最強スーパーヒロインの正体が、クラスのクールで真面目な委員長で、夜な夜なチン媚び腰振りダンスをしている爆乳淫乱牝ペットなのを知っているのは俺だけ。 作:ユリイカ
繋が凛と共にシェルターを訪れたのは、何もミローネの猥談に付き合うためではない。彼女から渡されたホルダー候補の情報をある程度確認したのち、繋は憂鬱そうな面持ちで立ち上がった。
ミローネがバーカウンターの内側で何か操作すると、店内の一角に設られた作り付けの戸棚が動き出し、隠されていた扉が開かれる。ダークウッドのシックな雰囲気で統一され、薄暗く落ち着いた店内とは裏腹に、扉の向こうには無菌室のそれを思わせる白い廊下が続いていた。
「それじゃ繋くん、お仕事頑張ってね〜」
軽い調子でひらひらと手を振る支部長を睨みつつ、繋に拒否権はない。
「行きましょうか、繋君♪」
「凛もしっかり検査してもらうんだぞ」
ルンルンと擬音まで聞こえてきそうな凛が、繋の筋肉質な腕に絡みつく。学校ではまずできないような密着具合で、彼女の深い谷間に腕は柔らかく包み込まれた。沸々と下腹の奥にフラストレーションが滾り始めるのに抗いながら、繋は隠し扉の奥へと歩みを進める。
瀟洒なバーから雰囲気は一変し、コツコツと硬い足音が響く味気ない廊下だ。なんの変哲もない通路のように見えて、秘密組織シェルター星船支部の最終防衛ラインとしての機能が無数に詰め込まれている。なにしろ想定される侵入者が保血者である以上、対策はどれだけ重ねても十分ということはない。
巧妙に隠された各種センサーに全身を舐め回される不快感に背中をむず痒くさせながら、繋は歩く。凛も当然ながら、むしろ保血者として繋以上に強くそれを察知しているはずだが、そんなことはおくびにも出さず繋の隣を歩いていた。
廊下の最奥に立ちはだかるドアを抜けると、そこには白い研究室が広がっている。獣血の研究と保血者の保護、ヴィランへの対応を使命とするシェルターの本拠地である。忙しなく動き回っている白衣の研究者の多くは女性で、そのうちの大半が保血者でもある。保血者の全てがヒーローとしての適性――戦いに適した能力――を持つわけでもなく、こうして後方支援として働いているものが圧倒的大半を占めているのだ。
「いらっしゃいませ、ハンドラー、把輪。ヒーロー、九瀬もようこそおいで下さいました」
正面のカウンターに座っていた女性が立ち上がり、恭しく一礼する。保血者の支えとして文字通り粉骨砕身している繋は、この施設の女性たちからも一目置かれている。ただし、その視線がちらりと下半身を舐めたのを、繋も察知した。
「凛はアフターケアだ。俺はドクターのところへ」
「承知しました。すでに鼎さんがお待ちです」
このエントランスで、凛と繋は別れる。
ファントムバットとの戦いが連続したことで、ミラクルキャットもとい凛の肉体にも相応の負荷がかかっている。状態を確認し、それに基づいて治療を行うためのアフターケアが予定されていた。
「それじゃあ、繋くん、また。一人で帰らないでくださいよ!」
「はいはい」
何度も念を押してくる凛を診察室に押し込み、繋も別の部屋へと向かう。無駄に入り組んだ廊下と階層を進むこと十分ほど。長い道のりの果てにたどり着いたドアの前に立ち、ノックしようとして動きを止める。
――おっ♡ んほぉおおお♡
「……」
ドアの向こうから、くぐもった声が聞こえる。大人の女の、恥も外聞もない嬌声だ。声を聞くだけでも、その女が極度に興奮していることが察せられる。
――いぐっ♡ いぐいぐいぐぅぅぅううん♡
女の声は極限まで突き抜け、快楽の爆発を余すことなく詳らかにする。来客の予定は事前に知っているだろうに、と繋は辟易としつつ、躊躇いなくドアを開いた。
「おっほぉおおおおお♡ 繋きゅんのオチンポ気持ちいいい♡ こんなのおまんこガバガバになっちゃう♡ ハンドラーの野獣チンポで調教されちゃうううんっ♡」
「ドクター。外まで聞こえてますよ」
「んほぇええええ♡ あ、繋きゅんだぁ♡ いいの、どうせこの施設は繋きゅんのオチンポに狂った子しかいないんだから♡」
呆れて見下ろす繋の眼下、診察用のベッドに横たわる白衣の美女がいた。白衣といいつつ、身につけているのはそれだけだ。その下には柔らかなシルクのようにきめ細かい肌が見える。久しく日光を浴びていないことが分かる純白が、飛び散った愛液と唾液に濡れている。
黒髪を乱してシーツに広げ、長い足をM字に開いてグチョグチョと股間を弄る淫女だ。切れ長な瞳はしっとりと濡れて、繋を見て色めきだつ。
「今日の検診で、また新しいのが作れるってみんな心待ちにしてるのよ♡」
ぐったりとしつつゆっくりと起き上がる女性は、艶やかな声を漏らしながら股間からピンク色のプラスチックを引き抜く。子供の腕ほどの太さがあるそれはズブリと抜けて、泡だった愛液が流れだす。あまりの大きさに開いたまま閉じない女性器が、物足りなさげに揺れている。
繋はそれを見て、受付の女性が股間を見てきたことを思い出す。彼女も保血者である以上、性的欲求の強い衝動は避けられない。ハンドラーとの契約がない以上、彼女を慰められるのは、その紛い物だけである。
「ほら、繋きゅん♡ さっさと脱いで逞しいオスチンポ見せて♡」
白衣をほとんど脱げたままにして、女性が繋に迫る。彼女は繋の心身のケアを担当する医師、鼎美琴といった。名目上の主要業務はハンドラー、繋のサポートではあるものの、もう一つ重要な役職を任されている。
美琴はあっという間に繋のズボンをおろすと、股間に垂れ下がった男性器を恍惚と見つめる。白い手がそれに触れ、半開きの口から赤い舌が現れる。
「んふぅ♡ いつ見ても立派♡ さすが、性欲とチンポの大きさで抜擢されただけのことはあるわね♡」
「一応難解な試験も突破したはずなんですが」
「あんなの飾りに決まってるでしょ♡」
指が小刻みに動くたび、繋の本能は否応なく刺激される。海綿体に血液が流れ込み、あっという間にマグマのような熱を持つ。勢いよく首をもたげたそれは、まるで太古の恐竜のような迫力だ。
間近にそれを見た美琴はうっとりとして舌なめずりをする。
「勃起力も十分。また大きくなったわね♡」
保血者の強い性的衝動を受け止めるだけの性豪が、飼い主に求められる条件だ。怪しげなスカウトマンが接触してきた時まで、繋は自身の特異な体質には気付いていなかった。しかし、試験と称してスカウトマンとセックスし、童貞卒業と同時に彼女を失神させたことで逸材として迎えられた。
「はむ♡ んじゅるろ♡ 長くて血管もゴツゴツしてて、カリも高い♡ 男とはまさにこのことね♡」
美琴の長い舌が竿をねぶり、鬼頭を舐め、鈴口を撫でる。次々と形を変える刺激に、繋も思わず前屈みになってしまう。美琴は自ら喉奥まで男根を飲み込みながら、手を股間に突っ込んでまさぐっていた。
「これなら女の子たちも喜ぶわ♡」
「そりゃ、よかった……っ!」
繋も常軌を逸した性欲を持つとはいえ、保血者全員を慰めることはできない。故に美琴が彼の完全勃起状態の男根の形状を記録し、それを忠実に再現したディルドを作る。支部長ミローネのコレクションに加わるだけでなく、シェルター所属の保血者たちにも配布され、彼女たちはそれで自身を慰める。
つまるところ、この施設で働く女性は皆、繋のチンコの形を知っている。
「じゅぽっ♡ じゅぼぽっ♡ じゅれろ♡ ――おっと、まだ射精しちゃダメよ♡」
美琴の口淫は寸前で止まり、繋は鬱憤を溜める。だが、吐き出せない。吐き出すことは許可されない。美琴は妖艶な笑みを浮かべて、彼の怒張にスキャナを向けるのだった。