今はセフレでいいから 〜ギャルな幼馴染のギャル友の初体験を手伝ったら、激オモ感情を向けられるようになった〜【電子書籍4巻4月24日 発売】 作:佐間野 隆紀
「なんで、あんなことさせたんだよ」
僕はぐったりと天宮家の湯船につかったまま、シャンプーで頭を洗う夏希に訊く。
「なんでって、なにがァ?」
「いや、その……眞鍋さんのこと」
「あー」
夏希はワシワシと頭を泡まみれにさせながら、ニヤッと口の端を歪めた。
「ホントにユウトが上手なのか、確かめたくてさァ」
(上手……? というのは、まあたぶん、セックスのことだよな……)
「単に相性がいいだけなのか、ユウトがめっちゃ上手なのか、確認したくって」
「そんなことのために……?」
呆れた僕がげんなりと溜息を吐くと、夏希は頭からシャワーを浴びてシャンプーの泡を流しながらケラケラと笑った。
「だって、もし上手だったなら、誰かに自慢したいじゃん?」
「自慢して、どうすんのさ」
「別に、どうもしないけどさァ。ユウトのこと、周りに自慢できたら嬉しいじゃん」
そう言って、夏希が二カッと笑って見せる。
その笑顔に屈託はないが、真意までは図りきれず、僕はただただ困惑する。
「それよかさァ、なんで今日はあんなに激しかったの?」
――と、今度はポンプを押してコンディショナーを掌の上に取りながら、それを丁寧に髪に馴染ませつつ夏希が訊いてきた。
僕はギョッとしつつも咳払いをして平静を装い、頭の中で必死に言い訳を考える。
実は夏希が僕以外の男とセックスをすることを想像してしまい、うっかり独占欲が働いてしまっただなんて口が裂けても言えるわけがない。
「ちょっとよかったんだよね……押さえつけられてる感じが、束縛されてるみたいでさァ」
ひととおり馴染ませたコンディショナーをシャワーで洗い流しながら、独り言でも言うかのように夏希が呟いた。
そして、濡れた髪を留めゴムでひとまとめにしながら、湯船の中に浸かってくる。
「ね、ユウトはウチとしおりん、どっちがよかった?」
夏希は僕の両膝を掴んで左右に開かせると、その間に無理やり体を押し込んできた。
「……夏希のほうがよかったかな」
実際のところ、急にそんなことを訊かれても答えようがないのだが、いちおう僕は幼馴染の義理として夏希を立てておくことにする。
「どうだかなァ?」
夏希が怪しむように僕を睨みつけてきて、そのままぐぐっと顔を近づけてくるやいなや、無理やり唇を奪ってきた。
「んむ……ちゅぅ……ぇろれろ……ね、もう一回しよ?」
そう言いながら蠱惑的な瞳で見つめてくる夏希に半ば呆れつつも、僕は股間に血液が集中していくのを感じてしまう。
どのみち、断ったところで素直に引き下がりはしないだろう。
波打つ湯船の中、僕らは飽きもせずに互いの体を求め合っていく——。
お読みいただきありがとうございます。
ここまでが『第一話』となります。(全三話構成です)
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引き続き『第二話』をお楽しみください。