※この作品はR-18です。

綾~許されぬ愛と家族の形~   作:松原隼人

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第80章 壁一枚の熱

旅館のスタッフに案内された特別室は、4人が想像していた以上に広く、そして豪華だった。二十畳はあろうかという広々とした和室の奥には、夜露に濡れた庭園を望む広縁があり、その先に湯けむりを上げる檜造りの露天風呂が見えた。              

「すごい…」さくらと慎吾が、呆然と部屋を見渡す。                 

「まあ、一部屋しかなくても、これだけ広ければ十分すぎるくらいじゃない?」愛菜は、あっけらかんとした様子で結翔の腕を組んだ。「じゃ、お言葉に甘えて、私たちから先にお風呂、いただくね!」

 

そう言って、愛菜は結翔を露天風呂へと続く脱衣所に引っ張っていった。残されたさくらと慎吾は、顔を見合わせ、気まずそうにテレビのスイッチを入れた。

 

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愛菜「ねえ、結翔。一部屋しかないって、逆に興奮しない?私は、なんか興奮しちゃった。いつもと違うシチュエーションで、結翔と二人きり。しかも、すぐそこにさくらたちがいるなんて…」                            愛菜は、湯船の中で結翔の体にぴったりと寄り添いながら、熱い吐息で囁いた。    

「ねえ、結翔…しよっか。ここで」

 

「えっ?!……したいけど……さくらちゃんたちに、聞こえちゃうだろ」        

結翔は、理性を保とうと必死だった。

 

「聞こえたっていいじゃない。私たちの声で、あっちの二人も盛り上がるかもしれないでしょ?」                            愛菜はそう言うと、結翔の唇を塞ぎ、激しいディープキスを始めた。湯音に混じって、二人の唾液が絡み合う音が響く。愛菜の手は、湯の中ですでに硬く勃起している結翔のペニスを、優しく、しかし大胆に弄んでいた。

 

テレビからは、聞き慣れたクイズ番組の陽気な音楽が流れている。しかし、その内容は全く二人の頭に入ってこない。                            

さくら「あ、あの…お茶、淹れるね」                        

慎吾「う、うん。ありがとう」                           

さくらがお茶の準備をしていると、露天風呂の方から、湯音に混じって、微かに、しかし明らかに愛菜の声が聞こえてきた。                         

「んっ…あ…ゆい、と…」                             

さくらの動きが止まる。慎吾も、息をのんで露天風呂の方向を見つめた。        

さくら「……今の、お姉ちゃん、だよね…?」                    

慎吾「……た、たぶん…風の音じゃないかな…」                   

さくら「お姉ちゃんたち……すごいね」                       

慎吾「う、うん……。」                               

明らかに動揺している慎吾の言葉に、さくらは顔を真っ赤にして俯いた。聞こえてくるのは、クイズ番組の音楽と、壁一枚を隔てた向こうからの、愛菜の、甘く、そして乱れた喘ぎ声だった。二人の間には、気まずさと、そして自分たちの番が来た時にどうすればいいのかという、甘い緊張感が漂っていた。

 

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30分ほどして、浴衣姿の愛菜と結翔が、少し恥ずかしそうに、しかし満足げな表情で部屋に戻ってきた。                                  

愛菜「いやー、いいお湯だった!ね、結翔」                     

結翔「お、おう…」                                

さくらと慎吾は、二人の顔をまともに見ることができない。              

愛菜「はい、次!さくらたちの番だよ。ゆっくりしてきなさい」

愛菜は、さくらの背中をポンと押し、悪戯っぽくウインクした。

 

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先ほどまで愛菜たちがいた湯船に、今度はさくらと慎吾が身体を沈める。先ほどの出来事のせいか、二人の間には初々しい緊張感が漂っていた。                

さくら「……お姉ちゃんたち、すごかったね…」                   

慎吾「うん…。愛菜さん、結翔君のこと、本当に大好きなんだね」           

さくら「…うん。…慎吾は、私のこと、好き?」                   

慎吾「もちろん、大好きだよ。世界で一番」                     

慎吾は、さくらの濡れた身体をそっと抱き寄せ、優しくキスをした。そのキスは、先ほどの愛菜たちのような激しいものではなく、お互いの気持ちを確かめ合うような、穏やかで、そして深いものだった。                            

さくら「慎吾…私も、慎吾のことが、大好きだよ…」

 

部屋に戻った愛菜と結翔は、窓際の椅子に座り、火照った身体を冷ましていた。     

結翔「なあ、愛菜。さっき、声、聞こえてたかな…」                 

愛菜「聞こえてるに決まってるでしょ。ていうか、聞こえるようにしたんだから」    

結翔「えっ、わざと?」                              

愛菜「そうよ。さくら、見ての通り結構ウブだから。私たちが、これくらい普通なんだよって教えてあげないと。まあ、一種の実地教育ね」                  

結翔「愛菜には敵わないな…」                           

結翔は呆れたように笑いながら、愛菜の肩を抱き寄せた。窓の外には、上弦の月が南の空に浮かんでいた。




松原隼人:1980年5月12日生まれ 1998年7月5日(18歳2か月)初体験 システムエンジニア 年収600万円 身長175cm
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松原 綾:1981年7月5日生まれ 1998年7月5日(17歳)初体験 桑都八王子東高校新体操部キャプテン イラストレーター ペンネーム愛桜(あいさ) 年収3000万円 身長163cm Fカップ 名器
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松原愛菜(まな):2001年9月26日生まれ(長女)K大学法科大学院1年 新体操部 弁護士志望 身長165cm Eカップ 2020年3月(18歳6か月)初体験 名器
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松原さくら:2004年11月10日生まれ(次女)K大学医学部2年 新体操部 産婦人科医志望 身長155cm Bカップ 2020年3月(15歳)ファーストキス 2022年8月レイプ未遂被害 2023年6月(大学1年)から慎吾と交際 2023年9月(18歳10か月)初体験 名器
____________________________________________松原結絆(ゆいな):2017年2月6日生まれ(三女)小学校2年
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松原忠晴:1950年8月31日生まれ 2006年7月7日死去(55歳) 隼人と綾の父
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松原清美:1952年3月10日生まれ 2006年6月15日死去(54歳) 隼人と綾の母
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小川結翔(ゆいと):2001年生まれ K大学法学部政治学科卒 身長180cm イケメン 成績優秀 バドミントン部 2017年7月(高1)から愛菜と交際 一人っ子 巨根(平常時:長さ13cm、太さ3cm 勃起時:長さ18cm、太さ5cm)睾丸は砲丸投げのボールくらい 政治経済に興味があり、将来は新聞やテレビ報道の分野に進みたい B出版社勤務
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小川真一郎:1961年生まれ 結翔の父 区議会議員 子供の教育問題に取り組む文教委員 巨根
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小川由美子:1964年生まれ 結翔の母 専業主婦 フラワーアレンジメント教室を開いている
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杉浦慎吾:2003年生まれ K大学医学部3年 さくらの小論文の家庭教師 2023年6月(大学2年)からさくらと交際 早漏 2023年8月包茎手術
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杉浦陽介:1974年生まれ 慎吾の父 内科開業医 区医師会副会長 
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杉浦秀美:1979年生まれ 慎吾の母 専業主婦 ピアノ教室を開いている 愛桜の大ファン
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田島 蒼(あお):2004年4月12日生まれ K大学付属K男子高校3年 さくらと同級生の彼氏 サッカー部 身長164cm 2017年に父は家出 2021年3月に母は失踪 2022年9月15日首吊り自殺   
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吉田有紗:1964年生まれ 弁護士 K女子中学校高校出身 K女子高校同窓会長
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高畑みずき:1964年生まれ K女子高校養護教諭
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島田弥生:2023年当時40歳前後 産婦人科医師(A病院勤務) K大学医学部産婦人科所属 
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茗ケ原(みょうがはら)みゆき:1986年生まれ 2011年25歳で妊娠 2012年26歳で結婚 2014年28歳で独立しイタリアンレストラン「Mother」
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茗ケ原(みょうがはら)健一:1986年生まれ みゆきの夫 婿養子
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茗ケ原(みょうがはら)裕之:1969年生まれ 陽子の兄 みゆきの父
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茗ケ原(みょうがはら)陽子:1970年生まれ 裕之の妹 みゆきの母 2014年乳がんで死去(44歳)
____________________________________________鈴木聖羅(せいら):2001年生まれ 愛菜の中学校からの大親友 K大学卒 新体操部 彼氏は健太君 2024年10月健太との子供を妊娠、その後中絶、健太と別離
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山田美咲:綾の桑都八王子東高校の同級生 新体操部副キャプテン ケーキ作りが趣味
____________________________________________水野さん:2020年当時30歳くらい 綾のイラスト担当敏腕編集者 B出版社勤務
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