今はセフレでいいから 〜ギャルな幼馴染のギャル友の初体験を手伝ったら、激オモ感情を向けられるようになった〜【電子書籍4巻4月24日 発売】 作:佐間野 隆紀
ユウトが誰かと会っていることにはすぐに気づいた。
家の中に入ってきた瞬間から、明らかにいつもと違う匂いがしたからだ。
「あれ? なんでナツキがいるの?」
リビングのソファでスミッチのゲームをしていたわたしに向かって、ユウトが少し驚いたようにそう言った。
「陸上部の練習終わったよってLIMEしたじゃん」
「いや、それは見たよ。なんでうちにいるのかって話。母さんたちは?」
「夕飯の買いものに行くって。ウチはおるすばん」
「ふーん」
ユウトはそれだけ聞いて納得したらしく、テーブルの上にポケットの中の財布とスマホをおいて、すぐにまたリビングを出ていった。
たぶん、トイレに行ったか、部屋着に着替えに行ったのだろう。
わたしがユウトの不在時にもこの家に上がり込むのは昔からのことで、だから稲村家のおばさんたちもこうやって気軽に留守番を言いつけたりする。
(……さて……)
ユウトがすぐには戻ってこないと判断すると、わたしはテーブルの上からスマホを取り上げて中を開いてみた。
パスコードは設定されていない。
わたしは設定するよう何度も注意しているのだが、ユウトは面倒くさがって頑なにそれを拒否していた。
まあ、おかげで中身を覗き放題ではあるけど……。
(……ウチ以外と連絡とってる感じはないな)
LIMEやショートメッセージの履歴を見るかぎり、少なくとも誰か知らない女性とやりとりをしている形跡はなさそうだった。
ユウトはSNSなどもしていないから、だとしたらあの匂いの正体はなんなのか。
――そこでふと、記憶の片隅から昨日の出来事が思い出されてくる。
昨夜、クラスメイトの川崎陽葵からアラウンドワンに遊びに行こうというLIMEがきていたはずだ。
もちろんわたしは陸上部の練習を見に行く予定があったので断ったが、確かその参加メンバーの中には眞鍋詩織も含まれていたはずではなかったか。
そして、ユウトは今日の昼前、アラウンドワンに行くとわたしにLIMEをくれていた——。
(そうか、あの匂い……しおりんの匂いだ……)
胸の奥がギュッと締めつけられるような錯覚を覚えた。
(なんでだろ……この前はなんとも思わなかったのにな……)
テーブルの上にスマホを戻し、リビングを出てユウトの部屋に向かう。
やっぱり部屋着に着替えようとしていたようで、部屋の扉を開けると、そこにはパンツ一丁のユウトが目を丸くして突っ立っていた。
「……え? え? なに?」
さすがにわたしが追いかけてくるとは思っていなかったのだろう。
構わず歩み寄っていくと、そのままユウトの体に抱きついて強引に唇を奪う。
「んんっ――!?」
(ユウト……)
そのままベッドのほうへと押し倒し、パンツを引き下げてちん×んを剥き出しにする。
キスをした程度ではまだユウトのちん×んはちっとも反応していなかったが、気にせずそのふにゃふにゃのちん×んを口の中に含んだ。
「ちょっ……夏希……!?」
ユウトはかなり狼狽えているようだったが、それでも拒絶はしてこなかった。
そのままユウトのちん×んに舌を這わせ、少しずつ大きくなっていくそれを口の中で転がしていく。
(いつもと違う味がする……)
自分の中にふつふつと暗い感情が首をもたげてくるのを感じた。
ユウトと詩織を結びつけたのは、他ならぬわたしだ。
なのに、わたしの知らないところで二人が会っていたと想像した瞬間、自分でも気づいていなかった独占欲が炎のように燃え上がってくる。
(ユウト……ウチだけのユウト……)
しかし、そんな仄暗い感情が渦巻いていくのと同時に、今まで感じたこともない強い情欲がわいてきていることも自覚していた。
「んっ、んっ……ちゅるっ……んむっ……んっ……ちゅるるるっ……」
(ウチの匂いで上書きしてあげる……ぜんぶウチの色で染めなおしてあげるから……)
暗い感情が募れば募るほど、これまで以上にユウトへの想いも強くなっていくのだ。
たとえ誰がユウトの気を引こうとも、たとえ誰がユウトの体にその匂いをつけようとも——何度だって、わたしが上書きしてやる。
(……誰にも渡すもんか……)
そんな妄執に駆られながら、わたし自身もユウト一色に染まっていく。
「……くっ……もう出るっ……」
ユウトがわたしの頭を軽く押さえてきて、それに合わせてわたしはちん×んを喉の奥深くまで咥え込む。
咽頭を動かしてパンパンになった亀頭をキュッと締めてあげると、まるでそれを合図にしたみたいに鈴口から熱い精子が飛び出してきた。
(この味だけは一緒だね……ユウト……)
自然と顔がほころんでいくのを感じながら、ユウトの放った精子を余すことなく飲み込んでいく。
「んぐっ……んっ……ちゅるっ……ん、んっ……ちゅるるるるるっ……」
最後の一滴まで搾り取って、ちん×んからそっと口を離す。
ユウトは荒い息を吐きながら、困惑ぎみの顔でじっとわたしを見下ろしていた。
相変わらずとぼけた顔だ。
でも、今は無害そうに見えるその瞳の奥に、本当は獰猛な獣が住んでいることをわたしは知っている。
またしても得体の知れない情欲に駆られ、気づいたときには引き寄せられるように唇を重ねていた。
「んっ……んちゅ……あ、ごめん、ちん×んなめた口で……ヤだった?」
「いや、そんなことはないけど……」
困ったように微笑みながらも、今度はユウトのほうから優しくわたしにキスをしてくれる。
「ユウト……」
わたしは再びユウトのちん×んに手を添え、すでにそこが硬さを取り戻しつつあることを確認すると、スパッツとパンツを脱いでその上に跨っていく。
「夏希……」
「ユウト、ひとつだけお願いがあるんだけどさァ……」
自分のアソコをちん×んの先に擦りつけながら、じっとユウトの目を見つめた。
「別に、この先ユウトが誰とエッチしても、誰に好きって言われてもいいし……」
少しずつちん×んの上に体重をかけていくわたしの顔を、ユウトがじっと見つめている。
「ウチのことも、今はセフレでいいから……」
ゆっくりと、わたしの中に、まだ詩織の匂いが少し残ったユウトのソレが埋没していく。
「ウチ以外の誰かと、恋人になっちゃダメだよ……」
「……うん……」
熱に浮かされたように互いの唇を貪り合いながら、わたしたちはゆっくりとその体を重ねていった。
お読みいただきありがとうございます。
ここまでが『第二話』となります。(全三話構成です)
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引き続き『第三話』をお楽しみください。