夏祭りの帰り道 空き家に引き込まれて 櫛田美波 小学五年生
「美波ちゃん、僕のおちんぽ奴隷にしてあげるよ❤️」
耳元で囁かれたその言葉は、まるで毒を含んだ甘い飴のようだった。見知らぬお兄ちゃんの腕の中で、私の細い身体は為す術もなく囚われている。
無理矢理に唇を奪われた瞬間、頭が真っ白になった。性的経験のない私にとって、それはあまりにも強烈な侵入だった。彼の舌が私の口内を蹂躙し、息をする間さえ与えてくれない。容赦のないディープキス。逃げ場のない口付け。
彼の腕は私の細い身体を抱き潰すように強く抱きしめていた。骨がきしむほどの力強さ。何度も何度も唇を奪い、私の抵抗を封じ込めていく。
そして、大きな手が私の敏感な部分に触れた。服の上からでもわかる、明確な意思を持った愛撫。身体がビクンと跳ねる。初めて感じる他人の体温と、弄られる感覚。
「んっ……! や、やめ……!」
声にならない悲鳴が漏れる。恐怖と羞恥、そして理解できない感覚が混ざり合って、涙が滲んだ。
なんで? どうして? 私、何もしてないのに。見知らぬ人に、こんなことされる理由がわからない。
怒りよりも先に、圧倒的な恐怖が胸を締め付ける。大人の男性の力に、子供の私が抗うことなんてできない。その無力さが、さらに私を深い絶望へと突き落としていく。
「いや……いやぁ……っ」
彼のキスと手つきは容赦なく、私の未知の領域を暴き立てていく。服の上からでも、敏感な部分が熱を帯びていくのがわかる。それは私の意思とは関係ない、身体だけの反応。
その事実が、たまらなく恥ずかしい。自分の身体なのに、自分の意思とは無関係に反応してしまう。その無防備さが、私の心をさらに粉々に砕いていく。
見知らぬお兄ちゃんの瞳が、私を見下ろしている。そこには明確な欲望と、獲物を狙う捕食者の光があった。
「美波ちゃん、可愛いね。もっと気持ちよくしてあげるから」
その言葉は、私にとって死刑宣告にも等しかった。これから何が起こるのかわからない恐怖と、逃れられない絶望感が、私の小さな身体を震わせる。
私はただ、彼の腕の中で小さく震えることしかできなかった。
「いやっ……! 服、脱がさないで……!」
私の悲痛な訴えは、しかし、彼の樂しげな笑い声にかき消された。無慈悲な指先がブラウスのボタンを次々と外していく。まるで包装紙を剥ぐように、手慣れた手つきで。抵抗しようと彼の手を掴んでも、子供の力など蚊の止められたようなものだ。
涼しい風が肌に触れたかと思うと、ブラウスが肩から滑り落ちた。次にスカートのファスナーが下ろされる音。「チャッ」という小さな金属音が、私の心臓を鋭く貫いた。布地が足元に落ち、私は薄い下着姿のまま、冷たい空気に晒された。
「うっ……あぁ……」
庇うように自分の肩を抱きしめると、太ももが恥ずかしさに震えた。白いキャミソールとショーツだけの姿。こんな無防備な姿を、見知らぬ男に凝視されているという事実が、鋭い刃となって私の自尊心を切り裂いていく。
「うわぁ、美波ちゃん、細いねぇ。でも、ここはふっくらしてて可愛いよ」
彼の視線が、下着からはみ出しそうな胸の膨らみや、薄い布に覆われた秘所をねっとりと舐め回す。その粘着質な視線が肌にへばりついて、鳥肌が立った。
「やめて……見ないで……ッ!」
顔を背けた私の顎を、彼の大きな手が強引に掴んで固定する。
「逃げないの。ちゃんと見せてよ」
そう言うと、彼は私の背後から抱き込むようにして、大きな掌をキャミソールの中に滑り込ませてきた。
「ひゃうっ……!」
素肌に直接触れられた瞬間、電流が走ったみたいに身体が跳ねた。ごつごつとした男の指先が、柔らかい胸の頂を探り当てる。
「ここ、硬くなってるね。敏感なんだ」
「ち、違う……っ! そうじゃなくて……!」
指先で軽く摘まれ、捻られる。まだ誰にも触れられたことのない場所。自分でも触れるのを恥ずかしがっていた場所を、こんな見知らぬ男に弄ばれている。屈辱で目の奥が熱くなる。悔しくて、情けなくて、涙がこぼれそうだった。
一方の手は、ショーツの上から私の股間を撫で回す。布地越しでも、その指の熱さと形がはっきりとわかる。
「ここも、ちょっと湿ってるね? 僕のこと、嫌いじゃないんでしょ?」
「ふざけないで……! 気持ち悪い……ッ!」
吐き気がするほどの嫌悪感。彼の息遣い、汗の匂い、力任せな愛撫。すべてが生理的に受け付けない。突き飛ばして逃げ出したい。でも、身体は言うことを聞かない。
それどころか――。
「あっ……んぅ……ッ」
ショーツの生地を押し込むように、指が割れ目をなぞった瞬間、甘い痺れのようなものが下半身を駆け抜けた。胸への愛撫と重なって、身体の芯がじわじわと熱を帯びていく。
(嘘……どうして……?)
私の意思とは裏腹に、秘所が濡れそぼっていくのがわかった。ショーツの布が湿り気を帯びて、肌に張り付く不快な感触。
なのに、指が擦れるたびに、背筋がゾクゾクと震えるような快感が湧き上がってくる。
「ほら、ちゃんと感じてる。すごい濡れてるよ、美波ちゃん」
耳元で囁かれ、耳の裏を舌でなぞられると、膝から力が抜けそうになった。
「あぁ……いや……っ、きたな……い……ッ!」
言葉とは裏腹に、私の口からは甘い吐息が漏れてしまう。心は激しく拒絶しているのに、身体は快楽に染められていこうとしている。こんな屈辱的な状況で、こんな嫌悪すべき男の手で、身体が反応してしまうなんて。
自分の身体なのに、自分のものじゃないみたいだ。心の拒絶と身体の快楽の狹間で引き裂かれながら、私はただ無力に、彼の愛撫に翻弄されるしかなかった。
「いやぁっ! それだけは……!」
最後の砦だった下着に手をかけられた瞬間、私は必死に身をよじった。しかし彼は楽しそうに笑いながら、私の細い腕を頭上でひとまとめに拘束する。
「ダメだよ、美波ちゃん。全部見せてもらわないとね」
キャミソールがビリッと音を立てて引き裂かれ、露わになった小さな胸の膨らみが、冷たい空気の中で震えた。まだ発育途中の淡い色の蕾が、恐怖と羞恥で硬く尖っていく。
「やめて……お願い……見ないで……」
懇願する私を無視して、彼の指は最後の一枚である白いショーツのゴムに引っ掛けられた。ゆっくりと、じらすように下ろされていく。
「あっ……!」
恥毛の生え揃わない、まだ幼さの残る秘所が露わになる。ショーツが足首まで下ろされ、完全に取り去られた時、私は生まれたままの姿で彼の前に晒されていた。
「綺麗だね、美波ちゃん。ピンク色で、すごく可愛いよ」
舐め回すような視線が、私の全身を這い回る。胸の先端、くびれた腰、太ももの付け根、そして誰にも見せたことのない一番恥ずかしい場所まで。
(見られてる……全部、見られてる……)
視姦されるという行為が、これほどまでに屈辱的だとは知らなかった。彼の視線が肌に突き刺さるたび、全身が総毛立つ。なのに、その視線から逃れられない自分がいる。
「いやぁ……もう、やめて……」
涙が溢れ、頬を伝って落ちていく。両手で顔を覆って、せめて彼の視線から逃れようとした。しかし、その手もすぐに引き剥がされる。
「隠しちゃダメ。ちゃんと僕の目に焼き付けさせて」
彼は私の身体を床に押し倒すと、両膝を掴んで強引に開かせた。
「いやぁぁっ! やめて! そんな……!」
必死に脚を閉じようとするが、大人の力には敵わない。恥ずかしい部分が、嫌というほどさらけ出される。脚を大きく開かされた格好で、私の一番秘めた場所が、彼の眼前に晒されてしまった。
「すごい……もう溢れてるね。ここ、ひくひくしてるよ」
「見ないで……言わないで……いやぁ……っ!」
彼の視線が、私の秘裂に注がれている。恥ずかしさで死にそうなのに、そこは先ほどの愛撫のせいで、蜜を滲ませて濡れ光っていた。自分の身体なのに、自分を裏切るその反応が、さらに私を羞恥のどん底に突き落とす。
(お願い……もう許して……これ以上は……)
心の中で何度も叫んでも、彼はにやりと笑うだけで、その視線はますます私の最も敏感な部分に集中していく。
「これから、もっと気持ちいいことしてあげるね」
その言葉に、私はただ泣きじゃくることしかできなかった。大きく開かされた脚の間で、ひくつく秘所が、次の行為を予感して無意識に震えていた。
「いやっ、そこ……顔を近づけないで……!」
強制開脚された脚の間に、彼の顔がゆっくりと近づいてくる。熱い吐息が、濡れてひくつく秘所にかかっただけで、背筋がゾクッと震えた。
「いい匂い。いただきます」
逃げようと腰を浮かせた瞬間、彼の腕が太ももをガッチリとホールドした。そして、生暖かく濡れた感触が、一番敏感な突起に触れた。
「あひっ……!?」
電気が走ったような衝撃に、変な声が出た。彼の舌が、割れ目を下から上へと丁寧に舐め上げる。ザラついた舌の表面が、粘膜を擦る生々しい感触。
「や、やめ……っ! 汚い……そこ、汚いのに……っ!」
自分でも排泄に使うような場所。そんな汚れた場所を、彼が口に含んで舐め回しているという事実が、たまらなく屈辱的だった。吐き気がするほど嫌なのに、身体の芯が熱く疼いて仕方がない。
「んっ……ちゅぱっ……れろっ……」
水音が響く。彼が私の蜜をすすり、音を立てて吸い付くたびに、子宮がキュンと収縮するような感覚に襲われる。
「あぁっ……んぅ……っ! そこ……変に……ならな……いっ……!」
クリトリスを唇で包み込まれ、舌先で転がされる。優しくも容赦のない刺激に、頭が真っ白になっていく。脚を閉じたくても、彼の頭を挟み込むことしかできず、逆に彼をさらに深く招き入れてしまうような格好になる。
その間も、彼の大きな手は私の胸を好き放題に弄んでいた。
「ほら、ここもポチッと立ってるよ。気持ちいいんだね」
指先で乳首を挟み、コリコリと捏ね回される。さっきまで舐められて硬くなった蕾は、彼の指の動きに合わせて痛いほどに尖っていく。
「ち、違う……気持ちよくなんか……あぁっ!」
乳首を強く摘まれた瞬間、腰がビクンと跳ねた。下の口への刺激と、上の乳首への刺激が同時に襲いかかってくる。
「んっ……あぁ……いやぁ……ッ!」
目から涙が溢れ、視界が滲む。こんな見知らぬ男に、一番恥ずかしい場所を舐められ、胸を弄ばれている。屈辱で死にたいのに、口からは甘い喘ぎ声が止まらない。
「はぁっ……あっ……んっ……! やめ……て…もっと……っ!」
『もっと』なんて言っていない。言いたいのは『やめて』なのに。快楽が喉の奥を痺れさせ、言葉を狂わせてしまう。
彼の舌が秘裂の中に侵入してきた。
「あぐっ……! はぁぁ……っ! 中……舐めないで……おかしく……なっちゃう……!」
腸壁をなぞるような生々しい感触。内側から掻き回されるような、今まで味わったことのない感覚に恐怖した。自分が壊れてしまうような、狂ってしまうような恐怖。
「いやぁ……いやぁぁっ……! 来る……何かが……っ!」
お腹の底に熱い塊が溜まっていく。拒絶する心とは裏腹に、身体は彼の与える快楽を貪るように疼き始めていた。
拒否も悲鳴も、甘い吐息に変わっていく。その事実が、私を一番深く傷つけていた。
「いやっ……そこには……入れないで……! お願い……!」
彼が顔を上げ、濡れた唇をニヤリと歪めた時、私は彼が何をしようとしているのか悟った。太ももを押し広げ、彼が自分のズボンを下ろすと、怒張した男のモノが露わになる。子供の私にはあまりにも大きく、異様に見えた。
「大丈夫、すぐに気持ちよくなるから」
「無理っ! 入るわけないよ! 破れちゃう……! 助けて……誰か……!」
彼は私の脚の間に腰を進め、先端を濡れた秘口に押し当てた。ビクビクと脈打つ熱が、私の一番奥を脅かす。
「いくよ、美波ちゃん。僕のものになれ」
「いやぁぁぁぁっ!!!」
ズリュッという生々しい感覚と共に、彼が腰を押し込んだ。
「あぎゃぁぁぁっ!!!」
裂けるような激痛が走り、喉が張り裂れんばかりの叫び声が漏れた。異物が内側を無理やりこじ開け、容赦なく侵入してくる感覚。身体が真っ二つに引き裂かれるような恐怖と痛みに、目の前が真っ白になった。
「痛いっ! 痛いよぉ……! 抜いて……! お願い、抜いてぇっ!」
私は泣き叫び、彼の胸板を弱い力で叩いた。解放を懇願する声は、痛みと恐怖で震え上がっていた。早くこの苦痛から逃れたい。この男から離れたい。それだけが、私の心を埋め尽くしていた。
「最初だけだよ。ほら、奥まで入った」
彼は私の懇願を無視し、根元まで埋め込んだ。内臓を押し上げられるような圧迫感。息ができないほどの違和感に、涙がとめどなく溢れ落ちた。
そして、彼の腰が動き出した。
「あっ……あぐっ……! んっ……あぁっ……!」
ゆっくりと、しかし確実に、彼が私の中でピストン運動を始める。引く時に内壁を擦られ、突く時に奥底を殴られる。痛みが走るたびに、身体は跳ね、声にならない悲鳴が漏れた。
「やめて……もう……許して……! 出て……出てよぉ……!」
どれだけ叫んでも、どれほど懇願しても、彼の動きは止まらない。むしろ、私の抵抗を楽しむかのように、速度を増していく。
「あっ! あっ! あっ! あぁっ!」
激しいピストンに、身体がベッドの上で揺さぶられる。痛みだけだと思っていたのに、次第に摩擦から別の感覚が湧き上がってきた。
(嘘……また、あの変な感じが……)
内壁を擦られるたびに、痺れるような甘い感覚が痛みを侵食していく。身の内に男のものを咥え込んでいるという事実に、身体が熱く疼き始めた。
「いやぁ……気持ちよく……ない……はず……なのに……っ!」
口では否定しても、秘所はきゅうきゅうと彼を締め付け、甘い蜜を滴らせていた。心が拒絶すればするほど、身体が快楽を貪るように反応してしまう。その矛盾が、私を狂わせる。
「あぁ……もう……無理……っ」
次第に、力が抜けていった。
叩いていた腕が力なく彼の胸に垂れ下がり、涙で濡れた顔を横に背けることしかできなくなる。
(どうせ……逃げられない……)
彼の激しい動きに翻弄されるまま、全身が揺さぶられる。痛みも、快楽も、羞恥も、すべてが混ざり合って、心が麻痺していくようだった。
「あっ……あぁ……んっ……」
叫び声はいつの間にか、甘い喘ぎへと変わっていた。激しいピストンのリズムに合わせて、私の心は悲鳴を上げながらも、身体は彼に馴染んでいく。
(もう……どうにでも……なれ……)
抵抗する気力が、完全に消え失せた。彼に蹂躙されるがまま、身体を開いて委ねるしかなかった。プライドも、意思も、すべてを奪い去られ、私はただの肉の器として、彼の欲望を受け止めることしかできなくなっていた。
「あぁ……あぁっ……! なにか……来る……っ!」
彼のピストンが、狂ったように速くなる。子宮を殴打するような激しい突き上げに、私の身体は痙攣するように波打った。逃げ場のない快楽の波が、私の小さな身体を飲み込んでいく。
「くっ……出すよ……美波ちゃんの中に……っ!」
「え……? 中……? ダメ! 出さな……いやぁぁっ!!」
拒絶する間もなく、彼が最奥まで深々と突き入れた。そして、ドクッ、ドクッという脈動と共に、大量の熱が子宮の奥に注ぎ込まれた。
「あぁぁ……熱い……! 出てる……中に……いっぱい……ッ!」
生々しい感触が、お腹の中を満たしていく。男の欲望の全てが、私の未成熟な身体に注ぎ込まれた。熱さと重さに、吐き気がするような屈辱感と、どうしようもない絶望が胸を塞ぐ。
彼は荒い息を吐きながら、果てた後もしばらくそのまま動かず、ドロドロになった精液を子宮に押し込んでいた。やがて、満足げにペニスを引き抜く。
「ぷちゅっ」
粘着質な音と共に、彼のモノが抜かれた瞬間、どろりとした白濁液が私の秘裂から溢れ出した。
「あっ……あぁ……出てくる……」
シーツに白いシミが広がる。自分のお腹の中に、見知らぬ男の精液が溜まっているという事実。幼い私にはあまりにも残酷な現実に、涙も枯れ果てていた。
その時、電子音が鳴った。
「チッ、チッ、チッ」
彼がスマートフォンを取り出し、私にカメラを向けている。
「やめて……撮らないで……!」
「いい記念になるでしょ。ほら、脚閉じないで」
彼は私の脚を再び開かせ、溢れた精液で汚れた秘部をスマホのレンズに収めようとする。羞恥心が甦り、顔を背け、シーツを握りしめるしかなかった。
「うわぁ、すごいことになってるね。美波ちゃん、僕の精子たっぷり受け取ったね」
「いやぁ……もう……許して……」
涙で歪んだ顔も、精液にまみれた下半身も、すべて記録される。二度と他人に見せたくない、残したくない姿が、データとして永遠に残ってしまう恐怖。
「はい、チーズ」
フラッシュが焚かれ、無慈悲なシャッター音が響いた。私はただ、屈辱に震えることしかできない。
しばらく撮影を楽しむと、彼はスマホをポケットにしまい、ズボンを履き始めた。
「じゃあ、僕はそろそろ行くね」
あっりとした口調だった。まるで、遊び疲れた玩具を置くかのように。
「え……?」
彼は何事もなかったかのように、身支度を整え、髪を直している。その態度のあまりの軽さに、言葉が出ない。
「楽しかったよ、美波ちゃん。また遊ぼうね」
「あ……う…」
彼は私に背を向け、部屋を出て行こうとした。
「まっ……待って……!」
私の口から無意識に声が出た。呼び止めた自分自身に驚いた。彼を呼び止めたところで、どうなるわけでもないのに。ただ、このまま一人、汚された身体で取り残されるのが怖かったのかもしれない。
しかし、彼は振り返りもせず、ドアを開けて外へ出て行った。バタン、と扉が閉まる音が、私の心臓を冷たく打ち据えた。
静寂が戻った部屋で、私はシーツの上で呆然としていた。足の間からはまだ白濁液がとろとろと溢れ出し、太ももを伝ってシーツを汚していく。
身体の痛みと、心の穴。
「うっ……うぅぅ……」
声を押し殺して、私は泣いた。誰もいない部屋で、見知らぬ男に蹂躙された身体を抱きしめ、小さく丸まって泣き続けた。薄暗い部屋に、私の嗚咽だけが虚しく響いていた。