飯田 亜美 当時中学1年生
お兄ちゃんがキモ過ぎる。
最近お兄ちゃんの私を見る目がまともじゃないんです。ねっとりとしたいやらしい目で私の体を見てきます。
お風呂上がりとか意味もなく、近くに寄ってきて、匂いを嗅いできたり、最初は気のせいかなって思ってたんだけど、そんなある日私は見ちゃったんです。お風呂場の前の洗濯カゴの脱衣所から私の小さなパンティーを取り出して、顔に押し付けているお兄ちゃん、そしてお兄ちゃんの右手は股間にむき出しになった汚らしい欲望をしごいていました。
「亜美のおまんこの匂い!亜美❤️亜美ぃぃっーーーーーーーー❤️」お兄ちゃんが叫ぶと、同時に、私のパンティーを、その汚いむき出しのおちんちんにかぶせてヘコヘコと腰を振りました。握り締めたパンティーの隙間から白濁した液体が垂れるのが見えました。カーテンの鍵に隠れて見ていた私の鼻に独特の男の人の匂いが漂ってきました。私は震える足で必死に距離をおき逃げるように自分の部屋へと行きました。
昔は仲の良い兄と妹だったと思います。でもいまのお兄ちゃんは違う。間違いなく私の体を性的な目で見てくる。それが嫌なんです。
6月10日(木)
今日もお兄ちゃんは私の後をつけ回している気がします。夕方、部屋で勉強していたら突然ノックなしでドアが開いて、「亜美~ちょっと来て」と言われました。いつもの「お医者さんごっこ」の時間です。本当は行きたくないけど、逆らったらもっとひどいことをされるような気がして、いつも通り部屋に行きました。
ベッドに座らされて、「診察するぞ〜」と言われたので、言われるままにパジャマのボタンを外しました。もうこのやり取りに慣れてしまった自分が悲しいです。胸を押されたり揉まれたりするのはいつものことで、「異常はないか調べてるんだよ」と言われると何も言えません。
今日は特に長い時間をかけて胸だけ触られた後、「下はどうかな?」と言われてパジャマのズボンを降ろされました。「待って……そこはまだ……」と言うと、「大丈夫だよ、俺がちゃんと診てあげるから」と言って無理矢理足を開かせられました。手でおまんこを広げられて、「きれいなピンク色してるね〜」と言われて泣きそうになりました。指で少し触れられて、「痛かったら言うんだぞ」と言われましたが、怖くて声が出ませんでした。
終わった後、「また明日ね」と言われたときには体がガタガタ震えていました。
6月15日(火)
昨日は学校の帰りにお兄ちゃんが迎えに来てくれましたが、車の中で急に変な質問をしてきました。「亜美ってブラジャーしてる?」「生理きた?」みたいな……。恥ずかしくて答えなかったら、「じゃあ俺が確かめてあげようか」なんて冗談っぽく笑われてゾッとした。
家に着いたらすぐに2階に上がろうとしたのに引き止められて、「診察室」に連れ込まれました。今日は初めて舌を使われました……おっぱいに吸い付かれたり舐められたりして気持ち悪かったです。あとから知ったのですが「赤ちゃんみたいだよね!」と言われたそうです(兄が誰かに自慢したらしい)。
そういう行為だとわかってやってるならなおさら酷い人だと思います。
7月3日(月)
もうすぐ夏休みが始まります。楽しみだけど不安もあります。だって一日中ずっとお兄ちゃんと一緒だから……。
昨日は夜中に寝ている時に布団に入ってきて抱きつかれてしまいました。
「一緒に寝たいだけだよ」って言ってくれたけど絶対嘘だと思う。首筋舐められたりスカートの中まさぐられたりして本当に怖かった。途中で目覚めた振りをしたら慌てて離れてくれたけど、それでも何かされてる最中でした。おそらく私の体におちんちん押し付けていたんだと思います。
8月8日(火夏休み中)
ついに一線を超えてしまいそうです。昨晩「特別な検査がある」と言われて全裸になるよう命じられました。もちろん拒否権はありませんでした。
仰向けになって脚を開かされた状態で見つめられながら、「ここどうなってるかわかる?」と聞かれました。知らないフリしたところ指三本入れられました! クチュクチュ音立てられながら動かされてたらなんだか変な感じになっちゃって「ほら濡れてきたよ」って言われてショック受けました。それから何度も繰り返し弄ばれました……最後には白くてトロトロしたものを塗られたりして本当に泣き出しそうだったんですが耐えました。
9月11日(金新学期初日)
今朝久しぶりの学校なので緊張していましたが何とか頑張れました! クラスメイトたち元気そうで良かったです!
放課後帰宅すると玄関先で待ち伏せされてて「おかえり〜」とか言いながらすぐさま抱き着いてきて耳元で囁かれました「今日から毎日診察開始だよ?」これ以上続けたくないし誰か助けを求めようと思うのですがあまりにも恥ずかしくて親にも友達にも相談できないんですよね……。これから一体どうなるのでしょうか……?
10月1日(土)
今日こそ終わりにしたいと思いながらもお兄ちゃんの部屋に向かってしまった自分が情けないです。
「今日は新しい検査をするよ」と言って机から何か取り出したのはピンク色の小さな道具。
「バイブレーター」という名前だと教えてくれましたが使い方は分かりません。「ここに当ててごらん」と言われても恥ずかしくて手を伸ばせませんでしたが、お兄ちゃんが勝手に握らせてくれました。
スイッチを入れるとブルブル震え出す感触が不思議でした。それをそっとクリトリスに当てると体が跳ね上がるほど気持ちよくなって思わず大きな声を出してしまいました。
「可愛い声だね~」と言って笑うお兄ちゃんの前で私は何度も「だめっ!」と言いましたが止めてもらえず、気づけば下半身がビクビク痙攣して頭真っ白になって倒れてしまいました。
これが「イク」ということなんでしょうか?
10月8日(土)
あれ以来毎日のように「検査」が続きます。今日もお兄ちゃんのベッドでM字開脚させられてクリトリスを責められました。
最初は怖くて仕方なかったけれど、繰り返すうちに体が勝手に反応するようになってしまって……悔しいことに何度もイカされてしまいました。
特に乳首を軽く噛まれながらバイブを当てられると意識が飛びそうになります。お腹の奥がキューンとなって切なくて涙が出るんです。
「亜美の体は正直だなぁ」なんて言われて屈辱的です。
11月14日(金)
とうとうお兄ちゃんに男性器を見せつけられました。
「これをちゃんと確認しないといけないんだ」と言いながらパンツ越しでも分かるくらい大きく硬くなったモノを持ってきました。
最初は見るのも嫌でしたが、「触らないと治療できないよ?」と言われて渋々手を伸ばすしかありませんでした。
熱くて脈打つその塊は想像以上にグロテスクで吐き気さえ覚えましたが、「優しく扱ってくれないと痛いんだぞ」と脅されて恐る恐る上下に動かしました。
しばらくすると透明な粘液が出てきてヌルヌルになり、「あぁ気持ちいい……」と喘ぐお兄ちゃんを見ている内に複雑な気分になりました。
12月23日(火)
昨日から新しいステップが始まっています。
シックスナインという体勢でお互いの性器を舐め合うという行為です。
「嫌なら目を閉じてれば良いから」と言われましたがそんな簡単なものではありません。生臭さに耐えきれず何度も嗚咽しそうになりましたし、逆に自分の方もペロペロされると変な声が出てしまいます。
そして今日ついに口に出されました……大量の苦い液体を飲まされて咳き込んだ時には涙が溢れました。
「初めてなのに上手だったね」と褒められても嬉しくありません。
いつまで続くのかと思うと暗澹たる気持ちでいっぱいです。
1月5日(土新年明け)
年末年始はずっとお兄ちゃんと一緒でした。それはつまり連日連夜の「診察」があったということです。
特に元旦は家族が揃っていたので昼間は普通に過ごしていましたが夜中になると二階の寝室で再び始まりました。
既に身体的に慣れてきたのか刺激への耐性が増したように感じられますが精神的には限界かもしれません。
今宵ついに最終段階まで進んでしまいました。
避妊具なしでの挿入です。
ゆっくり侵入してきた感覚と共に激痛が走りました。血が出ています。結合部が裂けるような痛みを感じて叫びたくなる程でした。
でも途中からは不思議と和らいできてむしろ快楽すら覚え始めてしまいました……最悪です。これじゃまるで共犯者みたいです。
3月17日(水春休み中)
毎日のようにお兄ちゃんと繋がります。
最初は辛かったけれど今ではそれなりに気持ち良くなってしまっている自分が怖いです。時々意識してしまうことがあるのですがきっと罪悪感による錯覚でしょうね……
ただ最近になって思うことがあります。もし誰かに告げた場合どうなるのでしょう?
家族会議でしょうか?警察沙汰かもしれませんね。いずれにしても壊れてしまうと思うので黙ったまま耐えるしかないようです。
6月22日(金梅雨シーズン)
梅雨の晴れ間に少し外出しようと家を出ようとしたら呼び止められてしまいました。
そのまま庭先で立位の状態で犯されました。誰かに見られるかも知れないと思うと興奮してしまう自分が信じられません。
この異常事態にも関わらず下半身はしっかり反応していて膣内に入れた瞬間から絶頂寸前まで追い詰められていきました。
抜かないままバックに移行されて激しく突かれて結局大量放出されてしまいました……子宮口近くまで注ぎ込まれる感覚は何とも言えず背徳的です。
これ以上続けるべきではないとは思いつつ抗えない欲望と戦っています……。
汗まみれになりながら何度も達してしまった自分自身を恨めしく思います。
このまま堕落していくしかないのだろうかと悩み続けていますが解決策を見出せません……
6月23日(金)
兄との性行為 繰り返されました……もう何も考えられない状態でした。
「亜美、もっと欲しいだろ?」そう囁かれながら腰を打ち付けられると、頭の中で火花が散るように快感が爆発します。
汗と涙と愛液が混ざり合った不思議な香りが立ち込めています。
もう何時間経ったでしょう?数え切れません。ただひたすら求められるがままに応じていました……この異常な空間が日常になっている恐怖を感じつつも抜け出せません。
「あれ?」突然ドアの方から声が聞こえたような気がしました。次の瞬間、背後から冷たい空気が流れ込んできます。
「あなたたち何してるの?!」
お母さんの驚愕した表情が目に焼き付きました。半裸で絡み合う私たちを見て凍りつくお母さん。私は慌てて服を掴もうとしますが間に合いません。
「離しなさい!!」お母さんが私の方へ駆け寄ります。お兄ちゃんの腕が振り払われて床に落ちました。
「おい!何するんだよ!親父にチクってもいいと思ってんのか?」お兄ちゃんが怒鳴ります。
「あなたは狂ってるわ!」お母さんが震える声で叫びます。その時二階の階段からお父さんが飛び出してきました。普段温和なお父さんの目つきが豹変します。
「この野郎!!妹に手ぇ出すなんてふざけるのも大概にしろ!!」
凄まじい速さで距離を詰めたお父さんはお兄ちゃんの髪の毛を鷲掴みにしました。頭皮から血が滲んでいるのが見えます。
「ごめんなさい!もうしません!許してください!!」お兄ちゃんが泣き叫びますが容赦なく何度も拳が振り下ろされます。鈍い打撃音と共に歯が折れる様子が見えました。
私は呆然とその光景を眺めています。現実なのか夢なのか判断できません。お母さんが後ろから抱きしめてくれる温もりだけが唯一の現実味でした。
6月23日(土)
昨夜の出来事がフラッシュバックして何度も起きてしまいました。全身に疲労感があり指一本動かすのも億劫です。カーテンの向こう側からは朝の光が差し込んでいます。
お父さんとお母さんから説明があります。昨日の件は警察に通報済みで、お兄ちゃんは保護施設に一時的に預けられる可能性もあるとのこと……家族から離れることへの不安は大きいですが仕方ありませんね。
「亜美……本当に辛かったね……」お母さんが泣きながら謝ってきました。「ごめんね気づけなくて……」
「ううん……私こそ……」喉がカラカラで上手く話せません。
午前中病院に行って専門家の先生に事情を聴いてもらいました。カウンセリングは辛いけれど大切なプロセスらしいです。帰り道お母さんと手を繋いで歩いている時ふと涙が溢れました……今まで我慢していたものが一気に崩壊したようです。
7月3日(火)
数週間経ちました。少しずつ日常生活に戻れています。
毎週水曜日はカウンセリングの日です。先生は優しくて安心できる人で少しずつ過去の出来事を話せるようになっています。
最近気づいたことがあります。これまで自分を責め続けていた気持ちが薄れてきたこと。お兄ちゃんの行動は私に原因があったわけではなくて単なる犯罪だったのだという客観的事実に心が整理されつつあります。
「強くなる必要はないけど弱さを認めていいんだよ」カウンセラーさんの言葉が印象的でした。強くなりたいと思っていた自分にとって新鮮な考え方でした。
10年後の4月1日〔月)
私は社会人になり一人暮らしを始めた。
10年以上別居状態だった兄については、もう顔も思い出せないほどだった
あの忌まわしい日々も過去のものとなり
今は親元を離れて、1人で暮らす緊張と喜びに毎日が充実していた。
会社から帰宅して玄関を開けた瞬間、違和感が胸を刺した。
鍵はかけたはずなのにドアが開いた。
「おかえり」
奥の部屋から低い声が響いた。血が逆流するように心臓が高鳴る。
廊下を進むと、キッチンテーブルに座る見知らぬ男の姿があった。いや──
「達也……兄さん」
10年ぶりに見る兄は痩せて青白い肌をしていたが、ニヤリと笑う口元の歪みは確かにあの日の面影があった。
「元気だったか?お前の住所探すのに苦労したぜ」
スマホをポケットから取り出すと、画面には私の就職祝いの写真が映っていた。大学時代の友人がSNSに上げたもののようだ。
「ずっと会いたかったよ……亜美」
言葉とともに近づいてくるその姿に、反射的に後退してしまう。
「近づかないで!」
鞄を盾のように前に構えたが、兄の手が伸びてきて容易く奪われる。
「おいおい警戒しすぎだろ?」
椅子に放り投げられたバッグが床に叩きつけられた。「10年も経てば昔のことも忘れただろ?兄妹で仲良くしようぜ」
「警察を呼ぶわ!」スマートフォンに手を伸ばしたが、先回りされた達也が私の指先を踏みつけた。「痛っ!」
「そんな生意気な態度取るのか?」
膝で私の体を押し倒しながら上に乗ってくる。重い体重に肺が圧迫されて呼吸が浅くなる。
「約束したんだろ?ずっと俺のもんだって」
首筋に息がかかり鳥肌が立つ。シャツを掴まれてボタンが弾け飛ぶのが見えた。
「いや!やめて!」必死にもがくが骨ばった腕は鉄棒のように動かない
亜美の唇を奪い、スカートの中に頭を突っ込んで割れ目を舐める。恐怖で動けない。彼女はそのまま犯される。そして過去の忌まわしい記憶とともに、暗い快楽が彼女を支配していく。
達也の舌が私の太ももを這い上がり、ストッキング越しに敏感な部分を探ってくる。昔と同じ卑劣な手法だ。爪先から背骨へと寒気が走った。
「や……めて……お願い……」
掠れた声が震える。
「懐かしいだろ?あの頃みたいに楽しませてやるよ」
兄の目が狂気じみた光を帯びる。かつて浴室で私の下着を嗅いでいた時と同じ目だった。
抵抗しようにも腕は固定され、太腿を開かれていく。昔と違うのは──私の体が無意識に反応し始めていることだ。恐怖と快感が奇妙に交錯し、呼吸が荒くなる。
「お前の体は正直だなぁ。震えながらも濡れてきてるぜ」
彼の言葉がナイフのように刺さった。違う。これは生理現象だ。
心の中で必死に否定するも、彼の指が秘所を擦るたびに痙攣してしまう。
「ほら……こんなにヒクヒクしてる」
下着を剥ぎ取られ、直に彼の体温を感じた瞬間──記憶の扉が開いた。あの日も同じだった。庭先で立ったまま犯されながら、なぜか絶頂を迎えてしまった自分……。
「嫌……だめ……」
涙が止まらない。かつて封印したはずの感情が噴き出す。
「やっと素直になったか」達也の声に愉悦が混じる。「全部忘れるんだ。お前は俺のものだ」
彼の質量が一気に押し入ってきた。10年前より獰猛な侵入に息が詰まる。結合部から鈍い痛みと共に甘い疼きが走る。
「違う……私は……あなたのものじゃない……」
「まだ抵抗するか?」
激しい抽送が始まった。壁に叩きつけられるように揺さぶられながら、私は過去と現在の境目を見失っていく。
脳裏を過るのはあの夏の日の記憶。父親に殴られ血まみれの兄を見ながらもどこか解放された安堵感を覚えた自分。
そしてその後の平穏な日々で忘れようとした暗い悦び。
「感じるだろ?ほら……こんなに締め付けてるぜ」
達也の動きが加速する。肌と肌の摩擦音が部屋に響く。私は無意識に彼の腰に足を絡ませていた。
「もっと……もっと深く……」
口から漏れた自分の言葉に愕然とする。拒絶しながらも体が求める矛盾。それを読み取った達也が嘲笑う。
「そうだろ?これがお前の本性さ。10年経っても変わらない」
快楽の波が押し寄せてくる。理性が溶けていくのを感じる。ダメだ──このまま溺れたら全て終わってしまう。
「イキたくない!いやぁ、、いやぁーーーーーーーーーーー!」
「亜美のおまんこ!中に出すぞ!lお兄ちゃんの子供を妊娠しろ!」
叫びながら彼の動きが一層激しくなった。次の瞬間──体内に灼熱の奔流が注ぎ込まれるのを感じた。
絶頂と敗北感が同時に襲う。視界がぼやけ涙で滲む。
体内から引き抜かれた兄の体が覆いかぶさってくる。精液と私の愛液が混ざり合い糸を引く感覚に背筋が凍る。
「次はこっちも可愛がってもらおうか」
達也が自分のものを握らせた。一度射精したはずなのに依然として硬く、先端が濡れている。反射的に引っ込めようとした手を強く掴まれる。
「ほら……お口開けて」
顔を背けようとした瞬間、髪を掴まれた。「あの頃と同じだよな?教えただろ?」
その言葉に思考が停止した。中学時代、彼のものを無理やり咥えさせられた記憶が蘇る。息ができず喉を塞ぐ苦しさ──。
「いや……」
「イヤじゃないだろ?」達也の声が低く唸る。「俺の命令は絶対だ」
涙で視界がぼやける。屈辱と恐怖に支配され、私はゆっくりと唇を開いた。塩辛い先端が押し込まれてくる。
喉奥に当たる感触に嘔吐感が込み上げるも、頭を押さえつけられて逃げられない。
「いいぞ……もっと舌使えよ」
達也の指が私の髪を撫でる。この手に逆らえなかった子供時代を思い出させる仕草。抗う意志が徐々に蝕まれていく。
「舌を動かせ」
促されるままに舌を絡ませる。汚辱感と諦念が入り混じる中、妙な感覚が生まれてきた。喉を出入りする肉茎の熱さに体が反応している。嫌悪すべき行為に快楽を見出してしまう自分に戦慄する。
「そろそろイクぞ」達也が宣言した。「飲み込むんだ」
激しいピストン運動が始まる。喉奥を突かれる衝撃に意識が遠のく。次の瞬間、苦い液体が流れ込んできた。咳き込む間もなく二度目の放出を受け止めさせられる。
「全部飲めよ」達也の命令に従うしかなかった。口内に溜まった白濁液を嚥下する。食道を滑り落ちる不快感と共に、なぜか全身が緩んでしまう。
「上手だ」彼の手が頭を撫でる。「昔より成長したな」
満足げな笑みを浮かべる兄を見上げながら、私は悟った。この十年間積み上げてきた日常は脆く崩れ去ったのだ。今まさに再建された支配関係の中で、古い傷跡が新たな痛みを刻みつけている。
私の体は矛盾した信号を発している──恐怖と屈辱の底で微かに芽生える被虐の快感。
「まだまだ時間はある」達也が囁く。「今日からずっと一緒だ」
その言葉に全身が粟立った。しかし抵抗する力は残っていない。
残されたのは長い冬を越えて復活した闇だけだった。
涙が止めどなく溢れ出した。床に頬を押し付けられたままの私の中で、兄の欲望が再び暴れだす。一度目の強引な抽挿とは異なる、ねっとりとした執拗な動きで内側をかき乱す。
「泣いてるのか?可愛い奴だ」達也の声に嘲りが滲む。
「違う……違う……!」
声は震え、言葉にならない。体を貫く異物感に耐えるうち、意識の深い部分で過去の記憶が蘇る。
中学生時代。夏の深夜。蚊帳の中で喘ぐような熱気。
「亜美のおまんこってどんな味なのかな」
15歳の誕生日を迎える前日。浴槽に沈んだ湯船の縁に座らされ、股を開かされていた。達也の舌が敏感な部分を這い回るたび、思わず腰が浮く。
「だめ……汚れちゃうよ……」
訴えても聞き入れてもらえず、逆に足首を押さえつけられた。「大丈夫。綺麗にしてあげる」
指で拡げられた秘所に達也が口をつけた瞬間、電流のような刺激が走った。未知の感覚に恐怖で泣き叫んだはずなのに──同時に湧き上がる得体の知れない高揚感に混乱した。
「すごい反応だな。ここが感じるのか?」
意地悪く舌先で小突かれるたびに体が跳ねる。その振動で水面が波打ち、湯が唇に入る。呼吸困難と快感の狭間で意識が朦朧とする中、「嫌なのに気持ちいい」という相反する感情に苛まれた。
翌日も同じことを繰り返された。夕食後に呼び出されると、既に達也がベッドに横たわっている。スウェットを脱ぎ捨てた姿を見た瞬間、逃げようとした私を簡単に捕らえた。
「さあ……自分で入れてみな」
恐怖で固まった指先を導かれて彼自身に触れさせられた。熱く脈打つ肉棒を握らされ、「そのまま跨れ」と命令される。抗う力も根負けしてしまい、自ら腰を下ろすことになった。処女喪失の痛みよりも「これでやっと終わる」という安堵の方が大きかったのが救いだった。
しかし──達也の欲求はそれで収まることはなかった。
現在に戻る。記憶の再生が終わると同時に現実の苦痛が襲いかかる。
達也の動きが変わる。執拗な焦らしから一転、深く穿つような抽送が始まった。子宮口を叩く衝撃に背筋が弓なりになる。
「っあ……!やめっ……!」
絞り出すような悲鳴と共に涙腺が決壊した。幼児のようにしゃくり上げる声を必死に噛み殺す。
だが次の瞬間──。
「ほら……一番奥だ」
達也の腰が完全に密着した状態で静止した。脈打つ肉槍が最深部を抉り続けている。その圧迫感と同時に甘い疼きが広がり、混乱する神経系が悲鳴を上げる。
「だめ……そこ……おかしくなる……」
「それでいいんだよ。狂っちまえ」
囁かれた言葉と共に達也の腰使いが加速する。激しい摩擦音が室内に響き渡る。その度に意識が飛びかけた。
──と同時に体の芯から熱いものが溢れ出す感覚。
「やめて……私…おかしくなる……」
絶望的な喘ぎと共に体内が痙攣を始める。自分の意思に反して快楽の波が押し寄せている。
「感じるんだろ?認めろよ」
達也の笑い声が耳元で反響する。
「ちがう……こんなの……」
否定するつもりが言葉にならない。喉奥から洩れるのは獣じみた呻きばかりだ。
その時、太腿の裏を強く押さえつけられ無防備に股を開かされる格好となった。羞恥に全身が火照る。
「そろそろ出るぞ」
宣告と同時に抽送がさらに激しくなった。肉壁を擦り上げられる感覚と同時にお腹の奥底が熱を持つ。かつて禁断の悦びに溺れた記憶が蘇る──
両親不在の休日に達也と二人きりになると決まって淫靡な行為が始まった。最初は恐怖心に駆られ泣き叫んでいた私だったが、「これ以上暴れるとお父さんにバラす」と脅され大人しくなるしかなかった。
ある日の夕方。地下室の粗末なベッドで達也に組み敷かれた瞬間、「俺だけのものになれ」と囁かれ全身が粟立った。
その言葉通り彼の所有物と化した身体は次第に快楽を覚え始めた。抵抗虚しく開発されていった性感帯に翻弄され続ける日々。
やがて肉体的な拘束から精神的な依存へと変わりゆく過程で──私は自分の変化を直視できなくなった。
その記憶がフラッシュバックする今この瞬間──内側で蠢く欲望が抑えきれない。
「だめ……いっちゃう……」
絶頂に向かう体と精神が乖離していく。理性と本能の葛藤の中、堰を切ったように意識が飛ぶ──
達也の動きが突如止まった。「出すぞ」
その刹那──熱い奔流が体内を満たした。子宮に直接注ぎ込まれる感覚に意識が遠のく。
膣内射精によって現実へ引き戻された瞬間、羞恥と絶望が一気に押し寄せた。
放心状態のまま達也に覆いかぶさられると、「もっとほしいか?」と低く呟かれる。
否定できない自分自身に愕然とした。
そんな私を嘲笑うかのように再び彼の欲望が膨張し始め──新たな凌辱が始まろうとしていることを悟った。
かつての自分と同じ瞳をしていることに気づいた瞬間──何かが壊れた音がした。
「もっと欲しいんだろ?」達也の声が耳元で囁く。
私の意志など最初から存在していないように──
無意識に腰を擦り付けてしまっている自分が信じられない。
「正直になれよ」
嘲笑と共に指先が乳房を掴む。爪が食い込む痛みすら快感に変わっていく体に戦慄する。
「お願い……もう……許して……」
必死の懇願も虚しく達也は微笑むだけで再び私を押し倒した。強引な接吻の後、彼のモノが再び侵入してくる感覚──。
「やぁっ……!」
痛みよりも快楽が先走り、背筋が震えた。膣壁を掻き回される度に押し寄せる陶酔感。この感覚を知ってしまった自分への失望と憎悪で心が千切れる。
「お前はこういうのが好きなんだよ」
達也の嘲りに反論できない。なぜなら──体は彼の律動に合わせて勝手に蠕動しているからだ。
「嘘だよ……こんなの……」
否定する声が媚びたように掠れている。涙で滲んだ視界に映るのは嗜虐的な笑みを湛えた兄の顔のみだった。
「素直になれよ。昔みたいに『もっとください』ってお願いしてみな」
屈辱のあまり歯を食いしばるが──
体内を埋め尽くす肉棒の感触が思考を曇らせる。10年前と同じように腰が自然と動いてしまう自分に戦慄した。
「ほら……言えよ」
達也の指が乳首を捻り上げる。鋭い痛みと同時に腰から脊髄を通じて脳天まで快感が駆け抜ける。
「……ください……」
絞り出した言葉に自己嫌悪で吐き気がした。
しかし体は裏切り行為に歓喜しているようだ。膣奥から蜜が溢れ出す感覚に身悶える。
「聞こえないなぁ」
わざとらしく耳を寄せる兄の肩を押しのけようとしても無駄だった。力が入らないどころか──さらに求めるように尻を持ち上げてしまう自分に絶望する。
「もっと大きな声で」
達也の要求に応じるように口から零れ出た言葉──。
「もっと……ください……」
言った瞬間、全身が火照り始めた。羞恥と屈辱の奥底に潜む被虐の快感を自覚してしまった恐怖。
「いい子だ」達也の手が優しく頭を撫でる。
その仕草さえも官能的な刺激として受け入れてしまう自分が情けなかった。
「そろそろ本気出そうか」
彼の宣言と共に抽送が激しさを増す。肉がぶつかる湿った音と自分の嬌声が混ざり合い淫猥な空間を作り出す。
「あぁっ……!そこぉ……!」
「ここが良いのか?」
意地悪く同じ箇所ばかりを責められるたびに視界が白く染まっていく。もう何も考えられない──。
ただ与えられる快楽を受け入れるだけの人形と化している自分を認識して涙が止まらない。
「もっと奥まで感じさせてやるよ」
達也の腰使いが加速する。子宮口を叩かれるたびに意識が飛びかけるほどの強烈な絶頂感。もはや声にならない悲鳴を上げ続けるしかない。
「イクぞ……!中に出すからな!」
宣告と同時に肉茎が最大まで膨張した。その圧迫感に喘ぎながら──期待している自分に気づいてしまう。
「……ください……中に……!」
自ら求める言葉を口にした瞬間──熱い迸りが体内を満たした。その衝撃で私は人生で最も深い絶頂を迎えた。
頭が真っ白になり虚空を見つめる瞳から涙が止めどなく溢れる。
「よくできました」
達也が満足げに私の髪を撫でる。その手の感触にも肌が震えるほど敏感になっていることが屈辱的だった。
「まだ終わりじゃないぜ」
休む間もなく彼のモノが引き抜かれたと思った途端──今度は後ろから挿入された。異なる角度からの圧迫感に背筋が仰け反る。
「ああぁっ!」
「犬みたいに這いつくばってろよ」
嘲るように指示されても従うことしかできない。四つん這いの姿勢で突かれるたびに乳房が揺れ、その刺激さえも快感に変わる。
「最高だなこの体……やっぱりお前は俺のものだ」
独占欲丸出しの台詞に屈辱を感じるべきなのに──
「嬉しい……もっと……してください……」
自分の口から零れる言葉の意味を考える余裕もなく快楽の波に溺れていく。
どれだけ時間が経ったのか分からない。何度達しても終わらない凌辱の果てに──
ついに体力の限界を迎え意識が途切れる寸前、
「今夜からずっとこうして暮らそう」
達也の甘い囁きを聞いた気がしたが……それ以上の思考は不可能だった。