最強スーパーヒロインの正体が、クラスのクールで真面目な委員長で、夜な夜なチン媚び腰振りダンスをしている爆乳淫乱牝ペットなのを知っているのは俺だけ。 作:ユリイカ
九瀬凛には三つの顔がある。
「それじゃあここ、九瀬さん」
「はい。――Tom eats a sandwich at a certain time every morning before going for a walk.」
「よろしい。発音まで完璧ですねぇ」
昼下がりの教室。穏やかな春の陽光が差し込むなか、四限目には過酷な体育の授業もあり、寝息も聞こえてくる。何人もが机に突っ伏しているなか、突然指名されたにも関わらず動じる事なく、淀みない流麗な発音で英文を紡ぐ少女。
濡羽色の艶やかな長髪はまっすぐで、ナローフレームの理知的なメガネの奥の瞳は冷静だ。衣替えを間近に控え、少し暑苦しさを感じさせる冬服のブレザーは、しっかりとボタンが止められているがその下からしっかりとした膨らみを隠しきれていない。プリーツの端まで歪みのないスカートは校則に定められただけの丈を死守していたが、着席と共にふわりと広がり丸みを帯びた下半身がまろび出た。
「ほら、みんなも委員長を見習ってねぇ」
ほんわりとした教師の声で、うつらうつらと船を漕いでいた幾人かがはっとして目を覚ます。とはいえ、その声こそが教室内を眠りに誘うような穏やかなものであり、覚醒した意識も再び微睡の中へ沈んでいくだろう。
英語教師は困ったように笑い、再び黒板に向かってチョークを走らせる。彼女の視線が外れた途端、やはり数人が撃沈していった。
九瀬凛。ここ星船高校二年A組の学級委員長にして、学年最優秀の成績を収める英才。眉目秀麗な容姿と清廉潔白な内面も相まって、クラスメイトどころか教師陣からも厚い信頼を得る優等生。
彼女は春の陽気にも負けず、その名前の示す通り真っ直ぐに背中を伸ばした美しい姿勢で、女教師の間延びした声に傾聴している。カリカリとノートの上を走るシャープペンシルが描く文字は、日本語も英語もほっそりと綺麗な形で連なっている。
「――ッ」
だが、黒板の内容を滑らかに書き写していた手が唐突に止まる。
ジリリリリリリリリッ!!!!!
直後、けたたましいアラームが校内――否、町中に鳴り響く。心地よい午睡の安穏が破られ、寝ぼけ眼の生徒たちが一斉に立ち上がる。中には授業終了の予鈴と勘違いしたのかペコリと頭を下げるものまで。
「みんな、急いでシェルターへ!」
間抜けを見せる生徒たちに怒ることもなく、教師は焦燥の面持ちで声を発する。生徒たちが廊下へ飛び出せば、他の教室からもゾロゾロと制服姿の男女が流れ出てきた。彼らは一本の川となり、落ち着いた様子で校舎の地下に作られたシェルターへと向かう。
「今日は何が来たんだろ」
「マジで昼に来るとか、空気読めてねぇよ」
「教室で寝てる奴いるんじゃねえの?」
非常事態を知らせるベルが鳴り響くというのに、談笑する余裕さえ見せる少年少女たち。彼らにとって、この状況が日常であることが分かる。
ゾロゾロと、頑丈な隔壁で守られたシェルターへと流れ込んでいく生徒たち。
「お、今日はファントムバットみたいだぜ!」
「またかよ。今週2回目だぞ」
シェルターには外部との唯一のつながりとして、テレビディスプレイが天井から吊り下げられている。そこに映し出されているのは、L字の帯に字幕や情報を記載した緊急ニュース番組だ。落ち着いた様子のスーツ姿のアナウンサーが淡々と状況を述べるなか、都市に現れた異形の怪物たちが映し出される。
『姫山町に現れたヴィランは、傀儡怪人ファントムバットと思われます。今回もまた本人の姿は見つかっておらず、その配下たちによる破壊活動が――』
黒灰色の歪な人型をして、背中から蝙蝠のような翼を広げた凶悪な怪人が、次々と街並みを破壊している。ビルに穴を開け、塀を蹴倒し、瓦礫の山で誇らしげな咆哮を上げている。巻き込まれた一般市民たちが、制服姿の治安維持部隊に守られながら避難していく様子も見えた。
そんな中で唯一、九瀬凛だけは周囲に気取られることなく流れから外れた。そのままひとけの無くなった校舎を走り、学校の外へと向かう。全校生徒の規範とも呼ばれる彼女の、明らかに集団から逸脱した行為。だが、無数の生徒たちは彼女がいなくなったことに気付かない。
彼女は校舎の陰に身を潜め、懐に忍ばせていた小さな財布を取り出す。頭からつま先まで方正とした彼女が持つ、唯一の少女らしいアイテム。ファスナーの摘みが猫の形になったものだ。
「誰もいませんね。――よしっ」
避難が進み、周囲に人の目がないことを確認し、彼女は財布から四角く薄い銀色のもの――およそ端直で清純な彼女のイメージには似合わないもの――を取り出し、勢いよく封を切った。
「変身ッ!」
†
平穏な昼下がりに闖入者あり。街並みを破壊する灰色の怪人たちから逃げ惑う市民を、武装した黒づくめの治安維持部隊が誘導している。だが、高らかに銃声をあげた射撃でも、怪人たちには傷一つつかない。
「ママ!」
崩れた瓦礫に道を阻まれた幼女がひとり。転んで膝から血を滲ませ、離れたところで泣きそうな母親に手を伸ばしている。その小さな背中に怪人の手が届く――その間際。
「ネイルパンチッ!」
「グワーーーーーッ!?」
空間が歪み、ノイズを散らす。虚空から現れた少女が、怪人を拳ひとつで吹き飛ばす。鋭い爪先が3本の軌跡を残す強力な打撃は、銃弾も意に介さない怪人の頑強な肉体を陥没させた。
「不在遍在の黒い影――。ミラクルキャット、参上!」
朗々と街並みに響く名乗り。その少女は泣き叫ぶ幼女を抱き上げ、軽やかに瓦礫を飛び越えて母親に預ける。
「お姉ちゃん、ぐずっ、ありがとう」
「いいの。それよりも、早く逃げなさい」
治安維持部隊に誘導され、離れていく親子。彼女たちを見送り、ミラクルキャットは振り返る。
その白い仮面は目元を隠し、赤い唇は苛立っている。四肢はほっそりとしながらも肉感があり、黒いニーソックスと丈の短いショートパンツの隙間から白玉の肌が見えた。大胆にも臍の周囲は露わになり、すらりとしたくびれのある腹部が見るものの視線を集める。
黒髪の上から立ち上がる三角形の猫耳と、腰から伸びる尻尾。両手に備えた鋭利な爪が、彼女の獣性を表していた。
「ファントムバット、また本人は現れないつもりね」
周囲を見渡し、彼女は仮面の下で眉を寄せる。
だが状況は悠長に待ってはくれない。気が付けば、ミラクルキャットは灰色の怪人たちに包囲されていた。筋骨隆々の禍々しい外見をした巨漢が、ミラクルキャットを睨みつけて卑下た笑いを口元に浮かべている。
ミラクルキャットは腰を落とし、拳を構える。銃弾を弾く怪人たちを相手に、彼女は身ひとつで戦いを挑む。
「ギャハハッ!」
「イーヒッヒッヒッ!」
甲高く耳障りな声で笑う怪人たちに、黒猫の少女が飛びかかる。その身から繰り出される拳が怪人の腹を抉り、強烈に突き飛ばす。
「ギヤーーーーッ!?」
「今更媚びたって遅いわよ。全員蹴散らしてあげる!」
「ギャァアッ!」
凛然と胸を張って立ちはだかるヒーローに、怪人たちも身構える。周囲で破壊活動に興じていた仲間を呼び寄せ、一丸となって敵に立ち向かう腹づもりのようだった。
「雑兵はいくら集まっても意味がないこと、よく味わいなさい。――キャットウォーク!」
怪人たちが一斉に飛びかかろうとした矢先、一歩踏み出したミラクルキャットの姿にノイズが走る。瞬きのうちにその姿が忽然と消え去り、周囲に動揺が走る。
直後。
「ギャーーーーッ!?」
「グワーーーッ!?」
次々と怪人たちが吹き飛んでいく。見えない何かに突き飛ばされ、あちこちの瓦礫へ頭から突っ込んだ。強い衝撃を受けた怪人は全身に亀裂が走り、陶器が割れるように砕けて消えた。
「ふんっ。一丁あがりね」
バチバチとノイズが走り、ミラクルキャットが姿を表す。
一仕事を終えた彼女は、荒い呼吸を繰り返しながら街の影へと消えていった。
†
『本日昼過ぎに出現した怪人ファントムバットの手勢による破壊活動は、シェルター所属のビーストブラッド“ミラクルキャット”の活躍により1時間足らずで鎮圧され――』
暗い部屋に付けられた大画面に、夜のニュースが流れている。真面目な顔のキャスターが原稿を読み上げるなか、ドローンによって撮影された瓦礫の中で戦うミラクルキャットの勇姿が映し出される。次々と迫り来る怪人を軽やかな蹴りと殴打で吹き飛ばし、時に爪で引っ掻きながら戦う姿はあまりにも鮮やかだ。
「おー、昼間の活躍が早速出てるな」
「あっ♡ あんっ♡ ほぉおっ♡」
音量の抑えられたニュースを見ながら、ベッドの上で腰を振る若い男がいた。細身だがしっかりと筋肉のついた体に纏うものは何もなく、両腕で白い女の肉付きのいい桃尻をがっちりと掴んでいる。
桃尻の主――若い少女はニュースに気を払う余裕もないのか、一心不乱に声をあげ、背中を反らせていた。汗を滲ませ、男が腰を打ち付けるたびに大きな胸が盛大に揺れる。獣のように四つん這いになった後背位で、そのとろけきった膣内に男の肉棒を突き込まれていた。
「お、おっぎ♡ おちんぽ♡ はぁんっ♡ すごしゅぎっ♡」
「おいおい。テレビ見ないのか? ほら、助けた女の子が『ありがとー』って言ってるぞ」
画面上ではインタビュアーにマイクを向けられた幼女が、満面の笑みを浮かべて手を振っている。母親も安堵の笑みを浮かべ、ミラクルキャットに感謝の言葉を伝えていた。
「そっ、そんなのっ、いいからぁっ♡ もっと、もっと奥までパンパンしてぇんっ♡」
分厚い壁を貫いて隣室まで響きそうなほどの嬌声をあげる少女。黒髪を扇のように広げ、ぐりぐりと自ら腰を男に押し付ける。男と同じく一糸纏わぬ姿でシーツをぎゅっと掴み、悲鳴をあげて何度目かの絶頂に達する。
その姿を見下ろして、男は苦笑する。
「まったく、いくら戦いがあったからって……」
「だ、だってぇ。あのあと、授業あったしぃ♡」
「みんなが尊敬する委員長とは思えないなぁ」
「いやぁっ♡ 言わないで。私だって、好きでこんなことぉんっ♡」
「だったらやめてもいいんだぞ」
「だ、だめっ♡ 止めないでっ♡ 繋くんのオチンポ、凛の発情雌猫オマンコにぶち込んでっ♡」
引き抜かれそうになった男根を求め、膣肉をきゅっと窄め懇願する女。浅ましいまでに男を求める彼女の姿が、夜の窓に映し出される。
あどけなく瑞々しい唇から舌を垂らし、尻を高く突き上げてチンコに媚びる女。――九瀬凛は教室内での怜悧とした優等生の姿をかなぐり捨て、瓦礫のなかで幼女を助け果敢に敵を撃退したヒーローの姿を脱ぎ払い、薄暗い照明の一室でベッドに転がり、男の与える快楽によがり狂っていた。
「もっと、もっとぉ♡ 全然足りないっ♡」
「分かってるさ。――ほら、膣内に射精すぞ!」
男が凛の尻を掴む指に力を込める。膣内で動く太い肉棒が脈打つのを直接感じて、少女は瞳に喜色を滲ませる。
――ビュルルルルッ!! ビュルリュルルルッ!!!
「んぉおっ♡ 出てりゅっ♡ 繋くんのドロドロ濃厚ザーメンッ♡ 私の膣内にがっつりマーキングされてるぅっ♡」
年若い少女の神聖な秘奥に容赦なく注がれる白い体液。一瞬で胎を満たす熱いものに、凛は恍惚として喉を震わせる。
「はぁ、ふぅ……。これで満足したか……」
「ああっ♡ おほぉっ♡ い、イグッ♡ お腹震えちゃうっ♡」
少々ぐったりとした様子でベッドに座り込む男。ごろんと倒れた凛は、下腹を痙攣させ快楽に浸っている。仰向けに体勢を変え、股間からどろりとゼリーのような精液を漏らした彼女の下腹に、淡くピンク色に輝く紋章がタトゥーのように刻まれていた。
「まったく、大変だな。ビーストブラッドの
九瀬凛には三つの顔がある。
清廉潔白、頭脳明晰な優等生の委員長。
素顔を隠し悪に立ち向かう謎のヒーロー、ミラクルキャット。
そして、夜な夜なクラスメイトの青年に尻を押し付けて劣情を強請る淫乱な雌。
「んへぁ……♡」
アヘ顔を晒す凛を一瞥し、男――彼女の飼い主である把輪繋は首を掻く。まさか、こんなにも体力が必要だとは思いもしなかった。これならば昼間にもう少し寝ておけばよかったと彼は後悔しながら、ベッドに倒れる凛の元へと這い寄り、その柔らかな胸に手を伸ばした。