜(わかな)

「ふ、ふん。あんたも私に相応しく堂々と立ち振る舞いなさいよね。一応私の彼氏なんだから」

「OKだ。全力でエスコートさせてもらおう」

 

 実は俺も金髪のウィッグを被って薄手のサングラスを掛けて変装している。

 

「な、なんかそうしてるとスッゴいエロいわね」

「エロいってなんですかね」

 

「筋肉が盛り上がってエロいわ……」

 

 確かにシャツを盛り上げている筋肉は少しパッツンパッツンになってるな。春だからそんなに厚着をしなくて済んでるからTシャツとブラウスだけ着ている。

 

「あんたって本当にスタイル良いわ。ただのTシャツが凄くセクシー」

 

 若菜(わかな)は誘惑するかのような色っぽい仕草で寄りかかってくる。俺は彼女の手を取って歩き始めた。

 

「なあ若菜(わかな)

「なぁに?」

 

「無理して誘惑してくれなくて良い。希良里(きらり)に何か言われてるんだろうけど、俺はありのままの若菜(わかな)とデートしたいから。ちゃんとノルマは手伝うからさ」

 

「う、うん」

希良里(きらり)に褒めて貰えるといいな」

 

「そ、そのためにも、しっかり誘惑されてしまいなさいよねっ」

 

 若菜(わかな)は腕を絡め、胸を押し付けてくる。巨乳が多い我らがハーレムにおいて、若菜(わかな)も中々に豊かな胸の持ち主だ。

 

 むにゅっと柔らかな感触を腕に楽しみ、イチャイチャカップルのように歩き出した。

 背丈に違いがあるので半ばしがみ付くような形の若菜(わかな)を引き寄せ、ショッピング街を練り歩いた。

 今日の目的はショッピングがてら動画撮影に使えそうなネタの仕入れだ。

 

 ロケハンでもあり、動画のネタ探しも兼ねている。だが肝心の若菜(わかな)から渡されたものがそれを困難にしていた。

 

「これは?」

 

 それはなにかのリモコンのように見える。摘まみが付いていて『弱→強』と書いてある。

 これは、もしかして……。

 

「やっぱりエッチなアイテム?」

「試してみて、いいよ。最初は弱からね」

 

 言われた通りに受け取ったリモコンに手を掛け、摘まみを上に押し上げてみる。

 

 ヴィィィィンン……

 

「ひぅ……んっ」

 

 耳に届く微かな振動音は、俺と若菜(わかな)が密着していないと聞こえないくらいの微少な音だ。

 腕に絡んだ若菜(わかな)がグッと距離を縮め、身体全部を預けてきた。その振動は下腹部の方から伝わってくる。

 

「はぁ、ふぅ……さあ、歩きましょう」

 

 赤らんだ顔に息を弾ませて腕を組み、密着させた胸を押し付けながらショッピングは開始された。

 

◆◆◆

 

 俺達はアロマキャンドルの店に入り、若菜(わかな)の趣味であるというフルーツの香りがするキャンドルを見て回った。

 

「イチゴの香りが好きなの」

 

 若菜(わかな)の好きだというフレーバーキャンドルを手に取り、鼻に近づけて香りを吸い込む。

 可愛らしい笑顔で商品を手に取る若菜(わかな)の顔は年より若い幼き少女のように無邪気だ。

 

 そうでありながら、下腹部に仕込んだ振動装置がその表情を艶かしいものに変えている。

 

「これなんかどう?」

「どれ? あ、これステキ……。好きだよ」

 

 俺は自然と彼女の肩を抱き寄せて頬をくっつける。それはまるで恋人同士のように。

 

「顔近いよっ」

「この方が恋人っぽいじゃん」

 

 それに、と付け加え、俺は彼女の耳元で囁く。

 

若菜(わかな)自身から香ってる方が良い匂いだ」

「や、やだ……恥ずかしいってば」

 

 頬に顔を寄せて強く肩を抱きしめると身を震わせてモジモジとし始める。だけどその内情が戸惑いよりも喜びの方が強いことがよく分かった。

 

若菜(わかな)、嬉しいんじゃないか?」

「そ、そんなわけ、ひゃん♡」

 

 腰を抱いてみるだけで身を震わせ、その喜びが強く伝わってくる。俺はそれを示すために振動のレベルを一段階引き上げる。

 

「はひっ!? んっ、んんんっ……♡ ぁ、……ぁ、やぁ、えっちぃ♡」

 

「やっぱり喜んでるだろ。なんでか俺には分かっちゃうんだ」

「はぁ、はぁ……くぅ、やっぱりスケコマシ……んんっ♡」

 

「ストロベリーとレモンで決まりみたいだな。トロトロになっちゃう前に店を出ようか」

 

「う、うん……」

 

 会計を済ませて顔の赤くなり始めた若菜(わかな)を連れて店を出た。

 中威力に強めた振動を受け止めた若菜(わかな)の息がドンドン弾んでいき、その内面が興奮に満ちてきていることが分かる。

 なぜか、分かる。

 

 やっぱりそうだ。ドンドン強くなってくる。相手の気持ちというか、どんな感情を感じているのか分かるようになってきた。

 

 形がないのにそれが相手の気持ちであることがハッキリと分かる。

 俺は更に摘まみのレベルを上げ、悶える若菜(わかな)の肩を抱きながらデートを続けて行った。

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