もう書き溜めなんてないんすよ
「あ……お帰りなさいませ、マスター」
部屋の扉を開けてみれば、知らない人がいた。ボレアスじゃない、ルーツでもない。白いドレスを着た、褐色肌の女性だ。最大の特徴は、背中に生えた大きな白い翼脚だ
「……あ、すみません、申し遅れましたね。あなた様と出会えて、少し、舞い上がっておりまして…」
大きな翼脚がぱたぱたと小さく揺れているあたり、舞い上がっているのは本当のように思える
「当機は既に、あなた様をマスターと設定しました。ゾ・シアと申します。どうか、末永く…」
……設定?マスター?なんというか、どことなくアンドロイド的な何かを感じるワードセンスだ。それに、ゾ・シアと言うと…
「……竜都のことを、ご存知なのですか?であれば、当機については……そうですか。少し、複雑な気分です」
胸に手を当て、どこか遠い目をしながら彼女は言う
「あぁ、どうか謝らないでください。あまり、誰かの目に触れるべきではないことなのは確かですが…どの道、マスターにはお話ししようと考えていましたから」
多くの感情を宿した瞳が、僕を見据える。どこか無機的な喋り方の中にも、隠しきれない多くの感情が滲み出ていた
「であれば、話は早いです。今回マスターを訪ねさせていただいたのは、一つ…お願いがあったからなのです」
ゆっくり、ゆっくりと、彼女は歩みを寄せる。そして────
「……どうか、私と共に竜都へ向かってくださいませんか?」
──────────────────
程なくして、僕たちは竜都へとやってきた
僕と、シアと───あと一人を連れて
「どうかもっとお側に、我が主。万が一……億が一にも、あなたに傷をつけるわけには参りません」
銀色がかった黒髪に、どこか猫っぽい耳。そして所謂、くノ一衣装に身を包んだ少女。彼女の正体についての予想があっているなら、古龍…という定義からは外れてしまう
しかし、ボレアスの話によるならば…彼女もまた、高みに至った選りすぐり、なのだろう。所詮、人の分類だ
「……あの部屋から疑問だったのですが、あなたは一体どこに潜んでいるのですか?」
「私の事などどうでもいい。そして貴様の疑問もな。主が許すなら、私から言うべきことは何もない。貴様のすべきことは、さっさと用を終わらせて主を城まで連れ戻すことだ」
シアの願いを了承したその瞬間、僕の背後に彼女は居た。最初は僕が城を出ることに反対していたが、最終的には彼女も着いてきてくれることになったのだ。道中では姿を見なかったが、現在到着してすぐ……また姿を表してくれた
「どうされたのですか、主。何やら楽しそうな………はい?ニンジャ?クノイチ?一体何を……」
「ふふ………」
こんなんでも元日本人だ。忍者や侍は大好き。テンション上がるに決まってる
「……そろそろ出発いたしましょう。目的地は、ここ竜都の…最奥になります。そこに眠っているものを、見にきたのです」
その言葉を皮切りに、三人揃って歩き出す。竜都──というよりは、もうその残骸だ。かつての面影は無く、ただ普通に、生態系が広がっているだけ
「改めてになりますが、どうかお願いします、マスター。ほんの僅かで良いのです。あなた様から、勇気をいただければ」
勇気──この先に潜んでいるものとシアの関係は、恐らくこれから彼女が話す筈だ。彼女の言う勇気とは、きっと、それに向き合う覚悟なのだろう
「……ふん」
くノ一ちゃんは相変わらず不機嫌そう。……だけど、何だかあまりにも距離が近い。側で守る、とは言ってもだ。近すぎて歩きづらいぐらいだし、起伏に富んだ身体が僕の身体に擦りつけられるのも大変よろしくない
「……我が主、触れたいのであれば、如何様にでも。それで鈍る刃ではありませんから」
にっこりと笑いながら、そんなことを口走るくノ一ちゃん。シアに向けた不機嫌そうな顔とは真逆で、ぶっちゃけちょっとびっくり
「いえ、むしろ触れてください。その方が守りやすい。……その際に、どこに触れてしまっても、仕方ありませんから」
「……あの、マスターが歩きづらそうです」
「……これは失礼」
近いは近いけど、まぁ歩きづらいような距離ではなくなった。……いやまぁ、相変わらず身体は押し付けてきてるんだけど
「では、改めて……そうですね、当機の生まれから、話した方がよろしいかと。竜都の最奥に眠る龍は、当機の大元、と言えます。当機は、彼の龍から分化して産まれました」
「当機は元々、ただの爪の一欠片だったのかもしれません。何の因果か、それが自我を持ち、このような姿に至ったのです」
要するに…爪の一欠片から分化した、第二のゾ・シア。それが今、隣を歩く彼女なのだ。爪の一欠片が、大元を超える力を手に入れたというのは…なんとも、不思議なことだ
「聞けば聞くほど悍ましいな、人造の龍め。貴様の出自などどうでもいいが……何故、主を頼る」
「自分が何から産まれたのか、当機はこの目で確かめたことがありません。ですが、今なら……その勇気を、マスターからいただける。当機が、何から産まれたどういう存在なのか…ただ、それをこの目で見たいだけなのです」
「……ふん、貴様の弱さ故、主の手を煩わせたな。今後は控えろ」
「ええ、二度はありませんし…当機にできる事であれば、何であれさせていただきますから」
そうしているうちに、何だか雰囲気が変わったような気がする。小型生物どころじゃなく、大型のモンスターでさえ二人を恐れたのか出てきていなかったが…この辺りには、最初から何もいなかった
「おい」
「ええ、到着したようです」
少し進めば、開けた空間に出た。中央に鎮座する、白い巨大な繭のようにも思えるそれが、恐らく…
「………これが、当機の始まり…」
活動状態には至っていない、ただの繭──だとしても、そこらの大型モンスターすら凌ぐプレッシャーだ
「それで、これをどうするつもりだ?個人的には跡形もなく消すべきと思うが」
「……本来、存在してはならないモノですから。ですが…それは、当機にも同じ事が言えます」
繭に歩みよったシアが、それに手を触れる。ピキ、と小さな音──そして、卵の殻のように、繭がひび割れた
「これと当機は同じ、存在してはいけない命。……殺してしまうのは簡単でしたが、それは当機の存在も否定することになります」
繭の中のゾ・シアと、目の前のシアは本質的には同一の存在だ。同じ、人造の龍──それでも、ゾ・シアとシアは違う
「ですが……今は、マスターがいますから。あなた様がいれば、当機は自らを肯定できます。だから───」
繭に入ったヒビが、どんどん大きくなっていって、そして────
「お別れです、哀れな龍よ。もう二度と、蘇ることのないよう……その全てを、焼き尽くしましょう」
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「改めて、あなた様に感謝を。ありがとうございます、マスター」
戦いは、シアが放った圧倒的な熱量の火球一発であっさり終わった。繭も、中身も、灰すら残さず完全に消滅。最初から何もなかったかのように、文字通り消え去ったのだ
くノ一ちゃんは城に戻った時には何処かへ消えていた。いつも通り、神出鬼没だ
「全ては、マスターのおかげです。……それで、その…」
困ったような顔と、それでもどこか期待したような顔。何度か視線を彷徨わせてから……シアは上目遣いに僕を見る
「……身も心も捧げる…というのは当然の事ですし。何か消したいものがあれば…というのも、マスターの指令を実行するのは当然の事ですし……考えてみれば、当機からマスターに差し上げられるものが無いのです」
もじもじとしながらのシア。どこかしゅんとした雰囲気は、それだけ僕に向けた報酬を考えていた証だ
「これでは、本当にマスターの手を煩わせただけに───ん、むっ?ん、ちゅる……はむ……」
くノ一ちゃんに、シアに…こんな身体を見せつけられて、僕も充分溜まってる。そんな時に身も心も捧げるなんて言われたら……
「ん、ふ……んぅ……」
そっと舌を入れると、シアは一瞬驚いたように目を見開く。だけどすぐにそれを受け入れた
「ん〜っ…むぁ……れぅ、ん……ちゅ…」
長い舌を、情熱的に絡ませてくる──でも、その瞳はどこか無機質だ。快楽も何もなく、ただ受け入れるのが当然、とでも言いたげな
「は、ぁ……っ。……その、少し、驚いてしまいました。いえ、構わないのですんむっ」
もう一度、今度は僕から舌を絡ませる。シアはまた少し驚いたような顔をしたけど……すぐにそれを受け入れて、そして僕の背中に手を回した
「んっ……ちゅく、れぅ……っはぁ……」
密着した状態だ。当然興奮も高まって、感情のまま無遠慮にその身体をまさぐり始める。ドレス越しの桃尻、覗く上乳、腰から背中にかけてのライン……どこもかしこも良い手触りで、ずっと触っていたくなってしまう
「んふ、んっ……はむ。ちゅるっ……」
それを、どこまでも無機的な瞳のまま受け入れ続けるシア。喘ぐどころか、舌の動き一つ変わらない
「ん、ぷぁ…。気持ちいいか、ですか…?大丈夫、です……声が出にくいだけで、ちゃんと、感じてんんっ」
我慢が効かない。言葉の最中、無理矢理唇を塞いだ。そのまま口膣を責め立てていく
「はぷっ、んっ……んれぅ……」
シアもそれを受け入れた。きちんと感じながら僕にしがみついていて、その息遣いが乱れ始めてきている
「……ぷぁっ。鼻息が、荒いです……無理矢理が、お好きなのですね。いえ、あなた様の嗜好に合わせられれば、それで良いのですが」
言葉が変わらない。どこまで行っても、淡々としている。勿論口への責めは止めずに続けたけど……その感情が乱れることはないようだ
「ん……ええと…こほん。…このままでは、無理矢理手篭めにされて…番にされてしまいます…」
淡々とした口調だが、どこか演技っぽいものもある。無理矢理が好き、と解釈したシアによる、所謂イメージプレイ、というやつだろう
「ん、ちゅ…んんっ……貪られて、いるのに…抵抗、できませんね…」
上乳から滑り込むように、ドレスの中へ手を忍ばせる。とうとうシアのドレスの内側は下着無しで、素肌とたわわな乳房をすぐに触れることができた
「んふっ……ん、ちゅる……」
何度目かわからない舌を絡め合うキスをしながら、そのたわわな乳房を揉みしだく。沈み込むような柔らかさに指がどこまでも沈んでいってしまいそうで……ひたすら幸せな感触だ
「ふぅ……っ、むっ…れぅ……。ん、は……」
乳房の柔らかさを楽しみながら、膝を起点に太ももを撫で上げる。ドレスのスカートが捲り上げられても、やはり抵抗しない
「んぷぁっ……。あぁ…犯されて、しまいます……」
ベッドに押し倒せば、はだけたドレスが極上の身体を彩る。シアは、やはり抵抗しない。わざとらしい、上手いとは言えない台詞の合間に、淫靡に吐息を漏らすだけだ
「ん…一度でも、膣に挿入されてしまえば…もう、終わりです。当機の思考、筋肉の動きに至るまで全て、支配されて……何をされても抵抗できなく、されてしまいます」
太ももから少しずつ這い上がるように指先をその秘部へ這わせる。服の上からでもわかるような筋が刻まれていて、当たりだと言わんばかりに撫でてやれば間違いなく反応するはずなのに……やはりシアは声を漏らさない
辿り着いたのだ、望み通りに支配してやろう
「ん、くっ…ふぅ──っ!」
濡れそぼったそこに、これまでの愛撫で高まった肉棒を一気に押し込んだ。シアは強めの吐息を上げるけど、やはり喘ぎ声のひとつも無い
「ん…有機コネクタ、接続確認……生体情報、取得…っ。プロトコル、作動っ…強制隷属……この変更は、不可逆的……っ」
一瞬、ほんの一瞬だけ、シアが恍惚の表情になった。それこそ僕の全てを受け入れて塗り潰すような、強い色が混ざった───そこから先の顔はすぐに元の無機質なものに戻ってしまったけど
「っ…完全に、マスターのモノにされてしまいました。ええ、如何様にでも。種を蒔きたいのであれば、このまま───ん、うっ」
かくかくと、腰を前後させる。無遠慮に、力任せに、シアを欲望のままに蹂躙する。快楽の為に動く腰とは真逆に……やはり喘ぎ声ひとつあげずにそれを受け入れるだけ
「んっ、ふっ、うっ……く、は……」
でも、その無反応さにかえって興奮するのも事実。無機的な瞳に、その無抵抗な身体に……僕の興奮は高まる一方だ
「………え?あぁ…すいません、先程も申し上げた通り、声が出にくいものでして…ちゃんと、快楽を感じてはいるのですよ?」
気持ちいいか、と問えば、やはり変わらない無機質な声でそう答えるシア。そして……
「………あんっ。あんあんっ、気持ちいいです…」
演技は上手くない。童貞でも、一発でわかる嘘喘ぎ──それに惨めさを煽られるような気がして、かえって興奮してしまう
「あん、あん………これで、良いのでしょうか…。当機ができること、少ないものですから………あん」
声が出にくいだけで、感じてはいるらしい───というのを加味しても、シアは僕よりも圧倒的に強い。僕の乱暴な腰の動きを受け止めるように、彼女自身も腰を動かしている
「んぁ……は、ふぅっ。あん、あんっ……これでは、堕とされてしまいます…」
僕に絡みつく肉襞のひとつひとつが強烈な快楽を与えてくるというのに……シアの口から漏れてくる声はどこまでも無感情で事務的なものだ。だがそれが余計に僕の興奮に薪を焚べるようで───肉棒に伝わる強い刺激と耳に届く声から来る快感に身を任せて更に激しく腰を打ち付けた
「あ、ん…?性器の膨張を確認……射精、なさるのですね。ええ、どうぞ」
淡々とした声と表情は変わらずに、シアが僕の腰の動きを受け入れるように足を絡めた。そして───
「んっ……く、は……」
シアの膣内に精を放つ。……やはり、その無感情さは変わらないままだが、それでも僕の射精を受け止めるように腰を震わせた。そしてそのままゆっくりと肉棒を引き抜こうとすれば───それは許さないとばかりに腰に絡められた足が力を増した
「……待ってください」
一瞬の間に、首に両手が回されて──そのまま、強引に唇を奪われる
「ん、む〜〜っ。ぷぁ………余韻は、大切ですから…んむっ。れ……あの、舌出してください。早く」
有無を言わせぬ雰囲気に逆らえず、思わず舌を差し出して───
「れー……んちゅっ、ん、れる……んー…………もっと強くやりましょうか」
一瞬離れて、目を細めてシアが言う。抵抗する間も無く、また先程と同じように貪るようなキスが始まった
「んっ……ぢゅっ!はぁ…むっ…!ん、れぇ………あ、舌下げないでください。ほら、もっともっと……んれぇ」
首裏に回された腕に力を込められて、舌を出す形を強いられる。それこそ舌を絡ませ合うようなキスをひたすら繰り返されて───当然その間もずっとシアの膣肉はきゅうきゅうと僕の肉棒を責め立てているわけで
「んむー……!んっ、ふぅっ!……あ、いつ射精しても構いませんから…というより、出してください。私が動かして差し上げますから」
腰に巻き付いた足の動きが、僕に無理矢理腰を振らせるそれになる。もう射精感がすぐそこまで来ていた僕に、そこから引き返せるはずも無かった
「んじゅっ!んちゅっ、んっ……ん〜〜〜っ…!ぷぁ───あむっ。んっ、じゅる……れぇ〜っ……」
乱暴な、貪るようなキス───その最中でも、シアの技術はめきめきと成長していく。挿入し、腰を振らされているという状況を加味しても、余りにもキスから与えられる快楽が多すぎた
「じゅるっ!れぅ、むっ……。んふっ!?んんっ!!ちゅぷっ……」
もうどこが気持ちよいのかすらわからないほど肉襞が絡みつくシアの膣内で、しかもそれが呼吸すらも許さないと言わんばかりの強引さの中で───それでもまたすぐに限界は訪れてしまった
「ん、ん〜〜っ………ぷは……ふふ、出ましたね…」
為す術なく射精させられて、ようやくキスと腰が止まる。一瞬萎えた肉棒はしかし、シアの膣内では大きさを変える事はない
「ん……生体情報、確保充分。肉体改良…」
そう呟いたかと思えば───膣内がうねるように、僕の肉棒にフィットするように動き出した。このままでも、腰が抜ける程の快感だというのに…
「……?あぁ、当機の身体にマスターの精液を取り込めば、当機はそれを元に身体を変化させるのです。あなた様が当機を犯せば犯すほど、この身はあなた様専用となっていきますので……」
変わらず無表情のまま、どこか淡々とした口調でシアは言う。その言葉通り───僕の肉棒にフィットするように蠢いていた膣内が、どんどん強い快楽を与えてくるそれに変わっているのがわかった
「んっ…ふふ、このまま、何度も何度も射精して…この身を、あなた様専用の性処理玩具にしてしまいましょう…?大丈夫、当機に全てお任せを───」
────す、ストップ!
「……これは」
耐えきれずにそう叫ぶと、シアの動きが完全に止まる
「筋肉の動き一つまで、マスターの支配下ですから。そのように言われれば、当機の身体はそれに従うのです」
つまりは、停止のコマンド。シアの動きは完全に止まる───その命令をキャンセルするまでは。目の前で静かに笑う彼女は……やはりどうしようもなく僕の全てを受け入れている気がした
「……むう、少し残念ですが…どうぞ、身動きできない当機に、好きに射精していただいて構いませんよ。何をされても抵抗できませんし……勿論許可など取らずとも、どうぞ」
表情の変わらない顔に、ベッドに投げ出された極上の身体。先程までのが悪かった訳ではないが、それでもやはりこのシチュエーションに興奮しない男なんていないだろう。僕はそのまま───
「ん……ふふ、あんあんっ…大好きに、させられてしまいます…」
必ず、その口から嬌声を引き出してみせる……と息巻いてシアを犯したが、結局は何度腰を振ろうとも、吐息以上のものを引き出すことは叶わなかった
──────────────────
「あ、マスター、今は……あう、見られてしまいました…」
あれから、数日。シアの元を尋ねてみれば、今日のシアはなんだか様子がおかしかった。まず、その格好だ。いつもの白いドレスはどこへやら───というよりも、服どころか角や翼脚までもが黒く変色している
「定期的に、こうなってしまいまして……いえ、何か不調がある訳ではないのですが……とにかく、醜態をお見せしてしまいました」
ばつが悪そうに眼をそらして答えるシア。ちょっとかわいい。別に醜態でもないよ、とフォローを入れつつ、その黒い翼と尻尾に目を奪われる。普段の白の下に隠れた黒は、どこか独特な魅力がある
「少し経てば元に戻りますから、ご心配なく。それで、ええと……見た目が変わるというのは、そんなに良いものでしょうか」
無遠慮に向けた性欲を察せられたのだろう、シアが苦笑して言う。いつもと違う格好、というのはそれだけでも十分魅力的なものだ
「そういう事であれば、私の身体は………あ」
どうも一人称まで崩れてしまうらしい。慌てて取り繕うシアは可愛らしいが、確かに「私」と言う彼女というのもなかなか新鮮だ
「…………むう、ままなりませんね。……こほん、ええとですね……今だけなので、良ければお好きになさってください」
長い思案の末そう言うと、両手を背中に回し、胸を強調するようなポーズをとる。黒い衣服に彩られた、幾度となく弄んだ胸は……そのサイズが変わっていないにも関わらず、どこか淫靡な魅力を放っていた
慣れた手つきで、いつものように手を伸ばせば────
「………んっ♡」
そこには、いつもの吐息とは違う、確かな熱のこもった声が漏れてきた。視線が交差して──僕と同じ、困惑の混じった瞳が返ってくる
「ええと、マスター。今の私、少し様子が──ん、んんっ♡!?あっ……は、あふっ……♡」
乱暴にそのたわわな胸を掴み上げれば、抑えることもできずに嬌声をあげる。いつもの無表情と吐息からは想像もつかないような快楽の色が感じ取れた
「ま、マスターっ♡あの───んんっ!んむ♡」
驚愕しているシアの唇を強引に奪う。舌先で蹂躙しながら胸を揉みしだけば、長い尻尾がばたばたと暴れ回るのがわかる
「ぷぁ……!♡ま、マスターっ!♡あっ、ああっ!♡やんっ……!♡」
驚いたようなシアの制止も聞かずに、激しく胸を揉みしだく。初めて聞く嬌声は、やっぱり普段の無表情からは想像もつかないような発情した雌のそれだ
「んぁんっ!♡っ……あんっ♡こ、声がっ…♡抑えられな……やぁっ♡」
長い舌をしゃぶるように絡め合わせる。掌に収まり切らない程のそれをぐにぐにと揉みしだけば、口内で熱い吐息が混ざり合うのがわかる
「んふっ♡あ、はぁん……♡」
その手の内に感じる感触もやはり極上だ。胸を揉む力を少しずつ強めながらキスを続けていると───シアの身体から力が抜けていっていることにふと気付いた
「……はぁ、んぅっ♡ちゅっ……んっ?いや───ん、んむぅっ!?♡はふっ……ちゅるっ!♡」
その隙をついて、より深く舌を絡め合う。シアの舌を吸い上げながら胸を揉みしだけば、また違った嬌声が耳に届いてきた
「やぁっ……♡あふ……マスターぁ……♡」
長い尻尾が腕に巻き付いてくる。もう完全に抵抗の意志を失ったらしい彼女はとろんとした瞳を向けてきた───そんな姿も可愛らしいものだと思いながら、壁に手をついて尻を向けろ、と命令をする
「……っ、は、はい……」
どんな状況にあっても、根底に刻まれた強制隷属がシアの身体を支配する。言われるがままにこちらへ臀部を向けてくるシア。いつもの無表情に少しだけ期待の色が乗っているのを見逃しはしない。その背中に覆い被さるようにして───そのまま肉棒を挿入した
「んぁっ!♡あっ、あ……あつっ…♡こんなの、知らな……っ♡うぅ……マスターぁ……♡」
快楽に蕩けきった声色が、僕の性欲を刺激する。これが白い方のシアなら、今頃は嘘喘ぎを聞かされていただろう。それが悪いとは言わないが、今のシアには、白いシアが持たない魅力がある
「あ、はぁっ♡いぁっ……くぅ……♡ああっ!あんっ♡あっ───マスターぁ♡」
きつく締まった膣内をこじ開けるように肉棒を突き入れる。いつもなら無機質な声で喘がれるのも悪くないし興奮するのだが、やはりこうして雌としての反応を返してくれるのも滾るというものだ
「……っ?あの、何か……んうっ!?やぁっ……!なんっ……でぇ……♡はげひっ────〜〜〜〜ッ!!♡♡」
そんなシアに興奮しているからか、僕のモノも普段以上に高ぶっている。上下する動きから一転、今度は子宮口まで一気に貫くピストン───それを何度も何度も繰り返せば、すぐにシアの声は切羽詰まったものに変わり始めた
「はげっ♡激しっ……んあっ!あんっ……!あぎぃ……♡ふっ……あぉお゛んっ♡♡おぉっ!?いぁっ♡おっきいっ……はぁんっ♡♡」
この数日ですっかり僕専用に開発された肉襞がきゅうきゅうと締め付けてくるのを無理やり振りほどくように何度も腰を打ち付ける。時折、いつものように演技をしてみろ、と言葉を放ってみれば
「っ〜〜〜!♡♡む、りですっ…あぎっ!♡も、もう……私、わたしぃっ♡♡」
やはり普段の平坦な口調とは裏腹に嬌声は途切れずシアの口から溢れていった。普段の無表情とのギャップに興奮すると共に────そんな自分に怯えるようにして小さく身体を震わせる様は、なんとも嗜虐心を煽られて堪らない
次第に限界が近付いてくる。ルーツやボレアスとした時のように、孕め孕めと声が口から漏れた
「っ〜〜〜〜!♡♡♡命令…受諾、しまひ……あ゛っ!♡あ゛っ♡あぁんッ!♡♡」
しかし、それはシアにとっては命令となる。僕の口から溢れた命令が、シアの身体の奥底を操り始める。と同時に、シアの膣内が激しく痙攣し始め───
「あぎっ……!♡マスター……射精、お願いしますっ…♡───んぉお゛っ!?♡イ、イキますっ…♡♡あっ、あぁああぁあぁああ〜〜〜〜ッッ!!!♡♡♡」
本日一発目。普段の無表情からは想像もつかない程に乱れに乱れたシアの膣内が僕のモノを締め付けて精液を要求してくる。その刺激に耐え切れるはずもなく、僕はそのまま彼女の子宮へと精を放った
「はーっ……♡はーっ……♡……んむぅっ!?♡ちゅるっ……!んっ、ふぅ……っ♡んむぁ……♡」
余韻を味わうように、痙攣するシアに口付けをすれば、また普段とは違う反応が返ってくる。まるでこちらをねだるような───
「ん、ふぅ……♡この私は、どうも抑えが効かないようです。あのような、はしたない……」
恥じ入るように顔を俯ける。普段とのギャップに、僕のモノは萎える所かさらに硬さと大きさを増していく
「………まぁ、このような声を出す機会はあまりありませんから。もっと、聞いておきますか?」
尻を小さく揺らしながら、腰を押し付けてくるシアに対して──強く、その尻を揉みしだいて返した