※この作品はR-18です。

綾~許されぬ愛と家族の形~   作:松原隼人

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第63章 歓迎

2023年12月。父隼人43歳、母綾42歳、長女愛菜22歳大学4年生、次女さくら19歳大学1年生、三女結絆6歳小学1年生。さくらと慎吾君が付き合って、ちょうど1年が過ぎた頃だった。今も、慎吾君は相変わらず「1分間」ではあるものの、それ以外は良好な関係が続いていた。

 

ある日の夕食後のこと。                              

さくら「慎吾のお父さんとお母さんから今度、自宅に来ませんか? 夕食でも一緒にって誘われたんだけど、どうしよう?」                          

綾「いいじゃない、行ってきなよ。きちんとご挨拶するのよ。初めてお会いするんでしょ?」                                さくら「えー、緊張するよ……」。                          

愛菜「普段通りでいいんだよ。自分の息子の彼女がどんな女の子か気になるのは当然だもんね」。                                   僕も「がんばれよ」とエールを送った。

 

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次の土曜日の午後6時、さくらは慎吾君の自宅に夕食に招かれた。慎吾君は一人っ子で、家族は、お父さんの杉浦陽介さん(49歳)は祖父の代からの内科開業医で、現在区医師会副会長を務めている。お母さんの杉浦秀美さん(44歳)は専業主婦の傍ら、自宅でピアノ教室を開いている。

 

玄関に出迎えてくれた秀美さんは、さくらを見るなり「あっ、いらっしゃい! お待ちしていました!」と、満面の笑みで温かく迎えてくれた。                 

さくらも「初めまして。松原さくらです」と、ぺこりと頭を下げた。          

秀美さんは「さあさあ、どうぞお入りになって」と、嬉しそうにさくらを家の中へと導いた。

 

杉浦家は閑静な住宅街にある2階建ての大きな建物で、築年数は古いが手入れが行き届き、調度品も高級感が漂っていた。大きな庭があり、春にはバラの花で埋め尽くされるという。ダイニングには、お父さんの陽介さんと慎吾君がすでに座っていた。

 

陽介さんが立ち上がり、さくらを迎えてくれた。「よくいらしてくれました。父の陽介です」。                                    さくらも緊張しながらも、明るい笑顔で挨拶した。「はじめまして。慎吾さんとお付き合いさせていただいています、松原さくらです。K大学医学部の1年生です。この度はお招きいただき、ありがとうございます」。

陽介さんは目を細めて言った。「ああ、素晴らしいですね。そしてとてもかわいらしい。慎吾からスマホの写真は見せてもらっていたんですが、実際にお会いすると、本当にかわいらしいですね。大学で男子学生がざわつくのも分かりますよ」。             

さくら「ありがとうございます」と、恥ずかしそうにお礼を言った。          

慎吾君も少しはにかみながら、「さくらちゃん、いらっしゃい」と迎えてくれた。

 

さくらがお寿司好きだということを慎吾君から聞いていたらしく、都内の有名寿司店から超高級お寿司の盛り合わせを取り寄せてくれていた。その豪華さに、さくらは目を丸くして驚いた。                             さくら「わあ! すごいですね! 豪華なお寿司! 私、お寿司が大好きなんです!」と、嬉しそうにはしゃいだ。                                

秀美さんが優しく言った。「さくらちゃんのために頼んだのよ。今日はたくさん召し上がってね。あ、バッグは下のかごを使ってくださいね」。

 

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夕食は和やかに、そして楽しい雰囲気で進んだ。

 

秀美さんが喜びを隠せない様子で話した。「何度も何度も慎吾には『さくらちゃんを早く連れてきて』って言っていたんだけど、何か恥ずかしかったみたいで、なかなか連れてきてくれなかったのよ。やっと、さくらちゃんが来てくれて、本当にとっても嬉しいわ」。   

陽介さんも笑顔でさくらを見つめながら、「慎吾が女の子を自宅に連れてくるなんて、初めてのことだから、昨日からみんなで緊張してましたよ」と話した。

 

陽介さんはさくらの学業に触れた。「一般入試で入学されたんですよね? 慎吾から色々聞いていました。大変努力されたそうですね」。                      

さくらも正直に答えた。「内部進学の推薦は駄目だったんですけど、将来産婦人科医になるのが夢で、もう一度一般入試で頑張ろうと思いました。二次試験の小論文の準備ができていなくて困っていたら、姉の新体操部の先輩のご紹介で、医学部の慎吾さんに来ていただくことができたんです」。                              

秀美さんは愛情深い眼差しでさくらを見つめ、「よく、突破しましたよね」と、その頑張りを称賛した。

 

陽介さんは、どこか感慨深げに語った。「こんなこと言うのも変なんですけど、結果的に内部進学から一般入試に変わったために、慎吾と巡り合えたということですよね。人生って、何が災いし、何が幸いするか、本当に分からないものですね」。

 

さくらはその言葉を聞いて、はっとした。そうだ。蒼君のことがあって、内部進学推薦が得られなくて、一般入試を決意したからこそ、慎吾と出会えたんだ。そして、その決意を後押ししてくれたのが、あの夜、被害に遭った自分のためにわざわざ駆けつけてくれた島田先生。さらに、その島田先生は、母が命がけで結絆を産んだ時の担当医だった。すべては、まるで必然の糸でつながっているかのように思えた。

 

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杉浦ご夫妻は、可愛らしく笑顔が素敵なさくらのことを心から気に入ったようだった。そして、おいしそうにたくさんお寿司を頬張るさくらに、温かい眼差しを向けていた。

 

さくら「本日はお招きいただきまして、ありがとうございました。ごちそうさまでした。とてもおいしかったです」。                             

陽介さん「また、ぜひいらしてくださいね」。                     

秀美さん「絶対来てくださいね。慎吾のことをお願いしますね。あっ、ハイヤーを用意してありますので、それに乗って帰ってくださいね。大事なお嬢さんにもしものことがあってはいけませんから」。                               

さくら「えっ、ああ、ありがとうございます」。さくらは恐縮しながらも、自分のことをとても大事にし、認めてくれた慎吾君のご両親に深く感謝しながら、ハイヤーに乗り込んだ。




松原隼人:1980年5月12日生まれ 1998年7月5日(18歳2か月)初体験 システムエンジニア 月収40-50万円 身長175cm
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松原 綾:1981年7月5日生まれ 1998年7月5日(17歳)初体験 桑都八王子東高校新体操部キャプテン イラストレーター ペンネーム愛桜(あいさ) 月収50-80万円 身長163cm Fカップ 名器
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松原愛菜(まな):2001年9月26日生まれ(長女)K大学法学部法学科4年 新体操部 弁護士志望 身長165cm Eカップ 2020年3月(18歳6か月)初体験 名器
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松原さくら:2004年11月10日生まれ(次女)K大学医学部1年 新体操部 産婦人科医志望 身長155cm Bカップ 2020年3月(15歳)ファーストキス 2022年8月レイプ未遂被害 2023年6月(大学1年)から慎吾と交際 2023年9月(18歳10か月)初体験 名器
____________________________________________松原結絆(ゆいな):2017年2月6日生まれ(三女)小学校1年
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松原忠晴:1950年8月31日生まれ 2006年7月7日死去(55歳) 隼人と綾の父
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松原清美:1952年3月10日生まれ 2006年6月15日死去(54歳) 隼人と綾の母
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小川結翔(ゆいと):2001年生まれ K大学法学部政治学科4年 身長180cm イケメン 成績優秀 バドミントン部 2017年7月(高1)から愛菜と交際 一人っ子 巨根(平常時:長さ13cm、太さ3cm 勃起時:長さ18cm、太さ5cm)睾丸は砲丸投げのボールくらい 政治経済に興味があり、将来は新聞やテレビ報道の分野に進みたい B出版社就職内定
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小川真一郎:1961年生まれ 結翔の父 区議会議員 子供の教育問題に取り組む文教委員 巨根
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小川由美子:1964年生まれ 結翔の母 専業主婦 フラワーアレンジメント教室を開いている
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杉浦慎吾:2003年生まれ K大学医学部2年 さくらの小論文の家庭教師 2023年6月(大学2年)からさくらと交際 早漏 2023年8月包茎手術
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杉浦陽介:1974年生まれ 慎吾の父 内科開業医 区医師会副会長
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杉浦秀美:1979年生まれ 慎吾の母 専業主婦 ピアノ教室を開いている
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田島 蒼(あお):2004年4月12日生まれ K大学付属K男子高校3年 さくらと同級生の彼氏 サッカー部 身長164cm 2017年に父は家出 2021年3月に母は失踪 2022年9月15日首吊り自殺   
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吉田有紗:1964年生まれ 弁護士 K女子中学校高校出身 K女子高校同窓会長
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高畑みずき:1964年生まれ K女子高校養護教諭
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島田弥生:2023年当時40歳前後 産婦人科医師(A病院勤務) K大学医学部産婦人科所属 
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茗ケ原(みょうがはら)みゆき:1986年生まれ 2011年25歳で妊娠 2012年26歳で結婚 2014年28歳で独立しイタリアンレストラン「Mother」
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茗ケ原(みょうがはら)健一:1986年生まれ みゆきの夫 婿養子
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茗ケ原(みょうがはら)裕之:1969年生まれ 陽子の兄 みゆきの父
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茗ケ原(みょうがはら)陽子:1970年生まれ 裕之の妹 みゆきの母 2014年乳がんで死去(44歳)
____________________________________________鈴木聖羅(せいら):2001年生まれ 愛菜の中学校からの大親友 K大学4年 新体操部 彼氏は健太君
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山田美咲:綾の桑都八王子東高校の同級生 新体操部副キャプテン ケーキ作りが趣味
____________________________________________水野さん:2020年当時30歳くらい 綾のイラスト担当敏腕編集者 B出版社勤務
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