目が覚めると、二つのでっかい山と地面が見えた。
……ん? いやこれは洞窟の天井か? ではこの山は……。
山がたぷん、ぷるるん、と揺れた。おっぱいだ。それもリリパイだ。リリパイの隙間から微かにリリスの整った顔が見えた。
「おはよ、リリパイ」
「っ! おにーさん!! 大丈夫!? 辛いとことかあったら言って! リリスがなんでもしてあげるからね!」
「ん? 今なんでもって……」
「うん! なんでもする!」
……んー。じゃあお言葉に甘えてぐへへ。
「お! 今回は早かったなチトセ。こう言う時こそハーブ茶かと思って作ってみたんだ。ほら、飲むと良いぞ」
ロリアーナからの真面目な看病によって俺の邪な思考が鎮静化して行くのを感じた。
少し気怠い身体を起こして、リリスのパイ枕に後頭部を埋めながらリアがコップに注いだハーブ茶をニルが受け取り、俺に渡してくれた。
「口移しでもしますか?」
……んー。じゃあお言葉にぐへぐへ。
「自分で飲めないくらい疲労してるならもう少し寝かせた方が良いんじゃないか? アタシはこう言う時どうすりゃいいのかよく分かんねえけど、無理はしない方がいいのは分かる」
クロエからのまともな進言によって俺の邪な思考が鎮静化以下略。
ニルから受け取ったコップを口元に持ってくると、上からふーふーと風が吹き込まれハーブ茶の水面が揺れた。
「あんがとリリス、クロエ、ニル、リア。頂きます」
一口飲むと、茶が喉を通って食道から胃に落ちていき、触れた部分全てから元気の源が広がって行く……。ほら、すっかり股間にもテントが。
「怠さは治んないのな……。気怠さと体力は関係無いのか、興味深い」
「では此方がこちらのお世話をさせて、いただきまーふ♡ はぷっ、あむっ、かぷかぷ♡」
「うぉぉ、気怠いのに気持ち良い……! 新感覚!」
四つ這いになって俺の下半身に跨ったビャクによる見事な手捌きで露出させられた俺の亀頭が、目一杯開かれたビャクの小さなお口にパクりと咥え込まれてしまった。
機嫌良さそうに見えなくなっている尻尾を揺らし、上目遣いでこちらを見ながら亀頭を甘噛みされ、舌で撫でられる感覚に、息子が更に大きく膨れ上がる。
「むふんっ、こにゃたのおくち、きもちーれふかぁ♡」
「めちゃ気持ち良いけどだるーい」
「ビャク、順番こだからね? 次はリリスがお世話するんだからね!」
「ではその次は私がやらせてもらおうか」
「じゃあ、姉さんの次は私で……えへへ」
「……普通こう言う時は安静にするんじゃ無いのか……? アタシの常識がおかしかったのか……?」
一人混乱を起こす中、俺はせっかく回復した元気を何故か搾り取られて行くのだった。
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えー、いっぱいパクパクされてはパコパコし返していたらいつの間にか気怠さは消えており、状況確認も出来た。
どうやら俺が倒れた後、坑道の入り口付近にて野営の準備を進めたらしく、俺はその最中に目覚めたようだ。なので気を失っていた時間はとても短かったそうな。
ついでに焚き火が焚かれているのが不思議でならず、イキ疲れているリアの乳首を摘みながら質問してみる。
「んおっ♡ そ、それはぁ、あんっ♡ あの、あれだぁ♡ 晴れてるうちにマジックポーチにぃっ、枝などを集めて置いたんだぁっ……んんああぁっ♡♡」
「なるほど、大変勉強になった」
お礼に乳首を両方カリカリと爪で掻いてやろう。
「ふぉっ♡ あっあ゛ぁっ♡ それ、いぐからやめりょぉぉ♡」
「イけ、リア。乳首だけでイけっ!」
ダメ押しに乳首をリアの柔らかいおっぱいに押し込み、おっぱいの内側でぐりぐりと敏感乳首を弄り倒せば。
「ほぉッ♡♡ あイグッ♡ イグイグイグ♡ オ゛ッ〜〜〜〜♡♡」
腰をヘコヘコと上下に振るわせて絶頂するリアの痴態に達成感を覚える。
すっかり開発し切ってしまったな。これからもリアの乳首は俺がいじめ抜いてやろう!
決意を新たに固めていると、リアの隣で一人で乳首を弾き出した妹の姿が……。姉絶頂する姿を見てちくオナ出来るのはある意味才能だよ。
「ニル、しこしこと、ぎゅーと、かりかり、どれが良い?」
「あっ♡ えと……ぎゅー……がいいです……♡」
ニルの身体に跨り、乳首に触れる寸前でそう問えば即座におねだりが返って来る。こっちもこっちでバッチリ調教完了だな。
ぎゅーっと乳首を押し潰すのをご所望のニル。彼女の乳首を人差し指と親指を挟み込む寸前で再度止めて、声でだけぎゅーっと言ってやる。
「んっ、んあっ♡ チトセ、さまぁ……♡ いじわるだめぇっ! 摘んでっ、引っ張ってぇぇ♡」
俺に触れてもらおうと胸を目一杯反らせて乳首の位置を上げるが、同じ分だけ手を上にずらせば良いだけ。
それだけで焦らされて、自分から爆乳を揺らしておねだりして来るニルの姿はとても卑猥で魅力的だった。
そしてだからこそいじめたくなる。親指で人差し指を溜めて、俺は激しく揺れるニルの乳首目掛けて、軽めにデコピンを当てる。
最近少し大きくなってきたのか、乳房の頂点にてそそり立つ勃起した乳首を弾かれたニルは身体を大きく捩らせ、そして絶頂する。
「んぐふぅぅぅぅ♡♡ いっ、いじわりゅっ、いじわりゅぅぅ♡♡ んおおぉぉ♡」
一際大きくイったニルは、その後も絶頂の余韻に浸って快感を堪能していた。
にしてもさ、爆乳エルフ姉妹が並んで寝転がり、どちらも乳首が弱点で、どっちも好きに遊び放題……? 意地悪したくなって当然だし、揶揄いたくもなるし、遊びたくもなるってもんだ。
「なあチトセ? お前らっていつもこんな感じなのか?」
俺との行為を終えたクロエが装備を着込み、股から垂れてくる白い液体を拭き取りながら話しかけてくる。
まだまだ俺達の色に染まり切っていないマトモ枠のクロエの発言の意味する所は、ミネラルトータスしか居ないとは言え豪雨降り頻る中、雨宿り中の坑道の入り口にて軽いノリで性行為に耽るのかと言う意味だろうか? そう言う意味なんだろう。では答えてしんぜよう。
「この五人で活動したのは初めてで分からない。でもこう言う五人だけの空間が与えられたら、こうなる事は簡単に予想出来るな」
「六人居てもこうなってるもんな?」
「そこはあれだよ、クロエだから。クロエもエッチ好きじゃん? 連続でイかされるのハマってるでしょ?」
「いつの間にか呼び捨てだし……別に良いって言うか、嬉しいけど。エッチも……チトセとするのは好きだけど……。連続イキも……ばかっ♡」
によによと頬を緩め、そっぽを向いては罵倒してくるが、見えるオーラはピンク色。手招きすれば大人しく近寄って来て、唇を近付ければ当たり前の様に重なり、舌が差し込まれて絡み合う。
顔を離せば物足りなさそうな蕩け顔が目の前にあり、可愛いなこいつと思わず微笑んでしまうと、拗ねた様にまたそっぽを向かれてしまった。
「まあアレだ。安全は確保してるし、人が居ない事も分かってる。今回はあんまり良い思いした訳でも無いから、こう言うメンタルリセットも大事なんだよ。きっと多分めいびー」
ビャクのお腹に頭を乗せて眠るリリスと、リリスの重みに少し眉を歪めながらも眠るビャクを眺める。
二人とも服がはだけており、揃って膣から俺の精を垂らしてイキ疲れて眠っている。
ビャクには今日、何度も人殺しをやらせてしまった。
リリスは今日、自らを売った家族を、憎んでいてもおかしく無い家族を助けさせてしまった。その上、最悪の言葉まで聞かせてしまったんだ。
少しでも擦り減った精神を癒してやれるならなんでもやる。セックスで愛し合うだけで良いなら、幾らでもやってやる。
見た目幼い少女と、心がまだ未成熟な少女の為に……家族同然な二人のために大人な俺に出来る事があるなら躊躇なんて要らないんだよ。
「リア、ニル。あの二人が起きたら俺の事を改めて話すよ。クロエも聞いてってくれ。王女さん達との縁は中々切れそうに無いし、何か起こる前にちゃんと腹割って話しておきたいんだ」
「わ、わかったぁっ♡」
「ひゃぁぁい♡」
「シリアスにはならないのがきっとチトセの良いとこだよ……アタシはそう思う事にする」
快感から戻ってこれないエルフ姉妹にローブを掛けてやり、鍋に残っていたハーブ茶を捨てようと鍋を持って歩き出すと、クロエに肩を掴まれた。
「いやっ、その、さ……。もう一杯だけ、飲んでみたい、かも……♡」
「……はあ。クロエ、お前可愛過ぎる。二人が起きるまでずっとイかせてやるからな」
「チトセぇ……にーちゃん♡」
俺はクロエの性感帯の開発に努めたのだった。
===
リリスとビャクが起きたのは、クロエがだらしなく舌を垂らして目の焦点が合わなくなった頃だった。
クロエは俺の股間に顔を埋めて尻だけ高く持ち上げながらビクビクと震えており、普段カッコイイ女性がどろっどろに蕩けた姿はかなり興奮するね。
「うわっ、クロエが壊れてるっ!? おにーさんどんな拷問したの?」
「二人が起きるまで絶頂コースだ」
「此方達のせいで……なーむー、ですね」
「ちゃんと生きてるからな?」
生きている事を示す為にクロエの尻をパシンと叩く。
「んひぃぃぃいいぃぃ♡♡ ん、あっぉっ……ほぉっ……♡」
「ほら」
「どうやったらそうなるの……?」
「膣内の性感をひたすら苛めた。多分今はずっと軽くイき続けてんじゃないか?」
「やはりなーむー、です」
二人して俺が一度やっただけの合掌を真似てクロエに向けて手を合わせていた。
俺の首飾りをクロエに掛けてやると、程なくして立ち直ったクロエ。彼女が俺から少し離れた場所に座った所で、今度はリリスとビャクを膝に乗せてお腹に腕を回して支える。
何はともあれ全員起きたことだし、軽食を取りながら俺の話をしていこうかな。
雨が降ったことで肌寒さを感じる。身体を内側から温めるスープを飲みながら、俺は自分の生まれた世界の事と、気付けばこの世界にいた事と、本当のスキルを話した。
言ってしまえば、俺の秘密なんてのはそれだけなのだ。たったそれだけの事だが、不用意に言い触らす事も出来ない情報。これを話すと言う事自体がそれ相応の信用や信頼の表れであると受け取ってほしいものだ。
「そっか……おにーさんも、ひとりだったんだね」
「まあな。だからこそリリスの辛さも少しは分かる。そしてだからこそ、こうして皆んなと仲良くなれた事が嬉しくもある。もちろんリリスともだ」
「……うん、ありがとうね。おにーさん。リリスもおにーさんと出会えて良かったよ。助けてもらえて、良かった」
「リリスの両親については、リリスがいつか乗り越えたいと思う日まで放置すりゃ良い。一生そう思わなくったって良い。もう会う必要は無いし、また助ける必要も無い。逆にやりたきゃなんでもやって良い。リリスの人生はリリスだけのものだ。だからな……好きに生きろ」
俺の言葉は口先だけのものだ。なんの実感も無いし、自分が好きに生きた試しも無い。十五でこんな過酷な思いもした事がない俺に言えるのは嘘っぱちだけ。
それでも、嘘で救われちゃいけないなんてことは無い。嘘は素敵だ。美しくて綺麗で優しい。価値あるもので無いと嘘足り得ないからこそ、嘘は輝く。
或いは、未来を騙る行為は、嘘では無く未知とも言えるのかもしれない。誰も見えない未来を、誰も知り得ない未来を騙り、未知に想い馳せるのは生きている人間の特権だ。
どんな嘘っぱちでも希望を胸に前に進めるなら、それはきっと良い嘘だ。
だから俺はリリスにたくさん嘘を吐こう。訪れるかも分からない未来を騙ろう。リリスが自分で自分を救える頃には、きっと嘘が嘘であると気付けるだろうから。
リリスの瞳に灯った新たな光は、俺の平凡な顔だけを映していた。
「おにーさん……分かった。好きに生きる。したい事していく。だからね、リリスから逃げられると思わないでね……♡」
「はっ、迎え撃ってやるぜ。小娘如きに落とされるチトセさんじゃ無いんでね」
「んひひ。おにーさんだいすきっ!」
気付いているのだろうか。この子は。俺もまた孤独なら、リリスが寄り添ってくれる事自体が俺にとっての救いでもあると言う事を。
「所で、家族とはそんなに大事なのでしょうか? 此方は物心ついた頃から親と呼べるものが居なかったので、いまいち孤独を辛いと思った事が無く」
「それなら、今のビャクにとって俺が死んだり居なくなったらどう感じるか。或いは、今からビャクの前の生活に戻る事を考えると近いものを感じるかもしれないな」
「チトセ殿が……。そして前の生活……。涙が出そうです」
「そう言う辛さの中にリリスは居たって事だよ」
ビャクがリリスの頭を撫でる。リリスもまたビャクの頭を撫でる。俺も二人の頭を撫でる。
孤独を知らなかっただけのビャクと、孤独の中に居続けたリリス、そしてなんか気付いたら異世界で天涯孤独になっていた俺。孤独トライアングルによる無様な慰め合いだが、ぼっちが集まって三人組になれたなら、それはきっともう孤独じゃ無い。
そしてこれでいつ俺が居なくなっても、ビャクにはリリスが、リリスにはビャクが居てくれる。俺も一安心だよ。
「良い空気のところ済まないが、私はチトセの異世界について聞きたい」
「私は千里眼について聞いてみたいです!」
「アタシはなんでチトセはそんなに女の扱いが上手いのかを知りたいな。……皮肉だぞ?」
「ははっ。順番に行こうか、時間はたくさんあるんだから」
俺達は雨が落ち着くまで語り合った。
俺の居た世界との差異については全員興味津々で終始質問責めだったが、とても賑やかでゆったりとした時間が流れたのだった。