リリスからの相談、と言う体でヤリまくった。
俺達は朝からずっと重なり続け、喉が乾けば互いの唾液を交換し、空腹は性欲が塗り潰し、気付けば日が暮れていた。
ベッドは見るも無残な状態。俺とリリスの体液に塗れており、汚れていない場所の方が少ない。
そして俺たちはいまだに繋がり続けたままで、千里眼で見るリリスの子宮は俺の精液で満たされていた。
「おにーさんのでお腹いっぱいだよぉ〜♡」
「でもこれも直ぐに吸収されるのか……サキュバスはどうやって孕むんだ?」
サキュバスと言う種族は、体内の精液を魔力や生命力に変換出来る。
リリスはそれを用いて、常に回復し続ける俺に対応していた。ひたすらに俺の精を受け止め続け、一滴も溢すまいと飲み干し、自らの身体に吸収していく。
だが、そう簡単に変換してしまっては生物的な至上命題、繁殖が出来ない。
「んーっとね。残しとく事は出来るよ? 子ども、出来るかは分かんないけど……残しとく? リリスと赤ちゃん作る?」
「……いや、まだ良いわ。もう暫くお前を味わいたい」
求められるのは嬉しいらしい。緩んだ頬と淫靡に光る瞳。
俺の胸の上で爆乳を押しつぶしながら、俺の首や胸元に無数のキスマークを作っていくリリス。
「リリス? そろそろ家、帰ろう。皆んなご飯作って待ってる頃だ」
「えぇ〜? おにーさんのおちんぽはそんな事言ってないよぉ?」
「おちんぽでモノ考えたら人生終わるからな? お前もおまんこで判断するなよ? ちゃんと俺を見て、自分の頭で考えて生きろ」
苦渋の決断だった。リリスごと身体を起こし、全身全霊で竿を引き抜く。
熱いリリスの膣内から引き抜くだけで、肌寒く、切なさと物足りなさで心と身体がリリスを求めてしまう。
そしてそれはリリスも同じなのか、俺にしがみ付いて捨てられた子犬の様な目で俺を見上げてくる。
「……夜、俺の部屋に来い。ビャクにばれない様にな?」
「おにーさぁん♡ すきぃ♡ ずっとおまんこしてよーね?」
「でも際限無くなりそうだから、一発大銅貨一枚な」
「……冒険者登録する。稼ぎまくってやるからぁ!」
こうして、リリスは新たな人生を見つけ出し、俺は新たな厄介事を抱え込んだ。
ちなみに、切り替えて、さあ帰ろうと着替えを始めた俺たちだが……直前まで盛りまくっていた雄と雌。
未だ心身共に熱が引かぬ内に、リリスのムチムチドスケベボディを衣服に押し込める姿は俺の情欲をこれでもかと刺激した。
つまりだ、ブラウスに袖を通しただけのリリスに俺は後ろから襲いかかって挿入してしまった。
リリスの反応は言うまでもない。嬉しそうな喘ぎ声で、即座に膣の形を合わせて俺とベロチューを始めた。
腰を叩き付ければ、突き出た爆乳がゆっさゆっさと揺れ動く。
リリスは舌と涎を垂らして悦び喘ぎイキまくり、俺もすぐさま果ててしまう。
そんな突発的セックスを三度繰り返して、ようやく職場を出た俺達だが、家までの道中も似たようなものだ。
俺の精子を垂らして、俺の腕を支えに歩く、俺専用のリリスを何度も路地裏に連れ込みハメた。
リリスは終始幸せでいっぱいと言った表情で俺を見つめていた。
「ただいま……」
「た、ただいまぁ……んっ♡」
やっとこさ家に着いて帰宅を告げると、どこで買ってきたのかニーソとミニスカ和服を着たキュートな美少女九尾娘ビャクがトテトテと出迎えに来てくれた。
「おかえりチトセ殿。リリスも。……んむ? ご飯は出来ております……が、リリスは先にお風呂に入った方が良い。汗が凄い」
「そーねぇ、そうしようかな? おにーさんも一緒に入る?」
「此方は少しチトセ殿と話がしとう御座います」
「そう言う事らしい。またの機会を楽しみにしとく」
「ちぇー。いつでも待ってるよぉ〜♡」
肌に張り付いたピンクの髪を持ち上げ、首元に風を通しながらリリスは風呂場へ去っていった。
うちの風呂、と言うか、ほぼ全ての風呂か。この世界、割とマジックなアイテムは普及しているのか、井戸や川を引いて水を汲む事が無い。マジックアイテムが魔力を吸い取り勝手に水を生み出す機構がありふれているのでお風呂はかなりお手軽に入れてしまう。
これには日本人的にもにっこり。タオルで身体を拭くだけとかは耐えらんないからな。
……さて、にしてもビャクはどうしたと言うのか。とりあえず膝を突いて視線を下げる。
「チトセ殿、どうぞ」
どうぞ、と言われても分からずビャクの様子を見るが、彼女はその小さな両腕を広げて俺を待つばかり。
小さな胸を張って、むふーっとしながら俺を待っているが、数秒もすれば眉尻が下がって不安そうにし始める。
可哀想になってきたので、とりあえず彼女とハグをしてみるが……ビャクは十二、三歳の小さな身体で目一杯に抱きつき返してくるのみ。
強いて言うなら、ビャクの背中に回した腕が九本のふわふわの狐の尻尾に触れられて大変癒されるくらいなもの。
「どうしたんだビャク?」
「んふ〜。チトセ殿、此方で興奮出来ましたでしょうか?」
「…………ちょっと待て、ビャク。前に神通力が使えるって言ったよね? もしかして
「よくご存知で。如何にも、此方は他に四つの神通力を心得ています。それで、どうでしょう? 此方で満足出来ましたか?」
俺のチートが霞むぅぅぅうううう!! なんだこの狐っ子! ずるじゃん! そんなんチートやチーターや!
……神通力。六神通だったり五神通と呼ばれる力。
そのうちの一つにあるのが他心通。相手の心の内を読み取る力だ。
後大事なのが天眼通。俺の千里眼とほぼ一緒。自力で至っちゃうのはダメでしょ。って言うか
もっと言うならこの子の方が相談所向いてるんじゃないか? 俺のアイデンティティ無くなっちゃった……。
「此方の力はスキル程お手軽で万能でもありません。チトセ殿の目には遠く及ばぬでしょう」
「読んだのね、秘密にしといてね? 占いで通してるからさ」
「心得ました。ところで興奮は……?」
俺は直ぐにビャクを抱き上げ、歩き出す。
「んむむ? チトセ殿? チトセ殿〜? ビャクの身体では不足ですか〜?」
「良い子だから黙ってなさい。静かにしてくれたら興奮して満足するかも」
「っ! …………はぃ……こころぇ、ました……っ!」
精一杯声を落として返事をするビャク。
そんな彼女の尻尾はご機嫌にゆらりとゆれる。
身体年齢十二、三歳。実年齢二十歳。身体に引きずられるのか心も若めのビャク。奉られていたのもあってか知識が偏っている様だ。
これ幸いとビャクを抱えて俺はダイニングで待つロリアーナとニルヴァーナの元へ歩き出した。
ダイニングに繋がるドアを開ければ、机の上には湯気を立てるスープ、焼き目が香ばしいパン、以前にロリアーナと狩ったレッドブル——翼は生えてないし生えない——の分厚いステーキが食欲をそそる匂いを振り撒いている。
さっきまで心のうちに渦巻いていたリリスへの性欲の残滓が面白いくらい綺麗さっぱり吹っ飛んで、半日何も食わずに出し続けていた反動か途轍もない食欲が湧いた。
「なかなか遅かったな、チトセ。繁盛したのか?」
「おかえりなさい、チトセ様」
「ただいま。繁盛と言うかハッスルと言うか……まあ色々あってお腹減ったよ」
「此方はびっくりです。本当に満足されてしまいましたっ」
いらん事を言いそうなビャクを席に着けて、人差し指をビャクの口の前に立てる。
「かぷっ」
「咥えない。あと俺が言えた事じゃ無いけど、あんまり不用意に人の事読まないようにな?」
「心得まひたっ」
「リリスはお風呂だから、先に食べようか」
ビャクから指を引き抜いて自分の席に着くと、何やら三人から視線が……。
ロリアーナはどこか驚いた様子で、ニルヴァーナは少し笑んで、ビャクは咄嗟に口を自分の手で抑えていた。
「チトセ、リリスと何かあったか? チトセが人のことを愛称で呼ぶ所を私は初めて見たのだが」
「あぁ、実は今日相談に来たのがリリスだったんだよ。その時に名前長いでしょって」
「そうだったんですか。てっきり私は……あはは」
「んむぅ」
ニルヴァーナまで何か察するか。これは、あれだな。多分そのうち勝手にバレる。まあ、その時が来るまで秘密で良いか。
バレたらバレたでサキュバスの性質を説明してオープンな関係にして仕舞えば良いだけだ。ロリアーナには悪いけど……。
とりあえず口を塞いでお利口さんの黙っていたビャクを撫でておこう。
この後、リリスが来るまで食卓にはほんのりと気まずさが漂った。
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非常に美味しい食事をなんだかんだで美味しく食べ終えた俺達。
ロリアーナが食器を片しに動くので俺もそれを手伝い、ニルヴァーナはお風呂に。ビャクはリリスと三人掛けのソファに腰掛けて何やら話し込んでいる様子。
丁度良いのでロリアーナに話を通しておこう。
「リリスの事なんだが」
「ああ」
「良かったら鍛えてやってほしいんだ。あいつは種族とは別の所で戦闘の才がありそうでさ。容姿の事を考えると自衛の為の力は重要だろ?」
「私は構わないが……当人は?」
「今日話し合って意欲的にはなったな。相談に乗った甲斐があった……と思いたい」
ロリアーナが洗った食器を乾いた布で拭いて行く。
時折ぶつかる肩。皿を受け渡す際に触れる指。
それが少し気になってしまうが、気にして無い風を装って話しかける。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、ロリアーナは耳をピコピコと上下させると、俺の方に一歩ずれて密着してくる。
不意に香ったロリアーナの香りに股間が起き上がり掛けたが耐えろ!
大きさだけならリリスを超えるロリアーナの巨乳に目が行かない様に気をつけろ!
「チトセが言うなら請け負おう。リリス達とも何か“縁”があるのだろうしな。ふふっ」
俺が占う時に見ると言った縁と掛けているのか?
ロリアーナは若干のドヤ顔を見せながら、俺と一緒に皿の水気を拭き取る作業に入る。
それならとスペースを作る為に一歩ずれようとすると、服の裾を摘まれて移動を邪魔された。
「べ、別に……狭くない……」
「……そ、そう? あーまあ、じゃあ……うん」
俺がずらした足を戻して密着度合いが増すと、分かりやすく尖った長い耳が揺れていた。
しかし流石にこの距離で皿拭きは肘が当たって邪魔なのだが、邪魔ではあっても嫌では無い。寧ろぶつけて触れ合いたい……そんな事を思ってしまう。
俺は皿と布を置き、いつもの様にロリアーナの後ろに回る。
でも今回は背中には乗らない。ゆっくりと優しく腕を回して抱き締めてみる。
細く柔らかなお腹周り。俺が力一杯抱き締めてもびくともしないのだろうけど、何故か力を入れるのは躊躇われた。だから手を添えるくらいの強さで丁寧に、大切に……でも物足りないないので代わりにもっと密着する。
「……別に、嫌じゃ……ない」
「そうか……良かった」
ロリアーナの長く綺麗な金髪に少し鼻を埋めて、スンスンと鳴らす。彼女の匂いに今度は不思議と心が安らぎ、そのまま彼女の後頭部に少し頭を預けてみる。
目の前で揺れる耳は真っ赤になっているが、ぴこぴこと揺れ続けており嫌がっていないのが伝わる。
「はぁ〜、サッパリです。お風呂空きましたよ〜」
と、そこに風呂から戻ってきたニルヴァーナ。俺達は瞬時に一歩距離を空けて立つ。
「そ、そうか! では後は任せたぞチトセ! ほらニル! 一緒に入ろう!」
「私、今上がったんだけど……?」
「うるさい! 行こうッッ!!!!」
「行きたく無い」
「行きたいって言え!!」
「嫌っ……ちょっ!? 姉さん!? 引っ張らないッ、ちょっとぉ!?」
どこの海賊王だよと言わんばかりのセリフと、一般海賊が如き雑さと強引さで風呂上がりの妹を風呂に連れて行くロリアーナ。
救いを求める視線をこちらに投げ掛けてくるニルヴァーナに手を振って俺は見送る事を選んだ。
「チトセ様ぁぁ〜〜!!」
「がんばれニル〜」
「んもぅ! のぼせたらどうするんですか〜〜!?」
湿った髪と、風呂上がりの薄着。姉と同じくスタイル抜群なせいで乳首のポッチが正直気になっていたのでナイスロリアーナ。
自分の顔や容姿が優れている自覚はある筈なのに、俺に対して無防備が過ぎる妹の幸運を祈りつつ、皿拭きに戻る。
そうしてリビングに残されたのは、俺とリリスとビャクの三人。
昨日までなら二人が構ってもらいにくるのをあしらっては戯れ合うだけだったが、おそらく今日からは難しい。だと言うのに……来るんだよな。
「おにーさんっ♡」
「チトセ殿」
「「あーそーぼっ」」
悪戯っぽい声と、平坦めの声。タイプは違うが気が合うらしい二人の揃った可愛らしい声にため息を一つ。皿拭きを終えて振り向く事を選ぶ。
やれやれと振り返った先には、風呂上がりで長袖長ズボンのパジャマに着替えた筈のリリスが前のボタンを全て開けて、大き過ぎる谷間と縦筋の入ったお腹とへそを晒している。
その隣には、わざと和服を着崩したビャク。ほんのりと膨らんだ未成熟な胸が乳輪ギリギリまで見えており、ミニスカートはそのままにパンティを太ももまで下げたフェチズムをくすぐる格好。
「んっ! チトセ殿、興奮なさいましたね……♡」
「おにーさん♡ もう一回言うね?」
「「あーそーぼっ♡」」
今度は二人ともの媚びた声。リリスの声は耳に強く残り、ビャクの声は普段のギャップからか脳にこびりつく。
………………俺は悟った。
我慢するのって馬鹿のすることだと思いませんか?
俺は今とてもそう思っています。