【百合に挟まれるハーレム王】美少女百合カップルから疑似彼氏を頼まれたけど、どう考えても俺に欲情してる件 作:かくろう
「「ちゅぅう、ちゅぅ、ちゅ♡
ドロドロになるまで抱き合った俺達。
もっともっとやりたいプレイもあったりしたが、先に二人の方がグッタリしてしまったので一時中断。
身体を洗い流すためにふにゅふにゅ言う二人をなんとか抱え上げて風呂場に連れて行く。
『にーちゃん抱っこぉ♡』
なんて二人ともが甘え始めるので狭い廊下を人間二人抱えながら風呂場に移動するハメになった。
二人は軽い。
軽いんだけどさすがに人間二人分を抱えるとなると相当だ。
以前と言っていることが矛盾しているではないかと突っ込みが入りそうだが、デートの時とは環境や条件が違う。
二人の体重は知らないが、少なくとも40キロ前後と仮定するなら80キロを抱えて狭い廊下を移動するのだから、いくら俺がデカくて鍛えていると言っても中々大変である。
言ったら怒られそうなので言わないでおこう。
『兄ちゃんデリカシーないッ!!』、とか言って噛み付かれるのは目に見えてるからな。
まあ今の俺はそんな罵倒ですら幸せで顔を緩ませてしまう自信がある。
何しろずっと妹のように思っていた二人の美少女が同時に恋人になったのだから。
自分がどういう気持ちなのかも分かっていなかった俺のような朴念仁の事をずっと好きだと言ってくれた二人の気持ちに、俺はこれから全力で応えていかねばなるまい。
「にーちゃーん♡ チューしよー」
「私もちゅ~して~♡」
そして脱衣所に到着して降ろすまでの間に何度も何度もほっぺにチュッチュとキスをされる。
何しろ育ちすぎて我が家の庶民風呂ではゆったり浸かることができなくなって久しいからな。
「「皆で一緒にちゅー♡」」
唇を寄せる二人の肩を抱き寄せて何度も軽くキスをする。
舌を入れるとまた発情してしまうのが分かっているのか二人とも少し遠慮気味だ。
そして冒頭に戻るわけである。
唇にすると発情してしまうので、俺は先ほどからずっとほっぺにチュパチュパされっぱなしである。
しかしお風呂に入るというのにギリギリまで首輪は外さなかった。中々に極まっている。
「うーむ、幸せすぎて怖くなるな……。二人は、俺の為に百合になったって言ったよな?」
俺は二人に尋ねる。頬へのキスから徐々に鎖骨を通り過ぎて胸板に身体を寄せた辺りで
「うん。私達三人一緒に結ばれるにはこれしかないって思ったのッ」
「一番最初は……中一の時だったかなぁ」
◇◇◇◇◇
ここからは昔語り。
二人から語られたのは、俺と、
始めに言いだしたのは
『ねえ
『ん? どういう意味? 好きだよ♪』
『友達として?』
『……それ以外に何かある、の?』
『分かってるよね……私の気持ち……』
それは知っていた気持ちだった。だけど果たして表に出して良いものかどうか。
『
中学一年生の時。それは世間的に女の子は男の子よりも精神の成熟が早いと言われる、そんな時期。
きっかけは、俺が中学の空手部の大会で優勝したこと。
俺は先輩後輩、そして大人に関わらず女子に持て囃されるようになった。
『知ってる……。
『恋人にしたいくらい?』
『……うん。でも、それだけじゃない』
『兄ちゃん……』
コクリと頷く
『私、にーちゃんの事が好き……恋人になりたい。結婚して子供を産みたい。だけど……それは
『そう、私も一緒。兄ちゃんと結婚したい。子供を産みたい……。でも、
二人にとって俺は男性の全てだったらしい。
人間の心なんて変わっていくものだから、二人が人生経験を重ねればそんな思いだって霧散するものだろう。
だけど二人はそうしなかった。徹底的に俺を好きであり続けた。
徹底的に俺以外の選択肢を自分達の中から消していった。
あらゆる可能性を、自分達なりに考えた末に、今のような状況を作り上げるための結論を導き出したらしい。
つまり、二人で兄ちゃんと結ばれるにはどうするか、ということだ。
『じゃあどうするの? 日本は、お嫁さん一人だけだよ』
『そんなの結婚しなきゃ良いんだよ。今の時代、戸籍を一緒にするのが絆なんて考えは古いし、所詮紙切れ一枚の話だもん』
ドライというか割切っているというか、合理的な考えの
『それにね、日本でもハーレムやってる有名な企業の会長さんいるよ』
『ああ、前にテレビに出てた人?』
日本有数の企業、水無月コーポレーションの引退した会長が、ハーレムを形成して大きな邸宅に多くの女性達と暮らしているのは有名な話だ。
俺も本で読んだことがあるけど、中々にぶっ飛んだ人生を歩んでいる人らしい。
離婚した話から、会社の部下だった15歳も年下の女性と恋に落ちたり、お隣さんの未亡人と一緒に愛し合ったりと、なかなかにファンタジーな話のオンパレードだった。
でも実際にその人は実在しているし、テレビにも出演してそういう話を臆面もなく話している。
ネットじゃ叩いてるヤツもいるけど、俺は何故か本当のことだって信じてたな。
自分がそうなるとは
『でも、すっごいお金持ちなんでしょ? そうじゃなきゃ無理じゃない?』
『それなら気にしなきゃいいんだよ。世間の評価なんて関係ない。経済力なら大丈夫。私がなんとかする』
『さすが
『そう。大事なのは心同士で思い合っているかだよ……、なんて、前置きはいいよね。私はね、兄ちゃんが好き。
『うん。私はにーちゃんが好き。でも、それと同じくらい
『じゃあ、私か兄ちゃん、どっちかを選べって言われたら――』
『それはにーちゃん』
『やっぱりね。うん。私も一緒……。でも』
『『その未来は絶対に来させないッ』』
ではどうするか? 兄ちゃん、にーちゃん……つまり俺は、どうしたら二人を恋人にするという選択肢を、否応なく受け入れてくれるのか……。
いや、『受け入れざるを得なくなるか』。二人はそのように考えた。
ませていた、というよりは……、一つのことに徹底した考え方を持っていた二人は俺が絶対に言い逃れできず、受け入れざるを得ない既成事実を作り上げる準備を始める。
自分達がどうしようもなくほっとけないくらい『良い女』になること。
二人は可愛い。徹底した女の魅力と、少女らしい可愛らしさを兼ね備えた美少女という概念をそのまま体現したかのような存在。
女子小学生が愛読する雑誌の読者モデルに応募し、当然のように二人とも採用。
親を説得して動画配信者となり、自ら流行を作り出す存在となった。
今や下手な大人より多額の収入を得て確定申告までしているほどだ。
「それで、私達はまず女同士で恋人になった」
じゃあその理由は……? 二人が好き同士だったというのも勿論ある。
だがそれより大きいのは……。
『兄ちゃん、最近すごくモテるようになったよね。空手の大会で優勝してから』
『うん。みんなにーちゃんの魅力に気が付き始めてる』
『このまま手をこまねいていて、良いと思う? 他の女に兄ちゃんが盗られちゃうのを、黙って見過ごせる?』
『そんなの、絶対ヤダ……にーちゃんが
『でも、私にも本当は盗られたくないって思ってる』
『……』
『だったら、二人とも兄ちゃんの彼女になればいい』
『そうだね。そうであるなら、もしもにーちゃんがどっちかと結婚したいって言っても、実は二人は付き合ってるから、受け入れてあげてって交渉材料にもなるよね』
初めの頃は、そんな計算があったらしい。
それがそのうち、どっちも手放したくないと思えるほど魅力的になろう……。
そういう結論へと変わっていき……。
『だったら百合で挟んでしまえばいい』
どれだけ自分を磨こうとも、一人の力ではいずれ自分達以上の魅力を持った女に盗られるかもしれない。
では二人ならどうか? 魅力的な女が二人で迫ったら、そしてその二人が既にカップルで、お互い離れたくないけど俺のことが好きだから、二人とも恋人にして~と迫ったらどうだろうか。
単純な女二人ではなく、『百合』という属性を持った二人に迫られたら。
そう考えた結果、二人の利害は一致した。
つまるところ、最初の二人は利害の一致によるビジネスカップルという側面が強かったというわけだ。
そして中学2年生の時、二人は初めてエッチをした。
「あ、にーちゃんおちんちん反応した♡」
「私達の初エッチ、聞きたい?」
俺は答えられなかった……。
めちゃくちゃ聞きたい。これが男との初体験だったら嫉妬に狂っていただろうが、百合同士の初体験。
しかも、『俺とエッチするまでは』と、処女膜もファーストキスすらも守り通してきた二人のエッチの様子は、俺の知的好奇心と新しい性癖を刺激するには十分だった。