許嫁になったダウナーギャルが毎週ヤられにくる話 作:月見ハク
次の日の金曜日。時刻は午後4時前。
キッチンで洗い物をして、皿の上にある二人分のオムライスにラップを掛ける。美玖に振る舞おうと作ったものだ。
あのカフェはオムライスが人気メニューらしいので、彼女も馴染み深いだろう。一口も食べないなんてことはないはずだ。
「はぁ……」
エプロンを脱いで、深いため息を漏らす。
俺は美玖がやってくるのを待ちながら、妙な嫉妬心にかられていた。
(あのイケメンくん多分、美玖をまだ狙ってるんだよな……)
美玖の口から友だちだと聞いて安心したものの、考えてみればイケメンくんのほうは諦めていない様子だったし、復縁を迫る可能性は大いにある。
いくら家と家が決めた許嫁とはいえ——それも子作りセックスまでしているとはいえ、あんなイケメンに懇願されたら心変わりすることだってあるだろう。
なぜなら美玖はまだ若いし、それにほぼ毎日学校で顔を合わせているしバイトだって一緒だ。
週に一度セックスをするだけの俺とでは、接している時間が違いすぎる。
オムライスを作ることで焦燥感をごまかしていたが、出来上がってしまったら再び悶々とした気分になってしまう。
(こじらせてんなぁ……俺)
若いイケメンに嫉妬する三十路のおっさん。悲しい絵面だ。
「あ、ひげ剃り忘れた」
慌てて洗面所へ向かおうとすると、タイミング悪くピンポーンとインターフォンが鳴った。
(今日もキスはお預けか)
俺はふっと肩を落としながら、彼女を迎えるべくモニターへ向かった。
「や、やあ、いらっしゃい」
「……どうも」
ドアを開けると、いつものようにブレザーとストッキングを身にまとった美玖が立っていた。
今日の最高気温も24度。春というより初夏の陽気だ。
なのに相変わらず暑そうな格好をしている。
昨日はカフェで心の距離が近くなった気がしたのだが、クールで素っ気ない雰囲気もいつも通り。彼女は一日経つとダウナーギャルにリセットされる機能でもついているのだろうか。
家に招き入れると、彼女はスタスタとリビングへ向かう。
だいぶ俺の家に馴染んできた感じがする。この変化は素直に嬉しい。もっと我が物顔でいてくれてもいいのにとさえ思う。
リビングへ入ると、すっと彼女が立ち止まった。
「なんかいい匂いする」
「ああ、オムライス作ったんだ。……食べる?」
「……いいです、このあと予定あるんで」
「そ、そう……」
予定の相手は、友だちだろうか。あのイケメンくんでないことを祈ってしまう。
「部屋あっつ……」
そう言いながらも美玖はブレザーを脱ごうとせず、そのままソファーに腰掛けた。早々にスマホを取り出して眺め始める。
(なんか、態度が逆戻りしてないか?)
いやむしろ初めてのときより素っ気なさが増している。意味が分からない。
「……えっと、今日もいいんだよね?」
「おじさんまたそれ聞く? ……好きにどーぞ、そういうしきたりなんだし」
妙にツンツンしている気もする。
俺のことが嫌いになったとか、機嫌が悪いという雰囲気ではない。
強いて言うなら
少々面食らいながらも、俺のすることは変わらないと思い直す。彼女は許嫁で、俺と子作りセックスをするために来ているのだ。
俺はソファーに座る彼女の足もとに座った。
「足、広げるね」
「……」
両膝をつかんでも無反応だったので、そのまま左右に開かせる。
むわっと濃厚な美玖の匂いがたちこめる。俺の情欲を奮い立たせる魔性の香りだ。
黒いストッキングに覆われた、長くてむっちりとした太もも。開かれた三角地帯に浮かび上がるパンツの模様。透けて見える色は青だ。ということはブラジャーもきっと青色なのだろう。
「今日は、このまま舐めるよ」
「どーぞ」
ぶっきらぼうにも聞こえる返事に、少し苛立つ。
俺は無遠慮に顔を近づけると、ストッキングの上から彼女の秘所に顔をくっつけた。すうはあと甘い匂いを鼻いっぱいに吸い込み、パンツの横あたり、太ももの付け根にちゅうっとキスをする。
ストッキングが伝線しそうなほど強く吸引すると、美玖の腰がビクッと震えた。
「あの、
「ご、ごめん」
キスマークのことを言っているのだろう。だが俺以外に見せる相手はいないはずだ。まさか彼氏はいなくても俺のようにセックスをする相手がいたりするのだろうか。
……いや、それはない気がする。
バイトと家事で忙しいだろうし、そもそも美玖はそういう性格ではないように思う。なんとなくだが。
太ももの付け根にちゅ、ちゅと軽くキスをしてから、いよいよ敏感なところに吸い付く。またも美玖の体がビクンと震えた。だが相変わらずスマホを見つめている。
なぜだかそれが、俺の愛撫から気を逸らそうとしているように見えた。
反応をうかがいたくて、彼女の顔を見上げながらストッキング越しのクンニを続ける。ジュル、ジュルルッと音を立てると、無表情ながらもわずかに眉間を寄せた。ビクビクと体を震わせ、感じているのが伝わってくる。
「はぁ、はぁ……美味しい、美玖さんのおマンコ」
発情したエロオヤジみたいな口調で責めてみる。
「ん」と甘い声を漏らした彼女だったが、すぐに唇を閉じた。感じてしまったのを気づかれたくないとばかりに、じっとスマホを見つめている。
「スマホ、誰かとメールでもしてるの?」
「友だちっす……」
嘘だ。さっきから美玖はただ眺めるばかりでスマホに指を走らせていない。
なぜか嘘をつく彼女に、またも苛立ちが募る。どうにかしてこちらに気を引きたいという思いと、嗜虐的な衝動が混じり合ってこみ上げてくる。
(そっちがその気なら)
「美玖さん、このストッキングって高いやつ?」
「……いえ、コンビニとかで売ってるやつっす」
「なら破けても平気だよね。あとで新しいの買ってくるから」
「え、ちょ……」
俺はストッキングをつかむと、股下の部分をビリリと引き裂いた。青いシンプルな柄のパンツがあらわになる。
「……おじさん、それちょっと引くかも」
怒るでも嫌がるでもなくただそう言うだけだった。無理やりストッキングを破かれたというのに、彼女は涼しい態度を崩さない。
(くそ、ならもっと……強引に)
ぐっと奥歯を噛みしめ、パンツが全て露出するようにストッキングに大穴を開ける。俺はズボンとトランクスを脱ぎ捨て、露出した下半身を近づける。
「挿れるよ、美玖さんの生マンコに俺のチンポ挿れるからね」
彼女のパンツを横にずらし、あらわになった割れ目に肉棒をぐぐっと押し込んだ。ヌルリとした挿入感とともに、一気に根元まで挿し込んでいく。
「んッ……」
いきなり挿入したせいか、美玖が片目を閉じて可愛い声を漏らす。前髪越しに綺麗な眉がハの字になり、相当に感じているのが分かった。
「ぐ、入った……はぁっ、美玖さんの中、あったかくて気持ちいいっ……」
股間をさらに押し込むと、彼女の体がソファーに沈んでいく。その手からついにスマホが滑り落ちた。
「う、動くよ」
「はいはい……」
余裕がなさそうに、それでも口調だけは軽くあしらうように美玖が相槌を打つ。
ヌチュ、ヌチュと腰を動かし始めると、彼女の口から熱い吐息が漏れる。
「うぅっ、すごい締め付け……最高だ、最高だよ美玖さんのマンコ」
「っ……それはどーも」
クールぶった反応とは裏腹に、彼女の名器が求めるように肉棒へ絡みついてくる。膣肉がぴったり張り付いて、キュンキュンと射精をねだってくるのだ。
「ぐぅっ……今日、やばっ」
いつもより強引にしているせいか、それとも今日の美玖が感じやすいからなのか、彼女の膣中がこれまでにないほど締まっていて、熱くとろけている。
(気持ちよすぎて、なにも考えられない……!)
美玖がどんどん後ろに倒れ込むにつれ、俺も攻め立てるように前のめりになっていく。
いつしか俺は夢中で腰を振り、彼女の股にパンパンと音が鳴るほど打ち付けていた。エロ動画で聞いたことのある小気味いいピストン音だ。
「ぅっ……ぁッ」
美玖の吐息に喘ぎ声のようなものが混ざり出す。よく見れば頬も赤く染まっていた。
(美玖さん、いつもより汗すごい……それにこの匂い、頭がクラクラしてくる)
前傾姿勢で腰を振りながら、思わず彼女の胸元に顔を埋めた。
ふわりとした柔らかさに包まれ、次に顔全体が温かい弾力に受け止められる。美玖のおっぱいに狭間に鼻先が沈んでいく。まるで天国にいるような心地だった。
肉棒を出し入れするたびに、ごわついた制服の下で大きな乳房が揺れるのが分かる。
「あ、ちょっと……制服シワになるんですけど」
彼女が今日初めて焦ったような声を出す。だがその声色に拒絶感はない。ストッキングを破いても、こうして胸に顔をダイブさせても、美玖はイヤもやめても言わなかった。
「美玖さんのおっぱい、すごくいい匂いする」
顔を離し、率直な感想を口にする。
確かにシワを付けるわけにはいかないので、ブレザーの上から胸を揉むことにした。腰の振りに合わせ、ぎゅむぎゅむと下から揉み上げる。
「ああ、柔らか……」
「ちょ、手つき……乱暴なんですけど」
優しく揉むつもりが、抽送の気持ちよさで少し力が入ってしまったようだ。だが。
「無理、ごめんっ、止まんない」
謝りながら猿のように腰を振る。パンパンとピストン音が部屋中に響き、結合部ではズチュズチュと愛液のかき混ざる音がする。
「……まあ、んッ……いいすけど」
(いいんだ)
美玖は激しいセックスも受け入れた。俺が股間を打ち据えるたびにハァ、ハァと艶めかしい吐息を発している。それがエロすぎて、どんどん抽送のボルテージが上がってしまう。
リビングを満たすピストン音もさらにうるさくなっていった。
「まだ……ですか?」
彼女は俺から目を逸らし、少しでも快感を逃がそうとしているように見えた。カラコンの入った青い瞳は潤み、それが彼女の性感を物語っている。
「ごめんっ、もう少し」
至近距離で美玖の感じている顔を目の当たりにして、尻の奥から一週間分の精液が上ってきた。
「だめだ、出るっ」
「あっ……ッ」
堰を切ったようにビュルルルルと精液があふれ出した。
「うっ、ぐぅぅ……!」
喉から呻き声が漏れる。激しく腰を振っていたせいか射精の勢いがすごい。全身が恍惚と震え、強烈な快感に体が強張る。美玖の膣奥に精液を塗りたくっているという達成感。これが本当のセックス、本当の交尾なのだと思い知らされる。
熱い膣内がきゅうううっと肉棒を締め付けてきて、精子が根こそぎ吸引されていく。凄まじい快感が脳天を突き抜ける。
俺は人生最高の快楽を、またも更新することとなった。
◇
「あっつ……汗めっちゃかいた」
はぁはぁと息を荒げて射精の余韻に身を任せていると、美玖のほうはもうクールさを取り戻していた。だが今までで一番汗をかいている。
「ごめん、クーラーつけるよ」
俺も室内が暑く感じるほど全身が火照っていた。
彼女の膣からペニスを引き抜き、ローテーブルに置いてあったリモコンのスイッチを押す。今年初めてクーラーを稼働させた。
「……服、ベトベトだわ」
彼女がようやくブレザーを脱いだ。ブラウスが汗で素肌に張り付き、青色のブラジャーが透けている。
その姿にゴクリと唾を飲み込む。
(まだ、帰ってほしくないな)
俺はダメ元で美玖を引き止めることにした。
「じゃ、じゃあさ……シャワー浴びてく? 洗い流さないと気持ち悪いでしょ、いろいろ」
「あー、どうしよっかな……」
予想に反して、彼女は何やら考え始める。これはもしかして——。
「まあ……じゃあ借りてきます」
「えっ、そ、そっか!」
心の中でガッツポーズを掲げていると、美玖がすっと立ち上がった。
「お風呂、どこですか?」
「あ、廊下行って右」
彼女がこんなに長居してくれるとは思わなかった。ダメ元でも提案してみるものだ。
美玖がスタスタと廊下に去っていく。その下半身、ストッキングの破かれた内股は白い肌が露出していた。
そのエロい後ろ姿にゴクッと喉を鳴らす。
射精したばかりだというのに肉棒が勃起を始めてしまう。性欲だけは旺盛な自分に呆れる。
ふとソファーに、ピンク色のスマホが放置されていることに気づく。いつも肌身離さず持っているのに、つい忘れていってしまったのだろう。
(ん? メール?)
スマホの明度が上がり、ホーム画面にメッセージが表示された。
よくないと思いつつ気になって覗いてしまう。
『ミク、次のシフト表だした? 俺とシフト合わせよー』
文面はそこで途切れている。ホーム画面に表示されるのは全文ではない。だが内容は把握できた。
(発信者は『ゆーた』か……)
十中八九、あのイケメンくんだろう。
頭の後ろがひりつくような嫉妬心が湧いてくる。これは許嫁としての、いや男としての独占欲だ。
俺の足は、自然と浴室のほうへと向いていた。
下半身丸出しのまま廊下を進み、洗面所に入る。電気を点けずに急いで入ったらしく、薄暗い中に浴室の灯りが光っていた。
曇ったスライドドアの向こうに、彼女の胸やお尻の生々しいシルエットが見える。
「美玖さん、ここにタオル置いておくね」
声を掛けると、シャワーの音に混じって「どーも」とダウナーな声が返ってきた。
さすがに浴室に突入したらドン引きされるだろうか。
はぁとため息をついて引き返そうとすると、洗濯機の上に彼女のブラウスやスカート、ブラやパンツが置いてあるのが見えた。ぽいぽいと放ったように散らばっている。
普段はもうちょっと畳んで置くのだろうか。
今日はこのあと予定があって、急いでいるから無造作に放ったのだろうか。
体を洗ったらすぐに制服を着て帰れるように。
やっぱりこのあとイケメンくんと会ったりするのだろうか。
(嫌だな……美玖を、誰にも渡したくない)
噛んでいた奥歯が、ギリと
俺は上の服を脱いで全裸になると、衝動のままスライドドアを開いた。
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