※この作品はR-18です。

綾~許されぬ愛と家族の形~   作:松原隼人

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第50章 罪

「パパ、ママ。早く来て!!!蒼君の家!あと、何か体を覆うものも持ってきて!!」。愛菜が僕に電話をかけてきた。愛菜のただならぬ様子に、嫌な予感がした。大きなタオルケットを抱え、蒼君の家へ急いだ。

 

部屋に入ると、そこにはさくらの引きちぎられたブラウスと、痛々しく腫れあがった顔が目に飛び込んできた。僕と綾は何も言わず、たださくらの震える体をタオルケットでそっと包み込み、車に乗せた。自宅へ帰る途中、愛菜が「病院へ行こう」と言った。しかし、さくらは「お風呂に入りたい、お風呂に入ってきれいになりたい」と、ひたすら泣き続けた。

 

「こんなこと許しちゃいけないよ! 絶対に。病院で診察してもらって、証拠を取っておかないと。それまで、お風呂は我慢して、さくら」。愛菜はさくらの肩を抱きながら必死に説得し、そのまま夜間救急病院へ向かった。

 

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病院の産婦人科の当直医は男性医師だった。愛菜が事情を説明すると、すぐに女性医師に来てもらうことができた。診察室では、綾と愛菜がさくらに付き添っていた。

 

まず、全身の視診から始まり、レントゲン撮影、腹部エコーも行った。蒼君の唾液が付着していると思われる乳房からは、その唾液の採取も行われた。全身の写真撮影も、冷静に進められた。そして、最後に女性器の診察となった。さくらは内診台に乗り、大きく股を広げられた。女性医師とはいえ、恥ずかしさと悔しさで、さくらはただ泣き始めた。綾と愛菜は、傍らでさくらの手を強く握りしめていた。

 

女性器の診察は、わずか1分ほどで終わった。診断は、顔面挫創、顔面打撲、右乳房皮下出血、左側腹部打撲、右大腿部皮下出血、全治1か月。幸いにも外陰部、処女膜、膣の裂傷や出血は認められなかった。女性医師は「後はシャワーを浴びていいですよ、よく頑張りましたね、自宅でゆっくり休んでください」と、さくらを労ってくれた。

 

僕は女性医師にお礼を言って帰ろうとすると、彼女は付け加えた。「よく、お風呂に入らないで連れてきてくれましたね。このような事件では、証拠の保全が最も重要なんです。お風呂に入ったり、シャワーを浴びたりすると、加害者の唾液や精液が流れてしまい、性的暴行の証明が難しくなってしまうんです。もし、警察に被害届を出すならば、診断書と打撲痕の写真と唾液の検査結果などを持って、警察に行ってください」。その言葉を聞き、僕は愛菜が法学部の3年に在学していることを思い出した。彼女の冷静な判断が、どれほど重要だったか。

 

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2022年9月。父隼人42歳、母綾41歳、長女愛菜21歳大学3年生、次女さくら17歳高校3年生、三女結絆5歳。翌週、僕たちは警察に被害届を提出した。さくらは1か月間学校を休んだ。真一郎さんと由美子さん、そして結翔君が、連日さくらのお見舞いに来てくれた。

 

真一郎さんは深く頭を下げた。「私がもう少し長く、蒼君の監護ができていれば、こんなことにはならなかったと思うと本当に申し訳ありません」。               

「いいえ、真一郎さんの責任ではありません。真一郎さんはよくやってくれました」と、僕と綾は感謝の気持ちを述べた。

 

警察の懸命な捜査が行われたが、加害者である田島蒼の行方は全く掴めなかった。しかし、9月15日になって、事件はにわかに動き出した。9月15日深夜2時頃、加害者田島蒼の自宅に明かりがついていると、近隣住民から通報があった。警察が急いで駆けつけた時には、すでに誰もいなかった。だが、付近の防犯カメラを解析した結果、その人物は田島蒼本人であり、自宅に侵入した可能性が高いことが判明した。

 

そして、9月15日早朝、警察から連絡があった。




松原隼人:1980年5月12日生まれ 1998年7月5日(18歳2か月)初体験 システムエンジニア 月収40-50万円 身長175cm
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松原 綾:1981年7月5日生まれ 1998年7月5日(17歳)初体験 桑都八王子東高校新体操部キャプテン イラストレーター ペンネーム愛桜(あいさ) 月収50-80万円 身長163cm Fカップ
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松原愛菜(まな):2001年9月26日生まれ(長女)K大学法学部法学科3年 新体操部 弁護士志望 身長165cm Eカップ 2020年3月(18歳6か月)初体験
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松原さくら:2004年11月10日生まれ(次女)K大学付属K女子高校3年 新体操部 産婦人科医志望 身長155cm Bカップ 2020年3月(15歳)ファーストキス 2022年8月レイプ未遂被害
____________________________________________松原結絆(ゆいな):2017年2月6日生まれ(三女)
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松原忠晴:1950年8月31日生まれ 2006年7月7日死去(55歳) 隼人と綾の父
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松原清美:1952年3月10日生まれ 2006年6月15日死去(54歳) 隼人と綾の母
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小川結翔(ゆいと):2001年生まれ K大学法学部政治学科3年 身長180cm イケメン 成績優秀 バドミントン部 2017年7月(高1)から愛菜と交際 一人っ子 巨根(平常時:長さ13cm、太さ3cm 勃起時:長さ18cm、太さ5cm)睾丸は砲丸投げのボールくらい 政治経済に興味があり、将来は新聞やテレビ報道の分野に進みたい
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小川真一郎:1961年生まれ 結翔の父 区議会議員 子供の教育問題に取り組む文教委員 巨根
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小川由美子:1964年生まれ 結翔の母 専業主婦 フラワーアレンジメント教室を開いている
____________________________________________田島 蒼(あお):2004年4月12日生まれ K大学付属K男子高校3年 さくらと同級生の彼氏 サッカー部 身長164cm 2017年に父は家出 2021年3月に母は失踪    
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吉田有紗:1964年生まれ 弁護士 K女子中学校高校出身 K女子高校同窓会長
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高畑みずき:1964年生まれ K女子高校養護教諭
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茗ケ原(みょうがはら)みゆき:1986年生まれ 2011年25歳で妊娠 2012年26歳で結婚 2014年28歳で独立しイタリアンレストラン「Mother」
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茗ケ原(みょうがはら)健一:1986年生まれ みゆきの夫 婿養子
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茗ケ原(みょうがはら)裕之:1969年生まれ 陽子の兄 みゆきの父
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茗ケ原(みょうがはら)陽子:1970年生まれ 裕之の妹 みゆきの母 2014年乳がんで死去(44歳)
____________________________________________鈴木聖羅(せいら):2001年生まれ 愛菜の中学校からの大親友 K大学3年 新体操部 彼氏は健太君
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山田美咲:綾の桑都八王子東高校の同級生 新体操部副キャプテン ケーキ作りが趣味
____________________________________________水野さん:2020年当時30歳くらい 綾のイラスト担当敏腕編集者
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