特級厄介お客シェーアさんを退け、応援し、ビャクと家路に着いた俺は思い出す。
俺はビャクにご褒美をあげないといけない事を。
「ご褒美は明日で構いません、とだけ言っておきましょう」
俺の心を読んで謎の伏線を張ってくる可愛いビャクちゃん。
ようやく帰り着いた自宅のドアの前にて、申し訳無いけど続きが気になるから脇に手を添えて指をこしょこしょと動かして擽る。
「あぁん、ひゃっ、んんっ……チトセ殿ぉ……らめぇっ。此方の口はぁ、滑りませんよぉっ……あはっふふふ……うぅん!」
色んな意味でアウト臭いのでやっぱりやめる。
辞めた途端にビャクがにんまりと笑った辺りで手のひらで転がされた事を知る。
うちの子がどんどん魔性を兼ね備えてきてて俺ぁ悲しいよ! いつまでも可愛いだけのビャクで居てくれよぉ!
「此方は日々成長するのです! 成長期ですからねっ」
「ゆっくりで良いんだからな? ビャクはずーっと小さくて良いんだからな?」
それでも時は進んでいく。動いた針は戻らない。
俺も老けて行くし、ビャクも綺麗になっていく。リリスはきっとどんどんセクシーになって、エルフの二人は変わらず長く生きるんだろう。
……改めて、どう考えても俺が一番に死ぬな。やっぱりなあなあの関係が一番精神衛生上賢い択に見えてしまう。
またしても俺の思考を読んだのか、ビャクの小さな手が俺の手を握る。ただそれだけなのに、感情が伝わってくるのが不思議だ。
今ビャクは不安と寂しさを感じている。いつもよりもぎゅっと握られた手、一歩さらに近付いてきた事からそう思う。
……たったそれだけのことで、俺は感覚的に察してしまったのか。
「どんどん君らの事を知っていってしまっている……。良くない傾向だよ」
握り返すのではなく、手を離し肩に添えて抱き寄せる。
慕ってくれる子を悲しませ続けられるほど、俺のメンタルは強くない。我ながら難儀な板挟みだ。
ドアを開けてただいまを告げる。
帰ってくる三つのお帰りの言葉が、気付けば当たり前になっていた。
ご飯は用意されていて、お風呂が沸いていて、揃ってご飯を食べる。そんな光景を改めて見て感じるのは……家族。
俺が前の世界に置いてきてしまった物。リーンリースが望んだ物。ビャクが望んだ物。俺がさっきシェーアさんに言い放った事。今目の前にある物。
……不思議と温かい気持ちになる。ビャクの頭を撫でる。リリスの頭を撫でる。二人はそれを嫌がらず、くすぐったそうに受け入れてくれる。
まだ家族じゃない。でも、いつか、もしかしたら、俺達が家族になる日が来る未来もあるのかもしれない。
こんな事を考えてしまったのは、今日死にかけたからか。
生きたいって、死にたくないって思ったからか。
大切なものが、今までよりずっと大切に思えてしまう。
……我ながらチョロいな、俺。
===
とても楽しい食事だった。とてもリラックスして笑えた。彼女達の笑顔を見れる事が、話を聞ける事が、とても嬉しかった。
でもだからこそ、俺は今日あった事の全てを言えなかった。俺が殺されかけたなんて言ってしまえば、穏やかなひと時が損なわれる。それはとても耐え難い。勿体無い。申し訳無い。
だから、俺は都合の良いことだけを話した。
受付嬢とエッチしたことも内緒にした。死にかけた事も内緒にした。最後のお客様についても、まだ秘して置くことにした。
食後、食休みにソファに腰掛ける。
ビャクは力を使ったからか一足お先にお眠になって部屋に戻ってしまった。ソファに埋もれながらビャクのもふもふを堪能したかったが、仕方無い。
代わりでは無いだろうが、リリスがわざわざ俺の隣にやってきてひっついて来る。丁度良いのでちょっと注意をしておこうか。
「リリス、外ではローブ着とけよ。お前の顔と身体に見惚れてる奴が居るっぽい」
「えぇ〜? なにそれ意味わかんないよぉ。おにーさんが一緒に居てくれたら万事解決じゃない?」
「おにーさんが後で袋叩きにされそうだからすごく嫌だ」
「その時はリリスが守るよ〜。……絶対に、なにがあっても」
リリスから普段の軽い調子や、緩い喋り方が消える。大真面目で本気の言葉を向けられる。
きゅん。顔が良過ぎて何やっても様になるなコイツ。
それはそれとして、俺だってリリスが心配なのでローブの着用は義務付けさせて貰うが。
一変して普段の様子に戻ったリリスが文句を垂れながらおっぱいを押し付けて来るが、堪える。勃起はしているが堪える。
するとそこにロリアーナがやって来た。大船の助け船だ。このコミュニティ内における引き締め役。ロリアーナが居てくれるから、うちは回っているとも言えるかも。
「リリス、先に風呂に入ってこい」
「えー、今おにーさんを口説いてるから待ってぇ〜」
「胸で口説くとは言わん。後がつかえているんだ、スムーズに済ませてしまえ」
「ちぇっ。おにーさん! 襲いにきて良いんだからね! いつでも待ってるよ! 覗いても良いからぁ〜!」
「はーい。後で行きまーす」
「行くな馬鹿チトセ」
ロリアーナに頭をはたかれる。すんげぇ痛い。ジンジンして痛みが尾を引く。しかも俺の行く手を遮るかの様に目の前に仁王立つ大魔王ロリアーナ。俺をリリスの元へと行かせないつもりか……!
ひょいひょいと上体を左右に揺らしてフェイントをかましながら隙を窺うが、ロリアーナはなにも言わずに立ちはだかるのみで喋りもしない。さしもの俺もおふざけモードをオフにしてみるが、全く意図が読めない。
そのまま首を傾げて見つめあっていると、徐にロリアーナが膝を突いて俺の足の間に身体を捩じ込んだ。
「ちょいちょいちょい」
「動くな……。今、楽にしてやる」
「殺さないでぇ!?」
「殺すか!?」
ロリアーナは首から上を真っ赤に染めて、俺の勃起した息子を服の上からさすって握りだした。
楽にするってそっち!? 後ろではニルヴァーナがキッチンで皿洗いをしていると言うのに!?
その後もロリアーナはおっかなびっくりと言った覚束無い手つきで、ベルトを緩め、ホックを外し、チャックを下ろし、そしてスラックスを脱がされる。
この世界でおそらく唯一の下着と言って良いだろう、伸縮性抜群、手触り最高、勃起丸わかりのボクサーパンツが露わになる。
「きゃぁぁ……」
「きゃあと言いたいのは私だ……ばか」
「なら無理しなさんな。男のは一時的なもんでな。ほっときゃ治る」
「……リリスとビャクとは、したのだろう?」
俺の息子を撫でるのをやめず、不満そうな顔でロリアーナが問うてくる。それに頷き返せば、覚悟を決めたのか、より一層険しくなった顔つきを見せ、俺の股間に顔を埋めた。
「すんすんっ……はぁ〜……。チトセの匂い……♡ それと、これが雄の匂い……なのか? すー……ぁ♡ 癖になりそうだ……」
……パンツ越しに匂い嗅いで喜んでんのやばいって。妹に隠れてやってるのもあってか興奮し過ぎて勃起が痛い。
ロリアーナの鋭い目つきがとろんと蕩け、長いエルフ耳がぴこぴこと揺れだす。
「お、お試しだ……下着越しに、試しに……れろぉ〜〜〜♡」
ロリアーナが綺麗なその顔から大きく舌を伸ばし、俺のものを根本からゆっくりと、べっとりと、舐め上げる。
亀頭の辺りまで舐め上げれば、また一番下に戻って上まで。
ロリアーナの唾液がパンツに染み込み濡れていく。ロリアーナの匂いに染められていく。
ドスケベ美人エルフの唾液染み込み異世界産ボクサーパンツ……博物館行きだな。
しかし一点のマイナス要素。あまりにも俺の興奮を誘うその一連の行動をなん度も繰り返すロリアーナを見て、亀頭から先走り汁が溢れ出し、そこだけは俺の匂いに溢れていた。
それに気付いたロリアーナは、躊躇うこと無くパンツごと亀頭を咥えてしまう。咥えたまま舌で何度もパンツ越しの亀頭を撫で回し、先走り汁を啜っていた。
一心不乱とも言える様子は、すっかりこの行為に彼女が倒錯し切っている事の証左。
俺はそんなロリアーナの頭を撫で、顔を撫で、頷いて見せる。
たったそれだけの事でロリアーナはふわりと笑顔の花を咲かせ、もっと丁寧に、もっと激しく舐りだす。
彼女は気付いているだろうか。自分の腰が横に振れている事を。まるで男を誘うかの様な腰使いを俺の股座でしている事を。
俺は、普段は冷静でクールなロリアーナのはしたない姿をもっと見ていたくて、それを黙っている事にした。
「んふー、ふー、ちゅぴっ、ちゅぅぅぅぅ♡ んはぁっ! はぁ、はぁ……れろぉぉぉ……れろぉぉぉ♡ はむ、はぁむ♡」
鼻息荒くパンツ越しに俺の肉棒を味わい尽くすロリアーナ。
俺は辛抱たまらず、パンツもズリ下げる。唐突に現れた生のソレに少し驚いた様子のロリアーナの頭を掴んで押し付ける。
そのまま俺は上半身を前に倒して、頭を抑えていた手を彼女の大きすぎる胸へと移していく。
「ん゛んっ!? ……ち、チトセぇ……?」
「嫌か?」
「…………嫌じゃ、ない♡」
ロリアーナが四つん這いになっている事で、デカ乳は現在重力に引かれて落ちている。
許可を得た俺はなにに臆する事も無く、彼女の乳のその最下部。真下に手を添えて持ち上げる。
「おっっも」
「んぅ♡」
「いっつもこんなのぶら下げてたのか?」
「そ、そうだ。肩も首も凝るし、足元は見えないし、蒸れるし汗は溜まるし、抑えがなければ痛いしで……大変なんだぞ?」
「それでも俺からすれば最高だよ。ロリアーナの魅力の一つだ」
「……っ。もう知らんっ。あむっ」
声を潜めて言葉を交わす。
恥ずかしかったのか、ロリアーナは俺の竿をしゃぶり出してしまったが、どちらにせよ俺得だ。
垂れ下がる乳を持ち上げては落とす事でたっぽたっぽと弄び、握り込めば何処までも指が沈んでいく。そのまま前後に手首を動かせば乳肉が撓んで大きく揺れる。
永遠に触って遊んで楽しめそうなロリアーナの爆乳おっぱいは俺の手が気に入ったのか、手のひら中心に何か固い突起を押し当ててくる。
揉むのをやめて、固い突起の先を指の腹でくにくにと擦ってみようか。
「ほぉっ♡ まっまて……それ、だめだぁ♡」
ロリアーナが竿をしゃぶる手を止めて、小さな喘ぎ声を漏らす。
指の腹でくにくにがだめなら、指の腹でぐいっと押し込んで、そのまま押し込んだ先でぐりぐりと抉ってみよう。
「お゛ぉ゛っ♡ らめって……いったにょにぃ♡」
「ちゃんと触り方変えてるだろ?」
「さ、しゃわるにゃぁ♡」
「えぇ〜?」
どうやら乳首が弱いらしいロリアーナの乳首を押し込んだ状態から解放する。
解放したら……次は乳首を指で何度も弾いていく。
「ふぐぅぅ♡ ほっ、おぉ♡」
「これもだめか?」
「りゃめりゃぁ♡」
じゃあ次は、爪の先でカリカリと乳首の先端を掻いてみよう。
「ぉ♡ ……やっ、いちばん、らめッ♡ ちと、しぇ……いじわりゅ、するにゃぁ♡♡」
「あんまり大きい声出すと、ニルヴァーナにバレちゃうぞ?」
「ん……ん゛っ……んおぉ♡」
あー、エロ。ロリアーナってこんなにエロかったのか。
頑張って声抑えようとして抑えきれず、抑えた分だけ強い快感に喘ぐ。
ロリアーナとの関係性は一番大切にしたかったけど、誘ってきたのはロリアーナなんだ。なら良いって事だよな? 俺もう抑えないからな。
爪の先を乳首の先端に立て、そのまま押し込み、勃起乳首を爆乳に埋めたまま爪先で強く掻く。
「……っ、……〜〜〜〜っ♡♡ いっぐ、いっっぐ、いぐ……オ゛ッッ♡ んおぉぉ♡♡ あっ、まっれ゛ぇぇ♡ イ゛っでる゛、 もうイ゛っでるがらぁぁ♡ 止めろぉぉ……♡」
ロリアーナからの懇願を無視して乳首を掻き続けると、声を隠す為だけに俺の亀頭を咥え込んだ。
そのまま喘ぎ声をあげるせいで声の震えが気持ち良い。
もっと乳首を虐め、乳を揉めば、さらに声を出して亀頭が気持ち良い。
見つけちまった、これが俺たちの快感の永久機関だ。
次第にロリアーナの腰がガクガクと震え出し、両腕が俺の腰にしがみついてくる。亀頭はすっかり咥え込まれて、今や竿を半分くらい飲み込んで、そのまま発する喘ぎ声による振動で俺の快感も限界だ。
思い切りロリアーナの乳を掴んで持ち上げ、腰を前に出して、ロリアーナの熱い口内に肉棒を突き刺し射精!
「飲んで、ロリアーナッ! 全部飲めっ!」
「んぐっ、ん゛ん゛んんん……♡♡ ん゛ー♡ ん゛ー♡」
ロリアーナの腰が何度も大きく跳ねて、ブシュッという音が聞こえた。
そのままへたり込んでしまうが、喉を鳴らして俺の言った通りに精子を飲んでくれているロリアーナの頭を、おっぱいからようやく離した手で撫でる。
ねっとりとねばつく口内。這い回る舌。嚥下するために収縮する口内の快感をソファの背もたれに深く持たれて天井を見上げながら堪能する。
至上の快楽だ。良い女を抱いてる時だけはこっちの世界に来て良かったと心底思える。俺のメンタルも地面へぺたんだぜ〜。あっ、そう言えば永久機関終わっちゃった。
軽い賢者タイムに下らないことを考えていると、声が
「チトセ様、姉さんの口は気持ち良いですか〜?」
その声に目蓋を開ければそこにはロリアーナに良く似た、しかしクールさよりもキュートさを押し出した様な顔。ミディアムくらいの長さの艶のある金髪。
……逆さまのロリアーナの妹ニルヴァーナの姿があった。
「…………お皿洗いは?」
「とっくに終わってますよ」
「……お姉さんの口、すっごい気持ち良いです」
「それは良かったですね?」
息子が萎えて行くのを感じる。これはスッキリしたからか? あるいはニルヴァーナが怖いからか? 分からない。
しかしこの状況においてもロリアーナの口が止まらない。
ニルヴァーナが俺の後ろに居る事に気付いている癖に、俺の萎えた息子をさらに刺激していく。
ロリアーナはこう言った経験はあまり無いのか、舌使いは覚束無いが、俺のを大切に丁寧に扱おうと言う気遣いが感じられる。
こんな状況ではあるが、こんな状況だからこそか? 俺の息子は再度立派な肉棒へと成長をとげた。
「じゃあ、そのまま妹のお口も味わってみて下さい♡」
ニルヴァーナはそう言って俺の顔を挟み込むと、にこやかなままにキスをする。啄む様なそれから、徐々に接触時間が長くなっていき、舌が入り込んでくる。
姉にしゃぶられながら妹とキスとか……激アツなんだが? エルフ姉妹丼まじか? 頂きます?
「はぶっ、んちゅ♡ れろぉ、れるんっ、ちゅぷ♡ ぷはぁ、チトセ様とキスしちゃいました! ニルの初めて、美味しかったですか?」
「極上です」
「姉さんの初フェラ、美味しいですか?」
「絶品です」
「私達のこと、もっと食べたいですか♡」
「おかわり付きます?」
「食べ放題です♡」
「頂きます」
良い笑顔のニルヴァーナ、見下ろせば俺のを咥えたまま見上げてくるロリアーナ。二人の顔へと手を伸ばせば、二人共に俺の手を受け入れ、頬擦りをした。
ビャク、ありがとう。お前これ知ってたな。ありがとう。
俺達はまず、リリスが上がって空いたお風呂へと向かった。