※この作品はR-18です。

【百合に挟まれるハーレム王】美少女百合カップルから疑似彼氏を頼まれたけど、どう考えても俺に欲情してる件   作:かくろう

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新たな生活

 母から放たれたまさかの一言。

 

『あんた今日から希良里(きらり)ちゃんの家で暮らすことになったから』

 

「なったからって、なんで俺に一言も相談なしに決まってるんだっ!?」

 

希良里(きらり)ちゃんって実質一人暮らしじゃない? 高校生になってSNSでも有名人になったから何かと危険な事も起こるんじゃないかしらって思うのよね」

 

「まあ、それは確かに……」

 

 実際顔出しでインターネットでタレントみたいなことをやっている訳だから、非公式ながらもファンクラブまである希良里(きらり)は常に男の視線に晒されていることになる。

 

 それこそ俺がボディガードを勤めてきたわけだが、それもいつでもどこでもって訳にはいかないのが現実だ。

 

「あの広くて目立つ家にあんな可愛い女の子が一人暮らしをしてるなんて危ない以外の何者でもないでしょ。だからボディガードが直接住めばいいんじゃない」

 

「イヤイヤイヤイヤお母様ッ、年頃の娘と思春期の男子が一緒に暮らした方が身近に危険度が高いでしょうがっ」

 

「大丈夫よ。有紗(ありさ)ちゃんも一緒に暮らすってさ」

 

「あんまり変わんないってそれ」

 

「あんたバカねぇ」

「あんた童貞ねぇ」

 

「姉ちゃん黙っててッ、っていうかそうじゃん。一緒に暮らすならそこのチビゴリラの方が適性高いじゃんかっ」

 

「おいこら誰がチビゴリラだッ」

 

 逆らうの怖かったけどここまで来たら勢いだ。

 この母の理不尽に屈するわけにはいかん。

 

 あの二人と三人一緒に暮らすとか俺の理性ぜったい持たない。

 

 竿役とか以前に強姦魔になったらどうするんだ。

 だが二人の女性陣はまくし立てるように言う。

 

「だからあんたはバカなのよー」

「だからあんたは童貞なのよー」

 

「うるせえよっ! 息ピッタリだなあんたらっ!」

 

「あんたみたいにゴツくてデカいリアルゴリラが居た方が変な考え起こすヤツが減るでしょ」

 

「その前に変な噂が立つだろ。半ばアイドルみたいなもんなんだからあいつらは」

 

「だからあんたはバカキングなのよー」

「だからあんたは童貞キングなのよー」

 

「それはもういいよっ、っていうか悪口パワーアップさせんじゃねぇっ」

 

 

 言い争いは学校出発ギリギリまで続き、結局女性陣の意見ゴリ押しに勝てる筈もなく、俺は幼馴染み二人との共同生活に同意せざるを得なかった。

 

◇◇◇

「やれやれ……。あの母娘はまったくもう……」

 

 人のことからかわないと生きていけないのだろう。 

 朝からドッと疲れた……。

 

――ピロン♪

 

「お?」

 

 メール音が鳴り、スマホを開くと希良里(きらり)の文字。

 一言だけ【おはよう兄ちゃん♡】の文字が表示されている。

 

「ぶほっ!?」

 

 なんだろうと開いてみると、目に入ったのはあられもない姿の美少女。

 

――『昨日のお礼だよ♡』

 

 いわく、これも竿役の特典らしい。

 両手で制服のスカートをたくし上げているところを見ると、撮影者は有紗(ありさ)か。

 

 希良里(きらり)はピンクの可愛らしい下着を惜しげもなく晒し、ほんのりとその奥にある割れ目の陰影を浮かび上がらせている。

 

 よく見ると乳首が立っているではないか。

 ノーブラに加えて朝から有紗(ありさ)とエッチでもしていたのだろうか。

 

「なんという目の保養だ。しかし朝からムラムラしてしまうわけにもいかん」

 

 その後、しっかりとエロ写メを保存フォルダに移し、厳重にパスワードを掛けて制服に着替えることにした。

 

…………

………

……

 

 

 

 

「にーちゃんおはよう!」

「おはよう…」

 

「お、おう……おはよう」

 

 玄関を出ると二人が丁度のタイミングで門から出てくるところだった。

 

 俺達はだいたい一緒に登校することが多い。

 

 二人は非常に可愛いし有名人なので声を掛けられることも多く、電車で痴漢に遭うこともしばしばあった。

 

 なので高校に入ってからは同じ時間に登校するのだが、俺が無駄にデカいので非常に目立ってしまうというデメリットもある。

 

 考えてみれば二人が痴漢に遭わなくなったのも俺がいたからという理由であると思われ、母の理論が一定数正しい事が証明できてしまった。

 

 つい先ほどのエッチな希良里(きらり)を思い出し、連鎖的に夕べの目くるめくパラダイスの記憶が鮮明に蘇ってくる。

 

「あ~、にーちゃんエッチなこと考えてる~。さては昨日の私たちを思い出したんだね」

「な、なんの事かな?」

 

 ニマニマとイヤらしい笑みを浮かべる有紗(ありさ)から思わず目をそらしてしまう。

 

 俺の心情はバレバレであった。 

 

「おっはようー、二人ともッ!」

 

「おはよー花恋(かれん)ちゃんっ!!」

花恋(かれん)ちゃんおはよう」

 

「おはよーっ。今日もおっぱいデッカいねぇ二人とも」

 

「やーんっ、花恋(かれん)ちゃんのエッチィ」

 

「良いではないか良いではないかぁ~、うりうりぃ」

 

 仲睦まじく挨拶をしながら幼馴染みの胸をモミモミする我が姉。

 

 ん? 花恋(かれん)って誰かって? 姉ちゃんだよ。

 名前負けも良いところだ。

 

 花も恋もこの人の人生にかすりもしてないからな。

 

「せいっ!!」

「はぐおっ!?」

 

 なんてことを考えていたらまた鳩尾(みぞおち)に腹パンされる。

 

 完全不意打ちの右スマッシュでうずくまってしまった。

 

「なに、しやが、る……」

「なんとなく失礼なこと考えてる気がした」

「濡れ衣だぁ……」

 

 事実だろうが。

 

「あはは、二人とも相変わらず仲いいね♪」

 

「これを見てどこが仲良く見えるんだ。変なフィルター掛かってんじゃないか……」

 

 現在19歳で女子大生をしている姉ちゃんは小さい頃の俺達の面倒を見てくれた人でもある。

 

 有紗(ありさ)希良里(きらり)も姉ちゃんにはずっと懐いていて、こうしていつもお見送りに出てきてくれる(大学はもう少し遅い)。

 

「そうそう。二人と一緒に暮らすって話。あれ今日からOKだから」

 

「「ホントにッ♡ やったー♪」」

 

「そりゃー大好きな幼馴染みと一緒に暮らせるんだから大喜びだったよぉ」

 

 シンクロした喜びの声を上げる二人。

 俺は一言も大喜びとは言っていないぞ。

 

 

 いや、嬉しくないわけではないが、心配の方が大きいだけで。

 

「おい姉ちゃん嘘ばっかり言うんじゃ」

 

「にーちゃん、嫌だった?」

「ごめん、ワガママだったよね」

 

「い、いや、別に嫌な訳ではないぞ。倫理的にだな」

 

 ちなみにいっその事姉ちゃんも一緒に暮らしてはどうかと提案したが速攻で却下された。

 

「野暮なこと言うんじゃないよ青少年。そろそろ諦めて受け入れたら?」

 

「わーったよ。とりあえず今日学校終わったら着替えとか運び込むようにするから」

 

「「わーいっ」」

 

 可愛い幼馴染みによる満面の笑顔の魅力に逆らえるわけもなく、俺は二人との同居に正式なOKを出すのだった。

 

 ◇◇◇◇◇

 

 さて、学校での俺達の生活も一部紹介したいところだが、今日は特筆すべきこともそんなにないので端折って簡単に説明するとしよう。

 

 俺達三年生の学校生活はもうほとんど消化試合みたいなものだ。

 

 俺は推薦で進学が決まっているので受験勉強とも無縁となっている。

 

 一応空手による推薦の話もあったりしたが、俺にとっての肉体強化は二人を守るためであって空手そのものに執着はない。

 

 高校卒業後は姉ちゃんと同じ古武術の道場一本に絞ろうと思っている。

 

 だから普通に就職という道も考えたが母によって反対されている。

 

 学生生活を謳歌せよと言うのが母の言葉であり、自身が学生時代に大学を中退してしまった過去に理由が起因しているらしい。

 

 まあ経済的な支援もしてくれるらしいのでありがたくそれを享受していこうと思っている。

 

 高卒よりも大卒の方が就職の選択肢も増えるだろうし、人生経験という意味で進学を選択しているのだ。

 

 そして推薦によって決まった大学受験も既に合否の発表が為されており、俺は残りの高校生活を既に消化試合の時期に入っているというわけだ。

 

 そんな高校三年生の授業は1月の現在は短縮形式となっており午前中で終わってしまう。

 

 そして2月に入るともう授業そのものが終わり学校へ行くこともなくなるのだ。

 

 

 俺は大学が始まるまでの数ヶ月を鈍らせないために道場に通い、有紗(ありさ)希良里(きらり)の授業が終わる時間に合わせて迎えにいくことにしている。

 

「あ、兄ちゃん」

「どうした希良里(きらり)

「うん。三年生の授業早く終わるよね。これ、ウチの鍵だからお迎えの時間まで荷物運びに入ってて」

「いいのか?」

 

「うん。兄ちゃんなら信頼できるから。お腹空いたら戸棚のおやつ食べて良いからね。兄ちゃんのお部屋には札が掛けてあるから」

「分かった。ありがとう希良里(きらり)

 

 断る理由もないので有り難く鍵を受け取ることにした。

 

 掃除でもして待っているとしよう。

 

「にーちゃん、希良里(きらり)の部屋に忍び込んで下着とか漁ったりしないでねぇ」

「え、兄ちゃん……」

 

「誰がするかっ!!」

 

 ニヤニヤからかう有紗(ありさ)の言葉に心配そうに見つめる希良里(きらり)

 心配するな希良里(きらり)。俺はそんな変態行為をする度胸はない。

 

 

 

 ――そして午後。

 

 希良里(きらり)から預かった鍵で家の中に入り、自分の着替えや生活道具を運び入れておく。

 

 俺にあてがわれた部屋は十分に広く、むしろ自室よりも広いくらいだ。

 

 空き部屋にはベッドや机が準備されており、俺がここに来ることはかなり以前から想定されていた事が分かる。

 

「姉ちゃんがグルだったに違いないな」

 

 なんだったらむしろ母すら一枚噛んでる可能性もある。

 いや確実に一枚どころか一緒になって画策しているのは明白だった。

 

 

 

 そして部屋の掃除と荷物の運び入れも終わり、二人を学校まで迎えに行って夕食の材料の買い出しにスーパーへと赴いた。

 

 ここら辺は特筆すべきイベントもなかったので割愛しよう。

 

 

 重要なのはここからだ。

 

 

 俺は全ての準備を終わらせて今日から暮らすことになる自室で夜のトレーニングに勤しんでいた。

 

 ちなみに変な意味ではない。今日から女の子と一緒に暮らす訳から自家発電なんて恥じらい行為をするわけには行かないから律していかないとな。

 

「兄ちゃん、お風呂入っちゃってくれる?」

 

「ああ、分かった」

 

 扉越しに希良里(きらり)の声でお風呂が空いたことを知らせてくれる。

 

 俺はトレーニングを終わらせて汗を拭きながら風呂場へと向かう。

 

 

「バスタオルは棚の所だから」

 

「ありがとう希良里(きらり)

 

 扉を閉め、衣服を脱いでバスルームの内扉を開くと、広くてデカいバスタブのある風呂場が目に入る。

 

「おお……さすがはセレブの家。風呂も広いなぁ」

 

 小さい頃に一緒に入った時はだいたい俺の家だったし、希良里(きらり)の家も今ほど大きくはなかったからな。

 

 初めて入ったが凄い広さだ。

 三人一緒に入っても問題ないくらいに……。

 

「いやいや、何を考えているんだ俺は……バカな妄想をするな」

 

 かけ湯をして湯船に浸かり、バカな考えを振り払う。

 

 しかし、ここでいつも裸の希良里(きらり)が入浴しているのだと思うと妙に落ち着かなくなってしまう。

 

 イカンイカン。また勃起してしまいそうになる。

 こんなんで三人暮らしなんてできる筈もない。

 

 だいたいあり得ないんだよなぁ。年頃の女子高生と思春期真っ只中の性欲猿男子を同じ家に放り込んで暮らされるなんて普通に頭がおかしい。

 

「にーちゃーんっ、湯加減どうかなぁー?」

 

 扉の向こうから有紗(ありさ)の声がする。

 妄想を振り払って意識を現実に引き戻す。

 

「何か足りないものない?」

 

「ああ、大丈夫だぞー」

 

 何故か希良里(きらり)の声までする。なんで二人してお風呂場に来ているだろうか。

 

 家の中じゃ常に一緒に行動とか? さすがはカップルと言うべきなのだろうか。

 

 

 

 ――と、そこまで考えたところで、あまりにも予想外の事が起こる。

 

 ガララララ――

 

「え?」

 

「じゃじゃーん。にーちゃん、お背中おながししまーすっ」

「私達もご一緒するね」

 

「ほあっ!?」

 

 あろうことかバスタオルを巻いた有紗(ありさ)希良里(きらり)がお風呂場に乱入してくるではないか。

 

 俺は慌てて目を逸らして湯船に肩を沈める。

 こんなところで二人のヌードなんて見てしまったら勃起不可避だ。

 

 同居1日目にしてそんな痴態を晒すわけにはいかん。

 

「な、ななな何をやっている二人ともッ! 入るなら俺は出るからッ、もう少し待っててくれッ」

 

「遠慮しなくていいじゃん。昨日おっぱい見たんだし」

 

「それとこれとは別だっ」

 

「兄ちゃん、嫌だった?」

 

 嫌な訳がないっ。むしろ嬉しい。嬉しいがそうじゃなくて。

 

「いやいや、俺は竿役だから欲望まっしぐらになってはいかんぞ。二人の裸なんてみたら理性保てる自信が無いって」

 

 俺はハッキリと二人を女性として意識していることを伝えて危険な行為であると分かってもらうことにする。

 

 だが返ってきた答えは――。

 

「大丈夫だよにーちゃん♡」

「こっち、見て♡」

 

「え?」

 

 やはり性的な好奇心には逆らえず、恐る恐る逸らしていた視線を戻す。

 

「み、水着?」

 

 そこには肌色成分たっぷりのビキニ水着を着用した二人が恥ずかしそうにはにかんで立っていた。

 

 いやっ、これも十分危険ですってっ!!

 

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