※この作品はR-18です。

【百合に挟まれるハーレム王】美少女百合カップルから疑似彼氏を頼まれたけど、どう考えても俺に欲情してる件   作:かくろう

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春とは、新しい予感の季節

 春である。暖かい季節がいよいよ本格的に幕を開けるのだ。

 

 

 旅行空けから数日。

 俺達は日常に戻っていた。

 

 ホワイトミルクとのコラボ期間も終わりを告げ、彼女達も通常の生活を取り戻した。

 

 どうやらあの変態マネージャーは前科があったようで、あと数年は戻ってこられないことがほぼ確定となったのが要因だ。

 

 前科持ちがよくもあんな仕事に就けたものである。どうやら詐称していたようだが、今後は採用する人間のチェック体制も一層厳しくなっていくことだろう。

 

 若菜(わかな)紗理奈(さりな)共に、それぞれ理由は異なるけれども俺達のレズハーレムグループに参加することになった。

 

 若菜(わかな)希良里(きらり)に心酔しており、カップルと言うよりはペットと飼い主みたいな関係になりつつある。

 

 凄く言い方が悪くなってしまうが、他に適切な例え方が思い浮かばなかったので勘弁して欲しい。二人に対して悪意は無いのだ。

 

 他の女の子と仲良くなって有紗(ありさ)は嫉妬しないのかと思ったが、もともと皆仲良くを信条に掲げている底抜けに明るい有紗(ありさ)はまったく気にしていないとのことだった。

 

 細かく詰めていけばまだ分からないが、有紗(ありさ)の中では1番が俺で、希良里(きらり)は2番目であることも精神的な負荷が掛かっていない要因となっているみたいだ。

 

 ようするにお互い様と思っているのである。

 

 紗理奈(さりな)紗理奈(さりな)で一番は俺。妹とのレズ行為はあくまでプレイの一環で、これまでは若菜(わかな)の八つ当たりを慰める役目を負っていることがほとんどだった。

 

 だからそれがなくなったところで何の弊害もないし、むしろお役御免となったことで肩の荷が下りた思いだという。

 

 まあ妹は甘えん坊なので、時々可愛がるくらいはするだろうと、本人は珍しく口元に笑みを浮かべて語っていた。

 

 なんだかんだで仲の良い姉妹だ。レズ行為をするのが普通の姉妹かどうかという疑問は出るだろうが、愛情の表し方は人それぞれなので俺としてはまったく問題だとは思わない。

 

 男は俺一人。中々の大所帯になってきた。

 

 一口にハーレムと言っても、俺達のそれは通常の形態とは異なるかもしれない。

 

 ハーレムの通常ってなんやねんと聞かれても困るが、ようはレズカップルが三組いて、一人を除いて後天的にレズビアンになった人達だということだ。

 

 

 

 それぞれに対する想いの強さは平等ではなく、彼女達もまた、俺からの平等など望んでいない。

 

 そんなわけで、メンバーのほとんどがレズビアン、あるいはそれに準ずる属性を持っている珍しいグループ形式といえるわけだ。

 

 リゾートプールの旅行から戻ってきた俺達は残る春休みを堪能しつつ、平和な日常を過ごしている。

 

 三月も間もなく終わる。大学の入学式は四月の頭なので自由な時間を楽しめるのもあと僅かだな。

 

 宿題もほぼ終わらせて俺のバイトも順調。小春(こはる)は本格的にメイドカフェでバイト始める為に面接の申し込みをしたらしい。

 

 どうやら春から新店がオープンするらしく、そこが丁度良く俺達の行動範囲内、それもかなり便利な場所にあるので渡りに船を得た感じだ。

 

 本格オープンはゴールデンウィーク前の4月半ば頃。それまでは研修のために通い、ちゃんと時給も支払われるらしい。

 

 レオナさんから小春(こはる)と姉ちゃんのことは本社に話が通っており、先日の特別店舗での大活躍が評価されて、是非ともスカウトさせて欲しいとのことだった。

 

 そういうわけで小春(こはる)も姉ちゃんもメイドカフェのバイトにはかなり乗り気なので、恋人の新たな成長に楽しみな今日この頃である。

 

 キラキラアリスの2人は春休みの間も毎日動画を投稿している。春休みということで頻度もかなりアップしているから編集がかなり大変である。

 

 本来はこう言った編集作業は事務所が外注で頼むのが通常なのだが、キラキラアリスの編集はデビュー当初から俺と姉ちゃんが分担してやっているので、動画の特色を失わないために中々人に任せることができないでいる。

 

 どうやら俺はそういった編集のセンスがあるらしく、ホワミルの2人の動画を担当した途端に再生数がかなり伸びたそうだ。

 

 ショート動画も含めると結構な数に上るので中々に大変であるが、大好きな幼なじみ達の笑顔の為なら苦しくない。

 

 こう見えてもそこら辺の作業スピードにはそれなりに自信がある。

 

 今度はどんな動画を撮ろうか。そんな企画を二人と一緒に考えるのも楽しみの一つなのだ。

 

 

◇◇◇◇◇

 

「じゃあ2人とも、今日は俺バイトあるから」

「うん、いってらっしゃーい♡」

「はい、ちゅー♡」

 

 2人からいってらっしゃいのキスをもらい、俺はバイトに出かけることにした。

 

 さて、繰り返しになるが春休みも残すところあと数日。

 

 今までずっと触れてこなかったが、俺のアルバイトについても少しだけ話しておくことにしよう。

 

 以前から言っていた通り、俺は小学生の頃から近所の古武術道場に通っており、一応そこでは上位の実力を張らせてもらっている。

 

 そして春休みなどの間は近所の子ども達が合宿などを行うので、そのお手伝いとして指導に当たることになっている。

 

 まあ割と長い期間やっているだけあって、俺もそれなりに人気の講師でいられる。

 

 ちなみに1番人気は姉ちゃんだ。

 

 直接言うとぶっ飛ばされるが、身長がベリーベリー小っちゃいので小学生と組み手をするのに丁度良いのである。

 

 しかも面倒見の良さも相まって姉ちゃんの指導を受けるとみんなメキメキ実力を上げていくのだ。

 

 俺もそれなりだと自負しているが、やはり姉ちゃんの指導の上手さには未だに及ばない。まだまだ日々勉強だ。

 

 自転車を漕いでしばらく移動し、通い慣れた道を進み続ける。

 

 やがて見えてきた3階建てのビルに差し掛かり、目的の場所に到着した。

 

 少し前まで古びた木造家屋の道場だったのだが、今年の初めに大きなビルに建て変わっている。

 

 

 

 ここの師範がかなりやり手で、元々はどこかの企業で社長さんをやっていたらしいのだが、何年か前に引退して名誉職だか相談役になってから時間ができたので道場の経営を先代の師範から引き継いだらしい。

 

 それからと言うもの瞬く間に経営は黒字続きになり、今ではこんなビルに立て変わるまでになった。

 

 ちなみに旧道場の木造家屋は引退した先代師範の住まいとして今も残っている。

 まあ引退したと言ってもまだまだ現役で暴れられる人だから普通に道場に出てくるけどな。

 

 この人もアホみたいに強いのでまだまだ敵う気がしないのである。

 

 もう70は越えている筈なのに、昔よりちょっと白髪とシワの数が増えたくらいで全然変わらない元気さで毎日のように組み手をしてもらった。

 

 まあ俺はと言えば毎日のようにぶっ飛ばされて投げ飛ばされて抑え込まれての繰り返し。

 

 一時は本当に才能ないんじゃないかとへこんだものだ。

 

 それでもめげずに訓練し続けたおかげで、この辺りじゃ敵無し程度にはなれたのだから、感謝はしている。

 

 今にして思えば、才能を見込んだからこそ厳しく特訓し続けてくれたと理解できる。

 

 俺はいつものように道場になっているビルの入り口から中へと入る。

 

「シャッすッ!! 今日もよろしくお願いします! ……って、ありゃ? 誰もいないな」

 

 鍵は開いていたので誰ぞかはいるのかと思ったが、道場の中に人の気配はなかった。

 

 古い方の道場にでも行ってるのだろうか? 取りあえず子ども達が来る前に道場の掃除でもしておくか。

 

 ――カタッ……

 

「ん?」

 

 掃除道具を取りに部屋の隅っこにある縦長のロッカーに近づいたところで奇妙な音に気が付いた。

 

(なるほど……そういうことか)

 

 俺はその音の正体に思い当たり、ロッカーに何気なく近づきながらわざとらしく大きな声を出す。

 

「おや? おお、もう黒くて素早いアイツの季節かぁ。掃除してても出てくるもんだなぁ。これじゃあ掃除道具が取れないぜ」

 

 ――ガタンッ!!

 

 その瞬間、ロッカーが派手な音を立てて揺れ動いた。確実に中に誰ぞいるのだが、俺は敢えてすっとぼける。

 

「あ、なんだ見間違いかぁ。てっきり黒い悪魔かと思ったら大きなゴミだったわ」

 

 ――ほっ

 

 明らかに安堵の溜め息が聞こえたぞ。

 もう一息だな。

 

「あ~~っ! やっぱり見間違いじゃなくてフライングGがロッカーの隙間から~~」

「ほんぎゃぁああああああああああっ!!」

 

 

 バガンッ! と派手な音を立ててロッカーの扉が開く。

 中から小さな陰が飛び出し、俺に向かって一直線に突っ込んできた。

 

「いやあぁああああっ! ”ぺー君”っ取ってくださいぃいいいっ!!」

 

 泣きながら突進してくるやかましいヤツをサッと回避する。

 

 

 ドッシィィン!!!!

 

 前のめりになって派手にスッ転び、床に向かって勢いよく叩き付けられたのは、1人の少女だった。

 

「痛ったぁあいいっ! ペー君ヒドいですよぉおっ!」

「そのペー君ってのやめろって何度もいっとろうがっ! いい加減直せ【恵梨香(えりか)】」

「可憐な美少女が悪魔に襲われてるのに避けるなんてっ! この人でなしッ!」

「せっかくの美少女も鼻血吹いてりゃ形無しだな」

 

 

 この道場の跡取り娘、【里中(さとなか) |恵梨香(えりか)《えりか》】が鼻血を出して抗議していた。

 

 

 

 ポニーテールをピコピコ揺らしながら血走った目で悶えていては美少女が形無しだ。

 

「大丈夫かぁ、恵梨香(えりか)~」

「この可憐な美少女が鼻血出してるの見てニヤニヤしてるペー君は絶対女の子にもてないですよっ!」

「ふっふっふっ。残念だったな。こう見えても俺はモテモテなのだっ。何しろ6人も恋人がいるんだから」

 

「あ~、ペー君。ギャルゲーは恋人ではないんですよ……」

 

 心底哀れむような目を向けてくる恵梨香(えりか)にティッシュを詰め込んでやる。

 こいつギャルゲーのキャラのことだと思ってやがるな。

 

「ゲームの話などしとらんわ。まあ信じなくとも良い。どうせ浮世離れした話だしな」

 

 そんなバカなと驚愕の表情を見せる恵梨香(えりか)嘲笑(あざわら)ってやる。こう見えても俺がモテるのは事実なのだ。

 何しろ彼女が6人(候補含む)もいるんだからな。

 

 ラブレターだってもらったことあるんだぞ。

 

「そんな筈ありませんっ! ファイナル童貞キングオブファイターズ童貞エンデュミオン童貞のペー君に好意を寄せる女の子が小春(こはる)ちゃん以外にいるはずがないッ!」

「このやろう、臆面も無く童貞って3回もいれやがったな。少なくとも小春(こはる)にはモテてるって認めてるじゃないか」

 

 初期の有紗(ありさ)と同じようなこと言いやがって。しかもパワーアップしてんじゃねぇか。

 だが気にしないもんね。俺はもう童貞ではないのだ。

 

「あとは希良里(きらり)ちゃんとか有紗(ありさ)ちゃんとか……あ、あれ? けっこういる?」

 

 自分でいって自分でドツボのハマってるぞ。

 

「どうだ、モテモテだろう」

 

「うるさいですよ童貞妄想筋肉」

 

「残念だったなっ。俺はもう童貞ではないのだっ!」

 

「なん……だと……」

 

 

恵梨香(えりか)よぉ。お前は美少女なんだからもうちょっと落ち着け。そしたら男が選り取り見取りになるに違いないぞ。あとエンデュミオンってギリシャ神話の美男子だから微妙に褒めてるぞ」

「同年代の男子にモテたって嬉しくないですよーだ。それに、ありのままの恵梨香(えりか)を愛してくれる王子様でなければこの美少女を愛する資格などないのですっ!」

 

 なりは本当に有紗(ありさ)希良里(きらり)達に引けを取らない美少女の恵梨香(えりか)であるが、ご覧の通りの残念ちゃんなのである。

 

 

 改めて紹介すると、彼女は【里中(さとなか) 恵梨香(えりか)】。この古武術道場の跡取り娘で、希良里(きらり)有紗(ありさ)の同級生だ。

 

 ご覧の通りの美少女であるが、ご覧の通りの残念ちゃんでもある(二回目)。

 顔立ちは本当に可愛いのに性格がこんなんだから男が寄りついてきたのは小学生までだったそうだ。

 

 恵梨香(えりか)は俺が童貞ではないと聞いて再び哀れむような顔を向けてくる。

 今度はなんだと思ってるんだこいつ?

 

 

「ペー君。悪い事は言いません。今のうちに自首しましょう。いくらなんでも無理やりはダメです。小春(こはる)ちゃんも誠心誠意謝れば許してくれますから。あの子はきっと泣き寝入りしますよ」

 

「なんで俺が小春(こはる)を襲った前提で話してるんだ貴様は。ちゃんと合意の上だ愚か者め」

 

「え、マジで小春(こはる)ちゃんとエッチしたんですか?」

 

「本人に聞いてみろ」

 

「ぐぬぬ、嘘くせー」

「そんなうさんくせーなら恵梨香(えりか)が俺の童貞もらってくれるのか?」

 

「ほ、ほへっ!? な、ななん、なにを言ってるんですかッ! セクハラですよっ!」

「人の事童貞呼ばわりするのはセクハラではないのか? 盛大にブーメラン喰らってるぞ」

 

「ぐ、ぐぬぬぅ。い、言い返せない」

「大体、そんなに言うなら恵梨香(えりか)自身はさぞ経験豊富なんでしょうなぁ?」

 

「そ、それは……」

「散々俺のこと童貞童貞ってバカにするからには、まさか処女なんてことはないでしょうねぇ? ああん?」

 

 童貞じゃなくなった今だから分かるが、きっと恵梨香(えりか)は処女だ。

 

 少なくとも性経験が豊富そうには到底見えないぞ。

 

「も、もちろん、ありますよー」

「エロ同人のASMRは性経験のうちに入らないぞ」

 

「な、なんで知ってるのっ!?」

「え、ガチなん?」

 

 

「くっそーっ! パパに言いつけちゃうぞっ!」

 

「果たしてどっちの言い分を信じてくれるかねぇ」

 

 恵梨香(えりか)の鼻血が止まった頃になってようやく受講生達がやってきた。

 その後で指導に当たる人達も集まってきたのでバイトの時間が始まったのである。

 

 師範はこの日用事があるとかで道場には現れなかったが、また組み手の相手してほしかったので少々残念だ。

 

◇◇◇◇◇

 

 1日しっかりと身体を動かし、道場を出ようとしたところで恵梨香(えりか)に呼び止められる。

 

「あ、あのペー君」

「どうした恵梨香(えりか)?」

「その……えっと、本当に小春(こはる)ちゃんと……いや、恵梨香(えりか)、今度アルバイトを始めることになったんですっ!」

 

 何か聞きたそうにしていたように見えた恵梨香(えりか)だったが、言い淀んだところで言葉を止める。

 そして恐らくは誤魔化すために別の話題を振ってくるのだった。

 

 俺は敢えて追求すること無く話の続きを促す。

 

「へえ、そうなのか。何を始めるんだ?」

「ふっふっふ。この美少女である恵梨香(えりか)にぴったりのお仕事です」

「いくらなんでもAVは師範が悲しむぞ」

 

「出ませんよっ! セクハラですぞっ!」

「冗談だ。んで、なんの職業? まさかいかがわしいお店じゃあるまいな」

 

「今度近くにメイドカフェ【キングキャッスル】の新店がオープンするのは知ってますか? そのメイドさんとして応募して採用されたのですっ!」

 

「へ、へえ……なるほど」

 

 まさかのチョイスだった。こんな偶然あるのか?

 

「ふっふっふ。無理だと思ってるでしょ。ところがギッチョンッ面接のメイドさんから是非ともと言われて採用されたのですっ!」

 

「そうか。頑張ってくれよな」

「ペー君がどうしてもと言うなら売り上げに貢献しにきても良いデスよッ!」

 

「そうだな。一度顔を出すとしよう。恵梨香(えりか)のメイド服姿、きっと可愛いんだろうな」

 

「ふっふっふぅ。そうでしょうそうでしょうっ!」

 

「そうだなぁ。思わずその場で処女を奪ってしまいたくなるくらいには可愛いんだろうな」

「うわ、最低……、ゴミですね」

 

「それくらい可愛いんだろうなぁってたとえ話だって」

 

「だとしても最低~」

 

「まあ楽しみにしているよ」

 

「是非とも来て下さいっ。どうせなら小春(こはる)ちゃんとデートにでも使ったらいいじゃないですかっ」

 

 面白そうだから小春(こはる)と姉ちゃんがスカウトされていることは黙っていよう。

 

「ああ。皆を連れて遊びにいくとしよう。キングキャッスルとコラボするって有紗(ありさ)達もいってたからな」

 

 ちなみに先日の水着リゾートのコラボ動画はあと数日で公開予定である。

 

「いつから行くんだ?」

「オープンするまでは研修があるので明日からですね。恵梨香(えりか)のメイド服姿を妄想してせいぜいオナニーに励んでくださいっ」

 

 なにげに自分をズリネタにしろって言ってることに気がついているのだろうかこいつは?

 

「ふーん。そうか。じゃあ恵梨香(えりか)のエロ写メ送ってくれよ」

 

「な、なにを言ってるんですか」

「いや、だっておかずがないとさぁ」

 

「もう最低最低っ! そんなんだから筋肉童貞なんですよっ!」

「だから童貞ちゃうって」

 

 そんなやり取りをすること数分。

 

 キリがないので俺から話題を切り上げて恵梨香(えりか)を振り切った。

 

 そしてその日の夜……。

 

 

 

 ――ピコン♪

 

「あれ? 恵梨香(えりか)からメールだ」

 

 お風呂から上がってリビングでくつろいでいると、先ほど別れた恵梨香(えりか)からメールが着信されたことに気が付く。

 

「おっふっ!?」

 

『童貞君には刺激が強すぎましたかっ。どうしても拗らせたら恵梨香(えりか)がその童貞もらってあげますからねっ!』

 

 シャツをまくり上げた恵梨香(えりか)が硬い表情でおっぱいをさらした写真を送りつけてきやがった。俺は速攻で保存した。

 

「保存しますた、と」

 

 小ぶりで乳輪の小さなおっぱいは、シミ一つなくて思わず勃起せずにはいられないほど綺麗である。

 

 

 こんなもの送りつけてくるなんて……、やっぱりアイツ、俺のこと好きなのかな?

 

 ――ピコン♪

 

 そんなことを思っていると、続けざまにメールがやってくる。

 

『PS、ネットに拡散したらパパにぶっ殺してもらいますからねっ』

 

 

 それは怖いな。くわばらくわばら。

 

 

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