※この作品はR-18です。

綾~許されぬ愛と家族の形~   作:松原隼人

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第64章 突然の訪問

夜9時頃、さくらが帰ってきた。結絆はもう眠ってしまったが、僕と綾と愛菜は対面の結果が気になっていた。

 

綾「おかえり。どうだった? 慎吾君のお父さん、お母さん、どんな方だった?」     

さくら「うん、とってもいい方たちだったよ。すっごいお寿司を用意してくれて、沢山お話をして、笑って、帰りはハイヤーまで用意してくれたの」と嬉しそうに話し始めた。  

愛菜「やっぱり、会ってよかったでしょ?さくらなら絶対気に入ってもらえると思ってた」。                                綾「お風呂に入る前に、電話で、無事着いたことと、もう一度今夜のお礼を言っておいたほうがいいわよ」。                                 

さくら「うんそうする」と言ってバッグの外ポケットからスマホを取り出そうとした。  

さくら「あれ?スマホがない。あっ、慎吾の家に忘れてきたんだ。きっとテーブルの下のかごに落としたんだ」。

 

その時、「ピンポーン」と玄関のベルが鳴った。インターホン越しに聞こえてきたのは、「こんばんは、夜分恐れ入ります。杉浦と申します。杉浦慎吾の母です」という声だった。

 

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綾がドアを開けると、そこには陽介さんと秀美さんが立っていた。

 

秀美「突然、申し訳ありません。慎吾の母の杉浦秀美です」。              

陽介「父の陽介です」。                               

さくら「あっ、先ほどはありがとうございました」と突然の訪問に戸惑った表情を見せた。                               綾「今日は娘が大変お世話になりました」とびっくりした様子。

 

秀美「実は、先ほど、さくらさんが座った席の下のかごの中にスマホが落ちていまして。たぶんさくらさんのスマホだと思いまして……若いお嬢さんなのでスマホがないと不便かなと……夜分失礼とは存じましたが、お返しに参りました次第です。慎吾に返させようと思いましたが、あいにく慎吾が入浴してしまいまして、なるべく早くお返ししたくて夫の車で参りました」。                      陽介「本当に突然で申し訳ありません」と言って、秀美さんがさくらにスマホを手渡した。                                綾「わざわざありがとうございます」。

愛菜「姉の愛菜です。本日は妹がお世話になりました」と頭を下げた。

僕も「父の隼人です。わざわざありがとうございました」と頭を下げた。

 

秀美「さくらさんは本当にいいお嬢さんですね。慎吾にはもったいないくらい……」。そう言って帰ろうとしたとき、ふと、廊下の突き当りの壁に秀美さんの目が向いた。その瞬間、彼女は口を両手で押さえ、「えええ!!!」と叫んだ。

 

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秀美は驚きのあまり、身動きができなかった。

 

秀美「あの、イラストの絵……『家族の絆』ですよね?」彼女は壁に飾ってあるイラストを見て、次に綾を見た。                              

綾は驚いた表情で「……ええ、そうです」と答えた。                 

秀美「確か、非売品だったはずですけど……どうして?あの、失礼ですけど、もしかしてお母様は、愛桜先生では?」秀美さんは綾をじっと見つめた。               

綾は観念したように「はい、そうです」と答えた。                  

秀美は「きゃーーー!!! 愛桜先生?!」と、マンション中に響き渡るような大声で叫んだ。                                  陽介「秀美! 夜なんだから静かにしなさい。気持ちはわかるけど」と、妻をたしなめた。

 

秀美「私、以前より愛桜先生の大ファンなんです! 3年前の、ええっと、ゴールデンウィークでしたっけ、個展にも行かせていただきました。夫と一緒に。一番奥に展示されていた『家族の絆』を見て、感動して涙が出ました。1時間くらい見ていました。欲しかったんですけど『非売品』と出てまして……。他のイラストの絵も10点購入させていただいたんです」。                         そういえば、個展の会場で1人で10点も買い占めた女性ファンがいたと水野さんが言っていたのを思い出した。

綾は「どど、どうもありがとうございます」と、秀美さんの気迫に圧倒されていた。   

陽介さんも言った。「秀美が大騒ぎして申し訳ありません。だけど、本当に私たちは愛桜先生の大ファンなんです。我が家のリビングには、この前の個展で購入した愛桜先生のイラストの絵が10点、額に入れて飾ってあるんですよ。私も個展以来、愛桜先生のファンになりました」。

 

秀美さんは、再び壁のイラストを見て、涙ぐんだ。「じゃあ、あの絵に描かれている大きいお姉さんが愛菜さんで、小さいお姉さんがさくらちゃんなんですね」。そして続けた。「とっても感動的なイラストですね。さくらちゃん、素敵なお母様で良かったですね。だからこんな素晴らしいお嬢様に育ったんですね」。そう言って、ハンカチで涙を拭った。    

さくら「ありがとうございます。母をそんな風に言っていただけて、嬉しいです」と、さくらも嬉しい涙を浮かべていた。                          

秀美「ペンネームの『愛桜』は、愛菜さんの『愛』とさくらちゃんの『桜』から取ったんですね」。                                     

綾「そうなんです」。

 

陽介さん「では、もう遅いので私たちはこれで失礼します」。              

綾は「あの、ちょっとすいません」と、陽介さんと秀美さんを呼び止めた。       

綾は人差し指を縦に口に当て、「私、イラストの仕事は顔出ししてなくて、ペンネームの愛桜で活動しているので……このことは内緒に……」と、そっと頼んだ。         

秀美は「あっ、そうですよね。分かりました。だけど嬉しいです。さくらちゃんを通して愛桜先生ともお知り合いになれたなんて……」。そう言うと、二人は笑顔で帰っていった。

 

僕は呟いた。「慎吾君のご両親、個展に来ていたんだ……もしかしたら、会場ですれ違っていたかもしれないね」。                               

さくらが「だけど、慎吾のお母さん、私に会った時よりも喜んでたような……」と、少し複雑な表情を見せた。                               

しかし、すぐに笑顔になり、「でもママのことをあんなに認めてくれて嬉しかったな」と、綾の手をぎゅっと握った。




松原隼人:1980年5月12日生まれ 1998年7月5日(18歳2か月)初体験 システムエンジニア 月収40-50万円 身長175cm
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松原 綾:1981年7月5日生まれ 1998年7月5日(17歳)初体験 桑都八王子東高校新体操部キャプテン イラストレーター ペンネーム愛桜(あいさ) 月収50-80万円 身長163cm Fカップ 名器
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松原愛菜(まな):2001年9月26日生まれ(長女)K大学法学部法学科4年 新体操部 弁護士志望 身長165cm Eカップ 2020年3月(18歳6か月)初体験 名器
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松原さくら:2004年11月10日生まれ(次女)K大学医学部1年 新体操部 産婦人科医志望 身長155cm Bカップ 2020年3月(15歳)ファーストキス 2022年8月レイプ未遂被害 2023年6月(大学1年)から慎吾と交際 2023年9月(18歳10か月)初体験 名器
____________________________________________松原結絆(ゆいな):2017年2月6日生まれ(三女)小学校1年
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松原忠晴:1950年8月31日生まれ 2006年7月7日死去(55歳) 隼人と綾の父
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松原清美:1952年3月10日生まれ 2006年6月15日死去(54歳) 隼人と綾の母
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小川結翔(ゆいと):2001年生まれ K大学法学部政治学科4年 身長180cm イケメン 成績優秀 バドミントン部 2017年7月(高1)から愛菜と交際 一人っ子 巨根(平常時:長さ13cm、太さ3cm 勃起時:長さ18cm、太さ5cm)睾丸は砲丸投げのボールくらい 政治経済に興味があり、将来は新聞やテレビ報道の分野に進みたい B出版社就職内定
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小川真一郎:1961年生まれ 結翔の父 区議会議員 子供の教育問題に取り組む文教委員 巨根
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小川由美子:1964年生まれ 結翔の母 専業主婦 フラワーアレンジメント教室を開いている
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杉浦慎吾:2003年生まれ K大学医学部2年 さくらの小論文の家庭教師 2023年6月(大学2年)からさくらと交際 早漏 2023年8月包茎手術
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杉浦陽介:1974年生まれ 慎吾の父 内科開業医 区医師会副会長 
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杉浦秀美:1979年生まれ 慎吾の母 専業主婦 ピアノ教室を開いている 愛桜の大ファン
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田島 蒼(あお):2004年4月12日生まれ K大学付属K男子高校3年 さくらと同級生の彼氏 サッカー部 身長164cm 2017年に父は家出 2021年3月に母は失踪 2022年9月15日首吊り自殺   
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吉田有紗:1964年生まれ 弁護士 K女子中学校高校出身 K女子高校同窓会長
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高畑みずき:1964年生まれ K女子高校養護教諭
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島田弥生:2023年当時40歳前後 産婦人科医師(A病院勤務) K大学医学部産婦人科所属 
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茗ケ原(みょうがはら)みゆき:1986年生まれ 2011年25歳で妊娠 2012年26歳で結婚 2014年28歳で独立しイタリアンレストラン「Mother」
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茗ケ原(みょうがはら)健一:1986年生まれ みゆきの夫 婿養子
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茗ケ原(みょうがはら)裕之:1969年生まれ 陽子の兄 みゆきの父
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茗ケ原(みょうがはら)陽子:1970年生まれ 裕之の妹 みゆきの母 2014年乳がんで死去(44歳)
____________________________________________鈴木聖羅(せいら):2001年生まれ 愛菜の中学校からの大親友 K大学4年 新体操部 彼氏は健太君
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山田美咲:綾の桑都八王子東高校の同級生 新体操部副キャプテン ケーキ作りが趣味
____________________________________________水野さん:2020年当時30歳くらい 綾のイラスト担当敏腕編集者 B出版社勤務
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