翌日もシスターはやってきた。
今日は何やらご機嫌な様子で、部屋に入るなりイけましたと喜ぶ。
「チトセさんにされた事を思い出して、チトセさんの名前を呼びながら、チトセさんにされた様におっぱいをぎゅーってしたらイけたんです!」
やはりオカズの提供が大事だったか。
それに良い傾向だ。こう言った成功体験は次に繋がりやすい。絶頂に対する不安感や不信感を払拭仕切るまでもう一押しと言ったところ。
俺は彼女の乳房を揉みあげながら、優しく言う。
「それじゃあ、今日もいっぱいイきましょうね」
「あ♡ ……はいっ♡」
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「今日は慰める方法を変えてみましょう。いつもクリトリスばかりと言うのも良くないですから」
そう声を掛けて始まった今日のオナニー講座。
メリアさんはそれならと俺の手を取って豊か過ぎる乳房に強く押し当てた。
どうやらメリアさんは乳首を押し潰されたり、乳首だけを持って乳房を引き伸ばされるような乱暴な刺激がかなりくるらしい。
昨日からそう言った様子は窺えた。この人はきっと肉奴隷の才能があったに違いない。
夜な夜な孤児院の男の子達から搾り取るシスターも良いが、メリアさんは夜な夜なぶち犯されてブヒブヒ鳴いて喜ぶ系だ。絶対そうだ。
今だって……。
「チトセさぁん♡ おっぱい痛いのにぃっ、ぎもぢぃ♡ 乳首ぎゅって潰されりゅのしゅきぃ゛ぃ゛♡」
クリトリスでオナニーしない様にと頭の後ろで手を組ませたまま、俺が乳首を指で潰しているだけで喘ぎ散らかすのだから、絶対マゾ豚の才能あるよこの人。
ロリアーナとニルヴァーナも乳首責めが相当好きな方だが、メリアさん程の力でやったことはない。
しかも、シスター服越しに勃起した乳首が丸わかりになる程のでか乳首。指を離せばそれはもっと分かるのだが、突き出た胸元の頂点をさらに突き出し盛り上げる大きな乳首のポッチが出来るのだ。
「あっ……チトセさんっ、触ってぇ? 乳首触ってくださいっ」
極め付けが、観察の為に刺激を与えるのを止めているとしてくる、このおねだり。まるで快楽堕ちした奴が言いそうな懇願。頭の後ろで腕を組みながら自ら乳房を揺らす様に身体を揺すり、オスを誘惑するだけの動き。
そのおねだりに答える様に指を出して乳首に触れる直前でエアカリカリしてやると……。
「おっ♡ ほっ、ふぅーっ、それ、らめっ♡ しゃわってぇ♡ チトセさぁん♡」
胸を突き出してくる分指を引いてやり、触って欲しくても触ってやらないと言うのを続けてみる。
「んっ、ん゛ん゛、我慢出来ないのぉ♡ 乳首ギュッて……オ゛オ゛ッ♡ こりぇ、イグ♡ イグイグイグゥゥ♡♡」
すると仕舞いには自分で弄りだし、自ら強く乳首を潰して絶頂した。
まあクリトリス以外の性感帯の開発は成功と言えるか。……どエロいって言うか、ドスケベっていうか、ど変態になりつつある気がするけど。
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さて、乳首オナニーに成功したところで、次は声を我慢させないとだ。こんなの孤児院でやってたら魔物が出たって怖がられてしまうからな。
とりあえず簡単に声を抑える方法として、布を口に含ませて乳首をつねり上げる。メリアさんは腰をガクガクと震わせて、乳房を卑猥に揺らしながら絶頂した。
「んぐぅぅぅぅ♡♡ ふぎゅっ、ふぐううう♡」
「メリアさん? もっと声を落として?」
俺の問いに瞳を熱く潤ませながら、こくこくと何度も頷く彼女の乳首を強く引っ張ってイかせる。今度は身体を力ませて、大きく何度か全身を跳ねさせて絶頂する。
「ン゛ン゛〜〜〜ッ♡ ン゛ッ♡」
「よしよし、よく出来てますよ。頑張りましたね!」
褒めて上げれば素直に喜ぶ。そんなメリアさんの頭を撫で、口に含ませていた布を取る。それは俺のハンカチだったのだが、メリアさんの涎にまみれてねっとりと糸を引いていた。
彼女もまた恥ずかしそうに目を伏せて居たが、俺はそんな彼女に不安を抱かせないために笑って見せる。抵抗など無く畳んで再度ポケットにしまい、やはり良く出来たと褒めるのだ。
「あの……チトセさん?」
頬を緩ませされるがままに撫でられていたメリアさんが俺の顔を伺う様に見上げてくる。それに対して内心首を傾げながらも、こちらも頬を弛緩させ、小さく頷いてみせる。
そうするとメリアさんはまるで許しを得た子どもの様に無垢に微笑むと、メリアさんの乳首をこれでもかとつねりあげて居た俺の手を優しく包み込み、言った。
「私、もっとイきたい……です♡」
…………これは彼女の相談を解決したと言えるのではないだろうか。
快感と絶頂を知り、絶頂に対する不安感や恐怖を取り除き、自らイきたいと言う程に快感を受け入れさせる事が出来た。これ以上彼女の身体をドスケベに開発していく必要は無いのではないだろうか。
彼女の困り事である欲求不満は、自らの手で解消出来る様になった筈だ。それならもう、俺が関わるべきでは無い。これ以上は本当に危ない。色んな意味で。
俺は彼女の手を優しく握り返し、優しく振り解く。
彼女の顔が不安でいっぱいになるさまを見つめながら、俺は膝を突き目線を合わせて今一度問う。
「メリアさん、これ以上はなりません。貴方はもう、その欲求を自らの手で発散出来る。私の請け負った依頼も、飽くまで自慰と絶頂を教えると言うもの。違いますか?」
「………………そう、です」
「それに、ここから先は性欲に呑まれてしまうやもしれません。快楽に依存し、快楽を得る為に自慰をしてしまう様になってはおしまいです」
「はい……」
メリアさんの眉尻が下がっていく。勃起したままの乳首がいやらしくシスター服を押し上げながら、彼女は瞳に薄らと涙を溜めた。
きっとここは境界線だろう。俺と彼女は恋人では無い。居候でも無い。家に帰ればヤリまくれる関係じゃ無い。望んだ時に望んだ快感を得られないと言う渇きにも似た欲望は、早いうちに取り除かなければ。
「さあ、日はもう暮れてしまいましたし、そろそろ帰りましょう。今日も送りますから、ね?」
「………………」
遂に口を閉ざしてしまったメリアさんにローブを着せて、彼女の腰を支えながら店を出て夜道を歩いていく。勿論千里眼で安全を確保しながらだ。時に遠回りなルートを選び、時に来た道を戻って手前の角を曲がって、そうして教会の前にやって来た。
「それでは、また。お悩みがあればいつでもお聞きしますから。暇潰しに来て頂いても構いませんからね。“シスター”メリア。おやすみなさい」
「…………………………」
メリアさんの手が伸ばされるが、それは空を切る。
空を切った手を彼女が下ろし切ったのを千里眼で確認してから、一度振り返り手を振る。
メリアさんは小さく頭を下げると、タタッと教会へと戻り静かにドアを開けて身体を滑り込ませ、そしてドアを閉めて去っていった。
……今日は曲がり角まで見送ってはくれないらしい。
良いんだ。俺は相談屋。請け負った相談以上の事はしないし、その相談を終えるまでは何度でも付き合う。そう言うビジネスなんだ。
例えどんなに良い女が抱いて欲しそうな顔をしていたとしても、ビジネス上の関係の上に肉体関係は重ねるべきじゃ無い。
仮に抱くとしても、それはビジネスとか関係無しのセフレか、完璧にビジネスな娼館などで無いと駄目だろう。
大きく息を吐き出し、ジャケットを脱ぐ。
「蒸し暑くなってきたな……この世界にも季節はあるんだねぇ」
無関係な言葉を呟き、明後日の方向へと思考を回す。帰れば良い女が四人もいる。何も惜しむことは無い。十分以上に贅沢だ。
俺はネクタイを緩め、タックインしていたシャツを引き出し、だらしのない格好で夜道を適当に歩いてから帰宅した。