最強スーパーヒロインの正体が、クラスのクールで真面目な委員長で、夜な夜なチン媚び腰振りダンスをしている爆乳淫乱牝ペットなのを知っているのは俺だけ。 作:ユリイカ
結局その日、繋は吠崎とコンタクトを取ることができなかった。一体どこに隠れているのか、授業のほとんどを欠席し、たまに教室に現れたかと思えば少数の友人と延々駄弁り、またいつの間にか消えてしまったのだ。
煙を掴むような捉えどころのない少女に鬱憤を溜めつつ、彼は放課後を迎えた。雑然とした夕暮れのネオン街をひとりで歩き、寂れた路上の店に入る。そこは怪しげにピンク色の看板を掲げる建物。高校生という身分では到底利用できず、万が一何も知らない大人に目撃でもされれば、即座に補導の対象となるような施設。
――ラブホテルであった。
「野良犬を保護しにきた」
「……七階、701号室。みなさまお揃いです」
顔の見えないカウンターに向かって合言葉を投げると、落ち着いた女の声と共にカードキーが差し出される。また、それと共に小さな茶色い瓶も。
繋は深いため息と共に覚悟を決めて、小瓶を受け取った。軋むエレベーターの中でその中身を一気に煽り、壮絶な味に耐えながら嚥下する。
ハンドラーである繋に課せられた仕事は、ビーストブラッド候補である吠崎咲の調査だけではない。むしろ、そちらが難航しているからこそ、もう一つの仕事に注力せざるを得ない事情があった。
シェルター星船支部のエースたる凛が不在となった今、ヴィランが蔓延る町の治安をなんとか維持しているのは、警備部と呼ばれる一部署の人員であった。
「さて、気合い入れるか」
シェルターが所有するフロント企業の一つであるラブホテル。一般客は出入りすらできない七階。そこにはワンフロアぶち抜きの大部屋が用意されていた。エレベーターが停止し、リンと皮肉なベルを鳴らす。ゆっくりと左右に開くドアの向こうには、淫靡な間接照明に照らされた部屋が広がっている。
「ようやく来ましたね、ハンドラー」
繋を出迎えたのは、仁王立ちした若い女性だ。吊り目がちで、意志の強さを感じさせる顔立ちをして、どことなく気高い鷹のような印象を抱かせる。まるで果し状を突き付けた剣豪のような迫力さえ放っているが、異様なのはその格好だった。
「準備万端だな、高羽」
「ふんっ。よ、洋服を無駄に汚すわけにはいきませんからね」
シェルター星船支部、警備部長。その名も高羽唯香。彼女は弛まぬ鍛錬の末に手に入れた引き締まった白い四肢の大半をあらわにし、凛に比べれば慎ましやかな胸と秘部だけを僅かに黒い布で隠していた。
いわゆる、ビキニ。扇情的な水着姿の美女が腕を組み、知ってか知らずかその胸を強調しながら待ち構えていたのだ。しかも、表面上は『しかたなくやって来た』という雰囲気を醸しながら、その鼻息は荒く、目も血走っている。
自身の欲望を隠しきれていない女を前にして、繋も己の愚息がむくりと動くのを感じた。
「隊長、今更それはないでしょ」
「その水着もわざわざ昨日みんなで買いに行ったやつなんですよ」
「ハンドラー、私たちとっても頑張ったんですから、ご褒美くださいね♡」
唯香の背後には、彼女の部下でもある警備部員の女性たちがいる。彼女たちも隊長に倣って、ほとんど紐のようなスリングショットやチューブタイプの水着など、到底シャバでは見せられないような衣装を身につけている。
彼女たちは凛と比べて一段劣るものの、戦闘に向いた獣血の保有者である。本来ならば警備部門の名の通り、ヴィランへの警戒が主な仕事である彼女たちは、エースたる凛が行動不能の今、シェルターの主力としてヴィランとの直接戦闘を行っていた。
警戒と戦闘とでは、当然ながら負担は大きく異なる。当然、獣血も酷使され、彼女たちは凄まじい“衝動”に襲われているはずだ。そのため、シェルター支部長のミローネは特例として、彼女たちに“ハンドラーによる愛撫”を認めていた。
「う、煩いわね、あなた達! 私は別に期待してなんて……。そもそもこんな厄介な体質でなければ、こんな男になんて……」
「もー、面倒くさいなぁ。ハンドラー、このヘタレ隊長は置いておいて、私たちと楽しみましょう♡」
「あ、ちょっ!? ヘタレって何よ!?」
この期に及んでブツブツと小声で呟く唯香を押し除け、部員のひとりが前に出る。柔和な笑顔と小動物的な佇まいが特徴で、何よりもその小柄に似合わない立派な胸を揺らす、小鳩由良だ。
由良は繋の逞しい二の腕に抱きつき、そのまま豊かな胸を押し付ける。黄色い水着が窮屈そうなほどの胸はむにゅりと柔らかに形を変えて、男の腕を包み込む。
「由良、抜け駆けじゃない!」
「ハンドラー、私も♡」
赤いスリングショットを着た雉島、青いチューブトップの金糸も後に続く。あっという間に繋は3人の美女に包まれ、その熱い体温を肌で感じさせられた。いつの間にか制服は脱ぎ捨てられ、残すは最後の砦たる下着だけ。
「あら、ハンドラーもヤる気満々じゃない♡」
雉島が尖った八重歯を覗かせ、張りつめたパンツの生地を指先で撫でる。
七階のVIPループには、既に咽せ返るような香気が充満していた。おそらくはドクター鼎が開発した厄介な代物だろう。それに加え、受付でキーと共に渡された茶色い小瓶。あれもまた鼎が開発した強力な精力剤である。それを煽った繋はもはや、生来より旺盛な性欲が爆発寸前にまで渦巻いていた。
雉島の指先が、そっと生地越しに触れただけ。そのわずかな刺激だけで先走り液がじわりと滲む。そもそも、これまで毎日のように行っていた凛の“性欲解消”がなくなったせいで、繋自身の欲求もただ蓄積し続けていたのだ。
「ハンドラーのオチンポ、見せてください♡」
嬉々として金糸がパンツに手をかける。苦しいほどに膨張したそれを露出させるため、一気に引き下げる。
「はぷっ!?♡」
べちんっ、と勢いよく跳ね上がった肉棒が、金糸の小ぶりな頬を叩いた。思わず可愛らしい悲鳴を上げる、スレンダーな美女。その瞳にハートが浮かんでいる。
肉棒は膨張していた。鉄や鋼という言葉さえ過小にすぎる。血管が浮き上がり、拍動に合わせて震え、近付くだけで熱気を感じるほど。赤黒く禍々しいそれは、獣血により発情しきった雌たちの目を釘付けにする。
「な、なんて凶悪な……。有罪です! こんな野蛮な男に犯されるなんて!」
唯香が何やら騒ぎ立てている。しかし、その部下たる3人は、もはや彼女の声すら意識の外に投げ捨てていた。
ただそこに、求めていたものがある。医療部から支給されるシリコン製の紛い物ではない、本物の男根。それも、獣血によって凄まじい欲望を渦巻かせる女でさえ屈服させるほど、強烈な雄の象徴だ。
金糸がごくりと生唾を飲み込む。夢にまで見た繋の男根を前にして、年上の余裕など砂上の楼閣の如く容易く崩れ去った。
腰が震え、子宮が動く。早くその種を飲ませろと本能が叫ぶ。股間は湿度を高め、愛液がビキニを濡らす。荒い呼吸を抑え、大きく口を開けて、熟した葡萄のように張りつめた亀頭へ唇を向け――
「あむっ♡」
「あっ、由良!?」
横から割り込んできた由良が、先んじてその亀頭を頬張る。目の前で仲間に横取りされた金糸が悲しげな声を漏らすも、彼女は全く意に介することなく、頬を窄めた強烈なバキュームフェラを始めた。
「んじゅっぽ♡ じゅぽりゅうっ♡ ハンドラーのオチンポ、ディルドよりもっと立派ですね♡ んちゅるっ♡」
「由良! また抜け駆けじゃないの!」
雉島の非難もどこ吹く風だ。
由良は男の前でしゃがみ込み、淫らに股を開いたまま口淫を続ける。
その様子を、置いて行かれた唯香はぽかんとして見つめていた。