※この作品はR-18です。

許嫁になったダウナーギャルが毎週ヤられにくる話   作:月見ハク

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第7話 「…Gっす」

「はぁ、はぁ……」

 

 俺は全力疾走をした直後のように息を切らしながら、美玖に覆いかぶさっていた。

 

 体はギリギリ触れていない。ソファーに座る彼女に壁ドンをしているような体勢だ。

 

「おじさん、汗すご」

 

 そういう彼女も、ブレザーを着たままのせいか頬や首筋にしっとりと汗をかいている。

 

 射精後の余韻でビクビクと肉棒が脈打つたび、美玖の整った顔がピクンと反応した。前回よりも反応がよくなっている気がする。

 

「美玖さん、めちゃくちゃ気持ちよかったよっ」

 

「それは、どーも……」

 

「美玖さんも気持ちよかった?」

 

「……どーだろ、まあ……そーっすね」

 

 なんとも曖昧な返答だ。その乏しい表情からは気持ちよかったようにも、そうでもなかったようにも読み取れる。

 

 ふと、彼女の首筋を流れた汗が、胸元の深い谷間へと落ちていくのが見えた。そのエロい光景に、思わず唾を飲み込む。

 

 今の美玖なら、もしかしたら——。

 

「ね、ねえ、おっぱい揉んでも……いいかな?」

 

「そんなに揉みたいもんすか?」

 

「揉みたいよ、当たり前だろっ!」

 

「……じゃあ、はい……でも」

 

「でも?」

 

「……感じやす……ってるんで」

 

「え?」

 

 小声すぎてよく聞き取れない。すると彼女は言葉を言い直した。

 

「わりとデリケートなんで、やさしく」

 

「もちろん優しく揉むね!」

 

 ごわっとするブレザー越しに、豊かなふくらみを手で包む。

 

(おお、これが美玖さんのおっぱい……すごい詰まってる感じがする)

 

 包もうと思ったが俺の手から完全にはみ出している。その巨乳っぷりにあらためて驚く。

 

「美玖さんって胸大きいよね」

 

「そっすね、メンドーなこと多いっすけど」

 

「すごい弾力……何カップあるの?」

 

「……Gっす」

 

 Gカップ。

 

 俺は今ギャルのGカップを揉んでいるんだ。Gカップ、もっと手に負えない大きさなのかと勝手に想像してたけど、なんとか手で揉みしだけるくらいのボリューム感だ。

 

 いやブレザーやブラジャーで圧迫されてこのサイズ感だから、脱いだらもっと大きいのかもしれない。

 

 いずれにせよ、美玖のおっぱいの揉み心地がよすぎる。

 

 下からすくい上げるように揉むと心地いい重量感が味わえる。手のひらでむにゅっとすると押し返すような弾力がある。すごく若いって感じだ。なのにどこまでも押し潰してしまえそうな柔らかさも感じる。できればずっと揉んでいたい。

 

「ん……」

 

 揉み方がよかったのか、美玖がため息まじりの甘い声を漏らした。

 

(やばい、可愛い)

 

「キスしていい? 美玖さん」

 

「ぇ……」

 

 息を荒げながら顔を近づけると、彼女は一瞬目を丸くしてまぶたを伏せた。

 

「さっき私の舐めた口でするのは、ちょっと」

 

「そ、そっか」

 

 またしてもキスを断られてしまった。

 

 あからさまに意気消沈していると、美玖が俺とつながったままの結合部に視線を下ろす。

 

「おじさんのって、大きいっすか」

 

「え?」

 

 チンコが大きいのかを聞いてきているのだろうか。

 

 風俗嬢のお姉さんには中の上くらいと言われたことがある。お世辞込みだろうから、きっと可もなく不可もない平均サイズなのだろう。

 

「多分、普通くらいだと思うけど」

 

「そーなんだ。……おじさんのって、なんか窮屈っていうか……埋め尽くされる感じするから」

 

 これはペニスの具合を褒められているのだろうか? それとも彼女の膣と相性がいいということか? どちらにせよ男として嬉しいことには変わりない。

 

「美玖さんのほうこそ、名器っていわれたことない? 挿れたら即射精するくらい気持ちいいんだけど」

 

「あーそういや……あるかもっす」

 

 彼女の視線がスマホを求めてさまよう。どうも自分の具合のよさにはあまり興味がないらしい。なんというか、やっぱり不思議な子だ。

 

 いやまて、言われたことはあるのか。多分、彼氏に。

 

 そういえばペニスの大きさを聞かれたときも、誰かと比べている感じがした。

 

 美玖は彼氏と俺のチンポを比較したのか……?

 

 胸の奥がモヤっとする。俺は再び気になっていることを聞いてみた。

 

「あのさ、彼氏くんはいいの? その……俺とこんな、中出しセックスしちゃっても」

 

「あー、大丈夫っす。彼氏とは別れたんで」

 

「え……?」

 

 あっさり告げられ唖然とする。

 

「……私、そろそろ帰るっす。今日、私が当番なんで」

 

 彼女がスマホを見つめながらつぶやく。当番とは家事当番のことなのだろう。

 

 俺はおずおずと美玖の膣からペニスを引き抜いた。

 

 

 

 

 体を拭いて下着とストッキングを穿き終え、彼女はさっさと立ち去ろうとする。

 

 俺は慌てて声を掛けた。

 

「待ってっ、タクシー呼ぶから」

 

「いえ、いいっす。歩いて帰れる距離なんで」

 

「でもまだ雨降ってるし、タクシー代くらい出させてよ。許嫁でしょ」

 

 その言葉が効いたのか、美玖は再びソファーに座った。

 

 よし、これでもう少し彼女と一緒にいられる。

 

「……まぁ、アイスティーまだ飲んでなかったですし」

 

「そうだよっ、あ、おかわりもあるからね!」

 

「どうも……」

 

 静かな雨音だけが聞こえるリビングで、彼女はこの日初めてグラスに口をつけた。中の紅茶を味わうように、ゆっくり飲んでいる。

 

 これも初めて会ったときから思っていたのだが、美玖は飲み方がとても丁寧だ。ギャルに似つかわしくないといったら怒られそうだが、とにかく品がある。

 

(お母さんの育て方がいいんだろうな……)

 

 俺は母も父も亡くしているから、親子の繋がりを感じさせる彼女の仕草を見ていると、胸の中がじわりと温かくなる。これも俺が美玖に惹かれる部分なのかもしれない。

 

 このぶんだと食べ方も綺麗に違いない。次来たときは何か料理を振る舞ってみよう。彼女が口にしてくれればいいけど。

 

「……タクシー、呼ばないんすか?」

 

「あ、ああそうだねっ」

 

 また物思いにふけってしまった。俺は急いでタクシー会社に電話をする。

 

 

『5分くらいで到着しますよー』

 

「え」

 

 どうやらアイスティーのおかわりは望めそうになかった。

 

 

 

 

「じゃ、また……金曜に来るんで」

 

「ああ、また金曜日に待ってるよ!」

 

 顎を引く程度にうなずいた美玖が、玄関から出ていく。

 

 

「……はぁ」

 

 彼女の後ろ姿を見送ってから、俺は大きなため息をついた。

 

 今日も美玖とのセックスは最高だった。

 

 初クンニもすごく美味しかったし、おっぱいも柔らかかった。ずっといい匂いがしていたし、甘い吐息がすごく可愛かった。

 

 それだけじゃない。二回目にしてけっこう打ち解けてきた感じもして、それも嬉しかった。魅力的なところも新たに発見できたし、この前の倍くらいは長くこの家にいてくれた。

 

 できればもっと居てほしい。

 

 やばい……いよいよ初恋少年のように頭の中が美玖で埋め尽くされている。これが孤独な三十路男の末路なのだろうか。

 

 我ながら気持ち悪いと思うが、いい加減自分を卑下していても仕方がない。最近見た動画でも、自信のない男はモテないって言っていたし。

 

(また一週間か……長いなぁ)

 

 ふっと肩を落とす。その拍子に全身が脱力し、壁に寄りかかってしまった。

 

「……とりあえず寝よ」

 

 急激に襲ってきた眠気に誘われるまま、俺は二日ぶりに自分のベッドへ向かった。

 

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