※この作品はR-18です。

綾~許されぬ愛と家族の形~   作:松原隼人

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第44章 誓い:小川結翔(ゆいと)

愛菜は、自宅で結翔に「全て」を話した。両親が実の兄妹であること、そして自分たちがその愛から生まれた命であること。その告白は、まるで乾いた喉に張り付く小石のように、愛菜の口から途切れ途切れに紡がれた。愛菜の目には、とめどなく涙がにじんでいた。ようやく絞り出せた言葉は、「ごめんなさい」の一言だけだった。家族の秘密を背負わせてしまうことへの、痛ましいほどの謝罪だった。

 

結翔(ゆいと)は、愛菜の告白を、ただ無言で聞いていた。その場に立ち尽くし、愛菜の体が震えるのを見つめている。だが、その瞳にはみるみるうちに涙が浮かび上がり、絞り出すように言った。                                    「僕の方こそ、ごめんね」。                             

それ以上、言葉は続かなかった。

 

愛菜が、涙で潤んだ瞳で結翔を見つめて尋ねた。「何で謝るの?」。

 

結翔は、一歩愛菜に近づき、その手をそっと握った。彼の声は震えていたが、その眼差しは真っ直ぐだった。                                

「僕は、愛菜のこと、何にも見てなかったんだなって……。いつも笑顔の愛菜しか見てなかったんだなって。愛菜がどれほど心の中で泣き叫んでいたか、こんなに身近にいたのに、どうして気づいてあげられなかったんだろうって……」。              

彼は胸が締め付けられるような思いを吐露した。愛菜が背負っていた秘密の重さ、その苦悩を理解できなかった自分への、深い悔恨が滲んでいた。

 

結翔は、愛菜の手を握り直し、その瞳を真っ直ぐに見つめ、決意に満ちた声で語り始めた。                               「愛菜、僕は、愛菜の全てを受け入れるよ。愛菜の過去も、愛菜の家族も、愛菜が抱える秘密も、そのすべてを。僕は、愛菜と出会って、愛菜を愛して、本当に幸せだよ。だから、今はまだ二人とも学生だけど、卒業したら、結婚しよう」。

 

愛菜は結翔を見つめた。予想もしなかった、しかし、結翔の誠実さにあふれた言葉だった。

 

結翔は、愛菜の手をさらに強く握り締め、熱い眼差しで続けた。「愛菜がこれまで一人で背負ってきた悲しみや苦しみを、これからは僕にも分けてほしい。僕が、愛菜の隣で、その重荷を一緒に背負わせてほしい。どんな困難も、二人で一緒に乗り越えていこう。僕が、愛菜の隣にいることで、愛菜がもっと笑顔になれるなら、それが僕のすべてだよ」。

 

愛菜の目から、今度は安堵と喜びの涙が溢れ出した。愛菜は何も言わず、ただ結翔の腕の中に飛び込んだ。結翔は、愛菜を固く、まるで守り抜くように抱きしめた。そして、互いの魂が触れ合うかのように、そっと唇を重ねた。そのキスは、二人の間に交わされた揺るぎない誓いの証だった。それは、世間のどんな声にも揺らぐことのない、彼らだけの「真実の愛の形」を、確かめ合うキスだった。

 

愛菜の肩に顔をうずめた結翔の目には、微かな決意の光が宿っていた。そして、この愛を貫くためなら、どんな困難にも立ち向かおうという、強い意志が芽生えていた。




松原隼人:1980年5月12日生まれ 1998年7月5日(18歳2か月)初体験 システムエンジニア 月収40-50万円 身長175cm
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松原 綾:1981年7月5日生まれ 1998年7月5日(17歳)初体験 桑都八王子東高校新体操部キャプテン イラストレーター ペンネーム愛桜(あいさ) 月収50-80万円 身長163cm Fカップ
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松原愛菜(まな):2001年9月26日生まれ(長女)K大学法学部法学科2年 新体操部 弁護士志望 身長165cm Eカップ 2020年3月(18歳6か月)初体験
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松原さくら:2004年11月10日生まれ(次女)K大学付属K女子高校2年 新体操部 産婦人科医志望 身長155cm Bカップ 2020年3月(15歳)ファーストキス
____________________________________________松原結絆(ゆいな):2017年2月6日生まれ(三女)
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松原忠晴:1950年8月31日生まれ 2006年7月7日死去(55歳) 隼人と綾の父
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松原清美:1952年3月10日生まれ 2006年6月15日死去(54歳) 隼人と綾の母
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小川結翔(ゆいと):2001年生まれ K大学法学部政治学科2年 身長180cm イケメン 成績優秀 バドミントン部 2017年7月(高1)から愛菜と交際 一人っ子 巨根(平常時:長さ13cm、太さ3cm 勃起時:長さ18cm、太さ5cm)睾丸は砲丸投げのボールくらい 政治経済に興味があり、将来は新聞やテレビ報道の分野に進みたい
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小川真一郎:1961年生まれ 結翔の父 区議会議員 子供の教育問題に取り組む文教委員
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小川由美子:1964年生まれ 結翔の母 専業主婦 フラワーアレンジメント教室を開いている
____________________________________________田島 蒼(あお):2004年生まれ K大学付属K男子高校2年 さくらと同級生の彼氏 サッカー部 身長164cm     
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吉田有紗:1964年生まれ 弁護士 K女子中学校高校出身 K女子高校同窓会長
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高畑みずき:1964年生まれ K女子高校養護教諭
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茗ケ原(みょうがはら)みゆき:1986年生まれ 2011年25歳で妊娠 2012年26歳で結婚 2014年28歳で独立しイタリアンレストラン「Mother」
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茗ケ原(みょうがはら)健一:1986年生まれ みゆきの夫 婿養子
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茗ケ原(みょうがはら)裕之:1969年生まれ 陽子の兄 みゆきの父
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茗ケ原(みょうがはら)陽子:1970年生まれ 裕之の妹 みゆきの母 2014年乳がんで死去(44歳)
____________________________________________鈴木聖羅(せいら):2001年生まれ 愛菜の中学校からの大親友 K大学2年 新体操部 彼氏は健太君
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山田美咲:綾の桑都八王子東高校の同級生 新体操部副キャプテン ケーキ作りが趣味
____________________________________________水野さん:2020年当時30歳くらい 綾のイラスト担当敏腕編集者
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