※この作品はR-18です。

綾~許されぬ愛と家族の形~   作:松原隼人

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第62章 それぞれの未来

2023年10月。父隼人43歳、母綾42歳、長女愛菜22歳大学4年生、次女さくら18歳大学1年生、三女結絆6歳小学1年生。僕たちのマンションは夫婦の寝室、夫婦の仕事部屋、愛菜の部屋、さくらの部屋、リビング、ダイニング、キッチンの4LDKだ。築年数11年、駅近の物件で、若干の不安はあったものの、夫婦の寝室は防音がほぼ完璧だった。

 

今は僕たちの仕事部屋の一角を仕切り板で区切って結絆の部屋としているが、最近になって結絆が「自分の部屋が欲しい」と言い出した。結絆は「愛菜ちゃんやさくらちゃんにはお部屋があって、結絆には何でないの?」と、少し不満げだった。まあ、気持ちはわかる。結絆もこれから中学、高校と進学していくのだから、自分の部屋があってもいいだろう。

 

そう思った僕たちは、夫婦の仕事部屋を潔く結絆の部屋にすることにした。僕たちの仕事部屋は、寝室へと引っ越しだ。少し狭くなるのは仕方ないが、愛しい結絆のためだと思えば苦ではなかった。いずれ愛菜が結婚してこのマンションを出ていくだろう。その時が来たら、愛菜の部屋を改めて結絆の部屋にしようと、ささやかな計画を立てた。

 

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愛菜は昨年8月に行われた法科大学院の入学試験に合格し、2024年4月からK大学法科大学院で2年間さらに学ぶことになっている。法曹への道のりは長く、険しい。在学中に在学中受験で司法試験を受け、合格すれば1年の司法修習という研修を受ける。その後、司法修習生考試、いわゆる二回試験に合格して、ようやく法曹資格を得る。最短で7年、25歳までの長い道のりだ。

 

そんな愛菜の努力の傍らで、結翔君にも大きな動きがあった。 結翔君は、在学中に就職活動を始めていたのだが、この10月、大手出版社のB出版社から内定をもらったと、愛菜を通して報告があったのだ。                             

「ええっ、本当!すごいじゃない!」                        

綾が、まるで自分のことのように声を上げて喜んだ。       

「結翔君、おめでとう!さすがね!」とさくらも続く。                

僕も「そうか、ついに決まったか。本当にたいしたもんだ」と心から感心した。彼の夢が、新聞やテレビの報道分野に進むことだったのを、僕たちは知っていた。大手出版社は、その夢への大きな一歩となるだろう。

 

「B出版社って……もしかして、水野さんの会社じゃない?」              

綾が、はっとしたように言った。水野さんは、綾のイラストの担当編集者だ。      

「まさか。そんな偶然あるかな」僕が言うと、綾は早速スマホを取り出し、水野さんにラインを送っていた。

 

数分後、綾のスマホが軽快な音を立てた。                      

「やっぱり!水野さんの会社だった!『ええーっ!結翔さん、うちの会社に決まったんですか!?すごい!とっても優秀な方だって、人事部の子から聞いてましたよ!』だって。なんだか、私まで嬉しくなっちゃった」

 

「うん、すごく喜んでた。でも、結翔が先に社会人になると思うと、私も頑張らなきゃなって、ちょっと焦るけどね」                            

愛菜はそう言って、少しだけ真剣な表情になった。                  

「愛菜は、焦らず自分のペースでやればいいんだよ。パパたちはいつでも応援してるから」                                  僕は愛菜に、そう伝えることしかできなかった。

 

すると、愛菜は僕たちの顔を真っ直ぐ見て、きっぱりと言った。            

「うん、わかってる。でも、私、絶対になるから。吉田先生みたいに、誰かの力になれる弁護士に。私たちの家族がそうであったように、困難な状況にいる人を、法律の力で、そして人の心に寄り添う力で、支えられる人間に、私はなるの」

 

その瞳には、かつてないほどの強い決意の光が宿っていた。

 

愛菜と結翔、それぞれの未来が、今、確かな形を帯び始めている。結絆は新しい自分の部屋で、愛菜とさくらはそれぞれの夢に向かって、僕たち家族は、これからも彼らの歩みを支え、見守っていく。




松原隼人:1980年5月12日生まれ 1998年7月5日(18歳2か月)初体験 システムエンジニア 月収40-50万円 身長175cm
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松原 綾:1981年7月5日生まれ 1998年7月5日(17歳)初体験 桑都八王子東高校新体操部キャプテン イラストレーター ペンネーム愛桜(あいさ) 月収50-80万円 身長163cm Fカップ 名器
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松原愛菜(まな):2001年9月26日生まれ(長女)K大学法学部法学科4年 新体操部 弁護士志望 身長165cm Eカップ 2020年3月(18歳6か月)初体験 名器
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松原さくら:2004年11月10日生まれ(次女)K大学医学部1年 新体操部 産婦人科医志望 身長155cm Bカップ 2020年3月(15歳)ファーストキス 2022年8月レイプ未遂被害 2023年6月(大学1年)から慎吾と交際 2023年9月(18歳10か月)初体験 名器
____________________________________________松原結絆(ゆいな):2017年2月6日生まれ(三女)小学校1年
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松原忠晴:1950年8月31日生まれ 2006年7月7日死去(55歳) 隼人と綾の父
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松原清美:1952年3月10日生まれ 2006年6月15日死去(54歳) 隼人と綾の母
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小川結翔(ゆいと):2001年生まれ K大学法学部政治学科4年 身長180cm イケメン 成績優秀 バドミントン部 2017年7月(高1)から愛菜と交際 一人っ子 巨根(平常時:長さ13cm、太さ3cm 勃起時:長さ18cm、太さ5cm)睾丸は砲丸投げのボールくらい 政治経済に興味があり、将来は新聞やテレビ報道の分野に進みたい  B出版社に就職内定
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小川真一郎:1961年生まれ 結翔の父 区議会議員 子供の教育問題に取り組む文教委員 巨根
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小川由美子:1964年生まれ 結翔の母 専業主婦 フラワーアレンジメント教室を開いている
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杉浦慎吾:2003年生まれ K大学医学部2年 さくらの小論文の家庭教師 2023年6月(大学2年)からさくらと交際 早漏 2023年8月包茎手術
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慎吾の父:内科開業医
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田島 蒼(あお):2004年4月12日生まれ K大学付属K男子高校3年 さくらと同級生の彼氏 サッカー部 身長164cm 2017年に父は家出 2021年3月に母は失踪 2022年9月15日首吊り自殺   
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吉田有紗:1964年生まれ 弁護士 K女子中学校高校出身 K女子高校同窓会長
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高畑みずき:1964年生まれ K女子高校養護教諭
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島田弥生:2023年当時40歳前後 産婦人科医師(A病院勤務) K大学医学部産婦人科所属 
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茗ケ原(みょうがはら)みゆき:1986年生まれ 2011年25歳で妊娠 2012年26歳で結婚 2014年28歳で独立しイタリアンレストラン「Mother」
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茗ケ原(みょうがはら)健一:1986年生まれ みゆきの夫 婿養子
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茗ケ原(みょうがはら)裕之:1969年生まれ 陽子の兄 みゆきの父
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茗ケ原(みょうがはら)陽子:1970年生まれ 裕之の妹 みゆきの母 2014年乳がんで死去(44歳)
____________________________________________鈴木聖羅(せいら):2001年生まれ 愛菜の中学校からの大親友 K大学4年 新体操部 彼氏は健太君
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山田美咲:綾の桑都八王子東高校の同級生 新体操部副キャプテン ケーキ作りが趣味
____________________________________________水野さん:2020年当時30歳くらい 綾のイラスト担当敏腕編集者 B出版社勤務
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