※この作品はR-18です。

ワルキューレロマンツェIF   作:モブ好き

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スィーリアと用務員

 

「スィーリア、考え事ですか?」

 

「ん?ああ……少しな」

 

生徒会室から窓越しに外を眺めるスィーリアはどこか憂う表情で

それが気になり帰り支度もそこそこに声をかけると

気の抜けた返事をしてこちらを見る

 

「日本の学校では、掃除は生徒がするんだったな?」

 

「え?ええ、そうですね。こっちだと業者にお願いしてるんですよね」

 

「ああ、生徒たちが学業やジョストに専念できる様そうしている

 と言っても普段校舎内を掃除しているのは用務員さんで

 キミたち生徒の見る機会が多いのはそっちだろう」

 

「言われてみれば確かに、それに気になる事でも?」

 

スィーリアの憂いの正体が分からず聞き返すと、スィーリアはこちらへと近づき

近くに合った椅子へと腰を下ろす。目線で座るように促され俺も自分の椅子に座り

お互いに近くで視線を交し合う

 

「用務員さんは校舎内の掃除を含めた雑務を任されている、仕事と言えばそれまでだが

 裏方として私たちを支えてくれているのに、私たち生徒は彼らに対してあまりに無関心だと

 そう思ったんだ」

 

「無関心……」

 

考えてみれば、校舎内を掃除している用務員の姿は言ってしまえば日常で

俺も最初の頃は挨拶をしたりしていたものの、こっちでの生活に慣れた今では

そう言った当たり前の事を疎かにしていたかもしれない

 

「だが、感謝の気持ちを忘れるなと押しつけるような言い方をするのも違うのではと

 考えていたんだ」

 

「スィーリアらしいですね、学生会の会長として生徒だけでなくもっと広い所で考えてる」

 

「考えているだけさ、キミたち学生会の仲間あってこそだよ」

 

少し自虐的に笑うスィーリアを見て、ふと思いついて手を上げる

 

「それなら、スィーリア自ら感謝の気持ちを伝えるのはどうでしょう?」

 

そんな提案にスィーリアはなるほどと頷き、用務員を探すため一緒に生徒会室を後にした……

 

 

 

 

 

「それでは打ち合わせ通りに、俺は少し離れた所に居ます」

 

「分かった、キミのアドバイス通りにやってみるよ」

 

学園内を歩いていると丁度中庭で草むしりをしている用務員を見つけ

二人で近くまでやって来る。そこで俺は足を止め

感謝の気持ちを伝えるべく用務員に近づいて行くスィーリアを見守る事にした

 

「こんにちは、草むしりお疲れ様です」

 

「へ?……あ、どうも!」

 

スィーリアに話しかけられ、作業をしていた中年くらいの用務員の男は

慌てて立ち上がると、身なりを整えるようにタオルで汗を拭って挨拶を返した

その大げさな反応の理由は学生会の会長でもあるスィーリア相手だからだろう

スィーリア本人はそう思っていなくても、人気と肩書で恐れ

失礼の無いようにと謙る者は生徒だけではない

 

「作業の邪魔をして申し訳ない、草むしりの手伝いをしても?」

 

「え、えっと……お願いします……?」

 

有無を言わせないスィーリアの迫力に押されたらしく、用務員の男は仕方なく頷くと

二人はその場でしゃがみこんで草むしりを始めた

 

「中々力の居る作業だ、こんな肉体労働を普段からされているとは

 どおりで逞しい体つきをされていると納得しました」

 

「はは、これは中年太りですから」

 

「ご謙遜を、私はこの通りちょっと草を抜いただけで疲れてしまう有様です」

 

「それはきっと作業に慣れていないだけでしょうから、そのうち慣れると思います

 あぁいや、草むしりに慣れても仕方ないですな、はは……んッ!?」

 

他愛のないやりとりをしていた中、草むしりの手を止めてスィーリアへと顔を向けた

用務員は何かに気づいた様に大きな声を上げた

 

「どうかされましたか?」

 

「あ、い、いや!?何でもありません、はい!」

 

用務員の視線の先にあるのは、しゃがみこんだスィーリアのスカートの中から見える下着だ

もちろん、これはあえてそうしているだけなのでスィーリアもその視線に気づかないように

振る舞っている

 

「その、どうして一緒に草むしりを……?」

 

「私たち生徒は、学園生活を支えてくれている皆さんに対して感謝の気持ちを

 忘れていると思ったんです、それで少しでもお力になれればと」

 

「な、なるほどぉ、感謝の気持ち……」

 

スィーリアは真面目な話をしているが、男の視線は先ほどからスィーリアの下着に釘付けだ

『感謝の気持ち』と言うのを都合よく考え、堂々と見てさえいる

 

「ええ、ですから本当にありがとうございます。貴方達のお陰で私たちは学業に集中できる」

 

「おおっ……!?」

 

感謝の気持ちを伝えつつ、スィーリアはしゃがみこんだ足をそのまま開いていく

用務員に対して大股を開き、黒い下着をより見せつけるようなその動きは

わざとらしさもあるものの、見せつけられた用務員の男は喜びの声を上げていた

 

「これからも引き続き感謝の気持ちを返して行きたいと考えています

 またお手伝いをしても?」

 

「ええ!それはもちろんっ!」

 

「ふふっ、それではまた」

 

下着を名残惜しそうに見る用務員にスィーリアはほほ笑むと、立ちあがって俺の所へと

戻って来る、その表情は満足そうでそのまま俺に抱き

 

「キミのアドバイス通り、喜んで貰えたようだ。これからもキミに相談しても良いか?」

 

そう言ってこちらを上目使いで見る

 

「下着をじっくり見られてましたけど嫌じゃありませんでしたか?」

 

「キミと付き合う前なら、そう思っていたかもしれないな」

 

つまり、嫌ではなかったという事だ

 

「それなら良かった。もちろん今後も協力させてください、俺はスィーリアの

 彼氏ですからね」

 

そう答えて笑い合うと、俺たちはそっとキスを交わし合った……

 

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