今はセフレでいいから 〜ギャルな幼馴染のギャル友の初体験を手伝ったら、激オモ感情を向けられるようになった〜【電子書籍4巻4月24日 発売】 作:佐間野 隆紀
あたしが早く処女を捨てたいと思い出したのは、五月に入ってすぐのことだった。
きっかけは実に単純なものだ。
ゴールデンウィーク明け、仲のいい女子グループで休みの間になにをしていたかという話になったときに、天宮夏希があっけらかんとした様子で『セフレとずっとエッチしてた』と言ったのだ。
――正直、びっくりした。
自分で言うのもなんだが、あたしは見た目も可愛いほうだと思うし、実際にこれまで何度も男子から告られたことだってある。
ただ、エッチなことについては、経験どころか知識さえあまりない状態だった。
選り好みしすぎたせいで、実はちゃんと彼氏を作ったことがなかったのだ。
(やっぱりガチのギャルは進んでるな……)
純粋に驚きながらも、すでに身近な友人がそういうことをしているという事実にあたしは焦りを感じていた。
もっとも、だからといって誰でもいいから初体験を済ませるというのは、男性経験のまったくないあたしにとって少しハードルが高い。
そこで、身近な経験者に相談してみることにした。
もちろん、夏希本人である。
ガチなギャルである彼女ならなにかいいアイディアを出してくれるかも――そう思ったのだ。
実際、夏希はあたしの悩みを親身に聞いてくれて、その上でひとつの提案をしてくれた。
「ウチのセフレ、めっちゃ上手だから処女捨てるの手伝ってもらう?」
そう言われたときの胸の高鳴りは、もはや言葉にできないものだった。
処女を捨てられるかも——という期待と同時に、セフレというあまりにも甘美で背徳的な響きが脳に焼きついて離れなかった。
もっとも、そのあとに聞いた一言で、昂った気持ちは一気に急転直下することになる。
「実はクラスの稲村ユウトってのがウチの幼馴染でさァ……」
名前を聞いても、パッと顔を思い出すことはできなかった。
少なくとも、それくらい印象の薄い男子であることは間違いない。
いきなり期待を裏切られた気分だった。
セフレというものにオトナなイメージを抱いていたこともあって、相手はきっとちょいワルな感じの大学生や社会人だろうと勝手な想像をめぐらせていた。
(こんな地味な男子が、夏希のセフレ……?)
教室で改めて稲村ユウトを見たときの感想も、そんなものだった。
特徴といえば身長がそこそこ高いくらいで、見た目も冴えない上に友達らしい友達もいなさそうな、いかにも陰キャな男子だった。
でも、一度その気になりかけてしまった気持ちを抑えることは簡単ではない。
それに、夏希がゴールデンウィーク中ずっとエッチに没頭してしまうほどの相手なのだ。
めちゃくちゃ気持ちいい初体験ができるかもしれない——そんな淡い期待もあった。
そして、あたしは今、その『気持ちいいエッチ』をまざまざと見せつけられている。
「あっ、んぁっ♡ ユウトぉ♡ すごいっ♡ はげしいっ♡」
ローテーブルに手をついた夏希を、稲村ユウトが後ろから激しく貫いている。
荒っぽく夏希を犯す彼の姿には、普段の姿からは想像もつかない獣のような獰猛さがあった。
パンッパンッ――と、肉同士が打ち合う乾いた音がリビングに響き渡り、赤黒い肉棒が夏希の秘所を出入りするたびにじゅぽっじゅぽっと淫靡な水音が鳴る。
夏希の緩んだ口許からはだらしなく舌が伸びていて、滴る唾液がテーブルにいくつも染みを作っていた。
あたしのことなど、もうすっかり眼中から消え去っているようだった。
「ふぁっ♡ んはぁっ♡ こんなのっ♡ はじめてっ♡ んあっ♡ またイくっ♡」
テーブルの上に突っ伏しながら、夏希自身も抽送のリズムに合わせて自ら腰を動かしている。
稲村ユウトがその細い体を貫くたびに、お尻の肉がパチンパチンと音を立てながら揺れた。
「夏希、そろそろ……」
「うんっ♡ きてっ♡ きてっ♡ いちばん奥に、ビューって出してェっ♡」
甘ったるい声でそう告げる夏希の瞳は愉悦に染まり、目尻には涙すら浮かんでいるように見える。
気づいたとき、あたしはスカートの中に手を入れ、指先で必死にショーツの上から自分のアソコを擦っていた。
「出るっ……出るっ……!」
「んあァっ♡ きたっ♡ だめっ♡ イくっ♡ イくっ♡ イくううぅ――――ッ♡」
夏希が悲鳴のような声を上げ、テーブルの上でビクッビクッと水揚げされた魚みたいに体を震わせた。
その上に、弛緩した稲村ユウトの体が覆いかぶさるようにのしかかる。
折り重なるようにテーブルの上に突っ伏す二人はそのまま互いに顔を見合わせると、どちらともなく唇を重ねて舌を絡め合いだした。
「んむっ……♡ れろれろ……♡ すごかったじゃん……♡ 見られて興奮した……?」
「べ、別に……そういうんじゃないけど……」
そうやって、しばらく夏希と稲村ユウトはイチャイチャしながら甘いキスを交わしていた。
淫らに折り重なる二人の姿に、ますます体の奥底が熱くなっていく。
我慢できずにそのまま指先でショーツの上から割れ目をなぞっていると、甘やかなその刺激にうっかり声が漏れ出てしまった。
「んぁっ……」
「あ、そうだ。しおりん」
あたしの小さな喘ぎに気づいた夏希が、思い出したようにこちらを振り返ってくる。
「ねえ、どうだった? すごいっしょ?」
「う、うん……」
頷くことしかできなかった。
立ち上がった夏希は全身汗びっしょりで、股の間からは彼女自身の愛液と稲村ユウトの精液が混ざり合いながら滴っている。
一方、稲村ユウトはその場で照れくさそうに部屋の隅のほうを見ているばかりで、すっかり学園で見たときの冴えない雰囲気に戻っているように見えたが——。
ぬらぬらと輝く股間の肉棒は、今もなお力強く天井を向いてそそり立っていた。
(あれが、今からあたしの中に入るんだ……)
そう思った瞬間、じゅんっとアソコが湿っていくのを感じた。
「最初は怖いかもだけど、ダイジョブよ。ユウト、めっちゃウマいから。ウチなんか、最初からめっちゃ気持ちよかったし」
ボスッと勢いよく隣に座りながら、夏希がそう言って肩を抱いてくる。
夏希の体から甘酸っぱい汗の匂いとともに稲村ユウトの体臭も漂ってきて、鼻腔をくすぐるその香りに自分でもびっくりするくらい甘い吐息を漏らしてしまった。
「さあ、それじゃ服を脱いで……」
そう言って蠱惑的に笑うと、夏希はゆっくりとあたしのセーターをたくし上げていく――。