※この作品はR-18です。

青い蕾の誘惑  幼い少女のエロ短編集   作:みなぽん

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愛のない家庭に耐え、かねて家出をした彼女は公園で1人の男に声をかけられる。
寂しい心を埋めるように男の家に連れていかれた綾女は、、。


ネグレクト少女の幸せ探し 小学5年生 桐野綾女の日記

ネグレクト少女の幸せ探し 小学5年生 桐野綾女の日記

 

綾女の日記(5月17日 水よう日)

きょうも、お母さんは朝からずっと寝てた。

お父さんは、夜おそくまで帰ってこなかった。

わたしが学校から帰ってきても、だれも「おかえり」って言ってくれなかった。

ドアをあけたときの音が、家のなかでひとりぼっちにひびいて、

すごくさびしかった。

 

テレビをつけたら、にぎやかな音がした。

でも、わたしのとなりにはだれもいなかった。

ごはんもなかったから、パンのはしっこをたべた。

かたくて、あんまりおいしくなかった。

でも、だれも何も言ってくれないよりは、ましだった。

 

お母さんとお父さんは、わたしのことがきらいなのかな。

わたし、ちゃんと学校いってるのに。

先生にも「えらいね」って言われるのに。

どうして、ぎゅってしてくれないの。

どうして、「大すき」って言ってくれないの。

 

お母さんの手、ちいさいころはあったかかった。

お父さんのかお、わらってるときはだいすきだった。

あのときみたいに、もういちど、

わたしのこと、見てほしい。

 

ねえ、お母さん。

ねえ、お父さん。

わたし、ここにいるよ。

ちゃんと、ここにいるのに。

どうして、わたしのこと、いらないの?

 

綾女の日記(6月2日 金よう日)

もういや。もう、がまんなんかしない。

お母さんも、お父さんも、わたしのことなんて見てないくせに。

わたしが話しかけても「あとで」とか「うるさい」とか、

ぜんぜんこっち見てくれないじゃん。

ごはんも作ってくれないし、

おふろも「自分でやれ」って。

テレビとスマホばっかり見て、

わたしのことなんていないみたいにしてるくせに。

わたし、ほんとはずっと、

「ぎゅってしてほしい」って思ってた。

「がんばったね」って言ってほしかった。

でも、そんなのぜんぜん言ってくれない。

笑ってほしかったのに。

みてほしかったのに。

わたしのこと、どうでもいいんでしょ?

だったら――いなくなってもいいよね。

だれも気づかないでしょ。

だれもさがしにこないでしょ。

それなら、わたし、いなくなってやる。

いま、ランドセルの中に水とパンとノートいれた。

ちょっと重いけど、だいじょうぶ。

わたし、ひとりで行ける。

家より、外のほうがきっとまし。

この家にいると、むねのなかが

ずっとギュウッて痛くなるから。

お母さん、お父さん。

わたし、ほんとは――すこしでもいいから、わたしのこと、

見てほしかったんだよ。

でも、もういい。もう、おしまい。バイバイ。

 

夜の町を歩く綾女

夜の風が、思っていたよりもずっと冷たかった。

パーカーのすそをギュッとにぎって、わたしは住宅街の道をとぼとぼ歩いた。

家のあかりが、どこもあったかそうに光ってる。

テレビの音とか、笑い声がすこし聞こえてきて、

わたしの胸のなかがチクッとした。

「いいな……」思わず、声がもれた。

となりの家のお母さんが、子どもに「はやくお風呂入りなさ〜い!」って笑ってる。

その声が、なんだか心にささる。

わたしだって、あんなふうに、よばれたかった。

あんな声で、名前をよばれたかった。

でも――。あの家にいたら、わたしはずっとひとりぼっちのまま。

お母さんは、わたしを見てくれない。

お父さんは、いつもいない。いないのとおんなじ。

「いなくてもいいなら、ほんとにいなくなってやる」

歯をギュッとかみしめて、足をはやめた。

ランドセルのなかで、ペットボトルの水がゴトッと音を立てる。

ちょっと心細いけど、泣きたくない。

泣いたら、まけた気がするから。

わたしは強い。強くならなきゃ、だれも守ってくれないから。

公園に着いた。

昼間はちっちゃい子があそんでるブランコも、いまは黒くて冷たい鉄のかたまりみたい。

ブランコに腰をおろすと、ジンと冷たさが体にひろがった。

空を見上げたら、星がすこしだけ見えた。

「わたし、ほんとに、ひとりなんだな……」

声に出したら、夜の空気にまぎれて消えていった。

涙が、知らないうちにほっぺたをつたってた。

自分でぬぐったら、手がびっしょりぬれてた。

「……泣きたくないのに」声がふるえた。

そんな私の前に暖かいコーヒー缶が不意に目の前に現れた。

「……え?」

驚いて顔を上げると、スーツ姿の男がブランコの隣に立っていた。

「寒くない?」低めの落ち着いた声。

少し疲れたような目元だけど、優しそうな雰囲気。

「お母さんは?お家出ちゃったの?」

「……」答えられない。口を開けば泣きそうで。

「嫌なら飲まなくていいよ。でも寒そうだから」

男は自分の分の缶コーヒーも取り出して座った。

しばらく無言で並んでブランコに揺られる。

空っぽの胃袋が小さく鳴って恥ずかしかった。

「腹減ってない?おじさんすごいはらぺこでね、実はコンビニ強盗でお弁当を盗んで、逃げてきたところなんだ」

冗談めいた口調で笑う。不思議と怖くなかった。

「嘘つき」つい突っ込むと、「バレたか~」と大袈裟に肩を落とす。

少しだけ笑えた。久しぶりに口角が上がった気がした。

「よかったら、おじさんの家でお弁当食べないかい?実はたくさん買いすぎちゃって困ってるんだ。」

おじさんのレジ袋の中には、お弁当とおにぎり、そしてビールとおつまみが入っていた。私の好きな唐揚げも入っている。私のお腹がキューとなった。

あまりの勢いにおじさんは吹き出した。「ほらね?これ食べてから考えれば良い」そう言って私の手を握り締めてきた。

――その瞬間、思わず身が固まった。体温が伝わってくる感覚。

まるで他人の体温に触れるのは、ものすごく久しぶりだった。いつぶりだろう。

おじさんの手のひらは少し荒れていて、けれど温かかった。

「……ねぇ」私が口を開くと、おじさんは少しだけ首を傾げた。「おじさんと一緒に行こう」私の声に応えるように、おじさんの瞳が一瞬だけ揺れる。その表情の意味を考える前に、私はすでに立ち上がっていた。ランドセルの重さが背中にくっきりと感じられたけれど、もう苦ではなかった。

おじさんの袖を引いて歩き出す。彼は少し驚いたように後ろから付いてくる。公園を出るとき、振り返ると、黒い夜空の中で小さな星が一つだけぽつんと光っていた。

その輝きは眩しいほど明るく見えるのに、決して届きそうもない場所に浮かんでいるようで、どこか切なかった。

おじさんの家は公園の近くにあった。普通の一軒家、こんな大きな家におじさん1人じゃ寂しいだろうなって思った。子供も奥さんもいないようだ。

「もう秋だねちょっと暖房つけようか?そのレジ袋の中の好きなの食べていいよ。」おじさんはレジ袋を差し出す。

私をリビングのソファに座らせた。私は夢中になってお弁当を食べた。おじさんは唐揚げも食べっていいよと言ってくれた。そして私が食べている。横であったかい。お味噌汁も作って出してくれた。久しぶりに人間らしいものを食べて、なんだか目頭が熱くなってしまった。おじさんは私の隣に座りおつまみをつまみながらビールを飲んだ。

そして、優しい声で私に聞いた。

「君のお母さん心配してないかな?喧嘩しちゃったの?」おじさんが聞く

「本当は、うちのお母さんは忙しいから……」言いかけた声が途切れ、胸の奥が急にきゅっと締め付けられる。「……何もしてくれないの」泣きそうな気持ちを押し殺そうとするけど上手くいかない。唇が震えて、喉が詰まって、声にならない嗚咽が漏れた。

すると突然、おじさんの腕が私の肩を包み込んだ。抱き寄せられた瞬間、全身にその温もりが広がっていく。柔らかくも力強い温かさに包まれて、呼吸が自然と深くなった。

「辛かったね……」おじさんの声は低く優しく響いた。「抱きしめてもいいかな?」その問いかけに頷く代わりに、自分からおじさんの胸へと身体を預けた。おじさんは壊れ物を扱うように優しく私の背中を撫でながら言う。

「……一人で頑張って偉いね」その一言が、ずっと欲しかったものだと気づいた瞬間だった。止まっていた時間が動き出し、涙と一緒に溜まっていた感情が溢れ出す。「うぅ……」堪えきれず漏れた声は微かだったけれど確かな重みを持って私の耳に響いた。

おじさんの部屋は散らかっていてちょっと汚い。お酒の瓶があちこちに転がり。カップ麺の容器などが放置されていた。「ごめんね。ちょっと散らかっているね。片づけるの面倒臭くて……」「お風呂沸かすから入りなさい」

おじさんがお風呂を沸かしてくれる間、私はシャツのボタンをゆっくり外していく。肌に貼り付いた汗の感触が不快だった。

浴室に入り蛇口を捻ると温かい湯がシャワーから降り注いだ。思えば何日もお風呂に入れてなかったんだ……。冷えた肌に染み渡る熱が心地よく感じられて少しだけ安堵のため息が出てしまう。湯気で曇った鏡越しに自分の顔が映るのを見た。

濡れた髪の毛先から滴る雫が頬を伝い流れ落ちていく。

お風呂から上がり脱衣所の棚に置かれていたタオルで体を拭く。脱衣所の隣で洗濯機が回っている。

「綾女ちゃんの洋服、汚れてたから今洗ってるよ乾燥機かけるからすぐ乾くよ」おじさんは優しく微笑みかけてくれた。私はタオル一枚巻いただけで出て行くと「綾女ちゃんこれ着なよ」おじさんはTシャツを貸してくれた。

サイズは大きめだが腰のところ紐で縛るとぴったりになった。下着は女の子らしくて履いているだけでうれしかった。

おじさんは洗濯物を干すと「綾女ちゃんベッドに行く?俺眠くなってきた」

「ベッドは一つしかないんだけど一緒に寝てくれるかい?」

その時私は警戒すべきだったと思う。でも、誰かの隣に寝る。それがとってもうれしかったんだ。

おじさんはベッドに腰掛けると布団を捲り私の手を引いた。私はおじさんの隣に潜り込むとおじさんはそっと腕を回してきた。私もそれに答えるようにおじさんの胸に顔を埋める。

お互いの体温を感じながら私達は寄り添い合った。

 

 

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おじさんの太い腕が私の頭の下に差し込まれる。硬いけれど温かいその腕に頭を載せると、なぜかほっとした。初めて会った人にこんな風にされるなんて、。

冷たい足先が温もりを求めて無意識におじさんの腿に触れた。すると突然、おじさんの腕が動いた。

反射的に身構える、伸ばされた腕が偶然私の背中に触れる形になり、私はさらに身を縮めた。

「綾女ちゃんはちっちゃくて柔らかくて、まるで子猫みたいだな。撫でてもいいかい?」

その言葉に警戒するが同時に期待してしまう自分がいる。

彼の掌がゆっくりと私の背筋を辿るように滑り降りてくる。その手つきは予想以上に繊細で優しかった。骨張った指先が肩甲骨の窪みをなぞり、次第に下腹部へと移動していく。敏感な部分に近づくにつれ鼓動が高鳴り始めた。「怖いことなんてしませんよ」低い声で囁かれると同時に背中に圧力がかかり仰向けにされる。

一瞬抵抗しようとしたもののすぐに力を抜いた。抵抗しても無駄だと悟ったから?むしろもっと触れて欲しいと思う自分がいたような気がする。

「嫌だと思ったらすぐに言ってね」そう告げて再び愛撫が始まる。

「綾女ちゃんのお腹の肉はもちもちしてるね」彼の唇が私の首筋へと吸い付く。

吸いつきながら舌を這わせてくるその感触に鳥肌が立ち身を捩る。しかし拘束されているためほとんど動けなかった。

「やめて……」震える声で懇願した瞬間衣服越しに乳首を摘まれた。

ビクンッ!!!と大きく反応してしまう自分の体に戸惑う暇もなく、今度は両方の乳房全体を揉まれた。

自分の欲望をぶつけようと言う一方的な触り方じゃない。まるで大事なものは使うように私の体を優しく触ってくれた。「綾女ちゃん可愛い❤️天使みたいだ」おじさんのささやきに、私は頭がぼーっとなった。そして、求められるままに、唇を重ねた。

最初は軽く触れ合う程度のキスだったけどだんだん激しくなっていきやがて舌同士が絡み合った。

唾液が混ざり合い互いの吐息が交わる濃厚なキスに酔いしれた。

「綾女ちゃん可愛いね。いっぱい触ってあげるからね」彼の言葉通り至る所にキスをされた。

気がつけば、私は全裸になっていた。「ああ、とっても綺麗だ。全てを見せて 」

舐められ吸われ時には甘噛みされ、全身くまなく愛された。誰かに求められると言う状況が、私から正しい判断力を奪っていた。「綾女ちゃん、気持ちいいこと教えてあげる 」

「あっ……そこっ……」膣口を弄られ思わず高い声が出る。クリトリスを擦られてビクビク震えた。

「すごい濡れてるよ。綾女ちゃん気持ちいいの?」その言葉に顔が赤くなるのが分かった。

でも否定できないくらい感じていたのも事実だ。

指が一本入れられるだけで身体が跳ね上がってしまうほど敏感になっていたのだ。

「処女なのに綾女ちゃん凄く感じやすいんだね」ニヤリと笑われ羞恥心を煽られる。

しかし同時に興奮していたことも確かだった。

「イクって体験したことあるかな?」おじさんが聞く。私は恥ずかしさのあまり顔を覆った。

「わかんない」正直なところ分からなかったのだ。

「じゃあ教えてあげるね。すごく気持ちよくなって頭が真っ白になる瞬間。その時は『イク』って大声で叫ぶんだよ?」そう言いながらクリトリスを舐め同時に膣内を優しく掻き混ぜた。おじさんの舌が触れるたびに、私の体がビクビクと痙攣した。「あっあ゛あっ、、いやだ。変な声出ちゃう。」私は初めて自分の喘ぎ声を聞いた。

 

 

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その声は甘ったるくてまるで別人みたいだった。恥ずかしさが込み上げてきたけれどそれを打ち消すくらいの快感が押し寄せてきた。「ひぃいっ!!!」クリトリスを吸われると同時に膣壁を指先で引っ掻かれた瞬間頭の中で何かが弾けたような衝撃を受けた。視界がチカチカして身体が弓なりに反り返る。

「これが絶頂っていうんだよ。どうだったかな?」おじさんは優しく微笑みながら私を抱きしめた。そしてまたクリトリスに吸いつくと同時にGスポットを刺激し始めた。

「あ゛あ゛、おじさん、好きぃ、それ、やばぃ❤️あ、 あっ、  あ、 あ゛すごっ、私だめになっちゃう❤️」

何度も何度もイカされて気が狂いそうになった。

膣が締まって、弛緩して締まって弛緩して、もう自分がどんな顔をしているのか分からない。

快楽が頭を支配した。もっともっとと求める様に自ら股を開いた。

「綾女ちゃん、今日は大人の階段を登ったね。でもまだおちんちん入れるのは許してあげるね。おじさんは君を傷つけたくないんだ。いつか大好きな男の人に君の初めてをあげるといいよ。」おじさんは優しくキスをした。

親にも求められない。自分が誰かに求められるなんてことがあるようには思えなかった。だから私はあの瞬間、おじさんの体にぎゅっと抱きついて叫んでいた。

「おじさんがいいよ、綾女に挿れてください」自分でも驚くくらいの大胆な発言だった。

しかし彼は満足げに微笑み私に覆い被さってきた。

「綾女ちゃん 君はなんて可愛いんだ。おじさんが守ってあげる。命に変えても守ってあげる。とってもかわいいよ。」おじさんはすごく嬉しそうな顔して私にキスをした。私はおじさんが勢いで語ったに過ぎない。言葉に歓喜していた。それは私がずっと求めていた言葉だったからだ。守るという言葉に私の心が震えた。おじさんに守られていると感じることがなによりも嬉しかった。愛してると言われたような気がした。生まれて初めて私は幸せを感じた。

「綾女ちゃん本当にいいの?本当におじさんので君を汚してしまってもいいのかい?」

「おじさん♡挿れて♡お願い♡早く♡」私はもう我慢できなくて自分で足を開いて見せた。

「綾女ちゃんの初めてをもらうよ」

おじさんは私の股間に顔を埋めるとペロペロと舐め始めた。

「綾女ちゃんは味も可愛いな」おじさんは興奮しているようで鼻息が荒い。「おじさん♡お願い♡挿れて♡早く♡」私はもう待ちきれなくて自分から腰を振っていた。

「綾女ちゃん……挿れるよ」おじさんはそう言うと一気に挿入してきた。「痛ッ!!」私は痛みで悲鳴を上げた。

おじさんは心配そうな顔で見つめてくれたけど私は笑顔を作り言った。

「大丈夫だよ。もっと動いて」私はおじさんに抱きつきキスをした。その時私の膣内から血が出てきた。

「綾女ちゃん……本当にいいの?」おじさんは心配そうな顔をしていたが私はニッコリ笑って頷いた。

「おじさん大好き❤️大好き❤️おじさん以外要らないの」私はおじさんに抱きついた。

「綾女ちゃん……動くよ」おじさんは私の腰を掴むと激しくピストン運動を始めた。

ズチュッヌプッジュポッと卑猥な音が部屋中に響き渡る。おじさんは容赦なく私の膣奥を突きまくる。

「おじさん!好き!大好き!」私はおじさんの背中に爪を立て必死にしがみついた。おじさんはますます興奮したようにスピードを上げていく。やがて限界が来たのか呻き声と共に熱い液体が膣内に放たれた。私は絶頂を迎え痙攣しながら意識を失った。気がつくと私はベッドの上で眠っていた。

 

夢の中でお母さんの声がした

「綾女!綾女!」目を開くとそこには泣きそうな顔をした母親が立っていた。

「綾女?よかった」そう言って私を抱きしめてくれた。

場所はあのおじさんの部屋。

おじさんは服を着て警察の人に手錠をかけられていた。

「瀬川雄二32歳、未成年者の誘拐と性的暴行の現行犯だな。すぐに出れると思うなよ。」

おじさんの顔には、何発か殴られた跡があった。

私は混乱した。私の頭は真っ白になった。あのおじさんは悪いことをしたわけじゃ無い。

私を助けてくれただけ。私は助けを求めている子供だった。

なんでそんな悪い人を見るような目で見るんだろう?

ああ、私達の関係は家族に愛された人たちには理解できないんだ。

私の心はお父さんとお母さんに殺されていたんだ。

私はおじさんを庇うために起き上がってその場で土下座した。

「おじさん悪くないです!私が勝手について行って。私がセックスしてってお願いしたんです。ごめんなさい。おじさんを離してください!」そう叫んだ。でも警察官は怪訝そうな顔をしておじさんを連行していった。

「すいません、この子、混乱してるみたいで」

お母さんは私を叱る。私は言い訳をする。おじさんは悪い事なんかしていない。

おじさんは優しい人だった。私を愛のない両親から守ってくれるって言ったんだ。

 

お母さんは警察に前では優しい母親を演じていたけど、家に着くなり本性を表した。

「忙しいのに、マジで迷惑だわ、いっそ死んでくれればいいのに」

お母さんの本心が現れた。

でも今は悲しんでいる場合じゃない。おじさんを助けなければ。私は学校に行かずに警察所に行った。

そしておまわりさんに直接頼んだ。

「おじさんは悪い事なんてしていない。おじさんは私を愛してくれたんだよ」

「うーん、綾女ちゃん、君は、悪い大人に騙されているんだよ」

私は呆然としていた。私とおじさんの絆は認められない。それどころか犯罪者と加害者の関係だって?信じられない。

「加害者って誰のことですか?悪い大人なら家にいます。私のお母さんとお父さんは、私にご飯を食べさせてくれません。洗濯してくれません。お風呂に入らせてくれません。声をかけてくれませんません。今日もいっそのこと死んでくれればいいのにって言われました。そんなことをずっとずっとずっとずっと私は我慢してきたんです。あの日おじさんの家に行って、あったかいご飯を食べて、お風呂に入れてもらって、優しい言葉をかけてもらって、大事にしてもらって、私の心は救われました。その時の私の気持ちわかってくれませんか?初めてあったかい気持ちになれたんです。なのになんでお巡りさんは私からおじさんを奪うんですか?被害者ってなんですか?本人が違うって言ってるじゃないですか。お願いだから、誰にも愛されなかった私のお願い1つくらい叶えてよ。おじさんを出してあげて。」

 

私は大声で泣きながら叫んでいました。お巡りさんが止めだけど、私は何度も何度も叫んでいました。もうボロボロ泣いて、警察署の床に土下座して、頼んでいたんです。

警察の窓口の周りにたくさんの大人が集まっていました。みんな同情の眼差しを向けています。「ちょっと待っていてね綾女ちゃん」おまわりさんも困った顔をしています。私はベンチに腰を下ろしました。警察署の玄関でおじさんの帰りを待ちます。

「瀬川雄二、釈放だ、だからと言って、小さな女の子に変な気持ちを起こすなよ!」おまわりさんに突き飛ばされるように、おじさんが出てきました。私は走り寄りました。おじさんは驚いた様子です。

「綾女ちゃん!」

「おじさん!」2人は抱き合いました。もう離れたくありませんでした。

「おじさん愛してる❤️おじさんと結婚する❤️綾女をお嫁さんにして❤️」

「綾女ちゃんは僕の天使だ。必ず迎えに行くから待っていてくれ」

「嫌だ!今すぐ連れていって欲しいの!」

「大丈夫だよ。おじさんは君を大切にするって決めたんだ。必ず綾女ちゃんを迎えに行くから」

おじさんはとても優しい顔をして言いました。

あれからいろいろありました。私は児童相談所に行き保護を要請しました。そして両親の家から出ることができました。それと同時に両親と絶縁し、瀬川のおじさんと養子縁組をしました。結婚とは違うけど、私はおじさんの家に一緒に住むことになったのです。

エピローグ

あれから一年が過ぎた。児童相談所での手続きと裁判所の審判を経て、私は晴れて「瀬川綾女」になった。養子縁組。結婚ではないけれど、血の繋がりを超えた家族として、おじさん——ううん、お父さんと一緒に暮らすことになったのだ。

あの事件は、私にとって暗い影ではなく、希望の光だった。

「お父さん、おはよう!今日は卵焼きにして!」

新しい家のダイニングテーブルで、私は元気に挨拶する。お父さんは、少し焦げた卵焼きを私の皿に乗せてくれた。

「綾女は本当にこれが好きだね。上手く焼けなくてごめんね」

以前のような派手なスーツではなく、質素なトレーナー姿のお父さん。以前の無精髭もなくなり、清潔感のある短髪で、優しい笑顔を私に向ける。

「ううん、お父さんが作ってくれるものなら、何でも美味しいよ!」

そう言うと、お父さんは照れたように頭を掻く。

毎朝のこの時間。これが私の幸せだった。

お父さんは、以前のように荒れた生活からは完全に足を洗った。

昼夜問わず仕事を掛け持ちし、私が学校に行っている間も働き続けている。私が寂しくないようにと、休日は必ず一日中一緒にいてくれる。

料理も掃除も下手だったけど、私と暮らすようになって一生懸命練習してくれた。最近では簡単な晩ごはんも作れるようになったし、洗濯物の畳み方も覚えた。

私が「これ可愛い!」と言ったクマのキャラクターのタオルケットも、こっそり買ってきてくれた。

「綾女が喜んでくれるのが一番嬉しいんだ」と言ってくれるお父さん。

かつて私を公園で拾ってくれた優しい手は、今では毎日私の髪を優しく撫でてくれる。私が眠れない夜は、ただ黙って抱きしめてくれる。

あの日、私を守ると言ってくれた言葉は嘘じゃなかった。お父さんは文字通り、私をこの世のすべての悪意から守ろうとしてくれている。

「綾女、学校はどうだい?新しい友達はできた?」

夕食時、お父さんが心配そうに聞いてくる。

「うん!クラスの子たちと仲良くなったよ。算数も国語も楽しいし」

嘘じゃない。毎日が輝いている。

以前の私からは想像もつかない充実した日々。お腹いっぱい食べられるご飯。暖かいお風呂。毎日替える清潔な下着。そして何より、私を心から愛してくれる人がそばにいる。

「そうか……良かった……本当に良かった」

お父さんの目には、時々涙が浮かんでいる。

私は知っている。お父さんが時々、あの晩の自分の罪深さや私の将来を案じて苦しんでいることを。それでも、私を見つめる目はいつも慈愛に満ちている。

「綾女ちゃんのお父さんは優しいね」友人がいう。

私は胸を張って答える。「うん!世界一のお父さんなの!」

 

夜、私はベッドの中で天井を見つめる。

ここはお父さんと私が一緒に選んだ大きなダブルベッド。もちろん、今ではもう「そういうこと」はない。お父さんは「綾女が大人になるまでは」と言って、私をただの娘として扱ってくれる。あの夜のように抱いて欲しいと言う気持ちもあるけど、今は私を大事に思ってくれていることがとても嬉しいし、信頼できる。

あの夜のことは、遠い昔のことのようにも、つい昨日のことのようにも思う。

初めて肌を重ねたあの夜。

お父さんが私に「愛してる」と囁いた夜。

あれは嘘偽りのない、私たちだけの真実だった。

お父さんがくれた温もりは、今も私の心を温め続けている、私は18歳になったら、もう一度お父さんに抱いてもらうつもりだ。そしてこの人の女になると決めている。

お父さんがくれた言葉は、今も私の道標になっている。

「綾女ちゃんは僕の天使だ。必ず迎えに行くから待っていてくれ」

約束は果たされた。私たちは今、ここにいる。

隣で静かに寝息を立てるお父さんの寝顔を見つめる。疲れているだろうに、その顔は穏やかだ。

私はそっと手を伸ばし、お父さんの手に重ねる。

大きな手。少しだけカサカサしているけれど、とても温かい。

「お父さん、ありがとう」

声に出さずに呟く。

あなたに出会えて本当に良かった。

あなたが私を選んでくれて本当に良かった。

この幸せな日常をくれて、本当にありがとう。

窓の外では新しい朝が始まろうとしている。

鳥のさえずりが聞こえる。

私は再び目を閉じる。

明日もまた、お父さんとの新しい一日が始まる。

愛する人と共に過ごす朝を迎えることができる幸せを噛みしめながら。

この手の温もりだけは、永遠に変わらないと信じて。

 

おしまい。

 

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