2018年4月。父隼人37歳、母綾36歳、長女愛菜16歳高校2年生、次女さくら13歳中学2年生、三女結絆1歳2か月。さくらもK女子中学の新体操部に所属し、部活に励んでいた。ロングヘアの愛菜とは違いショートカットで、笑顔が可愛らしい女の子だ。さくらもK男子中学の男の子から、結構モテていた。美人姉妹を娘に持つ父親としては、何かと心配が尽きなかった。さくらもまた、僕の自慢の娘だった。
そんなさくらが最近悩んでいると綾から聞いた。どうやら身長があまり伸びないというのだ。さらに、バストも小さくて悩んでいた。父である僕は身長175cm、綾は163cmでFカップ、高校2年生の愛菜は綾を抜いて165cmでEカップだった。一方、さくらは155cmでBカップと、体格も華奢だった。綾は「まだ中学2年生だから心配いらないよ」とさくらを気遣うが、さくらはどうしても気になるようだった。愛菜も「大丈夫だよ、気にしなくても。小柄な女の子が好きな男の子もいるよ」と励ましていた。思春期の悩みは尽きないものだと、つくづく思った。
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2018年7月。父隼人38歳、母綾37歳、長女愛菜16歳高校2年生、次女さくら13歳中学2年生、三女結絆1歳5か月。愛菜と結翔君が交際を始めて1年ほどが経った。交際は順調で、愛菜は毎日が楽しくて仕方がない様子だった。綾とさくらも結翔君のことがすっかりお気に入りだった。休日の二人のデートに綾とさくらが付いていくこともあった。僕が「お邪魔じゃない?」と尋ねると、綾とさくらは口を揃えて「そんなことないよ!」と答えた。僕は「結翔君はいい子だから、さすがに『来るな』とは言わないと思うよ」と男の立場からアドバイスすると、綾は「分かった、じゃあやめるね」と渋々納得した。だが、さくらは頑として譲らなかった。「嫌だ、結翔君と一緒に行く!」そう言って聞かなかった。こうして、結翔君と愛菜とさくらの奇妙なトリプルデートがしばらく続いた。
そんな時、愛菜から相談があった。「さくらが結翔のこと、好きみたい。どうしたらいいかな?」。僕と綾は驚いて「本当に?」と叫んでしまった。愛菜は複雑な表情で続けた。「さくらの目を見ればわかるよ。結翔を見る目。どうしよう・・・」。僕と綾には、答えが見つからなかった。
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2018年8月。父隼人38歳、母綾37歳、長女愛菜16歳高校2年生、次女さくら13歳中学2年生、三女結絆1歳6か月。夏休みの真っ最中だった8月のある日、再び愛菜から相談があった。「さくらが結翔にLINEで、『会いたい』って送ったみたいなんだ。結翔もさくらの気持ちには気づいていると思う」。綾が「結翔君はなんて言ってるの?」と尋ねた。愛菜は答えた。「『僕はさくらちゃんのことが好きだよ。とっても可愛くて、純粋で。でも、やっぱり愛菜の妹であることに変わりはないんだ』って」。
愛菜はさらに続けた。「結翔はさくらに会って、きちんと自分の気持ちを話したいって言ってる。私、結翔に付いていきたいけど、そうするとさくらのLINEを勝手に私に見せたってことになるし……」と困惑している様子だった。綾は「結翔君に任せよう。後のフォローは私がするよ」と答えた。
夏休み最終日、結翔君とさくらは会った。この頃には、愛菜の結翔君の呼び方は、いつの間にか「結翔君」から「結翔」に変わっていた。
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夕方、さくらが自宅に戻ってきた。すやすやと眠っている結絆のそばで、僕と綾、そして愛菜が出迎えた。さくらがどれほど泣きはらしたかは、その赤く腫れあがった瞼を見れば明らかだった。さくらは綾に抱きつくと、堰を切ったように激しく泣き始めた。僕はその光景を、胸が張り裂ける思いで見ていた。さくらの純粋な恋心が、打ち砕かれた痛みが、僕にも痛いほど分かった。愛菜は、涙を浮かべて立ちつくしていた。どれくらいの時間、さくらは泣き続けていただろうか。やがてさくらは、綾の胸から顔を上げ、「お姉ちゃん、ごめんね」と呟くと、自室に戻って行った。
こうして、さくらの初恋は終わった。さくら13歳、忘れられない夏の出来事だった。
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翌朝、何事もなかったかのように、さくらの元気な声が家中に響いた。
「お姉ちゃん、おはよう!」
「昨日、結翔君に会ってさあ、ゲーム貸してって言ったんだけど、まだ遊んでるからダメって言われた。早く攻略して私に貸してって言っといて!」
さくらはぶっきらぼうに、だけどどこか吹っ切れたような口調で言った。愛菜は「分かったー、言っとくよー」と笑顔で応じた。
「結翔君の彼女の可愛い妹が言ってんだから、早くしてよね!」
そう言って、さくらはまるで勝利宣言でもするかのように、元気に家を出ていった。
僕と綾は、一回り大きくなったさくらを、温かく、そして少しばかり切ない気持ちで見送った。ファイト、がんばれ、さくら。
松原隼人:1980年5月12日生まれ 1998年7月5日(18歳2か月)初体験 システムエンジニア 月収40-50万円 身長175cm
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松原 綾:1981年7月5日生まれ 1998年7月5日(17歳)初体験 桑都八王子東高校新体操部キャプテン イラストレーター ペンネーム
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松原
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松原さくら:2004年11月10日生まれ(次女)K大学付属K女子中学校2年生 新体操部 産婦人科医志望 身長155cm Bカップ
____________________________________________松原
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松原忠晴:1950年8月31日生まれ 2006年7月7日死去(55歳) 隼人と綾の父
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松原清美:1952年3月10日生まれ 2006年6月15日死去(54歳) 隼人と綾の母
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小川
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小川真一郎:1961年生まれ 結翔の父 区議会議員
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小川由美子:1964年生まれ 結翔の母 専業主婦
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吉田有紗:1964年生まれ 弁護士 K女子中学校高校出身 K女子高校同窓会長
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高畑みずき:1964年生まれ K女子高校養護教諭
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30年前の妹:1970年生まれ みゆきの母 2014年乳がんで死去(44歳)
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山田美咲:綾の桑都八王子東高校の同級生 新体操部副キャプテン ケーキ作りが趣味