高身長猫背根暗先輩女子と低身長ワンコ系後輩女子が幼馴染セックスする話 作:凛之介
夕暮れの図書室に、いやらしい水音が響いている。
「んっ、ふぅ、んん〜〜っ」
私は顔を彼女の膝の上で抱かれながら、漏れ出る声を抑えようと必死になる。
「えっちな声、が、我慢できて、えらいね……あーちゃん」
ぐちゅぐちゅと中を掻き回されながら耳元で囁かれて、腰がガクガクと跳ねてしまう。長く細い指が私の奥をとんとんと叩いてくる。
下腹部に強い電撃が走るような感覚がして、私は声にならない声を上げて、足先をピンと伸ばした。
◆
強い日差しの降り注ぐテニスコートで、ラケットがボールを叩く音が響き渡っている。私もその中で、汗を垂らしながら必死にラケットを振っていた。
「はい、じゃあ昼休憩〜」
部長の号令で動きを止めた部員たちが、ぞろぞろと荷物置き場に群がっていく。私もお弁当を取り出そうと、テニスウェアの裾で汗を拭いながら歩き始めたところで、不意にテニスコートの入口の方から名前を呼ばれた。
「杏奈〜!
保護者?と思いながらそちらに顔を向けると、入口には私を呼んだ同級生と、ひょろりと細くやたら背の高い女子が並んで立っている。その顔を見て、私は思わず疲労感も忘れて笑顔で駆け出した。
「寧々先輩!! どうしたんですか!!」
部員たちから注がれる視線に怯えるように体を縮めながら私に手を振ってくれる彼女は、同じ学校の一つ上の先輩だ。部活動に所属していないから、土曜の今日学校にいるはずがないのだけれど……。
私が寧々先輩の元へ駆け寄ると、にへらとした笑顔を浮かべながら巾着袋を差し出される。
「あ、あーちゃん、お弁当、忘れたでしょ。おばさんが、と、届けて欲しい、って」
「嘘、忘れてた!? 寧々先輩ありがとうございます!」
お礼を言いながらその体に腕を回してぎゅっと抱きつく。私との身長差がありすぎるせいで寧々先輩の鳩尾に顔が埋まっちゃうけど、「ふへへ」とへにゃへにゃ笑いながら抱きしめ返してくれた。
私の部活が終わるまで図書室で時間を潰しているという寧々先輩に手を振って見送ってからテニスコートに戻ると、同級生たちから声をかけられる。
「杏奈、あの先輩のこと大好きだよねー。なんか意外っていうか、タイプ違くない?」
「そう?」
私が首を傾げていると、
「だってなんか根暗っぽいし、やたらでかいし、なんというか……八尺様みたいじゃない?」
「あ、それわかるー!」
別の同級生もそれに同意して、けらけらと笑っている。
まぁ確かに寧々先輩はでかい。元々中学生の頃から高身長の部類ではあったけれど、何故か卒業間近になってまた伸び始めてしまい、確か今年の身体測定ではついに190cmに達したと嘆いてた記憶がある。
本人は内向的でただでさえ目立ちたくないのに身長のせいで悪目立ちしてしまうから、日増しに猫背がどんどん酷くなっていっている。
可哀想に……と勝手に憐れみながら、届けてもらったお弁当を頬張った。
「あんた、確か家が隣なんだっけ」
「そ。幼稚園からの幼馴染だよ」
同級生の質問になんともなしに答えると、私の頭頂部から足先まで舐めるように見た上で、はんっと鼻で笑われた。
「杏奈の身長が伸びないの、八尺様に身長吸われたからじゃない?」
その言葉に反論しようとして、ミートボールが喉に詰まりかける。水筒でなんとか流し込むと、私は改めて「まだこれから伸びる予定だもん!」と同級生のお弁当に箸を伸ばして、卵焼きを奪い取った。
「あ、私の卵焼き!」
隣から聞こえる抗議の声を無視して、私はもぐもぐと咀嚼しながら身長について考えて、ぐぬぬと心の中で唸る。
確かに130cmしかないけど……小学生の頃からまったく伸びてないけど!!
毎日牛乳飲んでるのに、私の身長は一向に伸びる気配がない。寧々先輩は牛乳嫌いなくせに伸びていると言うのに。この世の不条理である。
ともかく、小学生レベルの低身長で比較的誰とでも仲良くなれる(自分でいうのもなんだけど)私と、学年屈指の高身長で壊滅的に内向的な寧々先輩が仲良くしてるのは、やはり目立つようだ。
確かに寧々先輩は誰と話す時も見下ろす形になるから不用意な圧がかかるし、髪も長くて表情も見えづらいし、会話が苦手すぎて常に声は震えてるし、度々言葉がつっかえてるけど。
それでも私は変わらず昔からずっと、寧々先輩のことが大好きだった。
◆
すっかり空がオレンジ色に染まっている。夕焼けが注ぎ込む校舎の中、私は階段を一段飛ばしで駆け上がる。
校舎の南棟、三階の端にある図書室目指して廊下を駆け抜け、目的の引き戸を勢いよく開けた。
ガラリと静かな図書室に引き戸の音が響く。室内を一瞥すると、受付カウンターの中に座っている寧々先輩以外、誰もいないようだ。
引き戸の音に気がついた寧々先輩が顔を上げる。そして私と目が合うと、寧々先輩は昼間の不器用なそれとは違って、柔らかくふわりと笑顔を私に向けてくれた。
「あーちゃん。お、お疲れ様」
私以外の人間がいないところでは、幾ばくか顔の強張りがほぐれるらしく、比較的柔らかい表情が見られる。そこも、私が寧々先輩を大好きな理由の一つだ。
部活の疲労もあってか、寧々先輩の笑顔を見たら気が抜けてしまった。その場にラケットバッグを放り投げて、カウンターの内側へ駆け込む。そしていつものように腕を広げてくれる彼女の膝に飛び乗って、思い切り抱きついた。
「疲れたぁ〜。寧々ちゃん、待っててくれてありがと〜」
「よ、よしよし。えへへ、あーちゃんは昔から、甘えんぼさん、だね」
寧々ちゃんの肩に預けると、優しい手つきで髪の毛を撫でてくれた。二人きりなので、私も昔の呼び方に自然と戻ってしまう。
そのまま幼い頃のように寧々ちゃんに甘えていた私は、ふと我に帰った。
さっきまで部活をしていた上に、図書室まで走ってきた。ジャージに着替えて制汗剤も使っているとはいえ、汗臭くはないだろうか。
途端に不安になった私は寧々ちゃんの肩に手をついてぐいと上体を引き離した。えっ、と短く声を漏らして悲しそうな顔をする寧々ちゃんに、私は慌てて弁明する。
「あ、汗臭いかなって! さっきまで運動してたし、だから……って、わぁ!?」
不意に、頭頂部に何かが押し当てられる。それが寧々ちゃんの顔だと分かると同時に、頭皮に触れた鼻がひくひくと動くのが分かった。匂いを嗅がれるのだと気がつき、私は慌てて身を捩って抵抗する。
「やだぁ! 臭いって!」
なんとか腕の中から逃れようとするが、運動部の筋力を持ってしても体格差の不利は覆せなかった。必死の抵抗も虚しく、たっぷり数秒嗅がれてからようやく解放される。
恥ずかしさのあまり唸り声を上げる私に、寧々ちゃんは満足そうな顔で「ね、全然臭くない、よ。あーちゃんは、いい匂い」と頭を撫でてくる。その顔に思わず胸が高鳴り、体の芯がぞくりと疼いてしまう。それに気がついたのか、寧々ちゃんは私を優しく抱きしめ、耳元で囁いた。
「ね、あーちゃん。最終下校時刻まで、30分もあるから……み、見回りの先生、しばらく来ない、よ」
見回りがこない。その意味を理解し、私の鼓動が早まる。顔を上げると、長い前髪の隙間から覗く目が私をまっすぐ見つめていた。
誘うような視線に、私も我慢ができなくなってしまう。
寧々ちゃんの首に手を回し、体を引き上げて顔を近づけ、そっとキスをした。
それが、いつもの合図だった。
膝の上で抱かれたまま、何度も唇を密着させて、舌を互いに絡め合う。
舌先が触れる度に、頭が痺れるような気持ちよさが襲ってくる。それが堪らなくて、執拗に求めてしまう。
体操服の裾から手が差し込まれ、脇腹を鷲掴みにされた。汗ばんだ素肌がべとついていないか心配になりながらも、私はされるがままに身を委ねる。
親指がするりと動いたと思ったら、ブラの隙間から滑り込んできて私の乳首に押し当てられる。
「んっ」
先端をくりくりと優しく捏ねられ、その度に私は短く声を漏らしてしまう。
「あーちゃん、先っぽ、よわよわだよね……かわいい」
ぴんと立った乳首を指先で刺激されながら囁かれ、腰がカクカク無意識に動いてしまう。パンツは既に部活でかいた汗以外の液体でぬるぬるになっていた。
パンツどころかジャージまで染み出したそれは、またがっている寧々ちゃんの太ももを濡らしてしまい、すっかり気持ちよくなっていることがバレてしまう。
乳首を指先で押しつぶされながら、顔を覗き込まれた。
「ど、どうしてほしいか、教えてほしいな、あーちゃん」
いつもの笑顔を浮かべながら、そんな意地悪な質問をされる。寧々ちゃんは普段は私に対しては甘々で、臆病で、私に依存してるくせに、こういう時だけ意地悪になる。そんな一面を、他の誰にも知られたくないと独占欲を感じてしまうほど、私も寧々ちゃんに依存しているのだけれど……。
寧々ちゃんの胸にもたれかかり、上目遣いに顔を見上げる。もう、下半身が疼いて疼いて仕方がない。もう限界だった。
「下、いっぱい触って……。寧々ちゃんの指、挿れてぇ……?」
おねだりするやいなや、遠慮なくジャージに手が突っ込まれ、パンツの中を細長い指が割れ目沿いに伝う。クリトリスを指の腹で撫でられ、全身を快感が走った。
ぎゅっと抱きついて胸に顔を埋め、なんとか声を我慢しようと歯を食いしばるが、「んっ……ぅあっ……」と声が奥から漏れてしまう。
それでも、寧々ちゃんは手を緩めなかった。
寧々ちゃんの細長い指が割れ目に沿って降りてくると、つぷつぷと私の
「あ、なか……きもち、いっ……!」
「あ、あーちゃん。声は我慢、だよ」
快感に我慢できず声を漏らしていたら見下ろしながらそう言われ、必死に口を噤んでこくこくと頷いて見せる。満足そうに頷いた寧々ちゃんは、私の一番深いところをその長い指でほぐすように掻き回し始めた。気持ちいところを何度も刺激され、下腹部が常に快感で覆われる。絶えず愛液が溢れ出して、寧々ちゃんの手を濡らしているのが分かった。
不意に、寧々ちゃんの指が私の
口を手で覆ってなんとか声を堪えるが、「あーちゃん、ここトントンされるの、好きだよね」と耳元で囁かれながら何度も刺激されると、いよいよ声が我慢できなくなる。耐えられず喘ぎ声を小さく漏らしながらも、私は必死に伝えた。
「だって、自分じゃそこ、とどかなっ……んんっ!」
オナニーで奥を触っていることを白状していることにも気づかないくらい、思考回路がぐちゃぐちゃになっている。寧々ちゃんの長い指じゃないと、もうだめな体にされてしまった。
ぐちゅぐちゅと水音を図書室に響かせながら、私は寧々ちゃんに抱きついて快感に身を委ねる。
「寧々ちゃんの、長い指好きっ…意地悪なのも、優しいのも、甘やかしてくれるのも、全部好きっ」
必死に顔を上げてキスをねだると、寧々ちゃんは左手で私の後頭部を支え、ぐいと顔を近づけてキスしてくれた。
絡まる舌。
上も下も気持ち良すぎて、いよいよ私は限界に達しそうになる。
「も、むり、いっちゃ……」
その言葉に、鼻先をくっつけてゼロ距離で見つめられながら「えへへ……いいよ。いっちゃえ」と囁かれる。下腹部の感覚が一層過敏になり、寧々ちゃんの指を鮮明に感じてしまう。ぐりっと奥を押された瞬間、快感の波が一気に押し寄せた。
「あっ、だめ、いくいくいくっっっ!」
下腹部から全身に快感が走り、足先が自然とぴんと伸びる。ぷしっと愛液が噴き出し
その間も寧々ちゃんに掻き回され、私は何度も腰をガクガク震わせながら、寧々ちゃんにしがみついていた。
ようやく落ち着き、息も絶え絶えの私はおでこにキスをされて、寧々ちゃんの顔を見上げる。
「あーちゃん、可愛かった……あ、あのね、私、う、上手くできてた……?」
終わった途端、いつものおどおどした寧々ちゃんに戻ってしまう。それがなんだかおかしくて、とても愛おしくて、私はあはは笑いながら胸の中にもたれかかった。
「うん、すごく気持ちよかったよ。寧々ちゃん、大好き」
次の瞬間、最終下校時刻のチャイムが校舎に響き渡る。私たちは、顔を見合わせて微笑みあった。
「か、帰ろっか」
「うん! 帰ろ!」
見回りの先生が来る前に私たちは身だしなみを整え、荷物をまとめて図書室を出た。藍色のジャージに広がった染みが、どうかバレませんようにと祈りながら。
すっかり暗くなった夜道を、二人並んで歩く。本当は手を繋ぎたいけど、身長差がありすぎて難しいので寧々ちゃんの腕に抱きついている。
不意に、寧々ちゃんが神妙そうな面持ちで私の顔を覗き込んできた。
「あ、あのね。あーちゃん、なんで高校入ってから、せ、先輩呼び……なの……?」
寂しそうな声色でそう訊かれて、私は思わず笑ってしまう。
「運動部は上下関係が厳しいから、先輩にちゃんづけなんてしてたら怒られちゃうの!」
「わ、私、テニス部じゃない……」
「テニス部じゃなくても! 先輩は先輩呼びなの!」
私の説明にしゅんとする寧々ちゃん。私は「もう」とため息混じりに腕を離して前に回り込み、ぎゅっと抱きついて顔を見上げた。
「二人きりの時は、昔みたいに寧々ちゃんって呼ぶから、ね?」
「う、うん!」
ようやく笑顔を浮かべてくれた寧々ちゃんに、私も釣られて笑顔になる。
再び歩きながら、私はふと気になって尋ねた。
「むしろ、寧々ちゃんはいつまであーちゃん呼びなの? 私、もう高校生だよ?」
その問いに、寧々ちゃんは不思議そうな、そして不服そうな顔を浮かべて、当たり前のように答える。
「だ、だって……あーちゃんが、そう呼べって……」
「……もう! それ幼稚園の時の話でしょ!!」
そんな他愛のない話をしながら、私たちは今日も同じマンションに帰る。