※この作品はR-18です。

綾~許されぬ愛と家族の形~   作:松原隼人

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第59章 チョーソーロー

2023年8月。父隼人43歳、母綾42歳、長女愛菜21歳大学4年生、次女さくら18歳大学1年生、三女結絆6歳小学1年生。夏休み真っただ中。さくらと慎吾君の交際は順調に進んでいた。二人はまだ医学部の1年生と2年生なので、実習などもなく、比較的時間に余裕があり、デートを重ねていた。最近はデートして夜10時を過ぎて帰ることもあり、僕はちょっと心配していた。だが、もう大学生で18歳は成人。遠くから見守るしかなかった。

 

そんなある日、さくらがどこか浮かない顔をしていることに、綾と愛菜が気づいた。

 

綾「さくら、最近なんか落ち込んでる? 慎吾君とうまくいってないの?」        

さくら「ううん、うまくいってるよ。慎吾君、さくらのこととっても大事にしてくれてる。遊園地行ったり、夕飯食べに行ったり、あと、色々なところに行ったり……」    

愛菜がにんまりと笑いながら尋ねる。「キスしたりもしてる?」             

さくら「うん、してくれてる。とっても優しいよ」。                  

愛菜「へー、じゃあ心配ないね!」                         

さくら「……だけど、キスだけだから」。                       

綾「キスだけ?」                                 

愛菜「キスまでってこと?」                            

さくら「うん」と、少しだけ顔を曇らせた。                     

愛菜「そういう雰囲気にならないってこと?」                    

さくら「ううん、違うの。そういう雰囲気になって、ホテルに行ったの。何回か。慎吾君が誘ってくれて、私も慎吾君が好きだから、そうなってもいいと思って、ホテルに行ったの。でね、お互い別々にシャワー浴びてベッドに入って……キスしながら慎吾君が私のブラやショーツを脱がせてくれて、慎吾君も服を脱いでパンツも脱いで……二人とも裸になって抱き合ってたの。慎吾君のおちんちんが大きくなってて私のお腹に当たって。そうしたら、急に……」                綾が息を呑むように尋ねた。「急にどうしたの?」                   

さくら「出ちゃったの」。                              

愛菜「えっ!? 射精しちゃったってこと!?」                    

さくら「うん。そしたらね、慎吾君が『ごめん』って謝ってくれて。だけど私は、裸で抱き合うだけでもとても幸せだよって言って慰めたの」。                 

綾「さくら、優しいね。若い男の子だから、そういうこともあるよ」。          

さくら「だけど、1回じゃないの。いつもなの。いつも途中で出ちゃうの。この前なんか、パンツを脱ぐ前に出ちゃったんだよ。やっぱ、初体験は期待してるから、なんか最近物足りない感じで……抱き合うだけだと」。                        

愛菜「さくら、もしかしてまだバージンなの?」                   

さくら「うん。慎吾君ならいいかなって思ってるんだけど……」。            

綾は目を丸くして言った。「それって、もしかして超早漏ってやつ!?」         

愛菜がすかさずツッコミを入れた。「ママ! そんなこと言ったら慎吾君可哀想だよ。まだ、経験不足なんだから。医学部の男の子は真面目な子が多いんだよ!」          

綾が片手を上げて「ごめん、ごめん。だけど、それじゃあエッチできないよね。どうしたらいいかなあ?」と困り顔だった。

 

その夜、ベッドの中で綾から慎吾君の話を聞いた。                  

「隼人、どうしたらいい? 慎吾君も可哀想だし、さくらも可哀想」と綾が心底困り果てた顔で僕に言った。                                    

「うーん、経験不足もあるかもしれないね。だけど、僕の場合は、綾が最初の女の子で、綾しか知らなかったけど、早漏じゃなかったよね。だからもしかしたら、他に原因があるんじゃないかな?」。                                

僕はそう推測し、提案した。「慎吾君のお父さんは内科の開業医さんだから、詳しいんじゃないかな? さくらからそれとなく病院に行くようにアドバイスしてみたら? 慎吾君、きっと悩んでいると思うよ」。

 

____________________________________________

 

数日後、慎吾君はアドバイス通り泌尿器科や精神科を受診した。精神科ではメンタル的な問題は全くなかったものの、泌尿器科で仮性包茎の診断を受けた。仮性包茎の男性は、亀頭が日常的に包皮に覆われているため、刺激に慣れておらず、早漏になりやすい傾向にあるらしい。他に原因が見当たらないため、医師から包茎の手術を勧められた慎吾君は、さくらのために決心した。

 

さくらから慎吾君の包茎について報告を受けた、その夜。

 

綾「慎吾君、包茎だったの? それが早漏の原因だったんだ。原因が分かってよかったね」。

さくら「来週、手術だって。ねえ、結翔君は大丈夫なの?」。              

愛菜があっけらかんと笑いながら言った。「結翔は包茎じゃないよ。ちゃんと剥けてる。だから結構長持ちだよ」。

綾が首をひねりながら僕に尋ねた。「でも、パパも仮性包茎だけど、早漏じゃないよね? どこが違うのかな?」。                                

僕は肩をすくめて「人それぞれなんじゃない?」とだけ答えた。            

愛菜が期待に満ちた顔でさくらをからかった。「だけど手術うまくいくといいね。そうすれば初体験いけるかもよ!」                              

さくら「エッチが目的じゃないよ!」と頬を膨らませ、少し怒り気味だ。        

愛菜は意地悪そうに尋ねた。「だけど、少しは期待するんでしょ?」。          

さくら「……少しはね」と、小さな声で本音を漏らした。

 

綾が真剣な顔で言った。「コンドーム、買っておいた方がいいよ。普通サイズでいいよね? さくら」。                                     

さくら「たぶん」と、照れたように答えた。                                愛菜「今度ママと買いに行こう!」と、ウキウキした様子で言った。

 

慎吾君の手術は無事成功した。




松原隼人:1980年5月12日生まれ 1998年7月5日(18歳2か月)初体験 システムエンジニア 月収40-50万円 身長175cm
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松原 綾:1981年7月5日生まれ 1998年7月5日(17歳)初体験 桑都八王子東高校新体操部キャプテン イラストレーター ペンネーム愛桜(あいさ) 月収50-80万円 身長163cm Fカップ
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松原愛菜(まな):2001年9月26日生まれ(長女)K大学法学部法学科4年 新体操部 弁護士志望 身長165cm Eカップ 2020年3月(18歳6か月)初体験
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松原さくら:2004年11月10日生まれ(次女)K大学医学部1年 新体操部 産婦人科医志望 身長155cm Bカップ 2020年3月(15歳)ファーストキス 2022年8月レイプ未遂被害 2023年6月(大学1年)から慎吾と交際
____________________________________________松原結絆(ゆいな):2017年2月6日生まれ(三女)小学校1年
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松原忠晴:1950年8月31日生まれ 2006年7月7日死去(55歳) 隼人と綾の父
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松原清美:1952年3月10日生まれ 2006年6月15日死去(54歳) 隼人と綾の母
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小川結翔(ゆいと):2001年生まれ K大学法学部政治学科4年 身長180cm イケメン 成績優秀 バドミントン部 2017年7月(高1)から愛菜と交際 一人っ子 巨根(平常時:長さ13cm、太さ3cm 勃起時:長さ18cm、太さ5cm)睾丸は砲丸投げのボールくらい 政治経済に興味があり、将来は新聞やテレビ報道の分野に進みたい
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小川真一郎:1961年生まれ 結翔の父 区議会議員 子供の教育問題に取り組む文教委員 巨根
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小川由美子:1964年生まれ 結翔の母 専業主婦 フラワーアレンジメント教室を開いている
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杉浦慎吾:2003年生まれ K大学医学部2年 さくらの小論文の家庭教師 2023年6月(大学2年)からさくらと交際 早漏 2023年8月包茎手術
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慎吾の父:内科開業医
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田島 蒼(あお):2004年4月12日生まれ K大学付属K男子高校3年 さくらと同級生の彼氏 サッカー部 身長164cm 2017年に父は家出 2021年3月に母は失踪 2022年9月15日首吊り自殺   
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吉田有紗:1964年生まれ 弁護士 K女子中学校高校出身 K女子高校同窓会長
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高畑みずき:1964年生まれ K女子高校養護教諭
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島田弥生:2023年当時40歳前後 産婦人科医師(A病院勤務) K大学医学部産婦人科所属 
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茗ケ原(みょうがはら)みゆき:1986年生まれ 2011年25歳で妊娠 2012年26歳で結婚 2014年28歳で独立しイタリアンレストラン「Mother」
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茗ケ原(みょうがはら)健一:1986年生まれ みゆきの夫 婿養子
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茗ケ原(みょうがはら)裕之:1969年生まれ 陽子の兄 みゆきの父
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茗ケ原(みょうがはら)陽子:1970年生まれ 裕之の妹 みゆきの母 2014年乳がんで死去(44歳)
____________________________________________鈴木聖羅(せいら):2001年生まれ 愛菜の中学校からの大親友 K大学4年 新体操部 彼氏は健太君
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山田美咲:綾の桑都八王子東高校の同級生 新体操部副キャプテン ケーキ作りが趣味
____________________________________________水野さん:2020年当時30歳くらい 綾のイラスト担当敏腕編集者
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