「ようこそ、ウィンフォード学園へ」
スィーリアが出迎えたのは、ウィンフォード学園への視察を希望する他校の学園関係者たち
学生会長でもあり、学園から厚い信頼を得ているスィーリアはこう言った仕事を
任される事も多く今日は朝から共に視察対応をしている
学園の生徒たちは既に登校を終えていて周りに居るのは俺とスィーリア、そして視察に来た
数人の男性たちだけ
「本日はよろしくお願いします」
スィーリアの挨拶に合わせるように男たちも口々に挨拶をすると
朝の朝礼を行うと言う事で、揃って体育館へと移動していく
朝の体育館は既に全校生徒が集まって居て、俺はスピーチをするスィーリアと別れると
視察に来た関係者たちを関係者席へと案内して共に壇上を見る
こういう集まりは大抵騒がしいものだけど、事前にスィーリアから話をする事や
視察について伝えてあるからか、生徒たちはスィーリアに恥をかかせないよう静かに
スィーリアの登場を待っていた
静寂に包まれた体育館の中、しばらくしてスィーリアが壇上へと歩いて行くと
その姿を見た生徒たちは隣同士を見るようにしてざわつき始める
スィーリアの格好は以前『試作制服』として作られた物の調整版で胸やアソコは隠されて
いるものの、レオタードをモチーフとした制服コンセプトはそのままで
そんなスィーリアのサプライズに隣に居る視察に来た男たちもお互いに顔を見合わせていた
ただ、それもスィーリアが話し始めると再び静かになり
皆スィーリアの言葉に耳を傾ける
「今日この格好で登壇させてもらったのは、以前から学園でも話題になっていた
新しい制服の採用が正式に決まったため、そのお披露目も兼ねて着させて貰った」
そう言ってマイクから一度離れるとスィーリアは全校生徒に見せるように前へと移動して
モデルの様にポーズを決める
現在採用されている学生服のデザイナーと同じとは言え、女性らしさをアピールしすぎて
『煽情的』なデザインになってしまっているそれを着こなすスィーリアは
ランウェイを歩くように壇上を端から端へと歩き、何度もポーズを決めて生徒たちへと
アピールをする
全校生徒の憧れと言って良いスィーリアの行動に生徒たちは魅入っているようで
関係者席をチラリと見れば視察に来た男たちも嬉しそうな表情でスィーリアを見ていた
「制服については現在の物と選択して着る形になる。なのでそれぞれ好きな方を着て
貰って構わない。私は以前のデザインも気に入っている事もあり、両方着るつもりだ」
新しい制服については強制ではないと言う事を説明した後、他の連絡について
スィーリアは話を続けるけど、今ばかりは皆新しい制服の事でいっぱいだろうなと
浮足立つ体育館の雰囲気を見て苦笑した……
『ウィンフォード学園は面白い取り組みをされていますな』
『確かに、学生服で進学先を選ぶ学生もいますから良いアイディアだと感じますね』
『今は少子化ですし、新しい制服を採用すると言うのは提案してみても良さそうだ』
朝礼後、応接室に集まった男たちは先ほどのスィーリアのパフォーマンスに対して
口々に意見を言い合っている。スィーリアも同意しているとはいえ
それを提案した身としては好意的な意見にホッと胸をなで下ろす
冷静に考えればスィーリアの着ていたセクシー過ぎる新制服は普通採用される事はない
それでも採用されてしまったのはそれだけ『デザイナー』の影響力の強さの表れだろう
そんな事を考えていると応接室のドアが開かれ、スィーリアが部屋へと入って来ると
「お待たせしました、それでは引き続き学園案内をさせていただきます」
その言葉に男たちは頷き、新しい制服を着たスィーリアに続いてぞろぞろと歩き出す
スィーリアによる学園紹介を聞きながら授業風景を見学すると言うごく普通の内容だが
男たちの視線は先ほどから前を歩くスィーリアのお尻に注がれている
新しい制服は調整を加えてもお尻は『はみけつ』状態で、スィーリアに見られていないと
安心しているからかスィーリアの言葉に対してお尻を見ながら相槌を打ったりしている
そんな光景を後ろで眺めながら歩いているとトレーニングルームへと到着し
「ここはウィンフォード学園自慢のトレーニングルームになります
良ければ実際にトレーニングをやってみませんか?」
そんなスィーリアの提案に男たちは一度は顔を見合わせたものの『美人の誘いは断れない』と
言うようにそれぞれ事前に用意されたトレーニングウェアへと着替えて行く
新制服からトレーニングウエアへと着替えたスィーリアの登場に
男たちは最初こそ残念そうな様子を見せていたが
「それでは、無理のない範囲で真似をしてください」
そう鏡の前でゆっくりと腰を落としてスクワットをし始めるスィーリアの後ろ姿
もっと言えばそのお尻。身につけている黒のレギンスはスィーリアの巨尻を覆うには
足りないようで、腰を落とす度に生地が引きのばされて下に履いている白いパンティの姿を
はっきりと後ろに居る男たちへと見せつけている
そんな光景に釣られ、男たちは再び嬉しそうな表情やにやけた表情を浮かべ
一緒にスクワットを繰り返して行く。ただ、おそらく普段あまり運動をして
いないであろう男たちはスィーリアについて行けず、最終的にはスクワットをする
スィーリアを全員で見学するような感じになっていた
「ふふっ、皆さんに良い所を見せようとつい気合を入れてしまいました」
楽しそうに笑うスィーリアを見て、床に座って休んでいる男たちは苦笑つつも嬉しそうで
「それではもう一つだけトレーニングをさせてもらいます」
そう言って平らな台の上に寝転ぶと、足だけを持ち上げて股を開いたり閉じたりと繰り返す
やっている事はちゃんとしたトレーニングではあるが、股を開く度にレギンスの生地が
引きのばされ、お尻と同様今度は下着越しにマ○コを見せつける形になってしまっている
休んでいるはずの男たちもそれを見ようとさりげなくスィーリアに近づき、囲うようにして
見学を続ける中、スィーリアは表情を変えずトレーニングを続けていた
「ふぅ……良い運動をした所で、疲労回復の設備を紹介させていただいても?」
足を開いてマ○コを見せつけたまま見学している男たちへと尋ねた後
タオルで汗を軽く拭ったスィーリアはトレーニングルームに設置されている
酸素カプセルへと男たちを案内する
「実際に使用する場合は時間もかかるので今回は簡単な紹介になってしまいます
それでは中でお一人ずつお話をさせてください」
そう言って男の一人に近づき手を握ると、一緒に箱型酸素カプセルへと入って行くスィーリア
中にはあらかじめカメラをセッティングしてあるため、俺は離れて作業をする振りをして
スマホを見る
『箱型酸素カプセルとは……設備も一流と言った感じで驚かされますな』
と、視察に来た中でも一番年配の男にそう言われると
『ウィンフォード学園を有名にしているのは学生たちの努力ですから、そのサポートを
するのは当然と思って居ます』
スィーリアは学園を代表して答え、男と向き合うように正座をする
『今回視察をしてみて、良ければ本音を伺いたいと思って居ます』
『なるほど……それで二人だけに』
オフレコで本音を聞きたいと言うスィーリアの言葉に男は頷くと、くつろぐように胡坐をかき
『素直に言って羨ましい。ウチは一応『ジョスト』もあるが実績には乏しく他も一般的な
学園となんら変わらん。それに比べそちらは部活動の実績も多く、それを支える設備もある
それに新しい学生服はワクワクさせられた。手堅いだけではない挑戦もある
……まぁ、一番は貴女の様な美しい女性が学園の代表をしていると言う事だがね』
『それは光栄です』
そう褒めて笑う男に、スィーリアも微笑みを返す
『もちろん世辞ではない、良い女と言うのは男をやる気にさせるからな……それを貴女は
よく理解している様に思える。とても素晴らしい事だ』
密室で二人きり、そしてオフレコと言う事もあるのだろう。男はリラックスした様子で
楽しそうにそう言葉を続ける
『ところで、傍に居た男子生徒は君の恋人かな?』
『ええ、よくおわかりで』
『はは、さりげなく視線を合わせてやりとりをしていて、慎ましくて印象の良い男だと
思ってね。それに貴女と並んでも見劣りしていない、昔の自分を思い出すよ
今では中年太りだが、昔はハンサムだとモテたものだ』
そんな昔話にも笑顔で対応するスィーリア。逆に俺の方は褒められてちょっと照れくさい
『彼を褒めて貰えて恋人として嬉しく思います……そうだ』
恋人を褒められて嬉しそうなスィーリアは思い出したように言うと、酸素カプセル内に
備え付けられているディスプレイへ視線を向け
『こちらは私個人のトレーニング風景ですが……良ければ見てもらっても?』
『ああ、もちろんだ』
そう男に確認をすると、リモコンを操作して動画を再生する
『これは恋人にスクワットを手伝ってもらっています、これによりトレーニングをする
モチベーションも良く、効率的に心身を鍛えられている秘密のトレーニング……と言った
所でしょうか』
『ほぉ……』
そんなスィーリアの説明に、映像を見た男はニヤリと口元を緩める
本来は休憩しつつテレビを楽しむためのディスプレイに映されているのは
俺と騎乗位でセックスしているスィーリアの姿だ
全裸で足を大きく開き、先ほどしていたスクワットと同じようにゆっくりと腰を上下させる
どう見ても騎乗位セックスをしている様子だけど
『これは中々真似できない秘密のトレーニングだ……素晴らしい秘訣を教えて貰えた』
男はスィーリアの説明に乗り、そう言ってディスプレイへと近づく
(恋人を褒められた事で気に入ったみたいだな……まぁ、その気持ちは良く分かる)
男の見ている動画については誰にでも見せる予定ではなく、スィーリアの気に入った男に
見せるようにお願いしてある
『女性の美しさをこれ以上ないほど表現している美しい身体だ……制服の上からでも
素晴らしい体つきだと思っていたよ。それに腰を動かしていても身体はブレていない
表面的な美しさだけでなく、筋肉もちゃんと鍛えられている。きっと中は良い締まり
なのだろう……彼が羨ましいよ』
『ふふっ、自慢の恋人です』
そうして数分の動画を見た後
『先ほど話していたジョストの件、良ければお試しでコーチを紹介させて頂くと言うのは
どうでしょう?』
『ん?……あ、ああ。それはとてもありがたい話しだが……そちらの負担になる様な事は
申し訳ないと思ってね』
真面目な話へと軌道修正したスィーリアに合わせるように、男は緩んでいた表情を引き締める
『それでしたら問題ありません。ウィンフォード学園で保建医をしている柊綾子先生……
彼女は学生時代ジョストをしていまして、きっと力になれるかと』
『なるほど……卒業生の方に教えてもらうと言う形ならこちらもお願いしやすい』
『では、柊先生の方にも話を持っていく事にします……ちなみに』
そう言ってちょっといたずらっぽく微笑むと、スィーリアは再びリモコンを操作し
『こちらが柊先生です』
ディスプレイに表示されたのはジョストの鎧を身につけた綾子さんの姿……なのだが
腕と足にだけ鎧をつけ、それ以外はビキニと言う不思議な組み合わせ
『おおっ!鎧ビキニスタイルですな……良く似合って居る』
ただ、男にはその魅力が分かっているようで嬉しそうに食いついた
ジョスト人気もあり『鎧ビキニスタイル』はグラビア雑誌で紹介されるくらい人気で
今流れている映像も綾子さんに紹介したモデルバイトの際に撮影したものだ
『良い女と言うのは男をやる気にさせる……とおっしゃっていた条件にも合うと
考えています』
『いや、まったくそのとおりだ……女性の人材も豊富でますます羨ましく思うよ』
『柊先生にもそのお言葉を伝えておきます。詳細はまた後で』
スィーリアの差し出された手を握り返すと、二人で外へと出てくる
『ウィンフォード学園では設備だけではなく、独創的なトレーニングも強さの秘訣だと
これは勉強になります』
と、男は表情を引き締め酸素カプセル内でずっと真面目な話をしていた風を装い
こちらへと戻ってきた。周りへ『中で真面目な話をしていた』と言う風に語る男をよそに
スィーリアはそっと俺に近づく
「話を聞いて綾子さんにお願いするのも良いなって思っていたので、ありがとうございます
「ふふっ、私もキミを理解出来ていて嬉しいよ」
そう言って唇を寄せるスィーリアに、俺も口を寄せてそっとかさね合う
「まぁ、綾子さんには後で怒られそうですけど」
「さぁ?綾子ならそう言いつつ喜んで受けてくれるさ。私の様にキミの理解者になりたいと
思っているのだからね」
「あはは、スィーリアにそう言って貰えると心強いです」
俺の言葉にスィーリアは笑顔を返すと、今度は別の男の手を握り再び酸素カプセルへと
入って行った……